ジーザス、エブリワン!キートンです。
残酷な殺され方をしたって本当?
こういった疑問にお答えします。
救い主であるイエスキリストはその生涯の中でたくさんの人々と出会い、教えを語り、大きな影響を与えました。
中でも、特にその影響を受けたのはイエスご自身が特別に選ばれた12使徒たちでしょう。
イエスには他にもたくさんの弟子がいたと言われていますが、12使徒はその代表的存在。
しかし、その存在は知っていても、12使徒の個々の人間性や特徴については詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?
12使徒というと聖なる感じがしますが、そのキャラクターは一筋縄ではいかない曲者(くせもの)ぞろいです。
そして、最後は残酷な殺され方をした人物も多いんですよね。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、
- 【完全版】イエスの12使徒とは?殺され方が残酷だった?
- イエスの12使徒一覧をざっとご紹介!裏切り者は誰?
- キリスト教における12の意味とは?
- 12使徒の覚え方は?【歌で覚えましょう】
などについてご紹介します!
✅イエス・キリストについては、【完全版】イエス・キリストとは?その生涯を簡単にまとめてみたをどうぞ
目次
【完全版】イエスの12使徒とは?殺され方が残酷だった?
12使徒とは、イエスキリストが最初に選ばれた代表的な12人の弟子のことです。
その様子が聖書にも書かれていますね。
「そこで、イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊を追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやす権威をお授けになった。 2十二使徒の名は、次のとおりである。まずペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレ、それからゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、 3ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、 4熱心党のシモンとイスカリオテのユダ。このユダはイエスを裏切った者である。」
(マタイによる福音書10章1~4節)
ただ、知名度の割には彼らの聖書での描写は少なく、謎に包まれている部分も多いです。
12使徒は生前のイエスと行動を共にし、イエスの昇天後はそれぞれその教えを広めていきました。
こうして、キリスト教が誕生していくんですね。
しかし、その結果、迫害を受けて残酷な殺され方をした弟子も多く、まとめると以下のような感じになります。
◎12使徒の殺され方
- ペテロ(シモン)
➡皇帝ネロの迫害下で逆さ十字架に架けられる
- アンデレ
➡ギリシアのアカイア地方にてX字型の十字架で処刑
- 大ヤコブ(ゼベダイの子)
➡ユダヤ王のヘロデ・アグリッパ1世に剣で殺される
- ヨハネ
➡使徒たちの中で唯一殉教していない。エフェソス(現トルコ領)で自然死。
- トマス
➡南インドで異教の祭司長に剣で刺される
- マタイ
➡エチオピアで背後から剣で刺される。トルコのヘリオポリスで殉教した説も。
- 熱心党のシモン
➡ペルシアでノコギリで2つに切断される
- 小ヤコブ(アルファイの子)
➡オストラキネで磔(はりつけ)にされる
- イスカリオテのユダ
➡イエスを裏切った後に自殺
- ナタナエル(バルトロマイ)
➡生きたまま皮をはがされてはりつけに
- タダイ
➡斧によって殺される
- フィリポ(ピリポ)
➡逆十字架に架けられて石打ちに
- マティア
➡エルサレムでユダヤ人に石打ちにされ首を切られる
いやー、どれも残酷過ぎて気分が悪くなってきますね。。
ちなみに、キリスト教を広めた偉大な伝道者パウロも使徒と呼ばれますが、
生前のイエスとは出会っておらず12使徒の中には含まれていません。
✅聖書時代の残酷な処刑方法については、【閲覧注意】聖書の世界の残酷な処刑(死刑)の方法トップ5まとめをどうぞ
イエスの12使徒一覧をざっとご紹介!裏切り者は誰?
