ジーザス、エブリワン!クリスチャンブロガーのキートンです。
証拠でもあるの?
こういった疑問にお答えします。
キリスト教には様々な重要な教えがありますが、その中でも特に重要なのがイエスの復活です。
イエスの復活はキリスト教信仰におけるベースであり、クリスチャンとはイエスの復活を信じる人たちとも言えます。
しかし、あなたはこう思ったのではないでしょうか?
キリスト教の人たちは、そんな非現実的なことを本当に信じているの?
と。
確かに死から復活するなど、人間の常識では考えられないことなので、その気持ちはよく分かります。
ただ、一度立ち止まって考えてみてください。
全世界のキリスト教人口は約24.5億人(全体の約32.9%)、
つまり、全人類の約3人に1人がイエスの復活を信じているのです。
しかも、イエスの復活を信じていた人物の中には、
- アイザック・ニュートン
- ガリレオ・ガリレイ
- ブレーズ・パスカル
- ジョン・ケプラー
などといった理性的で超頭の良い天才たちも数多くいました。
特に偉大な科学者にクリスチャンが多く、現実的で論理的なイメージのある彼らが、
復活という非現実的に思えることを信じているというのは驚きではないでしょうか。
今まで幾度となくイエスの復活について様々な人が論じてきましたが、多くの人間が結局はその復活を認めざるを得なくなったのです。
なぜなら、イエスの復活には多くの証言や歴史的な記録があるからですね。
とはいえ、まだまだ半信半疑の人も多いでしょう。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が
- イエスの復活とは?
- イエス復活は本当か?5つの証拠
- イエスはなぜ復活した?3つの意味
- イエス復活のその後
について解説します。
イエスの復活とは?
そもそもイエスの復活とは、どのような出来事なのでしょうか?
まずはイエス復活の概要について、ざっくりと解説していきます!
- キリスト教で最も重要な出来事の一つ
- “イースター(復活祭)”として祝われる
- いつ復活した?
キリスト教で最も重要な出来事の一つ
イエスの復活とは、イエスが十字架刑の死後3日目に復活した出来事のことで、キリスト教で最も重要な出来事の一つです。
なぜなら、イエスの復活はイエスが起こした最大の奇跡であり、イエスが死を打ち破り、神の救いの計画が成就したことを象徴するから。(詳しくは後述)
実際、使徒パウロもイエス復活の重要性をこのように語っています。
「もしキリストがよみがえらなかったとしたら、わたしたちの宣教はむなしく、あなたがたの信仰もまたむなしい。」
(コリント人への第一の手紙 15:14)
イエスは紀元一世紀に実在したユダヤ人であり、旧約聖書の時代から出現が預言されていたメシア(救世主)です。
イエスは様々な奇跡を起こしたり神の愛やゆるしといった教えを説いたりして、人々の支持を集めていました。
しかし、イエスを敵対視するユダヤ教の指導者たちによって逮捕され、不正な裁判で有罪判決。
ローマ総督ピラトの許可によって、十字架刑に処されてしまいました。
ところが、なんとイエスは埋葬されてから3日目に死から復活し、弟子たちの前に現れたのです。
イエスの復活を目の当たりにした弟子たちは、イエスのことを多くの人々に伝えるようになり、キリスト教が誕生していきます。
以上がざっくりとしたイエス復活までの主な流れですね。
✅️詳しくは、【完全版】イエス・キリストとはどんな人?その生涯を簡単にまとめてみた
✅️【閲覧注意】十字架刑の苦痛はどれくらい?想像以上にヤバ過ぎる刑だった
もご参照ください。
“イースター(復活祭)”として祝われる
キリスト教では、イエスの復活が“イースター(復活祭)”として毎年祝われます。
日本だとクリスマスのほうが知名度が高いですが、イースターはキリスト教の最も重要なイベントの一つであり、イエスの死と復活を記念するものです。
イースターは移動祝日であり、毎年”春分の日の後の最初の満月の次の日曜日”に祝われます。
ピンとこないと思いますが、具体的な日付で言うと、3月22日~4月25日の間のどこかですね。
イースターの日には特別な礼拝が行われ、共にイエス復活の喜びを分かち合うんですね。
✅️イースターの詳細は、イースターはいつまで?どんな日で何をするのかもクリスチャンが解説をどうぞ
いつ復活した?
