ジーザス、エブリワン!キートンです。
皆さんは、

と感じたことはありませんか?
試しに聖書を読んでみたら、分からない言葉だらけで読むのをやめてしまったという方もいるかもしれません。
そこで今回は、クリスチャンの僕が“キリスト教の主な専門用語”をまとめてみました!
基本的なものは大体押さえているので、今後のキリスト教の学びが楽になるでしょう!
カッコイイあんな用語も入っているかも。。?
ただし、僕がプロテスタント信徒である関係で、プロテスタントの用語が中心になるのでご理解ください。
各用語の下にリンクを貼っておくので、より詳しい内容が知りたい方はそちらをご参照あれ!
☟”クリスチャンがよく使う用語”に関してはこちら

【完全版】主なキリスト教用語をざっとまとめてみた【かっこいい】
それでは、上からあいうえお順で書いていくので、辞書代わりにお使いください!
アガペー

見返りを求めない“無償の愛”のことで、キリスト的な愛のこと。
特に、神様から人間に向けられた愛のことを指します。
イエスキリストが唱えたのもこの愛で、
「しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ。(中略) 46あなたがたが自分を愛する者を愛したからとて、なんの報いがあろうか。そのようなことは取税人でもするではないか。」
(マタイによる福音書5章44~46節)
強いて言うなら、親が子供に向ける愛情に近いですね。
ほら、もし自分の子供が不細工でも、能力が低くても無条件で愛するでしょう??
イエスキリストの十字架による死は、
詳しくは、【解説】”アガペー”の意味とは?キリストの愛は無償の愛!?をどうぞ
安息日(あんそくにち)

“何もしてはいけないと定められた日”のこと。
安息日には基本的に仕事はせず、神様に礼拝をして過ごします。
キリスト教の安息日は日曜日となっていますが、これはイエスキリストが復活されたのが日曜日だと言われているから。
ただ、聖書の記述に従うと、実際の安息日は土曜日(金曜日の日没から土曜日の日没)になります。
安息日は、神様が天地創造をされた際、7日目に休まれたことが由来となっていますね。
「1こうして天と地と、その万象とが完成した。 2神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。 3神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。」
(創世記2章1~3節)
詳しくは、【キリスト教用語】”安息日”とは?絶対に働いちゃいけない日!?をどうぞ
イースター

クリスマス、ペンテコステと並んでキリスト教3大行事の1つ。
“イエスキリストの復活をお祝いする日”であり、クリスマスをも凌ぐキリスト教における最も重要なイベントです。
何しろ、イエスの復活は、キリスト教の根幹ともいえる出来事ですからね。
「さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリアともう一人のマリアが、墓を見に行った。すると、大きな地震が起こった。主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのである。その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。天使は婦人たちに言った。『恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。」
(マタイによる福音書28章1~6節)
祝われるのは、“春分の日以降の最初の満月から数えた最初の日曜日”。
うん、全くピンときませんね。
大丈夫、僕もです。(おい)

詳しくは、【重要行事】”イースター”の意味とは?イエスの復活を祝う日!?をどうぞ
カトリック教会

正教会、プロテスタントと並んで、キリスト教3大宗派の1つ。
全世界で最も信者数が多い(12億人以上)宗派であり、
- ステンドグラス
- マリア像
- 神父
など、
その中心がローマにあるため、“ローマ教会”、”ローマ・

主な特徴は、以下の通りです。
- ”ミサ”が信仰生活の中心
- 教会がかなり豪華
- ヴァチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂が総本山
- 長い伝統がある
- 聖書以外に7つの外典がある
- 7つの秘跡(サクラメント)を重視する
- 聖人信仰、マリア信仰がある
- 男女関係に厳しい
- 教皇を頂点としたピラミッド型体制
- 修道院や修道会組織がある
- 神父がいる
- 十字を切る
- 信仰や善行などによって救われる
詳しくは、【徹底解説】”カトリック教会”とは?その特徴をわかりやすくご紹介しますをどうぞ
教会

