ジーザス、エブリワン!キートンです。
分かりやすくまとめて欲しいなあ。。
こういった疑問にお答えします。
福音、アーメン、再臨などなど、キリスト教や聖書にはたくさんの専門用語があります。
しかし、それらはどれもぱっと見で意味を理解するのが難しく、かと言って1つ1つを調べていくのも面倒ですよね。
専門用語が分からなければ、キリスト教を学ぶ際や聖書を読む際に苦労をし、挫折してしまう可能性も高いです。
そこで今回は、クリスチャンの僕がかっこいいキリスト教や聖書の主な用語を50個
全く知識がない方にも分かるようにかみ砕いてまとめてみました!
いやー、僕って紳士!まじジェントルマン!!
もちろんこれが全部ではないですが、基本的なものは大体押さえているので、楽しく学んで教養を増やしていきましょう。
目次
- 1 【かっこいい】主なキリスト教・聖書用語を50個クリスチャンがまとめてみた
- 1.1 ①証(あかし)
- 1.2 ②贖(あがな)い
- 1.3 ③アガペー
- 1.4 ④安息日(あんそくじつ、あんそくにち、あんそくび)
- 1.5 ⑤アーメン
- 1.6 ⑥イースター
- 1.7 ⑦割礼(かつれい)
- 1.8 ⑧カナン
- 1.9 ⑨義(ぎ)
- 1.10 ⑩キリスト(メシア)
- 1.11 ⑪教会
- 1.12 ⑫悔い改め
- 1.13 ⑬偶像
- 1.14 ⑭クリスチャン
- 1.15 ⑮クリスマス
- 1.16 ⑯契約の箱
- 1.17 ⑰ゲッセマネの祈り
- 1.18 ⑱献金
- 1.19 ⑲最後の晩餐
- 1.20 ⑳最後の審判
- 1.21 ㉑再臨
- 1.22 ㉒サタン(悪魔)
- 1.23 ㉓山上の説教(垂訓)
- 1.24 ㉔三位一体(さんみいったい)
- 1.25 ㉕使徒
- 1.26 ㉖シャローム
- 1.27 ㉗主(しゅ)
- 1.28 ㉘主の祈り
- 1.29 ㉙十戒
- 1.30 ㉚受肉(じゅにく)
- 1.31 ㉛聖書
- 1.32 ㉜聖霊
- 1.33 ㉝聖餐(せいさん)式
- 1.34 ㉞洗礼式(バプテスマ)
- 1.35 ㉟罪
- 1.36 ㊱デボーション
- 1.37 ㊲天使
- 1.38 ㊳伝道(宣教)
- 1.39 ㊴七つの大罪
- 1.40 ㊵ハルマゲドン
- 1.41 ㊶ハレルヤ
- 1.42 ㊷福音(ふくいん)
- 1.43 ㊸ペンテコステ
- 1.44 ㊹奉仕
- 1.45 ㊺牧師・神父
- 1.46 ㊻ホサナ
- 1.47 ㊼御心(みこころ)
- 1.48 ㊽赦(ゆる)し
- 1.49 ㊾預言者
- 1.50 ㊿礼拝
- 2 まとめ:かっこいい基本的なキリスト教・聖書用語を押さえよう!
【かっこいい】主なキリスト教・聖書用語を50個クリスチャンがまとめてみた
それでは、上からあいうえお順で書いていくので、辞書代わりにお使いください!
①証(あかし)
神が与えてくださった救いや恵みなどを他の人に伝えること。
証は信仰を深めたり、他の人にキリストのことを伝えたりするために大切だと考えられています。
例えば、
心から感謝します。
みたいな感じで、自身の体験談を他の人に共有します。
証は教会の礼拝の中で行われることもあれば、日常生活の中で行われることもありますね。
中には、ヤクザからキリストと出会って牧師になったという方もいたりして、こんなエピソードも強烈な証になります。
インパクト半端じゃないですよね!
「あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。」
(ヨハネによる福音書5章39節)
②贖(あがな)い
代価を払って買い取るという意味で、聖書の中では罪からの救いを意味することが多いですね。
私たち人間はアダムとイブが罪を犯して以来、神との関係が壊れ、罪の奴隷となってしまいました。
しかし、神は人間を愛しているがゆえに、大切な独り子であるイエスキリストを地上に送られ、いけにえとして十字架に架けられました。
こうして、神の子であるキリストの血という尊い代価・犠牲によって、
神は私たちを罪から救い、神との関係を回復させてくださったんですね。
「わたしたちは、御子にあって、神の豊かな恵みのゆえに、その血によるあがない、すなわち、罪過のゆるしを受けたのである。」
(エペソ人への手紙1章7節)
③アガペー
見返りを求めない“無償の愛”のことで、神の愛であり、キリストの愛。
これは無条件かつ自己犠牲的な愛であり、神が人間に対して持っている愛です。
イエスキリストが私たちのために十字架で死なれたのは、まさに究極のアガペーだと言えます。
見返りを求める愛である
- 性愛・男女の愛(エロス)
- 友情・兄弟愛(フィリア)
- 家族・親子愛(ストルゲー)
とは区別され、本来人間が持っていない愛です。
聖書にもこのアガペーに関する教えが多く、イエスは敵さえも愛しなさいと語られました。
「しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ。(中略)46あなたがたが自分を愛する者を愛したからとて、なんの報いがあろうか。そのようなことは取税人でもするではないか。」
(マタイによる福音書5章44~46節)
✅詳しくは、【解説】”アガペー”の意味とは?キリストの愛は無償の愛!?をどうぞ
④安息日(あんそくじつ、あんそくにち、あんそくび)
1週間に1度の何もしてはいけないと定められた日のこと。
キリスト教では主にイエスが復活したとされる日曜日が安息日となっており、
この日は1週間の仕事や活動から離れて、教会に集まって神を礼拝するのが一般的です。
安息日は礼拝と休息のために神が定めた聖なる日であり、神が天地創造をされた際、7日目に休まれたことが由来となっていますね。
「こうして天と地と、その万象とが完成した。 2神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。 3神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。」
(創世記2章1~3節)
✅詳しくは、【キリスト教用語】”安息日”とは?絶対に働いちゃいけない日!?をどうぞ
