聖書人物シリーズ

【解説】イザヤ書の”イザヤ”ってどんな人?旧約聖書最大の預言者!?

ジーザス、エブリワン!キートンです。

旧約聖書の”イザヤ”ってどんな人?

そういえば、”イザヤ書”っていう書物も旧約聖書にあったなあ。。

どんなことをした人なのか詳しく知りたい!

こういった疑問にお答えします。

 

今回は、聖書を代表する預言者“イザヤ”をご紹介したいと思います。

彼によって書かれた”イザヤ書”は三大預言書の1つで、旧約聖書を代表する預言書です。

ただ、名前は有名でも、具体的にどんな人でどんな預言を語ったのかを知らない方もいるのでは??

そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、

  • イザヤとはどのような人物か
  • イザヤの生涯
  • イザヤ預言の特徴

などについてご紹介していきます!

“イザヤ”とは?

イザヤは、旧約聖書に登場する預言者で、エレミヤエゼキエルダニエルと並んで旧約聖書の“四大預言者”の1人です。

南王国ユダに生まれ、およそ40年もの間エルサレムで活躍しました。

 

イザヤ書は全部で66章もあり、その存在感は他の預言書と比べてもずば抜けています。

キートン
キートン
特に、イエス・キリストの誕生を預言した”メシア預言”が有名ですね!

弁論に長け情熱に溢れた、旧約聖書でも最大の預言者と言えるでしょう。

 

預言者については、【キリスト教用語】”預言者”とは?神の言葉を伝える人たち!?
をどうぞ

“イザヤ”の生涯

イザヤが生まれた時代を説明するためには、まずイスラエルの歴史についてお話する必要があります。

かつてイスラエルには、“イスラエル王国”という統一王国がありました。

 

そして、初代の王様サウルからダビデソロモンと有名な王様がこの国を治めていたのです。

しかし、ソロモンが神様に大きな罪を犯し、国民たちにも重税や重労働を課したため、その後国は、

  • 北のイスラエル王国
  • 南のユダ王国

の2つに分裂してしまいました。

 

そして、イザヤが生まれたのは”南王国ユダ”でした。

複雑だ。。!

 

イザヤの生まれた当時は、北のイスラエル王国が他国のアッシリアの猛攻によって滅ぼされてしまうというベリーハードな状況。

そして、そのアッシリアの攻撃は、南王国ユダにも襲ってきたのです。

 

今度は、南王国ユダも滅ぼされてしまうのではないかという緊迫感です。

しかし、イザヤの預言のおかげで、南のユダ王国はなんとかアッシリヤによる滅亡の危機を脱することができました。

「その時主の言葉がイザヤに臨んで言った、 5「行って、ヒゼキヤに言いなさい、『あなたの父ダビデの神、主はこう仰せられます、「わたしはあなたの祈を聞いた。あなたの涙を見た。見よ、わたしはあなたのよわいを十五年増そう。 6わたしはあなたと、この町とをアッスリヤの王の手から救い、この町を守ろう」。」

(イザヤ書38章4~6節)

これはもちろん、神様の力が働かれたからです。

 

ところが、イザヤは知っていました。

いずれは、南王国ユダも”新バビロニア”という国に滅ぼされてしまうと。

「そこでイザヤはヒゼキヤに言った、「万軍の主の言葉を聞きなさい。 6見よ、すべてあなたの家にある物およびあなたの先祖たちが今日までに積みたくわえた物がバビロンに運び去られる日が来る。何も残るものはない、と主が言われます。」

(イザヤ書39章5、6節)

この出来事は後に、“バビロン捕囚”と呼ばれます。

 

つまり、新バビロニアのネブカドネザル2世によって、バビロンという地に捕虜として移住させられてしまうのです。

そこで、イザヤはユダの人々に語り始めました。

イザヤ
イザヤ
あなたたちの罪を悔い改めなさい!この国には、偶像崇拝や貧しい人々への迫害がある。

それらをやめれば、”バビロン捕囚”を避けられるだろう。

と。

 

しかし、当時のバビロニアという国はまだ小さく、そのイザヤの言葉を信じる人はいませんでした。

その結果、100年以上後になってこの預言は実現してしまうのです。

 

しかし、それでもイザヤは生涯を通して、

イザヤ
イザヤ
ただ神のみを信じなさい!!

と、人々に語り続けました。

 

周囲の強い国と同盟を結ぶことにイザヤが反対していたのも、このイザヤの想いがあったからです。

結果的に彼は、南王国のユダの王である

  • ウジヤ
  • ヨタム
  • アハズ
  • ヒゼキヤ

という4人の王様に神の言葉を伝え続けました

 

とてつもない影響力ですね!

しかし、イザヤはヒゼキヤの後のマナセ王の時代に迫害され、ノコギリで切断されるという悲惨な最期を遂げました。

ヒドすぎる。。

イザヤの預言の特徴って!?