イエスがいつ復活したのか具体的な年や日付は不明ですが、大まかに言うと、紀元1世紀の日曜日に復活したとされています。
なぜ日曜日だと分かるかというと、イエスの復活が安息日(つまり土曜日)の翌日である”週の初めの日”に起こったと聖書に書かれているからです。
「さて、安息日が終って、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリヤとほかのマリヤとが、墓を見にきた。(中略)5この御使は女たちにむかって言った、「恐れることはない。あなたがたが十字架におかかりになったイエスを捜していることは、わたしにわかっているが、 6もうここにはおられない。かねて言われたとおりに、よみがえられたのである。さあ、イエスが納められていた場所をごらんなさい。」
(マタイによる福音書28:4-6)
そして、イエスが日曜日に復活したと信じているからこそ、
キリスト教では日曜日を”主の日”として教会で礼拝が行われるんですね。
ちなみに、イエスの死から復活までの主な流れは以下の通りです。
- 金曜日の午後: イエスが十字架で死ぬ
- 金曜日の夕方: イエスがお墓に葬られる
- 土曜日: 安息日のため、活動がなく静かに過ごされる
- 日曜日の早朝: イエスの復活が確認される
イエス復活は本当か?5つの証拠
キリスト教においてイエスの復活は重要ですが、キリスト教徒でない方からすれば到底信じられないことでしょう。
しかし、イエスが復活したという証拠はいくつもあります。
それらを一つずつ見ていきましょう!
- 証拠①復活が嘘ならすぐにバレる状況だった
- 証拠②お墓が空だった
- 証拠③目撃証言が多数ある
- 証拠④弟子たちの驚くべき変化
- 証拠⑤反論する証拠が残されていない
※イエス復活の根拠は聖書に多く書かれていますが、
キリスト教徒に都合の良い情報だけが書かれている書物じゃないの?
と思う方もいそうなので、聖書の信頼性をいくつか示しておきたいと思います。
例えば、イエスの復活について書かれている新約聖書は約2千年前に書かれましたが、
その内容は原本(最初に書かれたオリジナルの文書)の内容をほぼ正確に再現できていると言われています。
なぜなら、新約聖書の写本(印刷技術がない時代に手作業で書き写された文書)の数が圧倒的に多く、
ギリシャ語やラテン語などで書かれたものを合わせて約2万点以上にも上るからです。
例えば、ホメロスの『イリアス』やアリストテレスの著作など、他の古代文献の写本の数は数100点に留まることが多く、
新約聖書の写本数がいかに多いか分かるでしょう。
しかも、新約聖書の原本から写本が作られるまでの時間的間隔も圧倒的に短いです。
例えば、プラトンの著作は、最も古い写本が原本から1,200年ほど後に作られたのに対し、
新約聖書は原本が書かれてから100〜200年以内に写本が作られています。
つまり、それだけ原本に近い内容が伝わってきているということです。
このように、新約聖書は原本の内容が正確に受け継がれてきたものであり、
その信頼性の高さは他の古代文献の比ではありません。
聖書の歴史的正確性や信頼性は、クリスチャンではない多くの学者も認めているところです。
✅️聖書の詳細は、聖書とはどのような書物か?4つの特徴まとめ【永遠のベストセラー】をどうぞ
証拠①復活が嘘ならすぐにバレる状況だった
イエスが復活した証拠の1つ目は、イエスの復活が嘘ならすぐにバレる状況だったことです。
なぜなら、当時まだイエスに敵対する者たちが生きていたから。
どうしてそう言えるかというと、以下の聖句を見てみてください。
「わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、 4そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、 5ケパに現れ、次に、十二人に現れたことである。 6そののち、五百人以上の兄弟たちに、同時に現れた。その中にはすでに眠った者たちもいるが、大多数はいまなお生存している。 7そののち、ヤコブに現れ、次に、すべての使徒たちに現れ、 8そして最後に、いわば、月足らずに生れたようなわたしにも、現れたのである。」
(コリント人への第一の手紙15:3-8)
この聖句は初期のキリスト教徒たちの頃から信じられてきた最も古い教えとして、多くの聖書学者たちに認められているものです。