それでは12弟子について、1人1人をご紹介していきます。
◎イエスの12使徒一覧
- ペトロ(シモン)
- アンデレ
- ヤコブ(ゼベダイの子)
- ヨハネ
- トマス
- マタイ
- 熱心党のシモン
- ヤコブ(アルファイの子)
- ナタナエル(バルトロマイ)
- イスカリオテのユダ
- タダイ
- フィリポ
- マティア
ペテロ(シモン)
12弟子のアンデレの兄弟で、12弟子のリーダー的存在。
“ペトロ”と表記することもあります。
他の弟子の
- 大ヤコブ
- ヨハネ
と並んでイエスの3大側近の1人であり、主力メンバーの1人ですね。
「さて、イエスがガリラヤの海べを歩いておられると、ふたりの兄弟、すなわち、ペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレとが、海に網を打っているのをごらんになった。彼らは漁師であった。イエスは彼らに言われた、「わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」。すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。」
(マタイによる福音書4章18~20節)
本名はシモンですが、イエスによって”岩”という意味の”ペテロ”という名前をもらいました。
12弟子のリーダー格なのでしっかりした人物をイメージしがちですが、
ペテロのドジっ子エピソードはいくつかありますが、代表的なものを挙げると、
- イエスが十字架で死なれるのを止めようとして、「下がれ、サタン」と叱られる
- イエスのように水の上を歩こうとして、最初は成功するもすぐに怖くなっておぼれる
- イエスを捕らえようとする相手の耳を切り落として、イエスにたしなめられる
イエスが処刑される前に関係者であることを疑われるが、3回も知らないと言う
などがあります。
まあでもこの人間臭さがペテロの良さであり、どこか憎めない人物ですよね。
実際、イエスからも非常に愛されていました。
しかし、イエスの昇天後は立派なリーダーへと成長し、
✅詳しくは、【12弟子】”聖ペテロ”とは?おっちょこちょいな12弟子リーダー?をどうぞ
アンデレ
リーダーであるペテロの兄弟。
ペテロと一緒にガリラヤ湖で漁をしているときに、
「さて、イエスがガリラヤの海べを歩いておられると、ふたりの兄弟、すなわち、ペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレとが、海に網を打っているのをごらんになった。彼らは漁師であった。イエスは彼らに言われた、「わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」。すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。」
(マタイによる福音書4章18~20節)
兄弟のペテロとは対照的に、真面目で謙虚な性格だったと言われていますね。
ペテロに比べてどうしても地味な印象がありますが、イエスと人を繋ぐ重要な役割を担いました。
例えば、
- ペテロをイエスのところに連れて行った
- イエスがパンと魚の奇跡を起こされるキッカケとなる少年を連れ
てきた - イエスに会いたいと言うギリシア人たちの言葉をイエスに伝え
た
などです。
「弟子のひとり、シモン・ペテロの兄弟アンデレがイエスに言った、「ここに、大麦のパン五つと、さかな二ひきとを持っている子供がいます。」
(ヨハネによる福音書6章8、9節)
イエスの昇天後はギリシア方面で宣教活動をしていましたが、
しかし、イエスと同じ十字架は恐れ多かったのか、斜めにした”X字
そのせいか、このX字型の十字架は“アンデレの十字架”と呼ばれ
✅詳しくは、【12弟子】”アンデレ”ってどんな人?人とキリストを結ぶ達人!?をどうぞ
大ヤコブ(ゼベダイの子)
ヨハネの兄であり、ペテロやヨハネと並んでイエスの3大側近の1人。
他の弟子にもヤコブがいるので、
出身も職業もペテロ・アンデレ兄弟と同じで、彼もまた弟のヨハネと共に漁をしている際にイエスにスカウトされました。
「そこから進んで行かれると、ほかのふたりの兄弟、すなわち、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネとが、父ゼベダイと一緒に、舟の中で網を繕っているのをごらんになった。そこで彼らをお招きになると、すぐ舟と父とをおいて、イエスに従って行った。」
(マタイによる福音書4章21、22節)
また、ヤコブは、気性の荒い性格で弟のヨハネと共にイエスからは“雷の子”と呼ばれていま
12弟子の中で最初の殉教者だと言われています。
✅詳しくは、【12弟子】”聖(大)ヤコブ”ってどんな人?気性の荒い野心家!?
