ジーザス、エブリワン!クリスチャンブロガーのキートンです。
わかりやすく知りたいなあ。。!
こういった疑問にお答えします。
キリスト教における重要な存在である聖霊。
聖霊は聖書の中にも度々登場し、非常に重要な役割を持っています。
しかし、
という方も多いのではないでしょうか。
確かに例えば、イエスキリストなら”神の子”とか”十字架に架かった人”とか何となくのイメージがあると思いますが、
聖霊と言われても、抽象的すぎていまいちイメージがしずらいですよね。
また、ファンタジー作品などにも精霊が出てくるので、ごっちゃになっている方も少なくないでしょう。
聖霊を受けることができれば私たちの人生が大きく変わるのですが、これを知らない方も多いです。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が
- 聖霊とは?
- 主な聖霊の働き10選
- 精霊と聖霊の違い
- 聖霊を受けるたった一つの方法
について解説します。
👇️動画で見たい方はこちら
目次
聖霊とは?
まずは聖霊がどのような存在なのか、その概要をざっくりと解説しておきます。
- 神の三位一体の一つ
- 主な歴史
神の三位一体の一つ
キリスト教には、”三位一体(さんみいったい)”という重要な教えがあります。
三位一体とは、”一つの神が三つの位格(人間でいう人格)持つ”という教えですが、聖霊はその三つの位格の一つです。
三つの位格とは、
- 父なる神(“創造主”)
- 子なる神(”イエス・
キリスト“) - 御霊(みたま)なる神(”聖霊“)
の三つですね。
神は一つの存在でありながら、これら三つの位格を持つとされています。
つまり、聖霊は単なる「力」や「エネルギー」ではなく、人格を持つ神そのものなのです。
聖霊は聖書の記述から、
- 神の霊
- キリストの霊
- 御霊(みたま)
- 助け主
など様々な呼び名で登場し、象徴として”白いハト”や”炎”などの姿で描かれますね。
三つの位格にはそれぞれの役割がありますが、聖霊はキリストを信じる者の内に宿り、神の力を与えたり導いたりします。(後述)
✅️詳しくは、三位一体とは?わかりやすく簡単にクリスチャンが解説【キリスト教】の記事を参照
主な歴史
次に聖書の記述をもとに、聖霊の歴史をざっくりと見てみましょう。
聖霊が最初に登場するのは、聖書の一番最初で神が天地を創造する場面です。
「はじめに神は天と地とを創造された。 2地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。」
(創世記1章1、2節)
聖霊は、世界の創造にも携わっていたんですね。
その後も、旧約聖書の人物たちの上に聖霊が働かれるシーンが度々出てきます。
例えば、以下のような例がありますね。
➡聖霊によって知恵と洞察力が与えられ、夢の解き明かしを行った
➡聖霊によって指導力と預言の力が与えられ、イスラエルの民を導いた
➡聖霊によってとてつもない怪力が与えられ、敵であるペリシテ人と戦った
➡聖霊によって王としての知恵や導きを受け、イスラエル王国を収めた
「サムエルは油の角をとって、その兄弟たちの中で、彼に油をそそいだ。この日からのち、主の霊は、はげしくダビデの上に臨んだ。そしてサムエルは立ってラマへ行った。」
(サムエル記上16章13節)
ただ、この旧約聖書の時代において聖霊は主に、預言者や王、裁き人など特定の使命を持つ人々に一時的に与えられるに留まっていました。
新約聖書の時代になり、神の子イエスキリストが登場しますが、彼はなんと聖霊の力を受けたマリアから生まれます。
「御使が答えて言った、「聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう。それゆえに、生れ出る子は聖なるものであり、神の子と、となえられるでしょう。」
(ルカによる福音書1:35)
(✅️詳しくは、【聖書】受胎告知とは?クリスチャンがわかりやすく解説の記事を参照)
また、イエスがバプテスマのヨハネから洗礼を受けた際も聖霊がハトのように降っていますし、
聖霊の力によって、人々の前で悪霊を追い出したり病気を癒やしたりといった様々な奇跡を起こされました。
「イエスはバプテスマを受けるとすぐ、水から上がられた。すると、見よ、天が開け、神の御霊がはとのように自分の上に下ってくるのを、ごらんになった。」
(マタイによる福音書 3:16)
イエスは弟子たちに、自分が地上から離れた後、聖霊が弟子たちを導き、力を与えることを何度も予告していました。
「わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。 17それは真理の御霊である。」
(ヨハネによる福音書14:16,17)
そして、イエスが昇天された後、その予告通り、祈っていた弟子たちの上に聖霊が降ったのです。
「五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、 2突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。 3また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。 4すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。」
(使徒行伝2章1~4節)
この出来事は聖霊降臨(ペンテコステ)と呼ばれ、これ以降、
旧約聖書の時代とは違い、キリストを信じた全ての者に永遠に聖霊が与えられるようになりました。
聖霊はイエスが地上を離れてしまう代わりに、神が私たちに与えてくださった、いわば”助け手”。
聖霊に満たされた弟子たちは、その後、力強くキリストのことを世界中の人々に伝えるようになるのです。
聖霊の主な働き10選
聖書を読むと、聖霊には様々な働きがあることが分かります。
そこでここからは、聖霊の主な働きをご紹介していきますね。
- 生まれ変わらせる(新生)
- 罪を示す
- イエスキリストへの信仰を与える
- 神の子としての身分を与える
- 救いの保証を与える
- 霊的賜物を分け与える
- 正しい道を示す
- キリストを大胆に語る力を与える
- 祈りを助ける
- キリストに似た者に変える
①生まれ変わらせる(新生)
「イエスは答えられた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。」
(ヨハネによる福音書 3:5)
聖霊の働きの一つ目は、生まれ変わらせることです。
これは”新生(ボーン・アゲイン)”とも呼ばれ、聖霊が人の心を内側から変え、霊的に生まれ変わらせるんですね。
こうして誕生するのが、クリスチャンです。
別に今のままでも問題ないでしょ!
と思うかもしれませんが、聖書によると、私たち人間はみな罪人です。
「このようなわけで、ひとりの人によって、罪がこの世にはいり、また罪によって死がはいってきたように、こうして、すべての人が罪を犯したので、死が全人類にはいり込んだのである。」
(ローマ人への手紙 5:12)
ここで言う罪というのは、犯罪のことではなく、神に背く性質のことですね。
人間の基準では罪を犯していないように感じても、神の基準では誰しもが罪を犯しているのです。
例えば、嘘をついたり誰かを憎んだりするのは犯罪ではないですが、神の目から見たら罪に当たります。
その原因は最初の人間アダムとイブが神に背いて罪を犯し、その罪の性質が全人類に入り込んだからですね。
この罪によって全ての人間は霊的に死んでいるのですが、人間は自分の力ではその罪を消し去ることはできません。
だからこそ、キリストを信じることで聖霊によって生まれ変わり、新しい命をいただく必要があるんですね。
(✅️罪の詳細は、キリスト教の罪とは何?本質は1つだけです【クリスチャンが回答】をどうぞ)
私たちを生まれ変わらせる聖霊の働きは、以下のような流れです。
- 人に罪を示し、自分が罪人であることを自覚させる
- イエスキリストを救い主として信じる心を与える
- 罪人に新しい命を与え、神の子としての身分を与える
②罪を示す
「それがきたら、罪と義とさばきとについて、世の人の目を開くであろう。」
(ヨハネによる福音書16:8)
聖霊の働きの二つ目は、罪を示すことです。
先ほど全ての人間は罪人だという話をしましたが、ほとんどの人は自分の罪に気づきません。
これは罪の概念を知らないクリスチャン以外の方はもちろん、罪の意味を知っているクリスチャンでさえそうです。
なぜなら、私たちは神ではないですし、無意識に罪を犯していることが多いからです。
しかし、聖霊は私たちに働きかけ、
という感じで、自分たちの罪深さに気づかせてくださいます。
そして、罪の悔い改めやキリストの救いへと導いてくださるんですね。
実際、クリスチャンである僕も未だに、聖霊によって自分の中にある隠れた罪が示されて、悔い改めることがあります。
③イエスキリストへの信仰を与える
「そこで、あなたがたに言っておくが、神の霊によって語る者はだれも「イエスはのろわれよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」と言うことができない。」
