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【厳選】聖書の有名な預言者を一覧でざっくりまとめてみた

ジーザス、エブリワン!キートンです。

聖書にはたくさんの預言者が出てくるけど、有名な人だとどんな人がいるの?

まとめて知りたい!

こういった疑問にお答えします。

 

聖書には、神の言葉を人々に伝える“預言者”という人たちが登場します。

未来を予言する”予言者”とは別物ですよ!

 

しかし、聖書の預言者って案外数が多いんですよね。

預言者たちによって書かれた”預言書”という書物があるくらいですから。

 

そこで今回は、クリスチャンの僕が、聖書に登場する有名な預言者をざっとまとめていきたいと思います!

預言者とは?

預言者とは、神様から言葉を預かり、それを人々に伝える人たちのことです。

その内容は、予言のように未来のこととは限らず、

  • 励ましの内容
  • お叱りの内容
  • 未来について語る内容

など多岐にわたります。

 

一見華やかに見えますが、預言者は王様などの位が高い人にも物申す必要があるため、命がけの仕事でもありました。

実際、捕らえられたり殺されたりする預言者も少なかったんだとか。

絶対やりたくない。。!

 

詳しくは、【キリスト教用語】”預言者”とは?神の言葉を伝える人たち!?をどうぞ

【厳選】聖書の有名な預言者を一覧でまとめてみた

では、聖書の有名な預言者たちをざっと見ていきましょう!

聖書の登場順にいきますね。

  • モーセ
  • サムエル
  • エリヤ
  • エリシャ
  • イザヤ
  • エレミヤ
  • ダニエル
  • ヨナ
  • 洗礼者ヨハネ

モーセ

旧約聖書の“出エジプト記”に登場。

神様から命じられ、エジプトの奴隷だったイスラエル人たちを外へ連れ出すことに成功した人物です。

 

そして、モーセは神様から示された”カナン”の地を目指して、40年もの間イスラエル人たちを導いていきました。

「9いまイスラエルの人々の叫びがわたしに届いた。わたしはまたエジプトびとが彼らをしえたげる、そのしえたげを見た。 10さあ、わたしは、あなたをパロにつかわして、わたしの民、イスラエルの人々をエジプトから導き出させよう」。 11モーセは神に言った、「わたしは、いったい何者でしょう。わたしがパロのところへ行って、イスラエルの人々をエジプトから導き出すのでしょうか」。」

(出エジプト記3章9~11節)

キリスト教のみならず、ユダヤ教やイスラム教においても重要な人物ですね。

 

また、他にも、

  • 海を割るなどの奇跡を起こす
  • 神様から十戒を受け取る

といったエピソードでも知られています。

モーセの海割りは有名だにゃ~。

 

モーセについては、“モーセ”とはどんな人?海を割っただけじゃない!?【5分で分かる】をどうぞ

サムエル

旧約聖書の”サムエル記”に登場。

預言者であると同時に、士師でもあるという異色の経歴の持ち主です。

 

サムエルは、幼い頃から神の声を聞くことができ、やがてその言葉をイスラエル人たちに伝えるようになりました。

「10主はきて立ち、前のように、「サムエルよ、サムエルよ」と呼ばれたので、サムエルは言った、「しもべは聞きます。お話しください」。」

(サムエル記上3章10節)

また、サムエルは、当時のイスラエルに初めて王制を取り入れたことでも知られています。

その結果、サウル王ダビデ王が誕生していくんだにゃ~。

 

詳しくは、サムエル記の”サムエル”ってどんな人?イスラエル最後の士師!?【3分で分かる】をどうぞ

エリヤ

旧約聖書の”列王記”に登場。

当時、非常に不信仰だった”北イスラエル”において活躍した預言者です。

 

“バアル”や”アシェラ”といった異国の神を信じる預言者たちと対決をし、圧勝するというエピソードが有名ですね。

「40エリヤは彼らに言った、「バアルの預言者を捕えよ。そのひとりも逃がしてはならない」。そこで彼らを捕えたので、エリヤは彼らをキション川に連れくだって、そこで彼らを殺した。」

(列王記上18章40節)

