ジーザス、エブリワン!キートンです。

その生涯を詳しく知りたい!
こういった疑問にお答えします。
聖書には、様々なユニークな人物が登場します。
しかし、その中でも特に人間臭くてユニークなのがヨナという人物です。
ヨナはなんと魚に飲み込まれてしまうという、インパクト抜群のエピソードを持っている人物。
そのせいか、ヨナのお話は子供にも大人気ですね!
ジーザス、エブリワン!👼
もし、聖書でコメディっぽいお話を読みたいなら、”ヨナ書”がオススメ!
主人公のヨナさんが、神様の命令から逃げ出したり、魚に飲み込まれたり、神様にキレまくったりと、とにかく人間臭い!
思わずくすっときて、何か憎めないんだよね!https://t.co/XvZeiKx5qY pic.twitter.com/y3Qdyxit8P
— キートン@クリスチャンブロガー (@keaton1992) January 30, 2020
では、一体なぜヨナは魚に飲み込まれてしまったのでしょうか?
そこには、ちゃーんとした理由があります。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が
- ヨナとは?
- ヨナの生涯
- なぜヨナは逃げ出したのか
などについてご紹介したいと思います!

Contents
“ヨナ”とは?

ヨナとは、旧約聖書の”ヨナ書”に登場するイスラエルの預言者です。
ヨナと言えば魚に飲み込まれるお話が有名ですが、他にも、
- 神様から逃げ出して嵐に襲われる
- 何度も神様に文句を言う
など、面白エピソードには事欠きません!

その意味で、ヨナ書は聖書では珍しく、ややコメディ風な書物だといえます。
ヨナの生涯
では、”絶対に笑ってはいけない”ヨナの生涯を見ていきましょう!
ヨナ、神様から逃げ出す

「1主の言葉がアミッタイの子ヨナに臨んで言った、 2「立って、あの大きな町ニネベに行き、これに向かって呼ばわれ。彼らの悪がわたしの前に上ってきたからである」。 3しかしヨナは主の前を離れてタルシシへのがれようと、立ってヨッパに下って行った。」
(ヨナ書1章1~3節)
あるところに、ヨナという預言者がいました。
神様はヨナに語られました。

『私はお前たちを滅ぼす。お前たちの悪い行いが、天にまで届いているからだ。』と。
そう、ニネべの人たちは神様に背くような罪を犯していたのです。
そのため、ヨナは彼らを悔い改めさせる任務を受けたということですね。
さあ、これでヨナはニネべに行って、勇敢に神の言葉を伝え。。はしませんでした。
なんと、ヨナはニネベに行くことを恐れ、
そして、ヨナはニネベとは反対方向の海岸へと向かい、

神様、嵐を起こされる

「時に、主は大風を海の上に起されたので、船が破れるほどの激しい暴風が海の上にあった。」
(ヨナ書1章4節)
ところがどっこい、神様から逃げられるわけはありません。
船が動き出すと、神様は嵐を起こされ、船は突風に襲われて今にも沈みそうになってしまいました。
これはやばいと思った船乗りたちは、
船を軽くするために、積んでいる荷物を海に捨て始めました。
一方で、当のヨナはというと。。
船底でぐっすり眠っていました。(のんきか)

これを知った船長はヨナを怒鳴りつけて起こすと、船に乗った人全員に※くじを引かせました。
これによって、
※この時代、くじは神様の意志を知るための方法として使われていました。
ヨナ、海に投げ込まれる

「15そして彼らはヨナを取って海に投げ入れた。すると海の荒れるのがやんだ。」
(ヨナ書1章15節)
すると、くじはヨナに当たり、人々は言いました。

こんなに恐ろしい災難が起こるのは、誰のせいなのか教えてくれ!
ヨナは答えました。

そして、ヨナが神様から逃げてきたことを知ると、人々は震え上がり、

嵐を静めるには、あなたをどうしたらいいんだ??
と叫びました。
ヨナは言いました。

この嵐は、私のせいだということは分かっていますから。
人々は何とか陸に近づこうと船をこぎましたが、
そして、彼らは神に祈ると、
すると、どうでしょう。
あれほど激しかった嵐がピタリと収まりました。
これを見た人々は、神様を恐れて、いけにえをささげました。
ヨナ、魚に飲み込まれる

「17主は大いなる魚を備えて、ヨナをのませられた。ヨナは三日三夜その魚の腹の中にいた。」
(ヨナ書1章17節)
さて、一方で海に投げ込まれたヨナはというと。。
大きな魚に飲み込まれていました。(急展開)
しかし、もちろん、この魚も神様がご用意されたものでした。
神様はヨナを魚に飲み込ませることで、ヨナを助け、再び使命に向かわせようとされたのです。
そして、ヨナはなんと魚のお腹の中で3日3晩過ごすことになりました。
ヨナは、魚のお腹の中で神様に祈りました。