をどうぞ
ヨハネ
大ヤコブの弟で、ペテロや大ヤコブと並んでイエス3大側近の1人です。
聖書には他にもヨハネがいるので、
- 使
徒ヨハネ - ゼベダイの子ヨハネ
などと
兄の大ヤコブと同じく怒りん坊で“雷の子”と呼ばれましたが、イエスから特別に愛されました。
そのせいか自己肯定感が高く、”ヨハネによる福音書”では自分のことを“(イエスの)愛しておられた弟子”と呼んでいます。
「弟子たちのひとりで、イエスの愛しておられた者が、み胸に近く席についていた。」
(ヨハネによる福音書13章23節)
また、伝統的には新約聖書の
- ヨハネによる福音書
- ヨハネの手紙
- ヨハネの黙示録
を書いたと言われていますね。
ちなみに、ヨハネは12弟子の中で唯一殉教していません。
✅詳しくは、【12弟子】使徒”ヨハネ”とはどんな人?最もイエスに愛された弟子!?どうぞ
トマス
ディディモとも呼ばれます。
イエスの復活をすぐに信じなかったことで知られており、“疑いのトマス”や
「ほかの弟子たちが、彼に「わたしたちは主にお目にかかった」と言うと、トマスは彼らに言った、「わたしは、その手に釘あとを見、わたしの指をその釘あとにさし入れ、また、わたしの手をそのわきにさし入れてみなければ、決して信じない」。」
(ヨハネによる福音書20章25節)
ただし、彼はイエスの脇腹の傷に指を突っ込んで、ようやくイエスの復活を信じたと言われていますが、
聖書を読むと、
これは誤解が広がったんですね。
ま、疑ったことには変わりないですけどね!!!
一方で、イエスの母マリアが亡くなるときに、マリアが身につけていた腰帯を受け取ったという伝承があります。
ま、トマスがすごい訳ではないですけどね!!!(トマスいじめ)
イランからインドにかけて布教したと言われており、南インドにはトマスによって建てられた教会も存在します。
✅詳しくは、【12弟子】”聖トマス”ってどんな人?イエスの復活を疑った!?をどうぞ
マタイ
新約聖書の”マタイによる福音書”を書いたとされている人物で、レビとも呼ばれます。
弟子になる前は徴税人(ちょうぜいにん)で、
そんな中、イエスに声をかけられて感激したマタイは、
- 仕事も
- お金も
- 家も
全て捨ててイエスに従いました。
「さてイエスはそこから進んで行かれ、マタイという人が収税所にすわっているのを見て、「わたしに従ってきなさい」と言われた。すると彼は立ちあがって、イエスに従った。」
(マタイによる福音書9章9節)
どれくらい感激したかというと、その日にイエスたちと宴会を催(もよお)したくらいです。
同じく弟子の”熱心党のシモン”とは、考え方の違いからか仲が悪くしばしばケンカを
イエスの昇天後はエルサレムに残り、エチオピアかトルコで殉教したと言われていますね。
✅詳しくは、【12弟子】”マタイ”ってどんな人?元嫌われ者の取税人!?をどうぞ
熱心党のシモン
熱心党というのは、ユダヤ教の一派で
(✅【まとめ】聖書時代のユダヤ教の主な宗派4つをざっとまとめてみたを参照)
ローマ帝国のために働く徴税人であったマタイと仲が悪かったのはこのためですね。
他にも、正義感が強く情熱的な性格だったためこのあだ名が付いたという説もあります。
聖書にはほとんど登場しません。
イエスの昇天後はエジプトで伝道を行い、同じく弟子のタダイと共に、ペルシアやアルメニア辺りで活動し殉教したと言われています。
のこぎりで切られるという残酷な方法で処刑をされたせいか、
✅詳しくは、【12弟子】”熱心党のシモン”ってどんな人?過激な反ローマ主義者!?をどうぞ
小ヤコブ(アルファイの子)
同じく弟子の大ヤコブと区別するために、
- アルファイの子ヤコブ
- 小ヤコブ
などと呼ばれます。
聖書の記述もほとんどなく大ヤコブと比べても地味なのは否めませんが、外見がイエスとよく似ていたとか。
実際、イエスを裏切る際にイスカリオテのユダがイエスに口づけをして合図を出したのは、
間違えて小ヤコブを逮捕しないようにしたからだと説もあります。
「イエスを裏切った者が、あらかじめ彼らに、「わたしの接吻する者が、その人だ。その人をつかまえろ」と合図をしておいた。彼はすぐイエスに近寄り、「先生、いかがですか」と言って、イエスに接吻した。」
(マタイによる福音書26章48、49節)
オストラキネという場所で磔(はりつけ)にされて殉教したと言われています。
✅詳しくは、【12弟子】”小ヤコブ”ってどんな人?イエスキリストとルックスが瓜二つ!?をどうぞ
イスカリオテのユダ
イエスキリストを裏切った人物として有名。
ある意味、最も有名な弟子かもしれませんね!