また、

  • カラスがパンと肉を運んでくる
  • やもめの家の小麦粉と油を無限に増やす
  • やもめの息子を生き返らせる
  • 水浸しの祭壇に乗せられた雄牛を焼き尽くす
  • アハズヤ王の使者を焼き尽くす
  • 上着でヨルダン川の水を割る

など様々な奇跡を起こしています。

その奇跡の数は、預言者の中でもトップクラスですね。

 

さらには、死を経験せずに天に昇るというとんでもない体験をしたことも。。

「彼らが進みながら語っていた時、火の車と火の馬があらわれて、ふたりを隔てた。そしてエリヤはつむじ風に乗って天にのぼった。」

(第二列王記2章11節)

キートン
キートン
ぶっとんでますね。。!

 

詳しくは、預言者”エリヤ”とはどんな人物?神様からの超お気に入り!?【3分で分かる】をどうぞ

エリシャ

旧約聖書の”列王記”に登場。

預言者エリヤの弟子であり、エリヤと同じく”北イスラエル”で活躍しました。

 

エリシャも、師匠のエリヤに負けじと様々な奇跡を起こしています。

  • エリヤの衣でヨルダン川を2つに割る
  • エリコの町の水を塩できれいにする
  • 子供42人をクマに襲わせる
  • 預言者の妻の家の油を増やす
  • シュエムの婦人に子供を授ける
  • その婦人の息子を生き返らせる
  • 毒のウリが入った煮物を麦粉を使って清める
  • パン20個と1袋の穀物で、100人のお腹を満たし余らせる
  • アラムの将軍ナアマンの皮膚病をヨルダン川の水で癒す
  • 水に沈んだ斧を浮き上がらせる
  • エリシャの遺骨に触れた死人が生き返る など。
凄い数。。!

 

しかも、死んでなお奇跡を起こしていますからね。。

エリシャの凄さがよく分かります!

 

一方で、ハゲ頭をバカにされてぶち切れるというお茶目(?)な一面もあります。

「23彼はそこからベテルへ上ったが、上って行く途中、小さい子供らが町から出てきて彼をあざけり、彼にむかって「はげ頭よ、のぼれ。はげ頭よ、のぼれ」と言ったので、 24彼はふり返って彼らを見、主の名をもって彼らをのろった。すると林の中から二頭の雌ぐまが出てきて、その子供らのうち四十二人を裂いた。」

(列王記下2章23、24節)

詳しくは、“エリシャ”ってどんな人?奇跡の預言者!?【3分で分かる】をどうぞ

イザヤ

旧約聖書の”イザヤ書”に登場。

彼が書いたとされる”イザヤ書”は、旧約聖書の預言書でも特に重要と言われており、旧約聖書を代表する預言者です。

 

南王国ユダで活躍し、

  • 南王国ユダは、新バビロニアに捕虜にされる(バビロン捕囚
  • 偶像崇拝や貧しい人への迫害をやめれば、バビロン捕囚は避けられる
  • 国や軍の力ではなく、神の力に頼れば、南王国ユダはアッシリアの攻撃から守られる
  • 将来、神は地上の悪を滅ぼし、神の国を立てあげられる
  • バビロン捕囚の後は、再び自分たちの地に帰ることができる
  • メシア(救い主)がこの世にお生まれになる

など様々な預言を残しています。

 

中でも、イエスキリストの誕生を預言した“メシア預言”が有名ですね。

「それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。」

(イザヤ7章14節)

キートン
キートン
ちなみに、イザヤは、南王国ユダの人たちに預言内容を伝えるために、全裸で町を歩き回ったこともありました。。!

 

詳しくは、【解説】イザヤ書の”イザヤ”ってどんな人?旧約聖書最大の預言者!?【3分で分かる】どうぞ

エレミヤ

旧約聖書の”エレミヤ書”に登場。

40年もの間、南ユダ王国で人々の罪を正すために預言を語りました。

「2アモンの子、ユダの王ヨシヤの時、すなわちその治世の十三年に、主の言葉がエレミヤに臨んだ。」

(エレミヤ書1章2節)

ただ、その預言活動の中で、

  • 南ユダ王国の人々に預言を語るも、全員から無視され馬鹿にされる
  • 王様から牢獄にぶち込まれ、泥にたまっている穴に沈められるという拷問を受ける
  • 同郷の人々からエレミヤ暗殺計画を企てられる

といったひどい目にあい、涙を流したことから“涙の預言者”と呼ばれています。

お気の毒に。。!