聖書学者たちによると、イエスの死と復活について書かれたこの教えが成立したのはイエスの死後3~5年以内で、この手紙自体も20~25年以内に書かれたとしています。
この事実から分かるのは、イエス復活の教えはイエスの死後すぐに生まれて広まったものであり、当時まだイエスの敵対者は生きていたということ。
となると、イエスが復活したなんて嘘を広めるのは到底不可能だったわけです。
そんな嘘をつけば、イエスの敵対者たちがイエスが復活していない証拠を出して、すぐにその嘘を暴いたはずですよね。
しかし、彼らはそれをしませんでした。
なぜなら、イエスの復活は真実であり、それが嘘だと証明できなかったからです。
こうして、イエス復活の教えは広まっていくことになります。
また、この聖句では、復活したイエスが”五百人以上の兄弟たちに同時に現れた”と書かれていますが、この目撃者たちの多くもまだ生きていました。
つまり、イエスの復活を疑う人は、イエスの復活が本当か目撃者たちに直接確認をすることもできたわけです。
嘘がすぐにバレる状況でイエス復活の教えが広まったのは、それが真実だからなんですね。
証拠②お墓が空だった
イエスが復活した証拠の2つ目は、お墓が空だったことです。
なぜなら、もしイエスが復活しなかったとしたら、遺体はお墓に残っているはずだから。
しかし、新約聖書の福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)には、イエスが埋葬されたお墓が3日目に空だったと共通して書かれています。
「さて、一週の初めの日に、朝早くまだ暗いうちに、マグダラのマリヤが墓に行くと、墓から石がとりのけてあるのを見た。 2そこで走って、シモン・ペテロとイエスが愛しておられた、もうひとりの弟子のところへ行って、彼らに言った、「だれかが、主を墓から取り去りました。どこへ置いたのか、わかりません」。」
(ヨハネによる福音書20:1,2)
イエスのお墓が空であったことは、最初に女性たちによって報告され、後に弟子たちも確認しました。
お墓が空だったということは、イエスの遺体がなくなったということで、これはイエス復活の重要な証拠です。
この説に対して、
というのは古くからよくある反論で、未だに多くのユダヤ人はこの説を信じています。
実際、当時イエスと敵対していた宗教指導者たちも、”弟子たちが夜の間に遺体を盗んだ”という説明を広めようとしました。
「祭司長たちは長老たちと集まって協議をこらし、兵卒たちにたくさんの金を与えて言った、 13「『弟子たちが夜中にきて、われわれの寝ている間に彼を盗んだ』と言え。」
(マタイによる福音書28:12,13)
しかし、お墓は厳重に石で封じられ、24時間体制で数人の兵士が見張っていたためこの説には無理があります。
交代で見張りをしていれば、眠ることもまずないでしょう。
しかも、仮にイエスの遺体が盗まれでもすれば、警護をしていた兵士は死刑に当たりますから必死でお墓を守っていたはずです。
そもそもイエスの弟子たちが命をかけて、イエスの遺体を盗み出す理由もありませんしね。
実際、
- イエスが十字架上で死んだこと
- お墓に葬られたこと
- その後お墓から遺体が消えたこと
というところまでは歴史的に議論の決着が付いていて、今や否定する学者はいません。
証拠③目撃証言が多数ある
イエスが復活した証拠の3つ目は、目撃証言が多数あることです。
イエスが復活した後、多くの人々が彼を目撃したと聖書に記録されています。
例えば、以下のような人たちです。
- マグダラのマリアや他の女性たち
➡最初に復活したイエスに会った(マタイ28:1-10)
- イエスの弟子たち
➡復活後、イエスは弟子たちに何度も姿を現した。(ヨハネ20:24-29)
- 500人以上の人たち
➡パウロの手紙では、イエスは一度に500人以上の人々に現れたと書かれている。(1コリント15:3-8)
また、最初の目撃者が女性たちであったというのも重要です。
なぜなら、当時のユダヤ社会では女性の地位が非常に低く、女性の証言は全く意味がないと考えられていたから。
ユダヤの法廷でも、女性は証言者として認められませんでした。
もしこの話が作られたものなら、信頼性を高めるために、もっと社会的に影響力のある男性が最初の目撃者とされたはずです。
にも関わらず、新約聖書の福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)には一貫して、最初にお墓が空だと発見したのは女性たちだったと書かれています。