“イエスキリストを信じるクリスチャン達の集まり”のこと。
建物のことだと思われがちですが、本来の意味はこちらです。
つまり、キリストを信じる者が集まれば、
- トイレであろうが
- 電車であろうが
- 公園であろうが
そこは教会なのです!
イエスもこのように語られています。
「20ふたりまたは三人が、わたしの名によって集まっている所には、わたしもその中にいるのである」。」
(マタイによる福音書18章20節)

教会は誰でも気軽に立ち寄れるので、皆さんも遠慮なくお越しください!
詳しくは、キリスト教の”教会”ってどんな場所?誰でも行っていいの?をどうぞ
偶像崇拝

“神様をイメージして作られた像(絵画や彫刻など)
日本でいうと、お地蔵さんや仏像なんかがその例ですね。
しかし、モーセの十戒にも書かれている通り、キリスト教において偶像礼拝はタブーです。
「あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水のなかにあるものの、どんな形をも造ってはならない。 5それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。」
(出エジプト記20章4、5節)
まあ、聖書には偶像礼拝をしてしまう人たちの例がいくつも出てくるんですけどね。。

また、
- アニメ
- ゲーム
- 仕事
- 恋愛
など神様以外のものを優先にしてしまうと、それも偶像崇拝になり得ます。
詳しくは、“偶像崇拝”の意味とは?目に見える神を拝むこと!?【3分で分かる】をどうぞ
クリスマス

イースター、ペンテコステと並んで、キリスト教3大行事の1つ。
“イエスキリストの生誕をお祝いする日”のことで、一般の方にもなじみのあるキリスト教行事ですね。
決して、恋人同士でいちゃつくだけのリア充イベントではありませんよ!!
イエスは、ベツレヘムにてマリアとヨセフの間にお生まれになりました。
「11きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。」
(ルカによる福音書2章11節)

ただし、あくまで生誕をお祝いする日であって、実際にイエスキリストが生まれた日ではないので注意!
詳しくは、“クリスマス”の意味とは?イエスキリストの誕生日じゃない!?をどうぞ
献金

“神様に感謝を込めてささげるお金”のこと。
教会の礼拝では、毎回この献金の時間があるのが一般的です。
献金の種類には、
- 一般献金➡礼拝や集会などでささげる献金
- 十一献金➡毎月収入の十分の一をささげる献金
- 特別献金➡上記以外の特別な献金
などがありますが、どれも強制ではありません。
誤解されがちですが、献金をささげるかどうかは個人の判断に任されているのです!
「各自は惜しむ心からでなく、また、しいられてでもなく、自ら心で決めたとおりにすべきである。神は喜んで施す人を愛して下さるのである。」
(第2コリント9章7節)
無理やり教会が信徒からむしり取っているわけではないですよ!

詳しくは、【Q&A】教会の”献金”とは?強制じゃない!?【3分で分かる】をどうぞ
サクラメント

“神様からの恵みを目に見える形で表した儀式”のこと。
特に、入信の儀式である“洗礼(せんれい)式”と、パンとぶどう酒を食す“聖餐(せいさん)式”が有名ですね。
ただし、宗派によってサクラメントの数も呼び方も異なり、まとめると以下のような感じ。
ローマ・カトリック “秘跡(ひせき)” |
プロテスタント “礼典(れいてん)” |
正教会 “機密(きみつ)” |
儀式の内容 |
洗礼 | 洗礼 | 洗礼 | キリスト教入信の儀式 |
聖体 | 聖餐(せいさん) | 聖餐 | パンとぶどう酒を食する儀式 |
堅信(けんしん) | 傅膏(ふこう) | 洗礼の後に聖霊の恵みや力を受ける儀式 | |
ゆるしの秘跡 | 痛悔(つうかい) | 神との和解の儀式 | |
叙階(じょかい) | 神品(しんぴん) | 主教や司祭などの聖職者を任命する儀式 | |
婚姻(結婚)の秘跡 | 婚配(こんぱい) | 信徒同士の結婚の際に行われる儀式 | |
病者の塗油(びょうしゃのとゆ) | 聖傅(せいふ) | 病人の癒しのために聖なる油を塗る儀式 |
数でも分かるように、プロテスタントよりも、カトリックや正教会で重視される傾向にありますね。