⑤アーメン
ヘブライ語やアラム語でまことに、確かになどを意味する言葉。
“私もそう思います”という同意の言葉であり、主に賛美歌や祈りの最後などで使われます。
例えば、教会の礼拝で牧師が祈りを終えるときに、信徒たちも共に”アーメン”と言って、その祈りに同意するんですね。
一般的にもよく知られているフレーズであり、今どきの言葉で言うと、”それな!”が近いです。
「どうか、力が世々限りなく、神にあるように、アァメン。」
(ペテロの第一の手紙5章11節)
✅詳しくは、【それな】アーメンの意味とは?使い方もクリスチャンが教えますをどうぞ
⑥イースター
イエスキリストの復活を記念する日のこと。
クリスマス、ペンテコステと並んでキリスト教3大行事の1つであり、クリスマスをも上回るキリスト教における最も重要なイベントです。
何しろイエスの復活は、キリスト教の根幹ともいえる出来事ですからね。
イエスは十字架で死なれた後、3日目に復活され、ご自分が神の子で救い主であることを証明されました。
このイエスを信じることで私たち人間は罪がゆるされ、永遠の命が与えられます。
つまり、イースターは、キリスト教にとって新しい生命と再生の象徴なのです。
「さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリアともう一人のマリアが、墓を見に行った。すると、大きな地震が起こった。主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのである。その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。天使は婦人たちに言った。『恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。」
(マタイによる福音書28章1~6節)
イースターには卵やうさぎなどのシンボルがあり、毎年“春分の日以降の最初の満月から数えた最初の日曜日”に祝われます。
ちょっと何言ってるか分からないですが、まあ大体3月から4月の間くらいですね!
✅詳しくは、【重要行事】”イースター”の意味とは?イエスの復活を祝う日!?をどうぞ
⑦割礼(かつれい)
生後8日目に男児の性器の前の皮(包皮)を切除する儀式のこと。
元々はユダヤ教の伝統であり、男性信徒が神との契約の印として行う儀式です。
つまり、割礼によって神との契約関係に入ることができ、ユダヤ共同体の一員になれるということですね。
割礼は、神がユダヤ人の始祖であるアブラハムに契約のしるしとして割礼を命じたのが由来になっています。
「神はまたアブラハムに言われた、「あなたと後の子孫とは共に代々わたしの契約を守らなければならない。あなたがたのうち 10男子はみな割礼をうけなければならない。これはわたしとあなたがた及び後の子孫との間のわたしの契約であって、あなたがたの守るべきものである。」
(創世記17章9、10節)
ただし、一部の宗派を除いてキリスト教では割礼を行いません。
なぜなら、キリスト教では割礼といった物理的な行為よりも、キリストへの信仰のほうが大切だからです。
しかし、これが結果的にキリスト教が世界に広まる要因になりました。
✅詳しくは、【聖書】割礼とは?どこを切るのか、何のために行われるのかなど解説をどうぞ
⑧カナン
神がアブラハムの子孫、つまりイスラエル人(ユダヤ人)に与えると約束された土地のこと。
“約束の地”、”乳と蜜(みつ)の流れる地”とも呼ばれます。
「わたしはあなたと後の子孫とにあなたの宿っているこの地、すなわちカナンの全地を永久の所有として与える。そしてわたしは彼らの神となるであろう」。」
(創世記17章8節)
ユダヤ人にとってカナンの地は、いわばユダヤ人発祥の地であり、神に与えられた永遠の希望の地です。
だからこそ、争ってでも得たい場所であり、それが現代も続く”パレスチナ問題”に繋がっています。
✅詳しくはカナンの地とは?どこにあってどんな歴史があるの?【約束の地】をどうぞ
⑨義(ぎ)
神の前で正しいと認められることで、罪と対立する概念です。
人の目から見た正しさではなく神の目から見た正しさであり、その意味で義なる人間は誰もいません。
「次のように書いてある、「義人はいない、ひとりもいない。 11悟りのある人はいない、神を求める人はいない。」
(ローマ人への手紙3章10、11節)
本当の意味で義なのは神のみであり、私たちから見たら善人に見える人でも必ず罪を犯しているのです。
しかし、神はキリストを救い主だと信じる者を義なる者だと認めてくださいます。
なぜなら、私たちはキリストを信じることで罪がゆるされるからです。
「それは、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、すべて信じる人に与えられるものである。そこにはなんらの差別もない。」
(ローマ人への手紙3章22節)
つまり、人は行いによってではなく、キリストへの信仰によって義とされるということですね。
⑩キリスト(メシア)
救い主を意味する称号。
ギリシャ語ではキリストですが、ヘブライ語ではメシアとなります。
キリスト教では、イエスという人物が神が人類の罪をゆるすためにこの世に送った救い主だと信じられており、
だからこそイエスはイエスキリストと呼ばれるのです。
「キリストは必ず苦難を受け、そして死人の中からよみがえるべきこと、また「わたしがあなたがたに伝えているこのイエスこそは、キリストである」とのことを、説明もし論証もした。」
(使徒行伝17章3節)
ちなみに、イエスという名前は当時、今でいう太郎くらいありふれた名前だったんだとか。(意外な事実)
✅詳しくは【完全版】イエス・キリストとはどんな人?その生涯を簡単にまとめてみたをどうぞ
⑪教会
キリストを信じる者たちの集まりのこと。
教会は建物のことだと思われがちですが、本来の意味はこちらです。
つまり、キリストを信じる者が集まれば、
- トイレであろうが
- 電車であろうが
- 公園であろうが
そこは教会なのです!