(コリント人への第一の手紙12章3節)
聖霊の働きの三つ目は、イエスキリストへの信仰を与えることです。
と思うかもしれませんが、実はキリストへの信仰も聖霊から与えられるものなのです。
聖霊は私たちに罪を自覚させるだけでなく、その罪をゆるしていただける唯一の道としてイエスへの信仰に導くんですね。
また、聖霊は私たちがイエスを救い主として受け入れられるように、心を開かせてくださいます。
私たちが「イエスは主である」と告白することができるのは、聖霊の働きによるものなのです。
実際、僕も今まで、
というような頑固な人やクセの強い人が、キリストを信じる姿を何度も見てきました。
今考えると、これも聖霊の力によるものだったんですね。
✅️イエスキリストについては、【完全版】イエス・キリストとはどんな人?その生涯を簡単にまとめてみたをどうぞ
④神の子としての身分を与える
「すべて神の御霊に導かれている者は、すなわち、神の子である。 15あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたちは「アバ、父よ」と呼ぶのである。 16御霊みずから、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあかしして下さる。」
(ローマ人への手紙8章14~16節)
聖霊の働きの四つ目は、神の子としての身分を与えることです。
元々人間は神によって造られた存在で、神とも親しい関係にありました。
しかし、アダムとイブが神に背く罪を犯したことで人間は罪の性質を持つようになり、人間と神の関係は断たれてしまいます。
なぜなら、神は罪のない聖なるお方であり、人間が汚れた罪を持っている限りは近づけないからです。
ところが、キリストを信じて聖霊を受けることで、私たちは罪がゆるされ、神との関係も回復。
私たちは神の子の身分が与えられ、神を「お父ちゃん!」と親しげに呼ぶことができるようになるのです。
ファンタジーじゃあるまいし!
と思うかもしれませんが、聖霊は私たちが神の子である確信も与えてくださいます。
こうして、聖霊の働きによって私たちは、神の家族の一員として迎え入れられるのです。
⑤救いの保証を与える
「あなたがたもまた、キリストにあって、真理の言葉、すなわち、あなたがたの救の福音を聞き、また、彼を信じた結果、約束された聖霊の証印をおされたのである。 14この聖霊は、わたしたちが神の国をつぐことの保証であって、やがて神につける者が全くあがなわれ、神の栄光をほめたたえるに至るためである。」
(エペソ人への手紙1:13,14)
聖霊の働きの五つ目は、救いの保証を与えることです。
救いとは、私たちがキリストを信じることで、
- 罪がゆるされ
- 神の子になり
- 後に神の国(天国)で神と永遠に生きられるようになる
ことを指しますが、聖霊は自分が救われたことの証拠です。
聖霊が与えられることは、「あなたは確かに救われていますよ」という神からのサインのようなものなんですね。
例えば、結婚指輪は、夫婦が愛を誓い合った証拠ですよね。
同じように、聖霊は神の愛と救いの証拠なのです。
⑥霊的賜物を分け与える
「すなわち、ある人には御霊によって知恵の言葉が与えられ、ほかの人には、同じ御霊によって知識の言、 9またほかの人には、同じ御霊によって信仰、またほかの人には、一つの御霊によっていやしの賜物、 10またほかの人には力あるわざ、またほかの人には預言、またほかの人には霊を見わける力、またほかの人には種々の異言、またほかの人には異言を解く力が、与えられている。 11すべてこれらのものは、一つの同じ御霊の働きであって、御霊は思いのままに、それらを各自に分け与えられるのである。」
(コリント人への第一の手紙12章8~11節)
聖霊の働きの六つ目は、霊的賜物を分け与えることです。
私たち人間にはそれぞれ、神から才能や能力といった賜物が与えられています。
しかし、それとは別に、キリストを信じた者のみに聖霊が与えてくださる霊的賜物というものがあるのです。
キリストを信じて聖霊を受けた者には、この霊的賜物が最低でも一つ以上は与えられています。
例えば、霊的賜物には以下のようなものがありますね。
- 異言(いげん):他の人には分からない言葉で祈ったり語ったりする力
- 預言:神からの言葉を語り、他者を励ましたり導いたりする力
- 癒やし:病気などを癒す力
- 教える:神の言葉や真理を分かりやすく教える力
- 霊を見分ける:霊が神から来たものかどうかを判断する力
これらもほんの一部で、霊的賜物は他にもまだまだあります。