詳しくは、“サクラメント”の意味とは?神の恵みを表す儀式!?【宗派ごとの比較表付き】をどうぞ
山上の垂訓(説教)

“イエスキリストが弟子たちや群衆に向けて語られた教え”のこと。
語られたのが、山の上だったのでこの名前が付きました。
例えば、
「しかし、わたしはあなたがたに言う。悪人に手向かうな。もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい。」
(マタイによる福音書 5:39)
「『隣り人を愛し、敵を憎め』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。 44しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ。」
(マタイによる福音書 5:44)
などイエスの有名な言葉がたくさん登場するので、“イエスキリストの名言集”といっても過言ではありません。
あのガンディーにも影響を与え、”世界一有名な説教”と言えますね!
詳しくは、【解説】”山上の垂訓(説教)”とは?イエス・キリストの名言集!?をどうぞ
賛美歌

“神様をたたえる歌”のこと。
礼拝の最初のほうに歌われることがほとんどですね。
堅苦しい歌だと思われがちですが、僕の教会では、Jpopに近いような親しみやすい賛美歌もたくさん歌われます!
☟こんな感じ
詳しくは、【完全公開】僕の教会でよく歌われる賛美歌をご紹介します※動画ありをどうぞ
三位一体(さんみいったい)説

神様は、
- 父なる神(“創造主”)
- 子なる神(”イエス・
キリスト”) - 御霊なる神(”聖霊”)
という3つの位格(人間で言う人格)を持っているという考え方のこと。
これはキリスト教用語の中でも、特に理解が難しい概念ですね。
まあ、人間の理解を超えてしまっていますからね。。
しかし、今やキリスト教の多くの教派で正統とされている考え方で、この考えを否定すると異端扱いされるほど重要です。
「19それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、 20あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。」
(マタイによる福音書28章19節)

詳しくは、【解説】”三位一体”の意味とは?神様は1つで3つ!?【3分で分かる】をどうぞ
士師

“イスラエル民族を敵から救うために、
当時、ちゃんとした指導者がいなかったイスラエルにおいて、軍事的・政治的指導者の役割を果たしました。
当時のイスラエルは大変不信仰で、そのせいで常に他民族の攻撃を受けていました。
その攻撃からイスラエルを救うために神様が用いられたのが、士師たちなのです。
「18主が彼らのためにさばきづかさを起されたとき、そのさばきづかさの在世中、主はさばきづかさと共におられて、彼らを敵の手から救い出された。これは彼らが自分をしえたげ悩ました者のゆえに、うめき悲しんだので、主が彼らをあわれまれたからである。」
(士師記2章18節)
まあ、他民族をやっつけたらまたイスラエルの人々は不信仰になるんですけどね。。

旧約聖書の”士師記”には、代表的な士師が12人登場します。
詳しくは、“士師”とはどんな人?イスラエルを救った英雄たち!?【3分で分かる】をどうぞ
十戒

“預言者モーセが神から与えられた10の決
具体的には以下の通りです。
◎十戒のまとめ
- あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。
- あなたはいかなる像も造ってはならない。
- あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
- 安息日を心に留め、これを聖別せよ。
- あなたの父母を敬(うやま)え。
- 殺してはならない。
- 姦淫(かんいん)してはならない。
- 盗んではならない。
- 隣人に関して偽証(ぎしょう)してはならない。
- 隣人の家を欲してはならない。
内容は、偶像崇拝を禁じる神との関係のものから、殺しや盗みを禁じる人間関係のものまで幅広いですね。
十戒は2枚の石版に記されており、これは出エジプトを果たしたイスラエルの人々に神様が定められた律法でした。
「18主はシナイ山でモーセに語り終えられたとき、あかしの板二枚、すなわち神が指をもって書かれた石の板をモーセに授けられた。」
(出エジプト記31章18節)

