聖書人物シリーズ

聖霊とは?10の働きを簡単にクリスチャンが解説【神の位格】

まとめ:聖霊は神様からの贈り物

ジーザス、エブリワン!キートンです。

聖書によく出てくる”聖霊”って何者なの?

どんな役割や働きを持っているのかについても、詳しく教えて!

こういった疑問にお答えします。

 

聖書には、神やイエスキリストと並んで重要な“聖霊”という存在が登場します。

あ、よくファンタジー作品なんかで出てくる”精霊”とは別物ですよ!

 

でも、神やイエスキリストに比べると、ぶっちゃけ名前だけ聞いてもイメージしにくいですよね??

実際、聖霊はクリスチャンでも、説明に困る方が多いのではないかなと思います。

 

しかし、聖霊は超重要な存在なので、どういうお方なのかを理解するのは必須です!

そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、

  • 聖霊とは
  • 聖霊の歴史
  • 聖霊の働き・役割
  • 聖霊を受けるためにはどうしたらいいの?

など、聖霊について分かりやすく徹底解説していきたいと思います!

聖霊とは?

聖霊とは?

聖霊とは、

と並んで神様の3つの位格(人間でいう人格)の1つです。

【解説】”三位一体”の意味とは?神様は1つで3つ!?【3分で分かる】を参照)

 

つまり、聖霊は神様であり、人格があるということですね。

聖書では、聖霊は

  • 神の霊
  • キリストの霊
  • 御霊(みたま)
  • 助け主

など様々な呼び名で登場します。

「しかし、神の御霊があなたがたの内に宿っているなら、あなたがたは肉におるのではなく、霊におるのである。もし、キリストの霊を持たない人がいるなら、その人はキリストのものではない。」

(ローマ人への手紙8章9節)

聖霊は私たち人間に働きかけて力を与えたり、導いたりしてくださる存在で、白い鳩の姿で描かれますね。

聖霊の歴史

聖霊が最初に聖書に登場するのは、神様が天地創造をされる“創世記”の箇所です。

「はじめに神は天と地とを創造された。 2地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。」

(創世記1章1、2節)

キートン
キートン
なんと、聖霊は旧約聖書の一番最初から登場していたんですね!

 

そして、その後も、聖書の人物たちの上に聖霊が働かれるシーンが度々出てきます。

例えば、馬鹿力でおなじみの士師サムソンは、聖霊の力によって怪力を発揮しましたし、

「かくてサムソンは父母と共にテムナに下って行った。彼がテムナのぶどう畑に着くと、一頭の若いししがほえたけって彼に向かってきた。 6時に主の霊が激しく彼に臨んだので、彼はあたかも子やぎを裂くようにそのししを裂いたが、手にはなんの武器も持っていなかった。」

(士師記14章5、6節)

ダビデが新しい王様としてサムエルから油を注がれたときにも、聖霊がダビデの上に降りました。

サムエルは油の角をとって、その兄弟たちの中で、彼に油をそそいだ。この日からのち、主の霊は、はげしくダビデの上に臨んだ。そしてサムエルは立ってラマへ行った。」

サムエル記上16章13節)

しかし、この頃はまだ聖霊は一部の人に限定的に働かれるに過ぎませんでした。

 

実際、神様に従わなくなったサウル王から聖霊が離れてしまった場面が聖書に書かれています。

「さて主の霊はサウルを離れ、主から来る悪霊が彼を悩ました。」

(サムエル記上16章14節)

しかし、新約聖書の時代になり、イエスが昇天されると大きな変化が訪れました。

 

なんと、キリストを信じた者全ての内に聖霊が永遠に住んでくださるようになったのです。

これは、イエスが地上を離れてしまう代わりに、神様が私たちの”助け手”として送ってくださったものなんですね。

 

その象徴となるのが、イエスの昇天後に弟子たちの上に聖霊が降った“ペンテコステ”のシーンでしょう。

「1五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、 2突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。 3また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。 4すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。」

(使徒行伝2章1~4節)

祈っていた弟子たちの上に聖霊が降り、それぞれが異国の言葉を話し出したのです。

 

これは、イエスが昇天前に弟子たちに予告しておられたことでした。

「わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。」

(ヨハネによる福音書14章16節)

こうして、1度聖霊が宿られたなら、もう離れたりすることはなくなったんですね!