教会は誰でも気軽に立ち寄れるので、あなたも遠慮なくお越しください!
「キリストが教会のかしらであって、自らは、からだなる教会の救主であられるように、夫は妻のかしらである。」
(エペソ人への手紙5章23節)
✅詳しくは、キリスト教の”教会”ってどんな場所?誰でも行っていいの?をどうぞ
⑫悔い改め
罪から離れ神に立ち帰ること。
神に背を向けた状態が罪であり、そこから神に向き直るのが悔い改めなんですね。
回心とほぼ同じ意味ですが、ただ悔やむだけの後悔とは区別されます。
私たち人間は誰もが罪人なので、悔い改めてキリストを信じることは全ての人に必要です。
しかし、神は憐れみ深い方なので、私たちが罪を認めて悔い改めたときにその罪をゆるしてくださるんですね!
「だから、自分の罪をぬぐい去っていただくために、悔い改めて本心に立ちかえりなさい。」
(使徒行伝3章19節)
✅詳しくは【聖書】悔い改めよの意味とは?使い方も含めてクリスチャンが解説をどうぞ
⑬偶像
真の神以外の人間が造り出した神々のこと。
例えば、日本でいうと、お地蔵さんや仏像なんかが偶像にあたりますね。
こうした偶像を拝むことを偶像礼拝といい、唯一の神を信じるキリスト教において禁止されています。
「あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水のなかにあるものの、どんな形をも造ってはならない。 5それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。」
(出エジプト記20章4、5節)
また、偶像は目に見える具体的な像だけでなく、
- アニメ
- ゲーム
- 仕事
- 恋愛
など真の神以外のものを優先にしてしまうと、それも偶像崇拝になり得ます。
✅詳しくは、“偶像崇拝”の意味とは?目に見える神を拝むこと!?をどうぞ
⑭クリスチャン
キリスト教徒のこと。
クリスチャンはイエスキリストを信じており、その教えに従って生きようとします。
日本では明治時代以前に、キリスト教徒のことを”キリシタン”と呼んでいました。
クリスチャンは世界に約24億人ほどおり、これは人類のおよそ3人に1人がクリスチャンということになります。
アンティオキアで初めてイエスの弟子たちがクリスチャンと呼ばれたときは、馬鹿にする意味でのあだ名でした。
「彼を見つけたうえ、アンテオケに連れて帰った。ふたりは、まる一年、ともどもに教会で集まりをし、大ぜいの人々を教えた。このアンテオケで初めて、弟子たちがクリスチャンと呼ばれるようになった。」
(使徒行伝11章26節)
しかし、やがて弟子たちは、クリスチャン(キリスト者)という呼び名を好んで使うようになったのです。
✅詳しくは、クリスチャンの意味とは?信仰歴28年の僕が教えます!をどうぞ
⑮クリスマス
イエスキリストの誕生をお祝いする日のこと。
イースター、ペンテコステと並んでキリスト教3大行事の1つで、世界中の多くの人に愛されています。
決して恋人同士でいちゃつくだけのリア充イベントではありませんよ!!(怒)
クリスマスを直訳すると”キリストのミサ”となり、これはキリストを礼拝するという意味です。
救い主であるイエスキリストによって、全ての人類に救いの道が開かれました。
そんな方がお生まれになったとなれば、これは祝うしかないでしょう!!
「きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。」
(ルカによる福音書2章11節)
✅詳しくは、“クリスマス”の意味とは?イエスキリストの誕生日じゃない!?をどうぞ
⑯契約の箱
モーセという人物が神から授かった十戒という法律を刻んだ石板を入れた箱のことです。
契約の箱は金で覆われた木の箱で、上には金の天使が飾られていました。
また、契約の箱はとても神聖なものとされており、祭司たちが担いで移動したり、
“至聖所(しせいじょ)”という神殿の最も聖なる場所に置かれたりしました。
箱の中には十戒の石板のほかに、マナという神が与えた食べ物や、アロンという人の杖などが入っていたとされています。
なぜ契約の箱かというと、箱に収められた十戒が神とイスラエルの契約の基礎となる神の言葉だからです。
「あなたは贖罪所を箱の上に置き、箱の中にはわたしが授けるあかしの板を納めなければならない。 22その所でわたしはあなたに会い、贖罪所の上から、あかしの箱の上にある二つのケルビムの間から、イスラエルの人々のために、わたしが命じようとするもろもろの事を、あなたに語るであろう。」
(出エジプト記25章21、22節)
さらに、契約の箱は神の存在の象徴であり、歴史の様々な出来事を通してイスラエル人たちを導きました。
んー、ミステリアス!