「さて、安息日が終って、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリヤとほかのマリヤとが、墓を見にきた。」
(マタイによる福音書28:1)
これは実際にイエスの墓が空であり、イエスが復活したという大きな証拠ですね。
この説の反論として、
というものがありますが、以下の理由でそれも否定できます。
- 幻覚は個人に起こる現象で、複数の人間が同時に同じ幻覚を見ることはほぼあり得ない
- 幻覚を見るには心に強い期待があるのが前提だが、イエスが処刑されて弟子たちは恐怖と絶望の中にいた
- 幻覚は滅多に起こる現象ではないのに、大勢の人があらゆる場所で同時に復活したイエスを目撃している
証拠④弟子たちの驚くべき変化
イエスが復活した証拠の4つ目は、弟子たちの驚くべき変化です。
イエスが十字架に架けられて死んだとき、弟子たちは自分たちも宗教指導者やローマの兵士に捕らえられるのを恐れ、隠れて生活していました。
「その日、すなわち、一週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人をおそれて、自分たちのおる所の戸をみなしめていると、」
(ヨハネによる福音書 20:19)
また、メシア(救い主)だと思っていたイエスが自分たちの目の前で処刑されたのですから、絶望的な気持ちにもなっていたでしょう。
しかし、イエス復活の後、弟子たちは劇的に変わりました。
隠れていた彼らが、堂々と人々の前でイエスの復活を宣言するようになったのです。
と思うかもしれませんが、彼らは宗教的指導者やローマ政府から迫害を受けている真っ最中ですし、
イエスの敵対者が多い当時のユダヤ社会で、イエスの復活を宣言することはあまりにも危険なことでした。
さらに決定的なのは、多くの弟子たちがイエスの復活を伝えるために命さえも犠牲にしたことです。
もしイエスの復活が作り話だとしたら、果たしてその嘘を伝えるために命までもかけられるでしょうか?
しかも、伝承によると、1人や2人ならまだしもイエスの12弟子の内、
ヨハネ以外の全員がイエスの復活を伝えるために激しい迫害を受けて命を落としたのです。
ヨハネも殺されるまではいきませんでしたが、ローマ皇帝ドミティアヌスの治世にパトモス島に追放されています。
イエスの復活が嘘なら、迫害された時点で、
だから命だけは助けてー!
となるのが普通ではないでしょうか。
殺されてもいいから嘘をつき続けられるメンタルの持ち主が、一体どれほどいるでしょう。
それだけのリスクを犯すメリットもないですよね。
しかし、弟子たちは命も惜しまずイエスの復活を伝え、キリスト教が広まっていくのです。
これは弟子たちがイエスの復活を確信していなければ、説明が付かないでしょう。
✅️イエスの弟子たちについては、【完全版】イエスの12使徒とは?殺され方が残酷だった?をどうぞ
証拠⑤反論する証拠が残されていない
イエスが復活した証拠の5つ目は、反論する証拠が残されていないことです。
当時、ローマ政府やユダヤの宗教指導者たちは、イエスの教えや復活に対して非常に批判的でした。
なので、もしイエスが復活したことが嘘なら、彼らはすぐにイエスが復活していない証拠を見つけ出して、公表したでしょう。
しかし、彼らは、
- イエスの遺体がまだお墓にあったことを示す証拠も
- イエスの遺体が盗まれたという証拠も
- 復活の目撃証言が嘘であることを示す証拠も
見つけることができませんでした。
それどころか、宗教指導者たちはイエスの墓が空だった事実を否定できなかったために、
“弟子たちが夜の間に遺体を盗んだ”という嘘を広めようとしたのです。
「女たちが行っている間に、番人のうちのある人々が都に帰って、いっさいの出来事を祭司長たちに話した。 12祭司長たちは長老たちと集まって協議をこらし、兵卒たちにたくさんの金を与えて言った、 13「『弟子たちが夜中にきて、われわれの寝ている間に彼を盗んだ』と言え。」
(マタイによる福音書2811-13)
イエス復活に反する証拠が見つかっていたら、あれほど急速にキリスト教は広がっていなかったでしょう。
イエスはなぜ復活した?3つの意味
イエス復活の信憑性の高さはお分かりいただいたかと思いますが、ではなぜそもそもイエスは復活する必要があったのでしょうか?