現代にも通用する大切な教えばかりですよ!
詳しくは、【解説】”十戒(じっかい)”の意味とは?神からの10の決まり!?をどうぞ
主の祈り

“イエスキリストが弟子たちに教えられたお祈りのお手本”のこと。
イエスがお祈りについて語られたのはこれだけで、内容は以下の通り。
「だからこう祈りなさい。
『天にまします我らの父よ。願わくは御名(みな)をあがめさせたまえ。御国(みくに)を来たらせたまえ。みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。
我らの日用(にちよう)の糧(かて)を今日も与えたまえ。我らに罪を犯すものを我らが赦(ゆる)すごとく、我らの罪をも赦したまえ。
我らを試(こころ)みにあわせず、悪より救いいだしたまえ。国と力と栄えとは、限りなく汝(なんじ)のものなればなり。アーメン。』」
(マタイによる福音書6章9節〜13節 新共同訳)
そのためキリスト教においてとても重視されており、キリスト教のほとんどの宗派において毎週の礼拝で唱えられています。
恐らく、クリスチャンでも暗唱できる人が多いのではないでしょうか。

詳しくは、【完全解説】”主の祈り”の意味って?キリストのお祈りの見本!?をどうぞ
神父

カトリックや正教会における司祭に対する尊称。
カトリックや正教会には様々な役職があり、司祭というのはその中の1つです。
ただし、プロテスタントにいるのは神父ではなく牧師なのでご注意を!
神父の主なお仕事は、
- サクラメントを行う
- 説教(メッセージ)を語る
- 信徒たちをサポートする
- 教会の管理や運営
- 神学などについての勉強
などがあり、一般の信徒よりも立場が上となっています。
詳しくは、“神父”とは?仕事内容やなり方まで詳しくご紹介!【3分で分かる】をどうぞ
正教会

カトリック、プロテスタントと並んで、キリスト教3大宗派の1つ。
世界に2億人以上の信徒がおり、カトリックと並んで現存最古の教会ですね。
元々はカトリックと同じ宗派でしたが、考え方の違いから1054年に東西に分裂してしまいました。
正教会の特徴としては、
- 外典も聖書の一部に含める
- 伝統を重視する
- マリア・聖人信仰がある
- 教会の中にイコンがある
- 7つの機密(サクラメント)がある
- 組織体制は監督制
- 美しく厳かな奉神礼(礼拝)がある
- 神父がいる
- 十字を切る
などがあり、他の宗派と比べても独特の世界観がありますね。

正教会は、イエスキリストの弟子たちの信仰や教えを正統に受け継いでいると主張しています。
詳しくは、【徹底解説】”正教会”とは?その9の特徴をご紹介をどうぞ
聖餐(せいさん)式

最後の晩餐が由来の、“パンとぶどう酒を分け合う儀式”のこと。
キリスト教では宗派を問わず、最も重要な儀式の1つですね。
「わたしは、主から受けたことを、また、あなたがたに伝えたのである。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンをとり、 24感謝してこれをさき、そして言われた、「これはあなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい」。 25食事ののち、杯をも同じようにして言われた、「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい」。」
(コリントの信徒への手紙一 11:23-25)
聖餐式によって、イエスが私たち人間のために十字架で死なれ、復活されたことを思い起こし感謝をします。
ちなみに、
- カトリック ➡ミサ、聖体の秘跡
- プロテスタント➡聖餐式
- 正教会 ➡聖体礼儀、聖体機密
と宗派によって呼び方が異なります。