✅詳しくは【聖書】契約の箱とは?本物は現在どこにある?【失われたアーク】をどうぞ
⑰ゲッセマネの祈り
イエスが十字架に架かる前日にゲッセマネという場所でしたお祈りのこと。
ゲッセマネとは、オリーブ山のふもとにある園のことですね。
「それから、イエスは彼らと一緒に、ゲツセマネという所へ行かれた。そして弟子たちに言われた、「わたしが向こうへ行って祈っている間、ここにすわっていなさい」。」
(マタイによる福音書26章36節)
弟子たちと最後の晩餐を終えた後のことで、イエスは自らがこれから直面する苦難について神に祈りました。
イエスはこの祈りの中で、もし可能であればこの苦難が自分から取り除かれるようにと願いましたが、最終的には神の意志を受け入れます。
✅詳しくは【解説】ゲッセマネの祈りの意味とは?クリスチャンが答えますをどうぞ
⑱献金
神への感謝を込めて教会の維持や伝道などのためにささげられるお金のこと。
礼拝の際に集める集会献金や、信徒が毎月収入の10分の1をささげる月定献金(10分の1献金)などがありますが、どれも強制ではありません。
誤解されがちですが、献金をささげるか、またいくらささげるかは個人の判断に任されているのです!
なぜなら、献金で大切なのは、金額などよりも心からささげる気持ちだから。
「各自は惜しむ心からでなく、また、しいられてでもなく、自ら心で決めたとおりにすべきである。神は喜んで施す人を愛して下さるのである。」
(第2コリント9章7節)
ただ、喜んでささげるときに、神が豊かな祝福を与えてくださるのは間違いありません!
✅詳しくは、【Q&A】教会の”献金”とは?強制じゃない!?をどうぞ
⑲最後の晩餐
イエスが十字架に架かる前日の夜に弟子たちと共にした最後の食事のこと。
「夕方になって、イエスは十二弟子と一緒に食事の席につかれた。 21そして、一同が食事をしているとき言われた、「特にあなたがたに言っておくが、あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている」。」
(マタイによる福音書26章20、21節)
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画でもおなじみのシーンですね。
しかし、これは決してハッピーな食事会ではなく、イエスの口から、
といった悲しすぎる予告たちが飛び出します。
最後の晩餐では、イエスはパンとぶどう酒を自分の体と血に見立てて弟子たちに与え、自分の死と復活の意味を説明しました。
これが後でご紹介するキリスト教の重要な儀式、聖餐(せいさん)式の由来です。
✅詳しくは最後の晩餐とは?参加者13人の名前などわかりやすく解説【聖書】をどうぞ
⑳最後の審判
この世の終わりにイエスキリストが再び地上に来られ全人類を裁くこと。
その際に人間は永遠の祝福か永遠の滅び、つまり天国か地獄かに分けられます。
裁かれるのは生死を問わず全ての人間であり、生前の行いも見られますが、
裁きの最も大きな基準は、生きている間にキリストへの信仰を持っていたかどうかです。
「そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように、」
(へブル人への手紙9章27節)
これによって、天国行きか地獄行きかが決まるんですね。
ただし、最後の審判がいつ来るかは神しか知らず、そのときは思いがけないときにくると聖書に書かれています。
「だから、あなたがたも用意をしていなさい。思いがけない時に人の子が来るからである。」
(マタイによる福音書24章44節)
✅詳しくは、【ヨハネの黙示録】最後の審判とは?いつ来るのかなど解説【聖書】をどうぞ
㉑再臨
イエスキリストが将来再びこの世界に来られること。
イエスは2000年ほど前にこの世界に来られ、十字架で死なれた後に復活し、昇天されました。
しかし、その際に、天使が弟子たちにイエスが再び戻って来られることを告げたのです。
「イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて 11言った、「ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」。」
(使徒行伝1章11節)
イエスが最初に来られたのは私たち人間の罪を取り去るためでしたが、
次に来られるのは、救いの完成と神の国の実現のためです。
再臨はクリスチャンにとって信仰生活の大きな希望であり、神の計画が完成するときなんですね。
㉒サタン(悪魔)
悪の象徴とされる霊的な存在のこと。
サタンはいわばキリスト教における悪のボスであり、神に敵対し、誘惑や嘘などを通して人間を罪に導く存在です。
サタンはかつてはルシファーという神に仕える天使でしたが、神に反逆して堕天使になったとされています。
ちなみに、サタンと共に堕落した天使たちが”悪霊”ですね。
サタンは現在も私たち人間を滅ぼそうと働いていますが、サタンは既にイエスの十字架と復活によって敗北しており、
やがて地獄に落とされると聖書は預言しています。
「そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。」
(ヨハネの黙示録20章10節)
✅詳しくは【聖書】悪魔(サタン)とは?その正体をクリスチャンが解説しますをどうぞ
㉓山上の説教(垂訓)
イエスキリストが弟子たちや群衆に向けて語られた教えのこと。
語られたのが山の上だったので、この名前が付きました。
これは世界一有名な説教と言っても過言ではなく、
などなど、キリスト教を代表する教えや名言が散りばめられています。
「しかし、わたしはあなたがたに言う。悪人に手向かうな。もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい。」
(マタイによる福音書 5:39)
また、豚に真珠や狭き門など、現在も使われる言葉の由来となった聖句も多いですね。
✅詳しくは、【解説】”山上の垂訓(説教)”とは?イエス・キリストの名言集!?をどうぞ
㉔三位一体(さんみいったい)
神は、
- 父なる神(“創造主”)
- 子なる神(”イエス・
キリスト”) - 御霊なる神(”聖霊”)
という3つの位格(人間で言う人格)を持っているという考え方のこと。
これらの3つの位格は、それぞれ違った性格や役割を持っています。
ただし、これは神が3人いるというわけではなく、あくまでも1つの神の中に3つの位格があるという考え方。
ですから、1人の神を信じる一神教とは矛盾しないのです!
