ジーザス、エブリワン!キートンです。

簡単に教えて!
こういった疑問にお答えします。
突然ですが、皆さんに質問です!
キリスト教において最も大切な行事はなんだと思いますか?

あれだけ毎年盛り上がるし!!
はい、ぶっぶー!!
そう来ると思ってましたよ!!(ってか皆クリスマスしか知らない説)
もちろん、クリスマスもとっても大切な日ですよ!
イエスキリストの生誕をお祝いする日ですからね。
しかし、キリスト教ではクリスマスを上回る重要なイベントがあります!
それがイエスキリストの復活をお祝いする“イースター”です。
最近、日本でも知名度が上がってきましたが、まだどういう行事なのか理解していない方も多いでしょう。
そこで今回は、クリスチャンの僕が、
- イースターの意味とは
- イースターはいつなのか
- イースターでは具体的に何をするのか
- なぜイースターのシンボルは”卵”と”うさぎ”なのか
などについてお送りいたします!
目次
【春の行事】イースターとは?簡単にクリスチャンが解説してみた

“イースター”は、クリスマスやペンテコステと並び、キリスト教の大切な行事の1つで、
イエスキリストの復活をお祝いする日のことです。
そのため、”復活祭”とも呼ばれます。
今から2000年以上前、神の子イエスは私たち人間の罪を背負うために地上に来られ、十字架で死なれました。
そして、3日目に復活されたのです!
聖書には、このように書かれています。
「さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリアともう一人のマリアが、墓を見に行った。すると、大きな地震が起こった。主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのである。その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。天使は婦人たちに言った。『恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。」
(マタイによる福音書28章1~6節)
このイエスの復活をお祝いするのが、イースターというわけですね。
そして、イエスの復活は、キリスト教において最も重要なものです。
なぜなら、この復活によって、イエスが人類を救いに導くキリスト(救い主)だということが証明されたからです。
つまり、キリスト教とは、イエスの復活を信じる宗教とも言えるんですね。

☟動画でイースターについて語っています
イエスキリストに関しては、【完全版】イエス・キリストとはどんな人物?その生涯をまとめてみた【5分で分かる】をどうぞ
イースターの日にちはいつ?

イースターは、春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日にお祝いされます。(ややこしい)
春分の日は移動祝祭日なので、イースターの日にちも毎年変わるということですね!
ただし、イースターの日にちは、
- 東方教会(正教会など)
- 西方教会(カトリック、プロテスタントなど)
で異なります。
なぜなら、それぞれで使用している暦(こよみ)が違うからです。
具体的に言うと、西方教会はグレゴリオ暦、東方教会はユリウス暦ですね。
ちなみに、私たちが普段使っているのは、グレゴリオ暦のほうです。

以下に、東方教会と西方教会のイースターの日にちを2025年までまとめたので、ご参照ください。
年 | 西方教会 | 東方教会 |
2021年 | 4月4日 | 5月2日 |
2022年 | 4月17日 | 4月24日 |
2023年 | 4月9日 | 4月16日 |
2024年 | 3月31日 | 5月5日 |
2025年 | 4月20日 | 4月20日 |
キリスト教の主な宗派については、【解説】キリスト教にはどんな宗派がある?3つの主な宗派をまとめてみたをどうぞ
イースターの日には何をするの?

イースターの日には、各宗派はそれぞれのやり方で、
イエスキリストの復活をお祝いする礼拝や儀式を行います。
また、一部の宗派では、イースターまでの一定期間、
- 卵
- 肉
- 乳製品
などが禁止されるので、イースター当日はそれらを中心としたごちそうを家族で食べたりもします。
我慢した分、さぞおいしいでしょうね!
そして、イースターといえば外せないのが、イースターエッグです。
イースターエッグとは、イースターの日に出される、色や装飾などでデザインされたおっしゃれなゆで卵のこと。
もちろん、このデザインは教会のメンバーで行い、これだけでも楽しいんですが、このエッグの快進撃はここから。
完成したイースターエッグは、
- 飾り付けで使う
- 教会で配る
- ゲームやレクリエーションで使う
などイースターの日に大活躍するのです!
特に、レクリエーションでいうと、隠された卵を皆で探す“エッグハント”なんかはお馴染みで、
僕の教会でも毎年のように行われています。

ただ、アメリカなどのキリスト教圏に比べると、日本ではそこまで盛大にお祝いされることは少ないです。
なぜイースターのシンボルは”卵”と”うさぎ”!?

イースターの象徴と言えば、やはり卵とうさぎです。
イースターのときには、それぞれ、
- イースターエッグ
- イースターバニー
なんて呼ばれます。
市販で売られているイースターのお菓子にも、この2つがデザインされていることが多いですよね。
では、なぜ卵とうさぎはイースターの象徴となっているんでしょうか?
それぞれ、理由を見てみましょう!
卵(イースターエッグ)
卵からは生き物が誕生するため、生命力や命を感じさせます。
そのため、生命を象徴する卵は、イエスの復活のイメージとピッタリなんです。
ここには、鳥が卵の殻を破って出てくるように、イエスも死の殻を破って復活したという意味が込められているんですね。
確かに、そう言われると、イメージしやすいですよね!
ちなみに、近年では、卵アレルギーの人のことを考慮してか、ゆで卵ではなく、
チョコレートやプラスチックの卵を使うことも増えてきているんだとか。

うさぎ(イースターバニ―)
うさぎは、たくさんの子供を高い頻度で生む、多産の動物として知られています。
そのため、繁栄や豊穣のシンボルとなっており、イースターのイメージと合致したんですね。
ちなみに、イースターバニーは、服を着た姿で描かれ、イースターエッグを運んでくるとされています。
ただし、うさぎが象徴となっているのは、西方教会(カトリック、プロテスタントなど)のみで、
東方教会(正教会など)ではイースターバニーの考え方はありません。
まとめ:イースターはキリスト教最大の超重要イベント!

イースターがキリスト教にとっていかに重要か、お分かりいただけましたか??
最近では、日本でもイースターの知名度が上がってきています。
イースター製品が出たり、ディズニーでイースターイベントが行われたりしている影響でしょうね。
ですが、それらを見ても本来のイースターの意味は分かりません。
ぜひ真のイースターの意味を理解しつつ、楽しんでみてくださいね!
ではまた!


☟イエスキリストの復活については、こちらの映画がおすすめ!