聖書人物シリーズ

【聖書】ヨナとは?魚に飲み込まれた預言者について解説

ジーザス、エブリワン!キートンです。

旧約聖書に出てくる”ヨナ”ってどんな人?

その生涯を詳しく知りたい!

こういった疑問にお答えします。

 

聖書には、様々なユニークな人物が登場します。

しかし、その中でも特に人間臭くてユニークなのがヨナという人物です。

 

ヨナはなんと魚に飲み込まれてしまうという、インパクト抜群のエピソードを持っている人物。

そのせいか、ヨナのお話は教会の子供たちにも大人気ですね!

 

では、一体なぜヨナは魚に飲み込まれてしまったのでしょうか?

そこには、ちゃーんとした理由があります。

 

そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、

  • ヨナとは?
  • ヨナの生涯
  • なぜヨナは神様の前から逃げ出した?
  • ヨナが魚に飲まれるシーンは、映画「ピノキオ」のモチーフ!?

などについてご紹介したいと思います!

キートン
キートン
この記事を読めば、ヨナの人物像やヨナ書の内容がざっくり分かりますよ!

ヨナとは?

ヨナとは、旧約聖書の”ヨナ書”に登場するイスラエル預言者です。

ヨナと言えば魚に飲み込まれるお話が有名ですが、他にも、

  • 神様から預言を語るように言われるも逃げ出す
  • 何度も神様に文句を言う

など、とても人間臭いエピソードがいくつもあります。

何だか親近感がわくにゃ~。

 

そのためか、ヨナ書は聖書では珍しく、ややコミカルな面が目立つ書物だといえますね。

ヨナの生涯

では、”絶対に笑ってはいけない”ヨナの生涯を見ていきましょう!

ヨナ、神様から逃げ出す

「主の言葉がアミッタイの子ヨナに臨んで言った、 2「立って、あの大きな町ニネベに行き、これに向かって呼ばわれ。彼らの悪がわたしの前に上ってきたからである」。 3しかしヨナは主の前を離れてタルシシへのがれようと、立ってヨッパに下って行った。」

(ヨナ書1章1~3節)

あるところに、ヨナという預言者がいました。

神様はヨナに語られました。

神様
神様
大きな町”ニネベ”に行って、私の言葉を伝えなさい。

『私はお前たちを滅ぼす。お前たちの悪い行いが、天にまで届いているからだ。』と。

そう、ニネべの人たちは神様に背くような罪を犯していたのです。

そのため、ヨナは彼らに神の言葉を伝え、悔い改めさせる任務を受けたということですね。

 

さあ、これでヨナはニネべに行って、勇敢に神の言葉を伝え。。はしませんでした。

なんと、ヨナはニネベに行かずに、神様の命令を拒否してしまったのです。

 

そして、ヨナはニネベとは反対方向の海岸へと向かい、タルシュシュ行きの船に乗り込みました。

まさかの出落ち。。!

神様、嵐を起こされる

「時に、主は大風を海の上に起されたので、船が破れるほどの激しい暴風が海の上にあった。」

(ヨナ書1章4節)

ところがどっこい、神様から逃げられるわけはありません。

船が動き出すと、神様は嵐を起こされ、船は突風に襲われて今にも沈みそうになってしまいました。

 

これはやばいと思った船乗りたちは、それぞれ自分たちが信じている神様に助けを求めながら、

船を軽くするために、積んでいる荷物を海に捨て始めました。

 

一方で、当のヨナはというと。。

船底でぐっすり眠っていました。(のんきか)

おいおい。。

 

これを知った船長はヨナを起こすと、船に乗った人全員に※くじを引かせました。

これによって、誰が神を怒らせてこんな嵐を引き起こしたのかを知ろうとしたのです。

※この時代、くじは神様の意志を知るための方法として使われていました。

ヨナ、海に投げ込まれる

「15そして彼らはヨナを取って海に投げ入れた。すると海の荒れるのがやんだ。」

(ヨナ書1章15節)

すると、くじはヨナに当たり、人々は言いました。

船の人々
船の人々
あなたは一体どんな職業で、どこから来たんだ?

こんなに恐ろしい災難が起こるのは、誰のせいなのか教えてくれ!

ヨナは答えました。

ヨナ
ヨナ
私は、この世界をお造りになった神様を信じているイスラエル人です。

そして、ヨナが神様から逃げてきたことを知ると、人々は震え上がり、

船の人々
船の人々
なんということを。。!