イザヤがその生涯で語った主な預言は、以下の通りです。

◎主なイザヤの預言

  • 南王国ユダは、新バビロニアに捕虜にされる(バビロン捕囚)
  • 偶像崇拝や貧しい人への迫害をやめれば、バビロン捕囚は避けられる
  • 国や軍の力ではなく、神の力に頼れば、南王国ユダはアッシリアの攻撃から守られる
  • 将来、神は地上の悪を滅ぼし、神の国を立てあげられる
  • バビロン捕囚の後は、再び自分たちの地に帰ることができる
  • メシア(救い主)がこの世にお生まれになる

など。

 

これを見ても分かる通り、イザヤの預言の特徴は、

警告や裁きだけでなく、その後の希望や慰めについても語っているところです。

 

実際、ユダの民たちがバビロン捕囚された後も、神様はイザヤを通して彼らを励ましています。

「あなたがたの神は言われる、「慰めよ、わが民を慰めよ、 2ねんごろにエルサレムに語り、これに呼ばわれ、その服役の期は終り、そのとがはすでにゆるされ、そのもろもろの罪のために二倍の刑罰を主の手から受けた」。」

(イザヤ書40章1、2節)

神様は憐れみ深い方であり、ただ民を罰するだけで終わらせる方ではないんですね!

 

そして、将来の最大の希望がメシア、つまりイエス・キリスト“の誕生なんですね。

これこそが有名な“メシア預言”です。

「それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。」

(イザヤ7章14節)

この預言は、新約聖書の時代に実現するんだにゃ~。

 

イザヤ書は大きく、

  • 39章までの前半
  • 40章以降の後半

に分けられますが、前半が警告や裁き、後半が希望や慰めが中心になっています。

イエス・キリストについては、【完全版】イエス・キリストとはどんな人物?その生涯をまとめてみた【5分で分かる】をどうぞ

イザヤは、身分も高かった!?

イザヤは偉大な預言者ですが、祭司であり身分も高かったと言われています。

 

ですから、王様に直接預言を伝えることもできました。

王と預言のことで対立することもありましたが、13代目ヒゼキヤ王とは良好な関係を築くことができたのです。

 

そして、アッシリアの軍が攻めてきた時も、イザヤのアドバイスでヒゼキヤ王が祈ると、

18万5千人にも及ぶ敵軍の兵士は、疫病によって自滅してしまいました。

「その夜、主の使が出て、アッスリヤの陣営で十八万五千人を撃ち殺した。人々が朝早く起きて見ると、彼らは皆、死体となっていた。」

(列王記下19章35節)

神様の力はすごいわね〜!

 

ユダ王国の滅亡を防ぐことができたのは、イザヤが王様にものを言える身分であったことも関係しているでしょう。

イザヤは、町を全裸で歩き回った!?

これは、イザヤが将来”バビロン捕囚”が起こるということをユダ王国の人々に語っていたときのこと。

捕囚をされるとどんな目に合うのかをレクチャーするために、イザヤはある行動をとります。

 

それはなんと、町を全裸で歩き回ること(!)でした。

「その時に主はアモツの子イザヤによって語って言われた、「さあ、あなたの腰から荒布を解き、足からくつを脱ぎなさい」。そこでイザヤはそのようにし、裸、はだしで歩いた。」

(イザヤ書20章2節)

これによって、捕囚がどれくらい辛いかを伝えようとしたのです。

 

まあ、レクチャーしているイザヤ本人が一番辛そうですけどね。。

完全な変質者だにゃ〜。

 

ただ皆さん、誤解しないでください!

これはもちろん、神様がイザヤにしなさいと語られたことです。

 

自分から積極的に全裸になったわけではありません!(と信じたい)

まあ、実際は、

  1. 神様に突然、裸になれと命じられる
  2. イザヤは命令通りとりあえず服を脱ぐ
  3. 後から神様の説明が入る

という順番なので、イザヤは訳も分からず裸になったんですけどね。

 

とは言え、神様のためなら躊躇なく裸になれる、イザヤの信仰には尊敬しかありませんが。。

新約聖書にも、イザヤ書の引用が出てくる!?

実は、新約聖書にもイザヤ書の預言の引用が度々出てきます。

それは、イザヤの預言が実現したことを示すためです。

 

例えば、

◎イザヤ預言の引用が出てくる場面

  • 洗礼者ヨハネ登場シーン
  • イエスが人々の悪霊を追い出したり、病を癒したりされたシーン
  • イエスが言い伝えのことで、ファリサイ派や律法学者たちを批判されるシーン
  • 奇跡を見ても、イエスを信じない人たちがいたシーン

など。

相当な数ですよね??

 

それもそのはず!

イザヤ書は新約聖書で引用された数で言うと、旧約聖書全体でも詩編に次いで多く、預言書の中では堂々の1位なのです!

キートン
キートン
イザヤ書、そしてそれを書いたイザヤの影響力の高さがうかがえますね!

 

全ての引用はご紹介できないので、洗礼者ヨハネ登場シーンだけ例として挙げておきます。

「そのころ、バプテスマのヨハネが現れ、ユダヤの荒野で教を宣べて言った、 2「悔い改めよ、天国は近づいた」。 3預言者イザヤによって、「荒野で呼ばわる者の声がする、『主の道を備えよ、その道筋をまっすぐにせよ』」と言われたのは、この人のことである。」

(マタイによる福音書3章1~3節)

ちなみに、イエスもイザヤ書の内容を何度も引用しておられます。

まとめ:イザヤは預言者の中でも最も偉大な人物の1人!

いかがでしたか?

イザヤの偉大さが伝わりましたでしょうか?

 

イザヤ書はボリュームもあり、内容も難解なので読むのが大変ですが、機会があれば読んでみてください!

新約聖書でどれくらいイザヤ書の引用があるのかを探してみても面白いですね!

 

キートンでした。

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キートン
月間12万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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