僕で言うなら、このブログやYouTubeでキリスト教や聖書のことを発信していますし、”教える賜物”でしょうか。
ただし、霊的賜物はあくまでも、神や他の人々、教会全体のために用いられるべきものです。
「各自が御霊の現れを賜わっているのは、全体の益になるためである。」
(コリント人への第一の手紙 12:7)
⑦正しい道を示す
「けれども真理の御霊が来る時には、あなたがたをあらゆる真理に導いてくれるであろう。」
(ヨハネによる福音書16:13)
聖霊の働きの七つ目は、正しい道を示すことです。
私たち人間は不完全な存在であり、自分たちの判断で生きるとすぐに間違った道に進んでしまいます。
しかし、聖霊は”神の助け手”として、私たちが神に喜ばれる正しい生き方ができるように導いてくださるのです。
例えば、
- 聖書の学びを通して導く
- 祈りを通して導く
- 私たちの良心に働きかけて導く
- 周りの出来事や人を通して導く
などですね。
(✅️神様の声が聞こえるようになるには?【クリスチャンが回答】の記事も参照)
僕自身も進路で悩んでいるときに、聖書の言葉や周りの人のアドバイスなどによって、良い選択ができたことが何度もありました。
後から振り返ると、その中に聖霊が働いていてくださったんだなと感じますね。
聖書にも、パウロやイエスの弟子のペテロなど、聖霊によって正しい道に導かれた人々の例がたくさん書かれています。
「それから彼らは、アジヤで御言を語ることを聖霊に禁じられたので、フルギヤ・ガラテヤ地方をとおって行った。」
(使徒行伝16:6)
「ペテロはなおも幻について、思いめぐらしていると、御霊が言った、「ごらんなさい、三人の人たちが、あなたを尋ねてきている。20さあ、立って下に降り、ためらわないで、彼らと一緒に出かけるがよい。わたしが彼らをよこしたのである」。」
(使徒行伝 10:19,20)
⑧キリストを大胆に語る力を与える
「ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」。」
(使徒行伝1:8)
聖霊の働きの八つ目は、キリストを大胆に語る力を与えることです。
聖霊はキリストを信じる者を強め、恐れや不安を消し、キリストの救いを大胆に語る力を与えてくださいます。
これは人間的な勇気ではなく、聖霊の超自然的な働きによるものです。
しかも、聖霊はキリストのことを伝える際に、相手や状況にふさわしい言葉も与えてくださいます。
「語る者は、あなたがたではなく、あなたがたの中にあって語る父の霊である。」
(マタイによる福音書 10:20)
僕がこうしてブログやYouTubeでキリストのことを語り続けられているのも、間違いなく聖霊の力ですね。
また、聖書で言うと、以前は臆病で頼りなかったイエスの弟子たちも、
聖霊の力を受けてからは、別人のように力強くキリストのことを伝えるようになりました。
彼らは激しい迫害の中でも死も恐れずに伝道し続け、結果的にイエスの12弟子の内ヨハネ以外の全員が命を落としています。
こうして、キリスト教は世界中に広まっていくことになりました。
⑨祈りを助ける
「御霊もまた同じように、弱いわたしたちを助けて下さる。なぜなら、わたしたちはどう祈ったらよいかわからないが、御霊みずから、言葉にあらわせない切なるうめきをもって、わたしたちのためにとりなして下さるからである。 27そして、人の心を探り知るかたは、御霊の思うところがなんであるかを知っておられる。なぜなら、御霊は、聖徒のために、神の御旨にかなうとりなしをして下さるからである。」
(ローマ人への手紙8章26、27節)
聖霊の働きの九つ目は、祈りを助けることです。
お祈りは神との対話であり、人間に与えられた大切な特権です。
しかし、ときには、神にどうお祈りをしていいのか分からず祈れないときもあります。
例えば、
- 何が神に喜ばれる祈りなのかが分からない
- 深い悲しみや苦しみの中にいて祈れる状態じゃない
- 自分の気持ちを上手く祈りの言葉にできない
などです。
これは私たち人間の弱さによるものですが、そんなときに聖霊は私たちの祈りを助けてくださいます。
たとえ私たちが言葉にできなくても、聖霊は私たちの思いや願いを「切なるうめき」として神に届けてくださるのです。
しかも、聖霊は神の思いと私たち人間の思いを両方探って、人間にも神にもベストな祈りにしてくださいます。
✅️祈り方については、【キリスト教】正しい祈り方って?クリスチャンが3ステップで伝授をどうぞ
⑩キリストに似た者に変える