嵐を静めるには、あなたをどうしたらいいんだ??

と叫びました。

ヨナは言いました。

ヨナ
ヨナ
私を海に投げ込んでください。そうすればきっと嵐は静まります!

この嵐が私のせいだということは分かっていますから。

人々は何とか陸に近づこうと船をこぎましたが、嵐が強すぎてどうにもなりません。

 

そこで、彼らは神に祈ると、ついにヨナを荒れ狂う海の中に放りこんでしまいました。

すると、どうでしょう。

 

あれほど激しかった嵐がピタリと収まりました。

これを見た人々は神様を恐れて、いけにえをささげました。

ヨナ、魚に飲み込まれる

主は大いなる魚を備えて、ヨナをのませられた。ヨナは三日三夜その魚の腹の中にいた。」

(ヨナ書1章17節)

さて、一方で海に投げ込まれたヨナはというと。。

大きな魚に飲み込まれていました。(急展開)

 

しかし、もちろん、この魚も神様がご用意されたものでした。

神様はヨナを魚に飲み込ませることで、ヨナを助け、再び使命に向かわせようとされたのです。

 

そして、ヨナはなんと魚のお腹の中で3日3晩過ごすことになりました。

ヨナは、魚のお腹の中で神様に祈りました。

ヨナ
ヨナ
主よ、あなたは波にのまれて死ぬところだった私を、助けてくださいました。

一体どれほど感謝したらいいでしょう。私の救いはあなただけです!

すると、次の瞬間、ヨナは魚の口から海岸へと吐き出されました。

そして、主は、改めてヨナに語られました。

神様
神様
以前も命じた通り、大きな町ニネベに行って、滅びが迫っているということを伝えなさい。

今度は、さすがのヨナも言われた通りニネベに行きました。

 

そして、ヨナが今から40日後にニネベが滅ぼされることを人々に語ると、

人々は次々に悔い改め始めました。(あっさり)

 

その話は王様の耳にまで入り、町中にこんなおふれを出すまでに至ったのです。

おふれ
おふれ
人も動物も、飲み食いを一切してはならない。そして、悪いことも全てやめるのだ。

そうすれば、神様がこの町を滅ぼすのを、思い留(とど)まってくださるかもしれない。

こうして、ニネベの人々が悔い改めたのをご覧になった神様は、彼らを滅ぼすことを思い留まりました。

 

さて、これで丸く収まってめでたしめでたし!

。。。かと思いきや、ヨナは神様のこの判断にブチ切れます。(怒るポイント)

ヨナ
ヨナ
主よ、私はこうなることを最初から分かっていました!

あなたは、忍耐強く憐れみ深い方ですからきっとニネベを滅ぼすのも、考え直すだろうと。

だから、私は逃げたのです!!

ああ、主よ、どうか私を殺してください!生きているよりも、死んだほうがましです。

ヨナにとっては、罪深い異邦人であるニネべの人々にも神様の愛が注がれていることが納得できず、ゆるせなかったのです。

神様、とうごまの木を生やされる

「主は言われた、「あなたは労せず、育てず、一夜に生じて、一夜に滅びたこのとうごまをさえ、惜しんでいる。 11ましてわたしは十二万あまりの、右左をわきまえない人々と、あまたの家畜とのいるこの大きな町ニネベを、惜しまないでいられようか」。」

(ヨナ書4章10、11節)

その後、ヨナはニネべを出て木の葉の茂った小屋を建てると、日差しを避けてその中に座りました。

ニネべの都がどうなるのかを見届けようとしたのです。

 

小屋を覆っていた葉っぱが暑さでしおれると、

神様はヨナの近くに“とうごまの木”を生やされ、その大きな葉でヨナの頭に日が当たらないようにされました。

 

不機嫌だったヨナは、この木の存在を大変喜びました。

しかし、翌朝、神様は虫にとうごまの木の茎を食い荒らさせ枯れさせると、暑い東からの風も吹かせられました。

 

太陽の日差し+東からの熱風のダブルパンチで、ヨナはその暑さにもだえ苦しみ、神様に叫びました。

ヨナ
ヨナ
暑い!!苦しい!!

主よ、こんな思いをするくらいなら、死んだほうがましです!

神様は言われました。

神様
神様
こんな木が枯れたことくらいで、あなたは怒るのか?

ヨナは答えました。

ヨナ
ヨナ
当たり前です!怒りのあまり死にたいくらいですよ!!