実際、英語でユダというと”裏切り者”を意味し、まさに裏切りの代名詞です。
「ときに、十二弟子のひとりイスカリオテのユダは、イエスを祭司長たちに引きわたそうとして、彼らの所へ行った。」
(マルコによる福音書14章10節)
上の画像は、まさにユダが裏切りイエスに口づけをしている場面。(※ゲイではありません)
他の弟子たちと違い、唯一ガリラヤ出身ではありません。
裏切りのせいで悪人のイメージが強いですが、
そのせいか、イエスたちの会計係も任されていて、
実際、
他の弟子たちはユダは絶対にないだろうと思っていたそう。
しかし、実際には裏で会計の不正を行なっていたのです。
イエスをユダヤ教の司祭たちに銀貨30枚で売ったユダは、イエスが処刑される前になって後悔し、銀貨を返そうとしました。
「そのとき、イエスを裏切ったユダは、イエスが罪に定められたのを見て後悔し、銀貨三十枚を祭司長、長老たちに返して 4言った、「わたしは罪のない人の血を売るようなことをして、罪を犯しました」。」
(マタイによる福音書27章3、4節)
しかし、これを拒否されたユダは、銀貨を神殿に投げ込むと首をつって自殺してしまいました。
ユダの罪がゆるされたかどうかは意見が分かれるところですね。
✅詳しくは、【12弟子】”イスカリオテのユダ”とは?裏切者の代名詞!?をどうぞ
ナタナエル(バルトロマイ)
聖書に彼の描写はほとんどありませんが、同じく弟子のフィリポにすすめられてイエスの弟子になったと言われています。
イエスに初めて会ったときに、“真のイスラエル人”と褒められたエピソードが有名ですね。
「イエスはナタナエルが自分の方に来るのを見て、彼について言われた、「見よ、あの人こそ、ほんとうのイスラエル人である。その心には偽りがない」。」
(ヨハネによる福音書1章47節)
これがイエスの”褒め落としテクニック”です。(言い方)
また、彼は宣教中に残酷な殺され方(生きたまま皮をはがされた)
ちなみに、ミケランジェロの「最後の審判」には、
最期はアルメニアで殉教したと言われます。
✅詳しくは、【12弟子】”バルトロマイ”ってどんな人?皮はぎの刑で処刑された!?をどうぞ
タダイ
タダイには、
- ユダ・タダイ
- ヤコブの子ユダ
- レバイと呼ぶタダイ
など様々な呼び方がありますが、聖書にはほとんど登場しません。
タダイの本名はユダであり、これはあのイエスキリストを裏切ったイスカリオテのユダと同じ名。
そのため、イスカリオテのユダと混同しないためにタダイへのお祈りも避けられるようになり、
ただし、バルトロマイと共にアルメニア宣教に行ったため、
また、カトリックでは”聖タダイの記念日”が存在しますね。
✅詳しくは、【12弟子】”タダイ”ってどんな人?通称”忘れられた聖人”!?をどうぞ
フィリポ(ピリポ)
使徒たちの中ではあまり目立ちませんが、
聖書にもほとんど登場しませんが、イエスが「私についてきなさい」とはっきり語られた最初の弟子です。
「その翌日、イエスはガリラヤに行こうとされたが、ピリポに出会って言われた、「わたしに従ってきなさい」。」
(ヨハネによる福音書1章43節)
また、聖書を見ると、イエスの言葉の意味を掴めず、とんちんかんなことを言ってしまう天然発言が多いです。
ですから、その性格も考えると、フィリポさんは12弟子の中でも癒し系のキャラクターなのかもしれませんね!
一方で、
- 友人バルトロマイをイエスに紹介する
- イエスに会いたがるギリシャ人たちをイエスに紹介する
などイエスに人を“紹介する者”としての才能を発揮している場面がいくつか出てきます。
イエスの昇天後はトルコ西部で宣教を行い、ヒエラポリスの神殿にいる蛇たちを退治するなど、大活躍したそうな。
しかし、これが町のお偉いさんたちの反発を招き、”逆十字の刑”によって殉教しました。
✅詳しくは、【12弟子】”フィリポ”ってどんな人?天然発言が多い癒しキャラ!?をどうぞ
マティア
マッテヤ、マチスなどとも呼ばれる人物。
と思った方は鋭い!!
