キリスト教用語集

【解説】”洗礼式”の意味とは?クリスチャンが分かりやすくご紹介

ジーザス、エブリワン!キートンです。

キリスト教では、”洗礼”と呼ばれるものがあるらしいけど、どういう儀式なの?

一般的に使われる”洗礼”とは違うの??

こういった疑問にお答えします。

 

キリスト教には、様々な大切な儀式が存在します。

しかし、その中でも特に重要な儀式に“洗礼式”というものがあります。

あー、プロの洗礼を受けたとかで使われるあれか!

いいえ、そのような一般で使われる洗礼とは全く意味が違います。

 

まあ、キリスト教関係の人じゃないと、全くなじみのないものですからね。。

そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、

  • “洗礼式”とは?
  • 一般的に使われる”洗礼”との違いは!?
  • 洗礼式を受ける条件ってあるの?
  • 洗礼式が始まった理由は?
  • 洗礼式の主な種類
  • “洗礼式”の主な流れ
  • 洗礼を受けるとどうなる?
  • 洗礼式を行わない宗派もある!?

などについてご紹介していきましょう!

“洗礼式”とは?

洗礼式というのは、イエス・キリストを信じる決意をした際に行われるキリスト教入信の儀式のことです。

“バプテスマ”などと呼ばれることもあり、キリスト教の中でも特に重要なサクラメントですね。

 

また、洗礼を受けることを”受洗(じゅせん)”、あるいは”受浸(じゅしん)”といいます。

これによって、

私はキリストの救いを信じて受け入れます。

という表明をしたことになるんですね。

 

ちなみに、洗礼の中には、まだ幼い幼児に行う“幼児洗礼”というものがあります。

これは別名”小児洗礼”とも呼ばれますが、宗派によって認められているところとそうでないところがありますね。

 

例えば、カトリック正教会では幼児洗礼を認めていますが、プロテスタント

  • バプテスト教会
  • ペンテコステ派
  • アルミニウス派

といった宗派では認められていません。

 

まあ確かに、本人の意志が確立されてないときに洗礼を受けさせる意味があるのかは怪しい気もしますが。。

キートン
キートン
僕も18歳の時に洗礼を受けています!

 

イエス・キリストについては、【完全版】イエス・キリストとはどんな人物?その生涯をまとめてみた【5分で分かる】をどうぞ

一般的に使われる”洗礼”との違いは!?

洗礼という単語自体は、クリスチャンでなくても使われることがありますがその意味は全く違います。

まとめるとこんな感じです。

  • 洗礼(一般)   

➡特定の集団の一員になるために、避けては通れない試験。その後に大きな影響を及ぼす経験。

  • 洗礼(キリスト教)

➡イエス・キリストへの信仰を表明する入信の儀式。

まあ、確かに意味の共通点を見つけることはできます。

キリスト教の洗礼も、正式なクリスチャンになるのに避けて通れないものですし、その後に大きな影響を及ぼす経験ですからね。

 

しかし、決定的に違うのは、一般的な洗礼はできれば避けたい苦しみ的なニュアンスがあるのに対して、

キリスト教の洗礼は喜びに溢れているという点。

 

ですから、キリスト教の洗礼を無理やり受けさせられる苦痛の儀式みたいに勘違いしないでくださいね!

キリスト教の洗礼は、自分の決心がついたときに進んで受けるものなんだにゃ~。

洗礼式を受ける条件ってあるの?【キリストを信じることです】

では、洗礼式を受ける条件はあるのでしょうか?

 

教会によっては年齢制限もあるかもしれませんが、最も大切な条件は、

本人がイエスキリストの救いを受け入れているかという点です。

 

これが唯一の条件と言ってもいいですね!

もっと具体的に言えば、以下の事実を受け入れられるかどうかです。

  1. イエスキリストは私たち人間の罪のために死なれた
  2. その後、お墓に葬られた
  3. しかし、3日目に蘇られた

キリスト教ではこれらを福音(ふくいん)の3要素”と言います。

 

この福音を受け入れられないなら、洗礼を受けても意味がありません!