「わたしたちはみな、顔おおいなしに、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていく。これは霊なる主の働きによるのである。」
(コリント人への第二の手紙3章18節)
聖霊の働きの十個目は、キリストに似た者に変えることです。
人はキリストを信じて聖霊によって生まれ変わったからいって、急に完璧超人になるわけではありません。
なぜなら、罪のゆるしは与えられても、人間の内にある”罪の性質”はまだ残っているから。
しかし、聖霊は人生を通して、私たちを少しずつキリストに似た者へと変えてくださるのです。
このプロセスを“聖化”といいます。
そして、イエスキリストが再び来られる再臨のときに聖化は完成し、私たちは罪の性質から完全に解放されるのです。(栄化)
(✅️詳しくは、【義認・聖化・栄化】救いの3段階とは?それぞれを詳しく解説しますの記事も参照)
僕も数年前の自分と今の自分を比べると、明らかに成長しているし、清められてきているのを感じますね。
これも自分の努力ではなく、聖霊の働きです。
キリストに似た者に変えられる具体的な方法として、御霊の実を結ぶことがあります。
御霊の実とは、聖霊がクリスチャンの内に働きかけて結ばせる、キリストに似た性質のことですね。
御霊の実は人間の罪深い性質とは真逆のものであり、具体的には以下の通りです。
「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、 23柔和、自制であって、これらを否定する律法はない。」
(ガラテヤ人への手紙5章22、23節)
こうして聖霊は私たちを聖化し、キリストに似た者へと変えていってくださるんですね。
精霊と聖霊の違い
聖霊と聞くと、多くの人が思い浮かべるのが、ファンタジー作品などに出てくる精霊ではないでしょうか。
しかし、キリスト教の聖霊とファンタジー作品の精霊では全く別物です。
どんな違いがあるのか見ていきましょう。
- 特定の神を指すかどうか
- 人格があるかどうか
特定の神を指すかどうか
まず大きく違うのは、特定の神を指すかどうかです。
精霊とは、自然界や人間に宿る霊的存在のことをいい、特定の神を指すわけではありません。
例えば、ファンタジー作品に登場する精霊は、火や水、風といった自然の要素を擬人化した存在として描かれることが多いですね。
一方で聖霊は、キリスト教の三位一体の神を指し、父なる神、子なるキリストと共に重要な存在です。
人格があるかどうか
また、人格があるかどうかも大きな違いです。
精霊は一般的には人格を持たず、意志や感情などがありません。
むしろ、自然そのものの力や霊的なエネルギーを象徴することが多いですね。
一方で、聖霊は人格を持つ神そのものであり、意志や知性、感情を持っています。
例えば、聖霊は私たちの行動や態度に対して悲しむことがあります。
「神の聖霊を悲しませてはいけない。あなたがたは、あがないの日のために、聖霊の証印を受けたのである。」
(エペソ人への手紙 4:30)
聖霊を受けるたった一つの方法
聖霊の素晴らしさは分かっていただけたかと思いますが、実際に聖霊を受けるにはどうしたらいいのでしょうか。
結論はシンプルで、罪を悔い改めてイエスキリストを信じることです。
なぜなら、聖霊はイエスキリストを救い主として信じる者に与えられる神の恵みだから。
「すると、ペテロが答えた、「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。」
(使徒行伝2:38)
聖霊を受けるために必要なのは私たちの努力や行いではなく、キリストへの信仰なのです。
ですから、まずは神の前で自分の罪を認め、ゆるしを求めていきましょう。
そして、イエスが自分の罪のために十字架で死に、復活されたことを信じるのです。
例えば、このようにお祈りをしてみるといいでしょう。
私はこれまで自分勝手に生き、あなたに背くような行いをしてきました。どうか私をおゆるしください。
そして、私はイエスキリストが私の罪のために十字架にかかり、死んでくださったこと。死から復活されたことを信じます。
どうか聖霊を私にお与えください。私の心を満たし、私を導いてください。
主イエスキリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
ただし、聖霊を受けた後も、聖霊の満たしを求めて日々祈り続けることが重要です。
なぜなら、聖霊に満たされることで、聖霊の力や働きをより深く体験できるから。
おすすめの聖書
★無料で読める聖書
★おすすめの聖書
まとめ:聖霊はキリストを信じる者に働く神の霊!