しかし、今やキリスト教の多くの宗派で正統とされている考え方で、この考えを否定すると異端扱いされるほど重要です。
「それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、 20あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。」
(マタイによる福音書28章19節)
✅詳しくは、【解説】”三位一体”の意味とは?神様は1つで3つ!?をどうぞ
㉕使徒
キリストのことを伝えるために遣わされた者のこと。
人気アニメ”新世紀エヴァンゲリオン”でも名前が出てくるので、おなじみかもしれませんね!
使徒の中でも、最初にイエスに選ばれた12人は”12使徒”と呼ばれ、キリスト教の歴史や聖書に重要な役割を果たしました。
「十二使徒の名は、次のとおりである。まずペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレ、それからゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、 3ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、 4熱心党のシモンとイスカリオテのユダ。このユダはイエスを裏切った者である。」
(マタイによる福音書10章2~4節)
また、後に12使徒に加えて、復活したイエスから直接選ばれたパウロも使徒に任命されています。
使徒たちはイエスの昇天後、世界中を旅してキリストのことを伝えました。
✅詳しくは【完全版】イエスの12使徒とは?殺され方が残酷だった?
✅【聖書】使徒パウロとはどんな人?その生涯をまとめてみたをどうぞ
㉖シャローム
ヘブライ語で平和を意味する言葉。
日本語でいうと“こんにちは”に当たり、ユダヤ人はあいさつとして使用していました。
また、この言葉は心の平安や精神的な安定を表現する際にも使われ、相手の平和や幸せを願う表現です。
復活したイエスが、弟子たちに最初に語られた言葉もシャロームです。
「その日、すなわち、一週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人をおそれて、自分たちのおる所の戸をみなしめていると、イエスがはいってきて、彼らの中に立ち、「安かれ」と言われた。」
(ヨハネによる福音書20章19節)
㉗主(しゅ)
神を表す称号の1つ。
神に対する畏敬の念が込められており、敬虔な態度を示すために使用されます。
実際、クリスチャンも祈りや礼拝などで、
みたいな感じで”主”という言葉をよく使いますし、聖書の中でも何度も出てきますね。
また、新約聖書では、神の子であるイエスキリストに対しても”主”という言葉が使われています。
「トマスはイエスに答えて言った、「わが主よ、わが神よ」。」
(ヨハネによる福音書20章28節)
㉘主の祈り
イエスキリストが弟子たちに教えられたお祈りのこと。
この祈りは、クリスチャンが日々の礼拝や個人的な祈りの際に使う基本的な祈りの形とされています。
イエスがお祈りについて語られたのはこれだけで、内容はプロテスタントの訳だと以下の通りです。
「だからこう祈りなさい。
『天にまします我らの父よ。願わくは御名(みな)をあがめさせたまえ。御国(みくに)を来たらせたまえ。みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。
我らの日用(にちよう)の糧(かて)を今日も与えたまえ。我らに罪を犯すものを我らが赦(ゆる)すごとく、我らの罪をも赦したまえ。
我らを試(こころ)みにあわせず、悪より救いいだしたまえ。国と力と栄えとは、限りなく汝(なんじ)のものなればなり。アーメン。』」
(マタイによる福音書6章9節〜13節 新共同訳)
そのためキリスト教においてとても重視されており、キリスト教のほとんどの宗派において唱えられています。
✅詳しくは、【完全解説】”主の祈り”の意味って?キリストのお祈りの見本!?をどうぞ
㉙十戒
神がモーセという人物を通してイスラエルの民に与えた10の規則や命令のこと。
これらの掟(おきて)は、神と人との関係や人と人との道徳を示しています。
十戒は2枚の石版に記されており、具体的な内容は以下の通りです。
◎十戒のまとめ
- あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。
- あなたはいかなる像も造ってはならない。
- あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
- 安息日を心に留め、これを聖別せよ。
- あなたの父母を敬(うやま)え。
- 殺してはならない。
- 姦淫(かんいん)してはならない。
- 盗んではならない。
- 隣人に関して偽証(ぎしょう)してはならない。
- 隣人の家を欲してはならない。
十戒はイスラエル人が正しく生きるための基準として用いられ、後にユダヤ教の律法の基盤となっていきます。
「主はシナイ山でモーセに語り終えられたとき、あかしの板二枚、すなわち神が指をもって書かれた石の板をモーセに授けられた。」
(出エジプト記31章18節)
✅詳しくは、【解説】”十戒(じっかい)”の意味とは?神からの10の決まり!?をどうぞ
㉚受肉(じゅにく)
神の子であるイエスキリストが肉体を持つ人間となられたこと。
イエスは神の子でありながら、自分を低くして人間としてこの地上に来てくださいました。
「このように、子たちは血と肉とに共にあずかっているので、イエスもまた同様に、それらをそなえておられる。」
(へブル人への手紙2章14節)
それは、愛する私たち人間を罪から救うためです。
ただし、これはイエスが神の性質を失ったというわけではなく、
神の性質を持ちながら人間として生まれたということですね。
㉛聖書
キリスト教の教典のこと。
神が人間の書き手を用いて書かれた神の言葉であり、時代を超えて世界中で読まれ続ける”永遠のベストセ
「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。」
(テモテへの手紙二 3:16)
聖書は、クリスチャンの信仰生活において中心的な役割を果たしています。
主に、イスラエル人(ユダヤ人)の歴史が書かれた“旧約聖書”とイエスの生涯や教えが書かれた”新約聖書”に分けられますね。
また、聖書は、
- 1815年〜1998年までの間に合計3380億冊以上が買われている
- 未だに毎年世界で数億冊以上が発行されており、売り上げは不動の1位
- 現在、少なくとも3200以上の言葉で翻訳されている
- “世界一発行されている本“としてギネスブックにも載っている
という実績を持つとんでもない書物だったりします。
✅詳しくは、【最強の書物】キリスト教の”聖書”とは?未だに売れ続ける永遠のベストセラー!?をどうぞ
㉜聖霊
三位一体の神の位格の1つ。
聖霊は神の霊であり、私たち人間に働きかけて力を与えたり導いたりしてくださる存在ですね。
ファンタジーなどでよく出てくる”精霊”ではありませんので、間違えないように注意です!
