ジーザス、エブリワン!キートンです
今回は、旧約聖書に記されている有名なお話、“アダムとエバ”をご
映画や本、曲の歌詞など色んなところに出てくるので、
【”アダムとエバ”のあらすじ紹介】
初の人類2人が、神様から食べちゃだめだと言われた果実をヘビの誘惑により食べてしまい、楽園である「エデンの園」から追い出される。
これによって人類は罪を背負いますが、その罪を背負って下さったのが、イエス・キリストなんですね💡https://t.co/eb126VqVdX pic.twitter.com/OARWwouhrP
— キートン@クリスチャンブロガー (@keaton1992) January 10, 2020
しかし、知っているのは、
- 禁断の果実
- エデンの園
などの断片的な情報だけで、

という方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はクリスチャンの僕が、
“アダムとエバ”の生涯をできるだけ分かりやすくご紹介していきたいと思います!
吹き出しなどもたっぷり使っていくので、頭に残りやすいはずですよ!

Contents
“アダムとエバ”とは?

“アダムとエバ”は、旧約聖書の”創世記”に書かれたお話のことで、初の人間であるアダムとエバについて描かれています。
大まかな内容は、神様によって造られた男女”アダムとエバ”が、
ヘビの誘惑により神様から禁じられていた木の実を食べてしまい、エデンの園から追い出されてしまうというもの。
これが人類初めての罪と言われており、キリスト教における“原罪”という考え方にも繋がっています。(後述)


聖書箇所
創世記2章7節〜創世記3章24節
登場人物
まずは、登場人物のご紹介から。
神

天地創造を行ない、人間を造られた全知全能の神様。
アダムとエバをエデンの園に住まわせます。

アダム

アダムの適切な画像が無かったため、男であることがすぐに分かる画像にしました。(※男子トイレではありません)
初めての人類であり、初めての男性。
神によって土で造られた。
アダムは、ヘブライ語で「人」という意味で、930歳まで生きたらしい。

エバ(イブ)

エバの適切な画像が無かったため、女であるk(以下省略)。
神様がアダムのあばら骨で造られた、人類初の女性。
エバは、ヘブライ語で「生命・いのち」という意味です。
ヘビ

大変ずる賢い野の生き物。
エバに中央の“善悪を知る木の実”を食べるように誘惑します。
その他の動物たち

神様が、アダムの助け手を見つけようとして造られた動物たち。
アダムによって、それぞれに名前が付けられました。
アダムとエバ(イブ)あらすじ
まずは、全体の大まかなストーリーを追っていきましょう。
アダムとエバの誕生

これは神が”天地創造”を行なっているときのお話。
神は土のちりから人を造り、命の息をその鼻に吹き入れました。
すると、土は生命を持つようになり、動き始めました。
アダムの誕生です。(あっさり)
そして、神は“エデン”という園を作って、
また、神は園に美しい木々を生やし、
- “命の木”
- “善悪を知る木”
という2本の木を生やされました。
そこには川も流れており、神はアダムにこの園を耕(たがや)し守らせることにしました。
神はアダムに言われました。

ただし、“善悪を知る木”からは絶対取って食べてらならぬ!
食べると君、死ぬよ?
と。
さらに、神は言われました。

あいつにぴったりの助け手を造ってやろう!
そして、
すると、アダムはその生き物たちに次々と名前を付け始めました。
それは、そのまま生き物たちの名前となりました。
こうして、全ての生き物に名前を付け終わりましたが、
そこで、神はアダムを深く眠らせ、
エバの誕生です。
それを見るとアダムは言いました。

いいっすよね、神様!
こうして2人は結ばれ、夫婦の関係になりました。
この時、2人は裸でしたが、
ヘビの誘惑と人類初の”罪”

ところで、神が造った野の生き物で1番ずる賢いのは、
ヘビはエバに言いました。

エバは答えました。

ただ、中央の木の実だけは食べちゃいけないの。
食べたら死ぬと神様はおっしゃっているのよ!
ヘビは言いました。

中央の木の実を食べると、目が開けて神様みたいに善悪が分かるようになるのさ。
ほら、こんなに美味しそうじゃないか!
エバが中央の木の実を見てみると、確かにその実は美しく、
すると、
さらに、
すると、どうでしょう。
2人の目は開け、

アダムとエバ、神から隠れる

そこにふと、神の足音が聞こえてきました。
すると、アダムとエバは、慌てて木の間にその身を隠しました。
神は呼びかけて言われました。

アダムは答えました。

神は言われました。

さては。。食べてはならないと言ったあの木の実を食べたな?
アダムが言いました。

あなたがお造りになったあの女が、私に木の実を食べさせたんです!
神は言いました。

エバは言いました。

ずる賢いヘビが私をだましたから食べてしまったのです!
(すごいなすり付け合い。。)
アダムとエバ、エデンの園を追い出される

神はヘビに言いました。

一生腹ばいで歩き、ちりを食べて生きることになる。
また、エバに言いました。

そして、夫からの支配を受け続けることになる。
続いて、アダムに向かって言いました。

そして、最終的には土に帰ることになるだろう。
この時に、アダムは女のことをエバ(命)と名付けました。(
これは、彼女が“全ての生きた者の母”となったからです。
そして、神はこの2人に皮の着物を着せた後、言いました。