詳しくは、【Q&A】”聖餐(せいさん)式”とは?パンとぶどう酒を食べる儀式!?をどうぞ
聖書

キリスト教において最も重要な書物であり、未だに世界中で読まれ続ける”永遠のベストセ
主に、39巻から成る“旧約聖書”と27巻から成る”新約聖書”に分けられ、全部で66巻の書物があ
どこまでを正典にするかは宗派によっても異なり、聖書におさめられている書物が微妙に違ったりもしますね。
ちなみに、聖書は、
- 1815年〜1998年ま
での間に合計3380億冊以上が買われている - 現在、少なくとも3200以上
の言葉で翻訳されている - “世界一発行されている本“としてギネスブックにも載っている
という実績を持つとんでもねえ書物だったりします。

詳しくは、【最強の書物】キリスト教の”聖書”とは?未だに売れ続ける永遠のベストセラー!?をどうぞ
洗礼式

“イエス・
もっと簡単に言うと、正式なクリスチャンになる儀式のことですね。
その種類には、主に以下のようなものがあります。
- 浸礼(しんれい) ➡浴槽や川などの水に全身を浸(ひた)す
- 灌水礼(かんすいれい)➡頭に水を注ぐ
- 滴礼(てきれい) ➡手をぬらして頭に押し付け、水に沈める動作をする

“バプテスマ”とも呼ばれ、聖餐式と並んで最も重要なサクラメントの1つです。
詳しくは、【解説】”洗礼式”の意味とは?クリスチャンが分かりやすくご紹介をどうぞ
天使

“神の使い”のこと。
有名な天使としては、ガブリエルやミカエルがいます。
マリアの“受胎告知”など、聖書ではメッセンジャーとして重要な場面で登場することが多いですね。
「六か月目に、御使ガブリエルが、神からつかわされて、ナザレというガリラヤの町の一処女のもとにきた。(中略)すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。 31見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。」
(ルカによる福音書1章26節〜31節)
ちなみに、カトリックや正教会では天使を崇敬しますが、プロテスタントでは天使を崇敬するという教えはありません。
詳しくは、“天使”の意味とは?神様の使い!?【3分で分かる】をどうぞ
伝道

“キリストの教えを他の人々に伝えていくこと”です。
イエスからの命令もあり、クリスチャンにとっては最大の使命と言えます。
「イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。 19それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、 20あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。」
(マタイによる福音書 28:18-20)
カトリックでは伝道ではなく、”布教”や”宣教”と言うことが多いですが、
一般的にはこちらのほうがなじみがあるかもしれませんね!
ちなみに、伝道にも、
- 路傍(ろぼう)伝道
- 文書伝道
- 伝道集会
など様々な方法があります。

七つの大罪

“人間に罪を犯させる可能性がある欲望や感情”のこと。
具体的には以下の通りです。
◎七つの大罪
- 傲慢(ごうまん)
- 嫉妬(しっと)
- 憤怒(ふんぬ)
- 怠惰(たいだ)
- 強欲(ごうよく)
- 暴食(ぼうしょく)
- 色欲(しきよく)
某漫画のおかげで知名度が高まった感がありますね。
ただし、これらの項目自体が大罪というわけではありません。
あくまでも、大罪に繋がる可能性のある欲望や感情のことですから。
主にカトリックで使われる概念で、プロテスタントにはない考え方です。

詳しくは、【解説】”七つの大罪”の意味とは?危険な欲望・感情リスト!?【3分で分かる】をどうぞ
ハルマゲドン

世界の終末の際に、善と悪の最終決戦が行われる場所のこと。
ただ、現在では、最終決戦そのものの意味で使われることも多いです。
“アルマゲドン”、”ハーマゲドン”とも呼ばれます。

ハルマゲドンの戦いは将来必ず起きますが、それがいつかは神様しか知りません!
ちなみに、知名度の割には、聖書では“ヨハネの黙示録”の1箇所のみにしか登場しません。
「三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。」
(ヨハネの黙示録16章16節)
詳しくは、【用語解説】”ハルマゲドン”の意味とは?最終決戦の場所!?をどうぞ
福音(ふくいん)

本来の意味は、“喜ばしい良い知らせ”のこと。
では、キリスト教における良い知らせとは何かというと、
- イエスキリストは私たち人間の罪のために死なれた
- その後、お墓に葬られた
- しかし、3日目に蘇られた
のことを指します。