すごい恵みだ。。!

 

ペンテコステについては、【キリスト教行事】”ペンテコステ”とは?聖霊が弟子たちに降った日!?をどうぞ

聖霊の主な働き・役割10選!

では、聖霊の主な働きや役割を10個ご紹介していきましょう。

  1. 新しく生まれ変わらせる
  2. 罪を自覚させる
  3. 神の子の自覚をさせる
  4. キリストを証(あかし)する
  5. キリストに似た者とさせる
  6. イエスは主だと言えるようにする
  7. 神の御心を悟らせる
  8. 真理を悟らせる
  9. 霊的賜物を与える
  10. お祈りを助ける

これで、聖霊という存在が理解できるはずですよ!

①新しく生まれ変わらせる

①新しく生まれ変わらせる

「イエスは答えられた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。」

(ヨハネによる福音書3章5節)

人は誰もが神様から見ると罪人です。

(キリスト教の言う罪に関しては、キリスト教の”罪”とは何?本質は1つだけです【クリスチャンが答える】を参照)

 

そして、その罪は自分の力でかき消すことはできません。

しかし、キリストを信じて聖霊を受けると、個人の罪が清められ、霊的に新しく生まれ変わることができます。

 

これを”ボーン・アゲイン(新生)”といい、こうして誕生するのがクリスチャンなんですね。

聖霊によって大きく生まれ変わった人物と言えば、使徒のパウロがいます。

 

パウロは元々キリスト教徒を迫害する極悪人でしたが、

聖霊を受けることで偉大な伝道者へと生まれ変わりました。

「そこでアナニヤは、出かけて行ってその家にはいり、手をサウロの上において言った、「兄弟サウロよ、あなたが来る途中で現れた主イエスは、あなたが再び見えるようになるため、そして聖霊に満たされるために、わたしをここにおつかわしになったのです」。 18するとたちどころに、サウロの目から、うろこのようなものが落ちて、元どおり見えるようになった。そこで彼は立ってバプテスマを受け、 19また食事をとって元気を取りもどした。サウロは、ダマスコにいる弟子たちと共に数日間を過ごしてから、 20ただちに諸会堂でイエスのことを宣べ伝え、このイエスこそ神の子であると説きはじめた。」

(使徒行伝9章17~20節)

キートン
キートン
とんでもない変化ですね。。!

②罪を自覚させる

②罪を自覚させる

「しかし、わたしはほんとうのことをあなたがたに言うが、わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのだ。わたしが去って行かなければ、あなたがたのところに助け主はこないであろう。もし行けば、それをあなたがたにつかわそう。 8それがきたら、罪と義とさばきとについて、世の人の目を開くであろう。」

(ヨハネによる福音書16章7、8節)

先ほども言ったように人はみな罪人ですが、自分ではその罪を自覚することはできません。

 

もちろん、犯罪レベルなら自分で悪いことをしたと分かるでしょうが、神様から見た罪というのはもっと基準が高いのです。

しかし、聖霊は私たちに罪の自覚をさせてくださいます。

あ、自分は神様から見て悪いことをしたな。。

と気づくことができるようになるんですね。

 

もちろん、罪に気付いて終わりじゃダメですよ!

その罪を素直に認めて、神様にゆるしをいただく必要がありますから!

 

聖霊は神様の思いもよくご存じなので、神様から見て何が正しくて何が罪なのかも理解しておられます。

だからこそ、私たちに罪を認めさせて、悔い改めへと導くことができるんですね。

③神の子の自覚をさせる

③神の子の自覚をさせる

「すべて神の御霊に導かれている者は、すなわち、神の子である。 15あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたちは「アバ、父よ」と呼ぶのである。 16御霊みずから、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあかしして下さる。」

(ローマ人への手紙8章14~16節)

キリストを信じた者は、その時点で誰でも神の子とされます。

 

信じるだけで神の子とされるというのは、驚くべき恵みですよね!

しかし、いくらキリストを信じたからといって、

はい、これであなたは神の子とされました!!

なんて言われても、そんなぶっ飛んだ事実をすんなり受け入れられるでしょうか?

 

いやー、中々厳しいですよね!

二次元やファンタジーの世界じゃあるまいし!!

 

ところが、聖霊はそんな信じがたい事実を私たちに確信させてくださいます。

確かに自分は神様に愛されている神の子なんだ!!