「復活した俺、すげえだろ?」と自慢するため。。ではもちろんありません。
イエスが復活したのには、私たち全人類に関わる超重要な意味があります。
以下でイエスが復活した意味について見てみましょう!
- 神の救いの完成
- イエスが神の子で救い主である証明
- 新しい時代の始まり
①神の救いの完成
イエスが復活した意味の1つ目は、神の救いの完成です。
救いとは、人類が罪から解放されて永遠の命が与えられることですね。
元々人間は神に造られた素晴らしい存在で、神と良い関係を築いていましたが、アダムとイブが罪を犯して以来、罪人として歩んできました。
罪人として生きるということは、神に背いて生きるということであり、これはやがて人間が永遠の死や滅びに向かうことを意味しています。
しかし、イエスは十字架で死ぬことによって、人類の罪を代わりに背負ってくださったのです。
また、その後イエスが死から復活したことで、彼が罪と死に勝利したことが証明されました。
そして、イエスを信じる者も罪や死に勝利して復活し、永遠に神と共に生きることができるようになったのです。
これが”救い”ですね。
「イエスは彼女に言われた、「わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。」
(ヨハネによる福音書 11:25)
✅️救いについては、【キリスト教】福音の意味とは?クリスチャンが簡単に解説しますも参照
②イエスが神の子で救い主である証明
イエスが復活した意味の2つ目は、イエスが神の子で救い主である証明です。
なぜなら、ただの人間なら死から復活することはできないから。
例えば、
- ブッダ
- ムハンマド
- アインシュタイン
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
など偉人と呼ばれる人たちは数多くいますが、彼らはみな例外なく死に、復活した人はいません。
イエスも十字架に架かって死んだだけなら、良くても伝説的な偉人レベルで終わっていたでしょう。
しかし、イエスがその他の歴史的偉人と決定的に違うところが、死から復活したという事実なのです。
イエスは死から復活したことでただの人間ではなく、自分が神の子で救い主であるということを証明されました。
「御子は、肉によればダビデの子孫から生れ、 4聖なる霊によれば、死人からの復活により、御力をもって神の御子と定められた。これがわたしたちの主イエス・キリストである。」
(ローマ人への手紙1:3,4)
また、イエスが復活したということは、イエスは今もまだ生きておられるということ。
他の偉人は死んで過去の人になっていますが、イエスは今も生きて私たちと共にいてくださっているのです。
イエスは昇天されるとき、弟子たちにこう語られました。
「見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」
(マタイによる福音書28:20)
✅️【雑学】世界四大聖人とは?イエスと他の3人の決定的な違いは?の記事も参照
③新しい時代の始まり
イエスが復活した意味の3つ目は、新しい時代の始まりです。
旧約聖書の時代には、神はイスラエルの民と”古い契約”を結び、人々は神の法である律法を守ることで神との関係を維持していました。
しかし、イエスの十字架での死と復活によって、律法ではなくイエスへの信仰によって救いが与えられる”新しい契約”の時代が始まったのです。
イエスは最後の晩餐で弟子たちに言われました。
「食事ののち、杯も同じ様にして言われた、「この杯は、あなたがたのために流すわたしの血で立てられる新しい契約である。」
(ルカによる福音書22:20)
古い契約と新しい契約の違いをまとめると、こんな感じ。
- 古い契約
➡対象はイスラエル人のみ。律法という神の法を守ることで救われる。
- 新しい契約
➡対象は全人類。律法の行いではなく、イエスキリストを信じることで救われる。
(詳しくは、旧約聖書と新約聖書の4つの違いを簡単に解説【比較表あり】を参照)
こうして、イエスの死と復活により、神の恵みと救いが全ての人に開かれる時代がやって来たのです。
また、イエスの登場を聖書は預言していましたが、後に再びイエスが来られることもまた聖書に預言されています。
「ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」
(使徒行伝 1:11)
そのときにイエスは、地上に永遠の平和と正義をもたらすのです。
イエス復活のその後
イエスは死から復活されましたが、そのアフターストーリーについても聖書に書かれています。
ざっくりとその内容を追ってみましょう!