聖霊はイエスキリストを信じる全ての者に与えられ、その内側に住んでくださるようになります。
「すると、ペテロが答えた、「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。 39この約束は、われらの主なる神の召しにあずかるすべての者、すなわちあなたがたと、あなたがたの子らと、遠くの者一同とに、与えられているものである」。」
(使徒行伝2章38、39節)
✅詳しくは聖霊とは?10の働きを簡単にクリスチャンが解説【神の位格】をどうぞ
㉝聖餐(せいさん)式
最後の晩餐が由来の、パンとぶどう酒を分け合う儀式のこと。
パンはキリストの体を、ぶどう酒はキリストの血をそれぞれ象徴しており、聖餐式によりイエスの死と復活を思い起こし感謝します。
「わたしは、主から受けたことを、また、あなたがたに伝えたのである。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンをとり、 24感謝してこれをさき、そして言われた、「これはあなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい」。 25食事ののち、杯をも同じようにして言われた、「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい」。」
(コリントの信徒への手紙一 11:23-25)
ただし、未成年やアルコールが受け付けない人もいるので、
最近ではぶどう酒の代わりにぶどうジュースを使う教会も増えてきていますね。
✅詳しくは、【Q&A】”聖餐(せいさん)式”とは?パンとぶどう酒を食べる儀式!?をどうぞ
㉞洗礼式(バプテスマ)
キリストを信じた者が教会の一員になるためにその信仰を公に表明する儀式のこと。
もっと簡単に言うと、正式なクリスチャンとして認められるための儀式のことですね。
水を用いることで、新たな信者がキリストへの信仰を受け入れ、以前の罪から洗い清められることを象徴的に表現します。
洗礼のやり方にはいくつかありますが、浴槽や川などの水に全身を浸(ひた)す“浸礼(しんれい)”が最も一般的です。
「それとも、あなたがたは知らないのか。キリスト・イエスにあずかるバプテスマを受けたわたしたちは、彼の死にあずかるバプテスマを受けたのである。 4すなわち、わたしたちは、その死にあずかるバプテスマによって、彼と共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光によって、死人の中からよみがえらされたように、わたしたちもまた、新しいいのちに生きるためである。」
(ローマ人への手紙6章3、4節)
✅詳しくは、【解説】”洗礼式”の意味とは?クリスチャンが分かりやすくご紹介をどうぞ
㉟罪
神に背いている状態のこと。
罪は神と人との関係を壊し、人間から喜びを奪っていきます。
より具体的にいうと神の法を犯すことであり、
- 嫉妬する
- 悪口を言う
- 高慢になる
- 嘘をつく
なども神から見れば全て罪に当たります。
「すべて罪を犯す者は、不法を行う者である。罪は不法である。」
(ヨハネの第一の手紙3章4節)
そのため、犯罪を犯したことがなくとも、神の基準では人間は全員が罪人なんですね。
そして、罪から解放されて救われるには、イエスキリストを信じる以外に方法はありません。
ちなみに、最初に罪を犯したのはアダムとイブであり、彼らから受け継がれた罪の性質のことを原罪といいます。
✅詳しくはキリスト教の罪とは何?本質は1つだけです【クリスチャンが回答】をどうぞ
㊱デボーション
英語で”献身”を意味する言葉で、聖書を読んだりお祈りをしたりする個人的な礼拝のこと。
キリスト教では基本的にデボーションを日々行い、神との交わりを行うことが推奨されてます。
なぜなら、デボーションによって、神との関係を深めたり正しい生き方ができたりするようになるからです。
「すなわち、わたしたちが見たもの、聞いたものを、あなたがたにも告げ知らせる。それは、あなたがたも、わたしたちの交わりにあずかるようになるためである。わたしたちの交わりとは、父ならびに御子イエス・キリストとの交わりのことである。」
(ヨハネの第一の手紙1章3節)
✅詳しくはデボーションの意味とは?僕のやり方も伝授します【動画あり】をどうぞ
㊲天使
天で神に仕える霊的な存在のこと。
天使は肉体を持たないので普段は人間には見えませんが、聖書では時々人間の姿になって現れることもありますね。
例えば、マリアが天使ガブリエルにイエスの誕生を告げられる受胎告知など、
聖書では神のお告げを伝えるメッセンジャーとして登場することが多いです。
「六か月目に、御使ガブリエルが、神からつかわされて、ナザレというガリラヤの町の一処女のもとにきた。(中略)すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。 31見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。」
(ルカによる福音書1章26節〜31節)
✅詳しくは、“天使”の意味とは?神様の使い!?をどうぞ
㊳伝道(宣教)
キリストの教えや救いのメッセージを他の人々に伝えること。
クリスチャンは伝道によって、まだキリストを信じていない人をキリストの救いへと導くんですね。
イエスが弟子たちに命じられたというのもあり、伝道はクリスチャンの大切な使命だと言えます。
「イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。 19それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、 20あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。」
(マタイによる福音書 28:18-20)
ただし、伝道と一言に言っても、駅前や道路などに出て行う”路傍(ろぼう)伝道”や
教会やホールなどで集会を開催する”伝道集会”など様々な方法があります。
㊴七つの大罪
人間に罪を犯させる可能性がある7つの悪い欲望や感情のこと。
主にカトリックで使われる言葉で、具体的な内容は以下の通りです。
- 傲慢(ごうまん)
- 嫉妬(しっと)
- 憤怒(ふんぬ)
- 怠惰(たいだ)
- 強欲(ごうよく)
- 暴食(ぼうしょく)
- 色欲(しきよく)
ただし、これらの項目自体が大罪というわけではありません。
あくまでも、大罪に繋がる可能性のある欲望や感情のことですから。
ちなみに、聖書にも七つの大罪の記述は存在しません。
✅詳しくは、【解説】”七つの大罪”の意味とは?危険な欲望・感情リスト!?をどうぞ
㊵ハルマゲドン
この世の終わりに起こる善と悪の最終的な戦いの場所や戦争のこと。
ハルマゲドンはヘブライ語で”メギドの丘”を意味し、その戦いの様子は新約聖書の“ヨハネの黙示録”に書かれています。
「三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。」
(ヨハネの黙示録16章16節)
しかし、結果的に、神に敵対する者たちはイエスキリストとその軍勢に敗れて、滅ぼされると聖書には書かれています。
そして、神の王国が確立されていくのです。
ちなみに、有名映画に『アルマゲドン』がありますが、タイトルを聖書から引用しているだけで
キリスト教や聖書的な教えやメッセージとは関係ありません。
✅詳しくは、【用語解説】”ハルマゲドン”の意味とは?最終決戦の場所!?をどうぞ
㊶ハレルヤ
ヘブライ語で神をほめたたえよという意味。
礼拝や祈り、賛美歌の中でよく登場し、神に感謝や喜びなどを表したいときなどに使われます。
「この後、わたしは天の大群衆が大声で唱えるような声を聞いた、「ハレルヤ、救と栄光と力とは、われらの神のものであり、」
(ヨハネの黙示録19章1節)
例えば、
神様感謝します!ハレルヤ!!
みたいな感じですね。
ちなみに、J-POPの歌詞でも、喜びや感動を表すためにハレルヤが使われたりしますが、
ほとんどの場合キリスト教や聖書と直接的な関係はありません!
✅詳しくは、【キリスト教】ハレルヤの本当の意味とは?使い方もクリスチャンが解説をどうぞ
㊷福音(ふくいん)
喜ばしい知らせ、良い知らせのこと。
良い知らせとは、キリストによる罪からの救いのことです。
この救いへの道は全人類に開かれており、キリストを信じた全ての人に与えられるものですね。
「わたしは福音を恥としない。それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシヤ人にも、すべて信じる者に、救を得させる神の力である。」
(ローマ人への手紙1章16節)
福音はキリスト教の中心的な教えであり、より具体的に言うと、
- イエスキリストは私たち人間の罪のために死なれた
- その後、お墓に葬られた
- しかし、3日目に蘇られた
のことを指します。
そして、この福音を信じる者は永遠の命が与えられ、神と天国で永遠に暮らすことができるのです!
ほら、良い知らせでしょう??
福音は私たちの行動や努力によって得られるわけではなく、神からの一方的な恵みなんですね。
だからこそ、クリスチャンはこの福音をなるべく多くの人に届けて、救いを受けてもらうことを使命としています。
✅詳しくは、【キリスト教用語】”福音(ふくいん)”の意味とは?キリストの良い知らせ!?をどうぞ
㊸ペンテコステ
イエスが昇天した後、集まって祈っていたイエスの弟子たちの上に聖霊が降った出来事のこと。
イースター、クリスマスと並んで、キリスト教3大行事の1つで、
- 聖霊降臨祭
- 五旬節(ごじゅんせつ)
- 五旬祭
- 7週(しちしゅう)の祭り
などとも呼ばれます。
ペンテコステはギリシア語で”50番目の日”という意味で、イエスの復活から50日目に起こりました。
「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」
(使徒言行録2章1~4節)
こうして、弟子たちは霊的な力が与えられ、熱心に伝道活動を行っていくようになりました。
そのため、ペンテコステは教会の誕生日とも呼ばれており、聖霊が降ったことにより、キリスト教の信仰が広まったとされています。
✅詳しくは、【キリスト教行事】”ペンテコステ”とは?聖霊が弟子たちに降った日!?をどうぞ
㊹奉仕
神から与えられた才能や能力に応じて神や人に仕えること。
教会の運営のためには、信徒がそれぞれ与えられたものを活かして奉仕する必要があります。
また、イエスキリストも神の子でありながら、仕えられるためにではなく仕えるために地上に来られました。
「人の子がきたのも、仕えられるためではなく、仕えるためであり、また多くの人のあがないとして、自分の命を与えるためである」。」
(マルコによる福音書10章45節)
だからこそ、クリスチャンたちもそれを模範にして、神や人に仕える必要があるんですね。
キリスト教の奉仕には、教会内の活動や社会的な活動があり、
- 受付
- 賛美歌の楽器
- イス並べ
- パワーポイント
- 教会外でのボランティア活動
などが挙げられます。
㊺牧師・神父