と自覚できるのです。

 

そして、神様のことを“父よ”と呼びかけることができるようになります。

まさに、人間の想像を超えた力ですよね!

④キリストを証(あかし)する

④キリストを証しする

「26わたしが父のみもとからあなたがたにつかわそうとしている助け主、すなわち、父のみもとから来る真理の御霊が下る時、それはわたしについてあかしをするであろう。」

(ヨハネによる福音書15章26節)

キリストを証するとは、イエスが私たちのキリスト(救い主)であることを他の人々に伝えるということです。

 

もっと正確に言うと、自分がキリストによって救われた”体験”を伝えるということですね。

例えば、

私はイエス様と出会ったことで、今までの苦しい生き方から解放されて、救いの喜びを持って生きられるようになりました!

イエス様なしの人生はもう考えられません!

あなたもキリストの救いを受け入れませんか?

みたいな感じです。

そして、聖霊は私たちがこのようなキリストの証を語るのを助けてくださいます。

 

何を語るべきなのかを教えてくださるのです。

例えば、イエスの弟子たちはイエスの昇天後、聖霊に満たされてキリストについて人々に語り続けました。

「その時、ペテロが聖霊に満たされて言った、「民の役人たち、ならびに長老たちよ、 9わたしたちが、きょう、取調べを受けているのは、病人に対してした良いわざについてであり、この人がどうしていやされたかについてであるなら、 10あなたがたご一同も、またイスラエルの人々全体も、知っていてもらいたい。この人が元気になってみんなの前に立っているのは、ひとえに、あなたがたが十字架につけて殺したのを、神が死人の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのである。 11このイエスこそは『あなたがた家造りらに捨てられたが、隅のかしら石となった石』なのである。 12この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」。」

(使徒行伝4章8~12節)

驚くべきことに、イエスの弟子たちは元々普通で無学の人たちでした。

 

しかし、

彼らは聖霊に満たされたことで、本来なら考えられないくらい大胆かつ雄弁にキリストについて語ったのです。

これには周りの人たちもビックリ仰天だったんだにゃ~。

 

クリスチャンは、キリストの救いを多くの人に伝道することが使命として与えられています。

ところが、ときにはどのようにキリストについて語ればいいのか分からないこともあるでしょう。

 

だからこそ、伝道には聖霊の助けが必要なんですね!

イエスは弟子たちに、このように語られています。

「こうして、福音はまずすべての民に宣べ伝えられねばならない。 11そして、人々があなたがたを連れて行って引きわたすとき、何を言おうかと、前もって心配するな。その場合、自分に示されることを語るがよい。語る者はあなたがた自身ではなくて、聖霊である。」

(マルコによる福音書13章10、11節)

⑤キリストに似た者とさせる

⑤キリストに似た者とさせる

「わたしたちはみな、顔おおいなしに、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていく。これは霊なる主の働きによるのである。」

(コリント人への第二の手紙3章18節)

クリスチャンの大きな目的の1つは、キリストの姿に近づくことです。

 

つまり、イエスキリストのご性質を身に付け、罪のない清い者になるということですね。

しかし、そんなことは普通に考えたら不可能です。

 

だって、人間は罪深い生き物だもの。(みつを風に)

しかし、聖霊は私たちをキリストに似た者へと変えていってくださいます。

キートン
キートン
もちろん、いきなりではなく少しずつですが。。!

 

聖書には、“御霊(みたま)の実”という言葉が出てきます。

「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、 23柔和、自制であって、これらを否定する律法はない。」

(ガラテヤ人への手紙5章22、23節)

これらはキリストのご性質を表すものであり、人間の罪深い性質とは真逆のものです。

  • 喜び
  • 平和
  • 寛容
  • 慈愛
  • 善意
  • 忠実
  • 柔和
  • 自制

こうやって並べてみると、いかにも身に付けるのが難しそうなものばかりですよね。。!

 

しかし、

御霊の実は聖霊によって結ばれていくものであり、その度に私たちはキリストに似た者となっていくのです。

 

こちらも、実を結ぶまでには時間がかかりますけどね!

人間の努力によって、キリストに似た者になることはできないのです。

⑥イエスは主だと言えるようにする

⑥イエスは主だと言えるようにする

「そこで、あなたがたに言っておくが、神の霊によって語る者はだれも「イエスはのろわれよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」と言うことができない。」

(コリント人への第一の手紙12章3節)

イエスは主だと言うこと、つまり、

イエスキリストへの信仰告白は聖霊によってでなければすることができません。

え、聖霊がいないと信仰を告白することさえできないの!?