実はマティアは、イスカリオテのユダが自殺してしまったのでその後任として12弟子入りをしたいわば新12弟子メンバーなのです。
ユダの死後、12弟子たちはもちろん他の120人もの弟子たちも集まって後釜を誰にするか議論を重ねました。
「そこで一同は、バルサバと呼ばれ、またの名をユストというヨセフと、マッテヤとのふたりを立て、祈って言った、「すべての人の心をご存じである主よ。このふたりのうちのどちらを選んで、ユダがこの使徒の職務から落ちて、自分の行くべきところへ行ったそのあとを継がせなさいますか、お示し下さい」。それから、ふたりのためにくじを引いたところ、マッテヤに当ったので、この人が十一人の使徒たちに加えられることになった。」
(使徒行伝1章23~26節)
その結果、いつもイエスと共にいたバルサバとマティアの2人が候補として選ばれたのです。
そして、リーダーのペテロが2人について祈り※くじ引きを引くと、マティアが新しい使徒として選ばれました。
※当時、くじ引きは神様の意志を知るための方法として使われていました。
しかし、聖書にはその後マティアの名前は登場せず、ユダの後任ということしか確かな情報はありません。
それは聖書がマティアを使徒として認めていないからという説がありますね。
ただし、カトリックや正教会ではきちんと聖人に含まれていますよ!
伝承によると、マティアは最期エルサレムで石打ちの刑にあった後斬首されたと言われていますが、定かではありません。
キリスト教における12の意味とは?
イエスが選ばれた12使徒たちですが、実は弟子たちが12人なのは偶然ではなく意味があります。
その証拠に、上記で見たようにユダが弟子からいなくなった後に”マティス”という人物を弟子にしてわざわざ12人に戻していますよね。
実は、キリスト教において12というのは神様がお気に入りの象徴的数字なのです。
実際、聖書には12という数字が多用されています。
例えば、聖書の救いの歴史を作っていくイスラエルの部族は全部で12ですし、
新約聖書の最後の書物である“ヨハネの黙示録”にも12という数字が何度も出てきます。
このように、12という数字は聖書に置いて象徴的に使われているのです。
ですから、イエスが12人の弟子を選ばれたのも偶然ではなく意図されたものだと言うことができますね。
✅詳しくは、【象徴】聖書の数字に隠された意味とは?3や8などそれぞれ解説をどうぞ
12使徒の覚え方は?【歌で覚えましょう】
さて、今回12使徒をご紹介してきましたが、地味に彼らの名前を覚えるのって大変なんですよね。
覚えられそうで意外と忘れてしまうというか。。
しかし、ご安心を!
実は、讃美歌のメロディーに12使徒の名前を乗せた“12使徒の覚え歌”というものがあるのです。
☟それがこちら!
☟歌詞はこちら
『ペテロとアンデレ、ヤコブとヨハネ、ピリポとトマスとマタイたち
ヤコブとタダイ、シモンとユダ、バルトロマイが12弟子
弟子たちは イェス様の お手伝いをしたのです
僕たちも イェス様の お手伝いをいたしましょう』
どうですか?これなら、覚えられそうじゃないですか??
ぜひ、何度も歌って12使徒を暗唱できるようになっちゃいましょう!
まとめ:12使徒は人間臭い普通の人たち!
◎イエスの12使徒(弟子)一覧
- ペトロ(シモン)
- アンデレ
- ヤコブ(ゼベダイの子)
- ヨハネ
- トマス
- マタイ
- 熱心党のシモン
- ヤコブ(アルファイの子)
- ナタナエル(バルトロマイ)
- イスカリオテのユダ
- タダイ
- フィリポ
- マティア
12弟子はあのイエス・キリストの弟子ですから、
しかし、上記の紹介見ても分かる通り、
むしろ、欠点がありとっても人間臭い人たちです。
しかし、イエスは
イエスはこのような人たちを救うために地上に来られたのですね。
実際、イエスはこう語られています。
「イエスは答えて言われた、「健康な人には医者はいらない。いるのは病人である。 32わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである」。」
(ルカによる福音書5章31、32節)
もっと詳しく弟子たちについて知りたい方は、
キートンでした。
☟参考文献
はじめまして、12使徒が始めて登場するのはマタイ10−2と思います(名前だけ)。
hikkyさん、コメントありがとうございます!
12使徒に関する情報を教えてくださり感謝いたします。今後も当ブログをよろしくお願いいたします。