(さっきからどんだけ死にたいんだ)

すると、神様は言われました。

神様
神様
あなたは、自分で苦労して造ったわけでもなく、一夜で育って一夜で滅びた木さえ惜しんでいる。

それなら、ニネベのような大きな町を私が惜しむのも当然ではないか。

あの町には、闇の中にいる12万人の人々と、多くの家畜がいるのだから。

なぜヨナは神様の前から逃げ出した?

いきなり神様の命令を拒否するという強烈な出オチを見せてくれたヨナさんですが、なぜこのような行動に出たのでしょうか?

その理由は、ヨナ書4章の以下の箇所でヨナ自身が語っています。

「ところがヨナはこれを非常に不快として、激しく怒り、 2主に祈って言った、「主よ、わたしがなお国におりました時、この事を申したではありませんか。それでこそわたしは、急いでタルシシにのがれようとしたのです。なぜなら、わたしはあなたが恵み深い神、あわれみあり、怒ることおそく、いつくしみ豊かで、災を思いかえされることを、知っていたからです。

(ヨナ書4章1、2節)

当時のイスラエル人にとって、アッシリヤという国は自分たちを脅かす強敵で、ニネべはその首都でした。

 

しかし、もしヨナが預言を語って彼らが罪を悔い改めれば、

神様は憐れみ深い方ですから、ニネべの人たちは滅びから救われてしまいます。

 

ヨナには、これが耐え難かったのです。

また、ヨナには、神が愛しておられるのは自分のようなイスラエル人で、

その愛は悪い異邦人に向けられるべきではないという嫉妬のような思いもありました。

 

つまり、ヨナからすれば、

ヨナ
ヨナ
憎いニネベの奴らなんて、そのまま滅ぼされてしまえばいいんだ!

預言なんか伝えて、救いの手を差し伸べるのなんてごめんだい!

という気持ちだったわけですね。

だからこそ、神様の命令を拒否して逃げ出したということです。

 

実際に、ニネベが悔い改めて救われたとき、ヨナがあれだけ怒ったのもこれで理解できますね。

ああやっぱりな、という気持ちだったでしょう。

 

ヨナ書を読むと、罪にまみれたアッシリヤ人さえも救おうとされる神様の憐れみ深さがよく分かります。

そして、ヨナはそんな神様のご性質をよく理解していた人物だと言えますね。

 

神のご性質については、【キリスト教】神とは誰か?何者か?聖書から7つの性質を挙げてみたをご参照ください。

ヨナが魚に飲まれるシーンは、映画「ピノキオ」のモチーフ!?

ディズニー映画に、「ピノキオ」という古典的名作があります。

名曲”星に願いを”でもおなじみですね。

 

ところで、この作品の中に、ピノキオの生みの親であるゼペット爺(じい)さんが魚に飲み込まれてしまうシーンがあるのです。

とても印象的なシーンですが実はこのシーン、ヨナが魚に飲まれるシーンがモチーフだと言われています。

主は大いなる魚を備えて、ヨナをのませられた。ヨナは三日三夜その魚の腹の中にいた。」

(ヨナ書1章17節)

聖書の影響力すごい。。!

 

意外なところに、聖書モチーフがあったんですね!

興味がある方は、実際に映画をご覧あれ!

 

キリスト教に関する他の豆知識については、【豆知識】”へえ~”ってなるキリスト教の面白雑学を14つまとめてみたをどうぞ

まとめ:ヨナ書には神様の憐れみ深さが表れている!

ヨナ書には、神様の憐れみ深さが溢れています。

そのあまりの気前の良さに、ヨナは我慢ならなかったわけですが。。

 

それにしても、ヨナは神様の命令を拒否して逃げ出したり、神様に何度もブチ切れたり、思わずクスッときてしまう人物でしたね。

でも、他の有名な預言者たちが立派すぎるだけで、ヨナさんのほうがある意味人間らしいのかもしれません!

 

ま、友達にはしたくないですけど。(台無し)

キートンでした。

まとめ:聖書には個性的な登場人物がいっぱい!
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キートン
月間15万PVを達成! プロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

POSTED COMMENT

  1. カズン より:

    預言者ヨナについての斬新な語り、ありがとうございます。私は預言者ヨナを最も一般人に近い聖人として興味を持ち、多くのYoutubeやサイトを見させていただいております。ピノキオにちなんで、人間から人形に化した人としてとらえています。そして彼は最後には人間に復活しようとあえぎながらストーリーが逆転して神の叱責を招きます。

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