牧師はプロテスタントにおける教職者、神父はカトリックや正教会における司祭に対する尊称のことです。
どちらも教会のリーダーとしての役割を担っており、重要な存在ですね。
まあざっくり、牧師=プロテスタント、神父=カトリックや正教会と覚えておけば大丈夫です。
ただし、細かい役割や立場などいくつかの違いがあり、まとめると以下の通りです。
- 牧師は職名、神父は呼び名
- 牧師は教職者、神父は聖職者
- 牧師は結婚できる、神父は結婚できない
- 牧師は男女どちらでも可、神父は男性のみ
- 牧師は服装の決まりなし、神父には服装の決まりあり
✅詳しくは、【徹底比較】神父と牧師の違いって?服装や結婚など6つご紹介しますをどうぞ
㊻ホサナ
ヘブライ語で、今救ってくださいという意味。
元々は救いを求める祈りの言葉でしたが、現在は神やキリストを賛美し、喜びを表現する際に使われるようになりました。
また、新約聖書には、イエスキリストがエルサレムに入る際に人々が歓喜と共に”ホサナ”と叫んでいる様子が書かれています。
「そして群衆は、前に行く者も、あとに従う者も、共に叫びつづけた、「ダビデの子に、ホサナ。主の御名によってきたる者に、祝福あれ。いと高き所に、ホサナ」。」
(マタイによる福音書21章9節)
これは、彼らが救い主としてのイエスに期待を寄せていたことを表していますね。
㊼御心(みこころ)
神の心や考え、計画や目的のこと。
キリスト教において神の御心を知ってそれに従うことは、信仰生活の中で非常に重要だと考えられています。
なぜなら、神と深い関係を築くことができ、より喜びに溢れた素晴らしい人生を送ることができるからです。
「あなたがたは、この世と妥協してはならない。むしろ、心を新たにすることによって、造りかえられ、何が神の御旨であるか、何が善であって、神に喜ばれ、かつ全きことであるかを、わきまえ知るべきである。」
(ローマ人への手紙12章2節)
㊽赦(ゆる)し
相手の罪などを免除してなかったことにすること。
一般的によく使われる、許可するという意味の”許し”とは違います。
キリスト教は”赦しの宗教”と呼ばれることもあり、それくらい赦しはキリスト教において中心的な概念です。
イエスキリストも人間の罪のために十字架で死なれ、私たちの罪を赦してくださいました。
罪の赦しは、悔い改めてキリストを信じた全ての人に与えられます。
そして、だからこそ私たち人間も、お互いの罪を赦し合うことが求められているのです。
「互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい。」
(エペソ人への手紙4章32節)
✅詳しくは、【キリスト教】赦(ゆる)すとは?許すとの違いや大切な理由を解説をどうぞ
㊾預言者
神から預かった言葉を人々に伝える人のこと。
一般的によく使われる、単に未来のことを予測するだけの”予言者”とは違うので注意!
旧約聖書には、全部で17巻からなる“預言書”と呼ばれる書物があり、預言者たちの預言が記されています。
その主な内容は未来のことだけでなく、励ましやお叱りの内容まで様々です。
「わたしは預言者たちに語った。幻を多く示したのはわたしである。わたしは預言者たちによってたとえを語った。」
(ホセア書12章10節)
彼らは聖書の中で重要な役割を果たし、神の意志と計画を伝えるために活動しました。
聖書、特に旧約聖書には多くの預言者が登場し、代表的な預言者には、モーセ、イザヤ、エリヤなどがいます。
✅詳しくは、【キリスト教用語】”預言者”とは?神の言葉を伝える人たち!?をどうぞ
㊿礼拝
お祈りや賛美などによって神を拝むこと。
礼拝はいわば神の愛と恵みに感謝し、神の偉大さをたたえる時間です。
多くの教会では、イエスが死から復活されたとされる日曜日に人々が集まって共に礼拝を行っています。
私たちは礼拝をすることで、神の栄光を表し、神との関係を深め、神に造られた人間本来の姿を取り戻していくのです。
「神は
(ヨハネによる福音書4章24節)
✅詳しくは、【用語】礼拝の意味とは?神様を礼拝する3つの理由についてもご紹介をどうぞ
まとめ:かっこいい基本的なキリスト教・聖書用語を押さえよう!
- 証(あかし)
- 贖(あがな)い
- アガペー
- 安息日(あんそくじつ、あんそくにち、あんそくび)
- アーメン
- イースター
- 割礼(かつれい)
- カナン
- 義(ぎ)
- キリスト(メシア)
- 教会
- 悔い改め
- 偶像
- クリスチャン
- クリスマス
- 契約の箱
- ゲッセマネの祈り
- 献金
- 最後の晩餐
- 最後の審判
- 再臨
- サタン(悪魔)
- 山上の説教(垂訓)
- 三位一体(さんみいったい)
- 使徒
- シャローム
- 主
- 主の祈り
- 十戒
- 受肉(じゅにく)
- 聖書
- 聖霊
- 聖餐(せいさん)式
- 洗礼式(バプテスマ)
- 罪
- デボーション
- 天使
- 伝道(宣教)
- 七つの大罪
- ハルマゲドン
- ハレルヤ
- 福音(ふくいん)
- ペンテコステ
- 奉仕
- 牧師・神父
- ホサナ
- 御心(みこころ)
- 赦(ゆる)し
- 預言者
- 礼拝
いかがでしたか??
聞いたことはあるけど、イマイチ意味がわからない。
そんな用語が結構あったのではないでしょうか。
キリスト教や聖書の用語を一通り押さえておけば、教養が増え、周りからも一目置かれること間違いありません!
ぜひご友人などに、かっこいいキリスト教や聖書の用語を自慢げに語ってみてください。(※友人が減っても責任は取れません)
そして、他にも様々なキリスト教・聖書用語があるので、興味のある方は更にこのブログで学んでいきましょう!
キートンでした。
👇参考文献