形だけ洗礼を受けても、それは”なんちゃってキリスト教徒”に過ぎないんですね。

 

つまり、

洗礼を受ける➡イエスキリストを信じる

ではなく、

イエスキリストを信じる➡洗礼を受ける

というのが正しい順番だということです。

 

ですから、洗礼はキリストを受け入れる準備ができて、本当に受けたくなったときに受けてください!

キートン
キートン
ちなみに、洗礼式を受ける際にお金などは必要ありませんよ!

 

福音については、【キリスト教用語】”福音(ふくいん)”の意味とは?キリストの良い知らせ!?をどうぞ

洗礼式が始まった理由は?

では、そもそもなぜ洗礼が行われるようになったのでしょうか?

これには主に2つの理由があります。

  • 理由①イエスが、洗礼者ヨハネから洗礼を受けたから
  • 理由②イエスが復活後に、弟子たちに語られたから

それぞれ見てみましょう!

理由①イエスが洗礼者ヨハネから洗礼を受けたから

新約聖書には、イエスがヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けた場面が記されています。

「しかし、イエスは答えて言われた、「今は受けさせてもらいたい。このように、すべての正しいことを成就するのは、われわれにふさわしいことである」。そこでヨハネはイエスの言われるとおりにした。 16イエスはバプテスマを受けるとすぐ、水から上がられた。すると、見よ、天が開け、神の御霊がはとのように自分の上に下ってくるのを、ごらんになった。

(マタイによる福音書3章15、16節)

洗礼者ヨハネというのは、イエスが地上に来られる前に、人々に洗礼を授けていた預言者のことです。

 

この箇所から、

あのイエス・キリストが洗礼を受けたのだから、私たちクリスチャンも受けなくては!!

ってな感じで、現在まで受け継がれているんですね。

 

洗礼者ヨハネについては、“洗礼者ヨハネ”とは?イエス・キリストに洗礼を授けた!?【3分で分かる】をどうぞ

理由②イエスが復活後に弟子たちに語られたから

イエスは、ご自分が昇天される前に、弟子たちに多くの人に洗礼を授けるように言われました。

つまり、

イエス
イエス
キリストのことを伝えて、洗礼を授けて、キリスト教徒を増やしなさい。

ということですね。

 

具体的には次の箇所です。

「18イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。 19それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、 20あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。

(マタイによる福音書28章18~20節)

イエス・キリストご自身が洗礼を受けていて、なおかつ洗礼を授けなさいとまで語られている。

 

そりゃあ、洗礼が重視されるのも当然ですよね!

実際に、ほとんどの教会において洗礼は正式な儀式として認められています

洗礼式の主な種類

洗礼のやり方には主に3種類があります。

それは、以下の通りです。

◎洗礼の種類

  1. 浸礼(しんれい)   ➡浴槽や川などの水に全身を浸(ひた)す
  2. 灌水礼(かんすいれい)➡頭に水を注ぐ
  3. 滴礼(てきれい)   ➡手をぬらして頭に押し付け、水に沈める動作をする

この中でも、最も由緒正しいのは1つ目の“浸礼”で、教会によってはこのやり方しか認めないところもあるようです。

 

他の2つは、この浸礼を簡略化したものだといえますね。

キートン
キートン
ちなみに、僕が受けたのは、1つ目の”浸礼”です!

浸礼は浴槽の中に水やお湯を張って行うことが多いですが、僕の教会では天気が良ければ川で行われることがほとんどですね。

“洗礼式”の主な流れ

洗礼式の流れは、教会によっても多少の違いがあるかもしれませんが、僕の教会の場合は以下の通りです。

◎”洗礼式”の主な流れ

  1. 牧師に洗礼を受けたいことを伝える
  2. 牧師から洗礼についてのセミナーを受ける
  3. 白い服に着替えて、教会の浴槽か近くの川に向かう
  4. 皆で賛美を歌う
  5. 水に入って牧師に”信仰の告白”をする
  6. 牧師によって水に頭まで浸けられる
  7. 「ハレルヤ!」と叫んで水から上がる

こんな感じですね。

“信仰の告白”というのはイエスキリストを救い主として認めることで、洗礼式には必ず必要です。

 

これらのステップを踏めば、おめでとうございます!