と驚くかもしれませんが、そうなんです。

つまり、信仰さえも聖霊によって与えられるものなんですね。

 

キリスト教入信の儀式である“洗礼式”では信仰告白がありますが、これも聖霊の力によるものだということが分かります。

⑦神の御心を悟らせる

⑦神の御心を悟らせる

「そういうわけで、これらの事を耳にして以来、わたしたちも絶えずあなたがたのために祈り求めているのは、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力とをもって、神の御旨を深く知り、」

(コロサイ人への手紙1章9節)

私たちは自分の思いや考えではなく、神様の御心(意志や目的)に沿って生きる必要があります。

 

とは言え、普通に考えたら、

いやいや、神様の考えていることなんて分かりっこないよ~!!

と困り果ててしまうところですよね。

だって、私たちは人間だもの。(みつを風パート2)

 

しかし、ここでも聖霊が活躍されます。

先ほども言ったように、聖霊は神様の御心をご存知ですから、

私たちも聖霊を通して神様の御心を知ることができるのです。

 

つまり、聖霊は、私たち人間と神様を繋ぐ架け橋のような役割をしてくださっているんですね。

⑧真理を悟らせる

⑧真理を悟らせる

「けれども真理の御霊が来る時には、あなたがたをあらゆる真理に導いてくれるであろう。それは自分から語るのではなく、その聞くところを語り、きたるべき事をあなたがたに知らせるであろう。 14御霊はわたしに栄光を得させるであろう。わたしのものを受けて、それをあなたがたに知らせるからである。」

(ヨハネによる福音書16章13、14節)

聖書には、たくさんの真理の言葉が書かれています。

 

例えば、

  • イエスが救い主であること
  • 子であるイエスを犠牲にするほど神様が私たち人間を愛されていること

などはまさに真理です。

しかし、それを本当の意味で理解するためには聖霊の力が必要なのです。

 

聖霊の力なしで聖書を読んでも、ただの読書で終わってしまいます。

それじゃあ、他の本と変わらないではありませんか!

 

そもそも、聖書自体が聖霊を受けた書き手たちによって書かれたものです。

「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。」

(テモテへの第二の手紙3章16節)

いくら三ツ星レストランの超一流シェフの料理を食べても、その味を感じ取れるだけの舌や味覚がなければ意味がありません。

 

同じように、

聖書に書かれている素晴らしい真理を受け取るためには、それを理解するための聖霊の力が不可欠なのです!

聖書を読むときには、聖霊のお導きを祈ることが大切だにゃ~。

⑨霊的賜物を与える

⑨霊的賜物を与える

「すなわち、ある人には御霊によって知恵の言葉が与えられ、ほかの人には、同じ御霊によって知識の言、 9またほかの人には、同じ御霊によって信仰、またほかの人には、一つの御霊によっていやしの賜物、 10またほかの人には力あるわざ、またほかの人には預言、またほかの人には霊を見わける力、またほかの人には種々の異言、またほかの人には異言を解く力が、与えられている。 11すべてこれらのものは、一つの同じ御霊の働きであって、御霊は思いのままに、それらを各自に分け与えられるのである。」

(コリント人への第一の手紙12章8~11節)

人間にはそれぞれ、神様から才能や能力が与えられていますが、

それとは別にキリストを信じた者のみに聖霊が与えてくださる霊的賜物というものがあります。

 

霊的賜物は教会に仕えるために与えられるものであり、後天的なものです。

キートン
キートン
クリスチャンには、少なくとも1つ以上の霊的賜物が与えられています!

霊的賜物には、

  • 異言
  • 預言
  • 癒し
  • 信仰
  • 霊を見分ける力
  • 教えること
  • 分け与えること
  • 知恵のことば

など様々なものがあり、人によってどの賜物が与えられるかは異なります。

元々与えられている才能にプラスして、さらに霊的賜物が与えられるってすごくないですか??

 

ただし、この賜物は自分勝手に使うために与えられているわけではありません。

霊的賜物は、

  • 神様のため
  • 教会のため
  • 他の人のため

に用いていく必要があります!