聖霊は神の三位一体の一つであり、キリストを信じる者の内に住んでくださる神の霊です。
聖霊を受けた者は、神の力が与えられ、正しい生き方に導かれていきます。
僕もキリストを信じて聖霊を与えられてから、悪習慣を止められたり喜びに満ち溢れたりと、大きく人生が変わりました。
ですから、今こそ罪を悔い改め、イエスキリストを信じていきましょう。
そして、聖霊という神からの最高の恵みを受けとっていきましょう!
キートンでした。
👇️参考文献
いつもブログを拝見しています。キリスト教を知ったばかりの頃、こちらのブログを見つけ、面白く、知識が深まっていったのを覚えています。いつもありがとうございます。
質問ですが、マルコによる福音書3章29節、30節(1955年、口語訳)に
29しかし、聖霊をけがす者は、いつまでもゆるされず、永遠の罪に定められる」。30そう言われたのは、彼らが「イエスはけがれた霊につかれている」と言っていたからである。
と書かれていますが、これはどう解釈すればいいのでしょうか。ネットでこの聖句の解釈を調べると、ある人は「聖霊を冒涜したら赦されることはない、なんなら聖霊はその人から出ていく」、またある人は「30節より、聖霊によるわざをサタンのせいにした、つまりイエスを救い主と認めていないため、赦されることはないというのはある意味当然。」と解釈しており、どちらが正しいのか分かりません。キートンさんはどのようにお考えでしょうか。答えていただけたら幸いです。
ミーさん、こちらこそいつもブログを見てくださりありがとうございます!そういっていただけるととても励みになります。
この聖句についてはミーさんがおっしゃるように様々な意見がありますが、私は以下のように考えています。まず前提として、キリストによってゆるされない罪はありません。しかし、そもそもキリスト自体を否定するなら、罪はゆるされることはありません。聖霊というのはイエスが救い主だと証しする存在であり、その聖霊を冒涜するというのは、イエスキリストを拒絶するのと同じです。つまり、聖霊を冒涜する=イエスを拒絶する=罪がゆるされないということですね。当時の宗教指導者たちは、イエスが救い主であることを否定できないような証拠を見てきたにも関わらず、イエスを拒み続けました。だからこそ、彼らの罪はゆるされることはなかったのです。逆に、既にイエスを信じて受け入れた人が、罪を犯したとしてもゆるされないということはありません。
以上、私の意見ですが、参考になれば幸いです。
キートンさん、本当にいつもありがとうございます
いつもいつもタイムリーなブログに感謝しかありません。
Twitterだと文字制限があるためこちらでコメントさせてください。
母が導かれる数ヶ月前に妹も導かれ。
いつもキートンさんのブログを母と妹に転送しています(*^^*)
先日、母から
自分の今までの罪が溢れ出し悔い改める際、その罪の大きさに声が出るくらい泣いたそうです。
70を過ぎた母がそこまで泣くなんて。
きっと聖霊様のお導きだったんだろうと思います。
妹も嗚咽が出るくらい泣いたそうです。
きっと母と妹もその時の事が神様からの恵みであり、神様からの愛そのものだった事が
キートンさんのブログから感じ取れたんじゃないかな、と思ってます。
これだけの記事を書かれる事。
本当に大変でどれだけの労力を使われることと思います。
まだイエス様に出逢ってない人達にも本当にわかりやすく、そしてイエス様に出逢って間もない人達に寄り添った文章。
キートンさんにはどれだけ感謝しても足りないくらいです。
母も妹もそして私もキートンさんのこのブログに本当に救われています。
ありがとうございます。
キートンさんにますますの主の祝福と恵みが降り注ぎますように
ひなみさん、いつもご愛読いただきありがとうございます!
なんと。。素晴らしい証ですね。読んでいて思わず涙ぐんでしまいました。
ひなみさんのご家族の上に、確かに神様が、聖霊様が働いておられるのを知って僕もとても励まされます。
そして、僕の拙いブログ記事がその働きに少しでも携われているのなら、これ以上幸せなことはありません。こちらこそもったいないお言葉を頂き、本当に感謝します!
ひなみさん、そして、ひなみさんのご家族の上に、更なる神様の豊かな祝福がありますように。。!