ジーザス、エブリワン!キートンです。
今回は、クリスチャンにとって大切な出来事、“
一般の方には馴染みがないかと思いますが、キリスト教では、
この記事では、
- エルサレム入城とは?
- エルサレム入城の内容
- エルサレム入城がお祝いされる理由
などをご紹介します!

Contents
“エルサレム入城”とは?

“エルサレム入城”とは、イエス・キリストがロバに乗り、
イエス・キリストが、十字架の死から蘇られた日(イースター)の1
なので、毎年日付が変わりますね。
宗派によって呼び方が異なり、カトリックでは”枝の主日”、プロテスタントでは”棕櫚(しゅろ)の主日”、正教会では”聖枝(せいし)

「イエスがエルサレムにはいって行かれたとき、町中がこぞって騒ぎ立ち、「これは、いったい、どなただろう」と言った。 11そこで群衆は、「この人はガリラヤのナザレから出た預言者イエスである」と言った。」
(マタイによる福音書21章10、11節)

“エルサレム入城”の登場人物
さあ、登場人物たちの入場です!
イエス・キリスト

人類の罪を背負うために地上に来られた人の子であり神の子。
弟子たちとともに、エルサレムにやって来られます。

12弟子

イエス・キリストの弟子たち。
イエス様から、子供のロバを連れてくるように言われます。

“エルサレム入城”の内容

ある時、
すると、イエスは2人の弟子に言われました。

そうすれば、繋がれているロバのそばに、誰も乗ったことのない子供のロバがいるのを見つけるだろう。
それをほどいて、私のところに連れてきなさい。
もし、誰かが”なぜそんなことをするのか”と言ったら、”主がお入り用なのです。すぐにお返ししますから。”と言いなさい。
弟子たちが言われた通りにし、子ロバを連れてくると、
すると、どうでしょう。
それを見た群衆が、
そして、群衆たちは叫びました。
イエスがその道の上を通ってエルサレムに入られると、

と騒ぎました。
すると、イエスについて来ていた群衆は、

と答えました。

なぜ”エルサレム入城”の日はお祝いされる!?

さて、先程このエルサレム入城の日は祝われるというお話をしましたが、なぜこれほどエルサレム入城がお祝いされるのでしょうか?
それは、エルサレム入城の日は、“受難週”の始まりの日だからです。
“受難週”というのは、エルサレム入城から復活祭(
この期間に、信徒はイエスキリストの苦しみに寄り添って断食やお祈りなどをして過ごすのです。
しかも、この受難週にはイエスキリストと弟子たちの最後の晩餐をお祝いする“聖木曜日”や
イエスキリストが十字架で死なれた日を記念する“聖金曜日”も含まれています。
このように、エルサレム入城の日にはいくつかの記念日が関係しているんですね。
そりゃあお祝いされますわ!

“エルサレム入城”の日にはどんなお祝いをする!?

このエルサレム入城の日には、
宗派ごとに見ていきましょう!

カトリック
カトリックでは、“枝の主日”と呼ばれ、
ただし、ナツメヤシがない地域もあるので、
例えば、
- 西ヨーロッパ ➡️ツゲ
- 北ヨーロッパ・東ヨーロッパ➡️ネコヤナギ
- 西南日本 ➡️ソテツ
- 北日本 ➡️ネコヤナギ
といった感じですね。
地域によっては、枝を編んで使うこともあるそうです!


プロテスタント
プロテスタントでは、“棕櫚(しゅろ)の主日”と呼ばれますが、
ただし、

正教会
正教会では、“聖枝祭”以外にも、”主のエルサレム入城”、”花の主日”、”
正教会で重要視されている、”12大祭”の1つです。
エルサレム入城の様子が描かれているイコンも、
信者が枝を持参して、
枝に関しては、オリーブやナツメヤシ、
ただし、ロシア正教会や日本正教会では、


なぜイエス・キリストは子ロバに乗った!?
このエルサレム入城のお話を聞いて、

と思う方もいるかもしれません。
だって、普通に考えたら馬のほうが立派で、救い主であるイエス・
これには、主に2つの理由があります。
理由①平和を示すため

ロバというのは馬とは違い、
代わりに、日常のささいな仕事などで使われることが多い、
つまり、イエス・キリストはこれによって、
自分は武力などの争いを起こすためではなく、
他にも、
- ロバは足が遅い➡️歩みが遅く、弱い立場の人にも寄り添える
- ロバは背が低い➡️上から見下すのではなく、
私たちと同じ目線に立てる
などのメッセージを受け取ることができます。
また、子ロバを選んだというのも、
このように、イエス様はロバに乗ってくることで、他の王様とは全く違う王様だということを示されたのです!
わざわざ弟子たちに子ロバを連れて来させたのは、
理由②預言されていたから

実は、イエス・キリストがエルサレムに入城することは、この50
それは、”ゼカリヤ”という預言者によるものです。
聖書には、
「シオンの娘よ、大いに喜べ、エルサレムの娘よ、呼ばわれ。見よ、あなたの王はあなたの所に来る。彼は義なる者であって勝利を得、柔和であって、ろばに乗る。すなわち、ろばの子である子馬に乗る。」
と書かれています。
もちろん、イエス様はこのことをご存知だったので、
群衆が大騒ぎしたのも、この預言があったからだったのです!
そりゃあ500年前の預言が、目の前で実現したら興奮もしますわ!

まとめ:エルサレム入城から”受難週”が始まる!

いかがでしたか?
エルサレム入城が、キリスト教にとって特別な日だということがお分かりいただけたでしょうか?
それにしても、生まれた日や復活した日だけでなく、エルサレムに入城した日までもが記念日になるって、やはりイエス様は凄いですね!
んー、偉大!
ではまた!