この福音を信じる者は永遠の命が与えられ、神様と天国で永遠に暮らすことができるのです!
そのため、キリスト教徒はこの福音をなるべく多くの人に届けて、救いを受けてもらうことを使命としています。
詳しくは、【キリスト教用語】”福音(ふくいん)”の意味とは?キリストの良い知らせ!?をどうぞ
プロテスタント

カトリック、正教会と並んで、キリスト教3大宗派の1つ。
世界に約4億人ほどの信徒がおり、16世紀のルターによる宗教改革がキッカケで、カトリック教会から分離しました。
そのため、他の宗派と比べても比較的新しい宗派ですね。
主な特徴は、以下の通りです。
- 聖書が信仰の中心(”聖書のみ”)
- 信仰があれば救われる(”信仰義認”)
- 牧師でなくても儀式を行える(”万人祭司”)
- 統一の組織がない
- 教会が質素
- 聖母マリアや聖人への信仰がない
- 儀式よりも説教重視
- 牧師がいる
カトリックや正教会に比べて教会が地味とか言うのは、止めてください!!

詳しくは、【解説】”プロテスタント教会”とは?その意味と特徴を信徒がご紹介をどうぞ
ペンテコステ

イースター、クリスマスと並んで、キリスト教3大行事の1つ。
“イエスの弟子たちの上に聖霊が降った日”のことで、
- 聖霊降臨祭
- 五旬節(ごじゅんせつ)
- 五旬祭
などとも呼ばれます。
「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」
(使徒言行録2章1~4節)
聖霊というのは神様の位格の1つで、人間に働きかけ神様と人間をつなぐ役割を果たします。
イースターから50日後(7周目)に祝われるのが一般的ですね。
また、このペンテコステがきっかけで教会が生まれていくので、“教会の誕生日”とも呼ばれています。

詳しくは、【キリスト教行事】”ペンテコステ”とは?聖霊が弟子たちに降った日!?をどうぞ
牧師

プロテスタントにおける教職者のこと。
カトリックや正教会でいう司祭(神父)にあたり、教会の先生のような立ち位置です。
ただし、神父とは違い一般の信徒たちと立場は同じ。
これは、プロテスタントにおけるキリスト者は皆祭司という“万人祭司”という考え方に基づいています。
そのため、一般信徒でもサクラメントを行えるんです!

詳しくは、“牧師”とは?仕事内容やなり方まで詳しくご紹介!【3分で分かる】をどうぞ
預言者

“神から言葉を預かりその言葉を伝える人”のこと。
一般的によく使われる未来を予言する”予言者”とは違うので注意!
旧約聖書には、全部で17巻からなる“預言書”と呼ばれる書物があり、預言者たちの預言が記されています。
その主な内容は、大きく分けると、
- 励ましの内容
- お叱りの内容
- 未来について語る内容
といったものがあり、予言とは違って神の言葉なので必ず実現します。

詳しくは、【キリスト教用語】”預言者”とは?神の言葉を伝える人たち!?をどうぞ
まとめ:基本的なキリスト教用語を押さえよう!

◎主なキリスト教用語(あいうえお順)
- アガペー
- 安息日(あんそくにち)
- イースター
- カトリック教会
- 教会
- 偶像崇拝
- クリスマス
- 献金
- サクラメント
- 山上の垂訓(説教)
- 賛美歌
- 三位一体説
- 士師
- 十戒
- 主の祈り
- 神父
- 正教会
- 聖餐式
- 聖書
- 洗礼式
- 天使
- 伝道
- 七つの大罪
- ハルマゲドン
- 福音
- プロテスタント
- ペンテコステ
- 牧師
- 預言者
いかがでしたか?
知っている用語はいくつあったでしょうか??
もし知らない用語があれば、ぜひこの機会に勉強していってくださいね!
そして、知っている用語がたくさんあった方は。。
クリスチャンになりましょう!(強引な伝道)
ではまた!