洗礼式は無事に終了です!

キートン
キートン
もし、洗礼を受けたいという方は、お近くの教会に連絡してみましょう!

洗礼を受けるとどうなる?【新しく生まれ変わります】

洗礼には水に頭まで浸(つ)かる、水から出てくる、という一連の流れがありますが、ここには主に2つの意味があります。

  1. 水に浸かる➡”今までの古く罪深い自分が死んだ”ことを表す
  2. 水から出る➡”神と歩む新しい自分に生まれ変わった”ことを表す。

つまり、洗礼を受けると、今まで背負っていた罪が全て赦されて、神の家族として生まれ変わるということです。

 

まあ、正確にはイエスキリストを信じた時点で、罪は赦されているんですけどね!

これは、イエスが十字架で死なれ、その3日目に蘇られたことになぞらえています。

 

聖書にも、こうあります。

「3それとも、あなたがたは知らないのか。キリスト・イエスにあずかるバプテスマを受けたわたしたちは、彼の死にあずかるバプテスマを受けたのである。 4すなわち、わたしたちは、その死にあずかるバプテスマによって、彼と共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光によって、死人の中からよみがえらされたように、わたしたちもまた、新しいいのちに生きるためである。」

(ローマ人への手紙6章3、4節)

キートン
キートン
ちなみに、カトリックでは、洗礼を受けると本名とは別のクリスチャンネームが与えられます!

洗礼式を行わない宗派もある!?

さて、ここまでさんざん洗礼式の重要性を語ってきましたが、

実はキリスト教の宗派の中では、洗礼式を行わない宗派も存在します。

 

それが、

  • キリスト友会(クエーカー)
  • 救世軍
  • 無教会

といった宗派です。

 

まあ、かなり少数派であることは間違いないですが。。

宗派によって色んな考え方があるということですね!

【体験談】本当に死んだような感覚がした洗礼式

ここから少し体験談を書きます。

僕は2011年の5月3日に洗礼を受けました。

 

教会内の浴槽で、たくさんのクリスチャンの方に囲まれながら洗礼式が行われたのをよく覚えています。

僕が真っ白な服に着替えて牧師さんに向かって信仰告白をすると、牧師さんは僕を思い切り浴槽の水の中に沈めました。

 

そのとき、僕が浴槽の中に沈んでいた時に感じたのは、

あ、俺、死んでる。

という確かな感覚でした。

ここだけ聞くとかなり胡散臭いですが、本当にそう感じたのです。

 

でも、それは決して不快な感覚ではなく、

自分が白く温かい何かに包まれているような、清められていくような心地の良い感覚でした。(もっと胡散臭い)

 

浴槽から上がった僕が手を挙げて、

ハレルヤ!!

と叫ぶと、周りの皆さんも拍手で迎えてくれましたね!

 

僕はこの時に古い自分が死んで、キリストによって新しく生まれ変わるということの意味を身をもって体験できたのです。

いやー、もう1回洗礼受けたい!(中毒か)

まとめ:洗礼式はキリスト教入信の大切な儀式!

このように“洗礼”というのはクリスチャンにとって大切な儀式です。

受けたい方がいたら、教会関係者の人に相談してみるといいですよ!

 

もし川で謎の集団が歌とか歌いながら、誰かを水に沈めている場面を見かけたら

おー、やってるやってる!これであの人もクリスチャンの一員かー!

という温かい目で見て下さい。(間違っても通報はしないように)

 

キートンでした。

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キートン
月間8万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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