 

やはり預言者の仕事は、楽じゃないですね。。!

詳しくは、“エレミヤ”ってどんな人?通称”涙の預言者”!?【3分で分かる】をどうぞ

ダニエル

旧約聖書の”ダニエル書”に登場。

そのルックスや頭の良さを見込まれて、王様のネブカドネザルに仕えるようになります。

 

ダニエルは通称“パーフェクト預言者”(☜勝手につけた)で、

  • 健康的
  • 超イケメン
  • 才能に溢れている
  • 知恵・知識があり頭がいい
  • 神様への信仰が強い
  • 高度な夢の解き明かしができる

このようなとんでもないスペックを誇ります。

天は何物を与えたのか。。

 

また、ライオンの洞窟に投げ込まれて、無傷で生還したというエピソードも有名です。

「21ダニエルは王に言った、「王よ、どうか、とこしえに生きながらえられますように。 22わたしの神はその使をおくって、ししの口を閉ざされたので、ししはわたしを害しませんでした。」

(ダニエル書6章21、22節)

詳しくは、“ダニエル”ってどんな人?聖書1のパーフェクトヒューマン!?【3分で分かる】をどうぞ

ヨナ

旧約聖書の”ヨナ書”に登場。

ヨナはあるとき神様に、”ニネベ”という町に行って預言を語るように言われます。

 

しかし、ヨナはこの命令を嫌がり、なんと神様の前から逃げ出してしまいます。(おい)

「1主の言葉がアミッタイの子ヨナに臨んで言った、 2「立って、あの大きな町ニネベに行き、これに向かって呼ばわれ。彼らの悪がわたしの前に上ってきたからである」。 3しかしヨナは主の前を離れてタルシシへのがれようと、立ってヨッパに下って行った。」

(ヨナ書1章1~3節)

結果的に、ちゃんと預言を語ることができましたが、

その後も神様に何度も不満をぶちまけるなど非常に人間臭い預言者です。

キートン
キートン
親近感がわきますね。。!

 

そのため、ヨナ書はある種のコメディ要素がある書物ですね。

また、魚に3日3晩飲み込まれるというインパクト抜群のエピソードでも知られています。

 

詳しくは、聖書の”ヨナ書”のお話って?魚に飲み込まれた!?【3分で分かる】をどうぞ

洗礼者ヨハネ

新約聖書の”マタイによる福音書”などに登場。

イエスキリストに洗礼を授けたことで知られています。

 

洗礼者ヨハネは、”イエスキリストの先駆者”とも呼ばれており、

イエスキリストが来られるまで多くの人々に神の教えを語り、洗礼を授けていました。

「1そのころ、バプテスマのヨハネが現れ、ユダヤの荒野で教を宣べて言った、 2「悔い改めよ、天国は近づいた」。」

(マタイによる福音書3章1、2節)

最終的には、王様のヘロデによって首をはねられてしまいますが、

そのシーンも印象的で、『サロメ』など様々な芸術のモチーフになっています。

 

詳しくは、“洗礼者ヨハネ”とは?イエス・キリストに洗礼を授けた!?【3分で分かる】をどうぞ

まとめ:聖書の主な預言者を押さえよう!

◎聖書の有名な預言者一覧

  • モーセ
  • サムエル
  • エリヤ
  • エリシャ
  • イザヤ
  • エレミヤ
  • ダニエル
  • ヨナ
  • 洗礼者ヨハネ

さて、皆さんが知っている預言者はどれくらいいたでしょうか。

 

彼らを見て思うのは、やはり預言者という仕事の過酷さ。

ヨナは逃げ出していますが、むしろあれが普通の人間の反応なのかもしれません。

 

彼らの信仰と覚悟には頭が下がりますな。。

キートンでした。

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月間15万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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