- 女性たちが復活を目撃
- 弟子たちに現れた後に昇天
- 聖霊が弟子たちに降る
女性たちが復活を目撃
「この御使は女たちにむかって言った、「恐れることはない。あなたがたが十字架におかかりになったイエスを捜していることは、わたしにわかっているが、 6もうここにはおられない。かねて言われたとおりに、よみがえられたのである。さあ、イエスが納められていた場所をごらんなさい。」
(マタイによる福音書28:5,6)
イエスが十字架に架けられてから三日目、マグダラのマリアなど数人の女性たちが、イエスの遺体に香料を塗るために墓にやって来ました。
すると、大きな地震が起こり、よく見るとお墓の石はどかされ、その上に白い衣を着た天使が座っているではありませんか。
天使は彼女たちに言いました。
イエスの復活を弟子たちに伝えなさい。
こうして彼女たちは、大喜びで弟子たちにイエス復活の知らせを伝えに行くのでした。
弟子たちに現れた後に昇天
「こう言い終ると、イエスは彼らの見ている前で天に上げられ、雲に迎えられて、その姿が見えなくなった。」
(使徒行伝 1:9)
復活後、イエスは弟子たちに何度も姿を現し、教えを語られました。
例えば、エルサレムでは、迫害を恐れて隠れていた弟子たちに現れ、
と語り、手足の傷を見せてご自分の復活を確認させました。
また、イエスはガリラヤ湖でも弟子たちに現れ、共に食事をとっています。
その後、弟子たちに神の霊である聖霊が降ることを約束した後、イエスは彼らの目の前で天に昇って行かれました。
弟子たちは天を見上げ続けていましたが、天使は彼らに、イエスが再び戻ってくることを告げるのでした。
聖霊が弟子たちに降る
「すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。」
(使徒行伝 2:4)
イエスの昇天から10日後、弟子たちが集まって祈っているとイエスの約束通り、“聖霊”が弟子たちに降ります。
この出来事は”ペンテコステ”と呼ばれ、聖霊に満たされた弟子たちは様々な国の言語で話し出しました。
その場にいた多くのユダヤ人たちは、教養のない弟子たちが色んな国の言葉で神の働きについて語っているのを聞いてびっくり仰天。
驚いている人々に対し、弟子のペテロが立ち上がって説教をし、イエスの死と復活について語り始めました。
すると、多くの人々がイエスを信じ、その日だけでなんと3000人が洗礼を受けました。
この出来事をきっかけに、キリスト教の教会が誕生するため、ペンテコステは教会の誕生日とも呼ばれます。
✅️詳しくは、【行事】ペンテコステとは?わかりやすくクリスチャンが解説をどうぞ
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まとめ:イエス・キリストは本当に復活した!
普通に考えればあり得ないと思える、イエスの復活。
しかし、聖書に記された様々な証拠がイエスの復活が真実だと告げています。
とはいえ、最終的に大切になるのは、イエスの復活を信じる信仰です。
どんなに色んな証拠を並べても、イエスの復活を信じなければ何の意味もありません。
イエスが復活した事実が示すのは、イエスが死と罪を打ち破った神の子、救い主であるということ。
また、そのイエスを信じたときに、私たちもまた死と罪を打ち破り、永遠の命が与えられるということです。
ですから、今こそイエスの復活を信じ、その救いを受け取っていきましょう!
神の恵みと救いの扉は、全ての人に開かれているのですから。
キートンでした。
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