「だから、あなたがたも、霊の賜物を熱心に求めている以上は、教会の徳を高めるために、それを豊かにいただくように励むがよい。」

(コリント人への第一の手紙14章12節)

⑩お祈りを助ける

⑩お祈りを助ける

「御霊もまた同じように、弱いわたしたちを助けて下さる。なぜなら、わたしたちはどう祈ったらよいかわからないが、御霊みずから、言葉にあらわせない切なるうめきをもって、わたしたちのためにとりなして下さるからである。 27そして、人の心を探り知るかたは、御霊の思うところがなんであるかを知っておられる。なぜなら、御霊は、聖徒のために、神の御旨にかなうとりなしをして下さるからである。」

(ローマ人への手紙8章26、27節)

お祈りは神様との対話であり、人間に与えられた大切な特権です。

しかし、ときには、神様にどうお祈りをしていいのか分からず祈れないということもあるでしょう。

 

祈りの大切さを知りながらも祈れないというのは、私たち人間の弱さによるものです。

しかし、そんなときに、聖霊は私たちの代わりに神様にそのお祈りを届けて助けてくださいます。

 

先ほども言った通り、聖霊は神様の思いも私たち人間の思いも両方ご存じです。

だからこそ、神様と私たちの間に入り、私たちのつたないお祈りを御心にかなう形で神様に届けることができるんですね!

聖霊の助けを受けて祈ろう。。

 

お祈りの仕方については、【Q&A】キリスト教で離婚は禁止なの?宗派ごとに答えてみた
をどうぞ

聖霊を受けるためにはどうしたらいいの?【イエスキリストを信じましょう】

聖霊を受けるためにはどうしたらいいの?【イエスキリストを信じましょう】

どうですか、これだけ素晴らしい聖霊の働きを見たら、皆さんも聖霊を受けたくてたまらない体(?)になってきたのでは??

しかし、聖霊は誰にでも与えられているわけではありません。

 

では、一体どのような人が聖霊を与えられるのでしょうか?

それは先ほども言った通り、イエスキリストを信じて受け入れた人です。

 

12弟子のリーダー、ペテロはこう語っています。

「すると、ペテロが答えた、「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。 39この約束は、われらの主なる神の召しにあずかるすべての者、すなわちあなたがたと、あなたがたの子らと、遠くの者一同とに、与えられているものである」。」

(使徒行伝2章38、39節)

このように、キリストを信じた者の内側には例外なく、聖霊が住んでくださるようになるのです!

 

そして、この聖霊こそ、私たちが永遠の命を与えられて神の御国(天国)に行くことができるという救いの保証となります。

「あなたがたもまた、キリストにあって、真理の言葉、すなわち、あなたがたの救の福音を聞き、また、彼を信じた結果、約束された聖霊の証印をおされたのである。 14この聖霊は、わたしたちが神の国をつぐことの保証であって、やがて神につける者が全くあがなわれ、神の栄光をほめたたえるに至るためである。」

(エペソ人への手紙1章13、14節)

ただし、聖霊が住んでおられるからといって、そこで満足してはいけません。

 

なぜなら、聖霊が住んでいる=聖霊に満たされている、ではないからです。

私たちは、聖霊に満たされてはじめて聖霊の働きを充分に受けることができます。

聖霊の満たしは、聖霊の内住の1段階上。。

 

実際、クリスチャンでも聖霊に満たされていない人はいます。

では、どうすれば聖霊に満たされることができるのでしょうか?

 

それは、神様に聖霊を祈り求めることです。

イエスはこう語られています。

「このように、あなたがたは悪い者であっても、自分の子供には、良い贈り物をすることを知っているとすれば、天の父はなおさら、求めて来る者に聖霊を下さらないことがあろうか」。」

(ルカによる福音書11章13節)

聖霊というのは、神様が下さる最も素晴らしい贈り物です。

 

聖霊で満たしてくださるようにと、いつも熱心に祈り求め続けましょう!

まとめ:聖霊は神様からの最高の贈り物

まとめ:聖霊は神様からの贈り物

◎聖霊の主な働き・役割10選!

  1. 新しく生まれ変わらせる
  2. 罪を自覚させる
  3. 神の子の自覚をさせる
  4. キリストを証(あかし)する
  5. キリストに似た者とさせる
  6. イエスは主だと言えるようにする
  7. 神の御心を悟らせる
  8. 真理を悟らせる
  9. 霊的賜物を与える
  10. お祈りを助ける

いかがでしたか?