今度は”命の実”も食べて永遠の命を手にしてしまうかもしれん。
そうなる前にここを出て行くのだ!
こうしてアダムとエバはエデンの園から追い出されてしまい、2度と帰ってくることはありませんで
どんなメッセージが込められている?
このお話の大きなテーマは、
では、その罪とは一体どんな罪でしょうか?
①神に近づこうとした罪

まず1つ目は、
もちろん、神様の言いつけを守らなかったことも問題ですが、それ以上に問題だったのは、その傲慢(ごうまん)さです。
エバは、ヘビに誘惑されたことで、

と考えてしまいました。
「4へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。 5それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。 6女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。」
(創世記3章4~6節)
これは高ぶった悪い心であり、神をもおそれぬ大きな罪です。
この罪は、“バベルの塔”のお話とも、似ていますね。

②人のせいにした罪

また、責任転嫁、つまり、犯した罪を誰かのせいにしようとしたことも罪でした。
アダムはエバのせいにし、エバは蛇のせいにしました。
「人は答えた、「わたしと一緒にしてくださったあの女が、木から取ってくれたので、わたしは食べたのです」。 13そこで主なる神は女に言われた、「あなたは、なんということをしたのです」。女は答えた、「へびがわたしをだましたのです。それでわたしは食べました」。」
(創世記3章12、13節)
しかし、当然全知全能の神には、2人がしたことなど全てご存知でした。
じゃあなぜあえて問いかけたかというと、2人が悔い改めるのを期待していたからです。
ところが、2人はその期待に応えられず、結局神様に謝罪の1つもしないままに終わってしました。

そして、これらのエピソードが、キリスト教における“原罪”という考え方に結びついています。
アダムとエバが”原罪”の由来!?

原罪というのは、
アダムとエバの罪以来、子孫である我々人類は生まれながらに罪人であり、
という考え方のことです。
つまり、アダムとエバが罪を犯した影響で、後の人類も罪を背負わなくてはいけなくなってしまったということですね。
しかも、この罪の影響で人類は、
- 男は働かなくては食べていけない
- 女は苦しんで子供を産まなくてはいけない
- 人はいずれ必ず死ぬ
という運命まで背負わなくてはいけなくなってしまいました。
ただし、実は私たちは、もうこの原罪からは解放されています。
なぜなら、この罪を私たちの代わりにイエス・キリストが背負ってくださったからです。
「23すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、 24彼らは、価なしに、神の恵みにより、キリスト・イエスによるあがないによって義とされるのである。」
(ローマ人への手紙3章23、24節)
とは言え、人間が罪深い存在なのは変わりないので、その度に悔い改める必要はありますけどね!
☟イエスキリストについては、以下の記事で詳しく解説しています。


禁断の実はりんごじゃなかった!?【何の実かは不明です】

アダムとエバと言えば、“禁断の実”ですよね。
結果的に2人はこれを食べてしまうわけですが、イメージ的にこの実って”りんご”だと思っていませんか?
確かに、絵画などでも、りんごが描かれることが多いです。
しかし、
「6女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。」
(創世記3章6節)
ただ、”実”としか書かれていないんですね。
ですから、それはもしかしたら、バナナだったかもしれないし、ブドウだったかもしれない。
今でも、

ちなみに、アダムとエバが裸を隠そうとした時に腰に巻いたものは、“いちじくの葉”だと聖書にはっきりと書かれています。
「7すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。」
(創世記3章7節)
のどぼとけは英語で、“Adam’s apple”!?

皆さんは、のどぼとけのことを、英語で何というか知っていますか?
正解は、“Adam’s apple”です。
では、なぜこのような表現を使うのかというと、
アダムがエバから果実をもらって食べた時に、のどにつっかえたことでのどぼとけができたという言い伝えがあるから。
そして、その果実が”りんご”だと信じられているために、このような表現が生まれたんですね。


まとめ:アダムとエバは、初の人類で初の罪人!

いかがでしたか?
知っているようで、知らない内容もかなりあったのではないでしょうか。
アダムとエバは初の人類でもあり初の罪人でもあるという悲しい歴史が分かりましたね。
キリスト教にとって大事な概念である“罪”もここから始まったわけです。
それにしても、これから登場する聖書の人物たちも、全てこのアダムとエバの子孫だと考えるとすごいですよね!
全ての原点であるこのお話をぜひ頭に入れておいて下さい!
キートンでした。