一体どれほど感謝したらいいでしょう。私はもう逃げずに、あなたの命令に従います!
ヨナは、自分の罪を神様の前に悔い改めたのです。
すると、次の瞬間、ヨナは魚の口から海岸へと吐き出されました。
そして、主は、改めてヨナに語られました。

今度は、さすがのヨナも言われた通りニネベに行きました。
そして、ヨナが今から40日後にニネベが滅ぼされることを人々に
人々は次々に悔い改め始めました。(あっさり)
その話は王様の耳にまで入り、

そうすれば、神様がこの町を滅ぼすのを、思い留(とど)まってくださるかもしれない
こうして、ニネベの人々が悔い改めたのをご覧になった神様は、
さて、これで丸く収まってめでたしめでたし!
。。。かと思いきや、ヨナは神様のこの判断にブチ切れます。(

あなたは、忍耐強く憐れみ深い方ですからきっとニネベを滅ぼすのも、考え直すだろうと。
だから、私は逃げたのです!!
ああ、主よ、どうか私を殺してください!生きているよりも、死んだほうがましです。
ヨナにとっては、罪深い異邦人であるニネべの人々にも神様の愛が注がれていることが納得できず、ゆるせなかったのです。
神様、とうごまの木を生やされる

「10主は言われた、「あなたは労せず、育てず、一夜に生じて、一夜に滅びたこのとうごまをさえ、惜しんでいる。 11ましてわたしは十二万あまりの、右左をわきまえない人々と、あまたの家畜とのいるこの大きな町ニネベを、惜しまないでいられようか」。」
(ヨナ書4章10、11節)
その後、ヨナはニネべを出て小屋を建てると、
そして、ニネべの都がどうなるのかを見届けようとしたのです。
すると、神様はヨナの近くに“とうごまの木”を生やされ、
不機嫌だったヨナは、この木の存在を大変喜びました。
しかし、翌朝、神様は虫にとうごまの木を食い荒らさせ枯れさせると、暑い東からの風も吹かせられました。
太陽の日差し+東からの熱風のダブルパンチで、ヨナはその暑さにもだえ苦しみ、神様に叫びました。

主よ、こんな思いをするくらいなら、死んだほうがましです!
神様は言われました。

ヨナは答えました。

(さっきからどんだけ死にたいんだ)
すると、神様は言われました。

それなら、ニネベのような大きな町を私が惜しむのも当然ではないか。
あの町には、私が造った12万人の人々と、多くの家畜がいるのだから。
なぜヨナは神様の前から逃げ出した?

いきなり神様から逃げ出すという強烈な出オチを見せてくれたヨナ
ヨナ自身は後に、

と語っていますが、恐らく理由はそれだけではないでしょう。
なぜなら、預言者というのは当時命がけの仕事だったからです。
預言者の仕事は、神様の言葉を人々に伝えることであり、それは相手が王様のような地位の高い人物も例外ではありません。
そのため、王様たちから目を付けられ、捕らえられたり殺されたりするのも珍しくなかったのです。
ましてや、行けと言われた場所は”ニネベ”というイスラエルの敵国アッシリアの首都であり敵地のど真ん中。
そんなところに1人で行くというのは、
しかも、

というめちゃくちゃ反感を買いそうなことを言うのですから。
下手したら殺されるかもしれません。
なので、ヨナさんの逃げるという行為は、むしろ普通の反応なのかもしれませんね。。
ってか、聖書に出てくる他の預言者たちが立派過ぎるんですよ!!
預言者については、【キリスト教用語】”預言者”とは?神の言葉を伝える人たち!?をどうぞ
ヨナが魚に飲まれるシーンは、映画「ピノキオ」のモチーフ!?
ディズニー映画に、「ピノキオ」という古典的名作があります。
名曲”星に願いを”でもおなじみですね。
ところで、この作品の中に、
とても印象的なシーンですが実はこのシーン、
「17主は大いなる魚を備えて、ヨナをのませられた。ヨナは三日三夜その魚の腹の中にいた。」
(ヨナ書1章17節)

意外なところに、聖書モチーフがあったんですね!
興味がある方は、実際に映画をご覧あれ。
キリスト教に関する他の豆知識については、【豆知識】”へえ~”ってなるキリスト教の面白雑学を14つまとめてみたをどうぞ
まとめ:”ヨナ書”はくすっと笑えるコメディ風物語!

ヨナは神様の命令を拒否して逃げ出したり、
でも、他の有名な預言者たちが立派すぎるだけで、
預言者のような命がけの仕事なんて怖いのが当り前ですからね。
ま、友達にはしたくないですけど。(台無し)
キートンでした。