聖霊の働きがこんなに重要なのかと驚いたのではないでしょうか!

 

しかも、今やその聖霊をキリストを信じるだけで受けられる時代なのです。

これも神様の愛ゆえですね!

 

神様からの最高の贈り物である聖霊を、今こそ受け取っていきましょう!

キートンでした。

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キートン
月間15万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

POSTED COMMENT

  1. ミー より:

    いつもブログを拝見しています。キリスト教を知ったばかりの頃、こちらのブログを見つけ、面白く、知識が深まっていったのを覚えています。いつもありがとうございます。

    質問ですが、マルコによる福音書3章29節、30節(1955年、口語訳)に

    29しかし、聖霊をけがす者は、いつまでもゆるされず、永遠の罪に定められる」。30そう言われたのは、彼らが「イエスはけがれた霊につかれている」と言っていたからである。

    と書かれていますが、これはどう解釈すればいいのでしょうか。ネットでこの聖句の解釈を調べると、ある人は「聖霊を冒涜したら赦されることはない、なんなら聖霊はその人から出ていく」、またある人は「30節より、聖霊によるわざをサタンのせいにした、つまりイエスを救い主と認めていないため、赦されることはないというのはある意味当然。」と解釈しており、どちらが正しいのか分かりません。キートンさんはどのようにお考えでしょうか。答えていただけたら幸いです。

    • キートン より:

      ミーさん、こちらこそいつもブログを見てくださりありがとうございます!そういっていただけるととても励みになります。

      この聖句についてはミーさんがおっしゃるように様々な意見がありますが、私は以下のように考えています。まず前提として、キリストによってゆるされない罪はありません。しかし、そもそもキリスト自体を否定するなら、罪はゆるされることはありません。聖霊というのはイエスが救い主だと証しする存在であり、その聖霊を冒涜するというのは、イエスキリストを拒絶するのと同じです。つまり、聖霊を冒涜する=イエスを拒絶する=罪がゆるされないということですね。当時の宗教指導者たちは、イエスが救い主であることを否定できないような証拠を見てきたにも関わらず、イエスを拒み続けました。だからこそ、彼らの罪はゆるされることはなかったのです。逆に、既にイエスを信じて受け入れた人が、罪を犯したとしてもゆるされないということはありません。

      以上、私の意見ですが、参考になれば幸いです。

  2. ひなみ より:

    キートンさん、本当にいつもありがとうございます
    いつもいつもタイムリーなブログに感謝しかありません。
    Twitterだと文字制限があるためこちらでコメントさせてください。
    母が導かれる数ヶ月前に妹も導かれ。
    いつもキートンさんのブログを母と妹に転送しています(*^^*)
    先日、母から
    自分の今までの罪が溢れ出し悔い改める際、その罪の大きさに声が出るくらい泣いたそうです。
    70を過ぎた母がそこまで泣くなんて。
    きっと聖霊様のお導きだったんだろうと思います。
    妹も嗚咽が出るくらい泣いたそうです。

    きっと母と妹もその時の事が神様からの恵みであり、神様からの愛そのものだった事が
    キートンさんのブログから感じ取れたんじゃないかな、と思ってます。

    これだけの記事を書かれる事。
    本当に大変でどれだけの労力を使われることと思います。
    まだイエス様に出逢ってない人達にも本当にわかりやすく、そしてイエス様に出逢って間もない人達に寄り添った文章。
    キートンさんにはどれだけ感謝しても足りないくらいです。
    母も妹もそして私もキートンさんのこのブログに本当に救われています。

    ありがとうございます。
    キートンさんにますますの主の祝福と恵みが降り注ぎますように

    • キートン より:

      ひなみさん、いつもご愛読いただきありがとうございます!

      なんと。。素晴らしい証ですね。読んでいて思わず涙ぐんでしまいました。

      ひなみさんのご家族の上に、確かに神様が、聖霊様が働いておられるのを知って僕もとても励まされます。
      そして、僕の拙いブログ記事がその働きに少しでも携われているのなら、これ以上幸せなことはありません。こちらこそもったいないお言葉を頂き、本当に感謝します!

      ひなみさん、そして、ひなみさんのご家族の上に、更なる神様の豊かな祝福がありますように。。!

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