ジーザス、エブリワン!キートンです。

具体的な仕事論を教えて!
こういった疑問にお答えします。
仕事をするのって、大変ですよね。
中には、

とため息交じりにつぶやいている人もいるでしょう。
しかし、皆さんは仕事の本来の意味を知っていますか?
ただのお金稼ぎの手段だと思ってはいないでしょうか。
実は、永遠のベストセラー“聖書”には、仕事というものの本質が書かれています。
そこで今回はクリスチャンの僕が、
- 本来の仕事の意味とは?
- 聖書が語る仕事論
についてご紹介していきますね!
聖書については、【最強の書物】キリスト教の”聖書”とは?永遠のベストセラー!?をどうぞ
目次
【働き方】聖書が教える仕事論とは?クリスチャンが5つご紹介します
では、聖書から学べる仕事論を5つご紹介していきますね。
皆さんの仕事にも取り入れてみましょう!
- 仕事とは神に仕える行為
- 出世したいなら人に仕えろ!
- 怠(なま)けず真面目に働け!
- 良い仕事をすれば報いがある!
- 働きすぎもNG!
①仕事とは神に仕える行為

一般的に、仕事というのは、以下のようにとらえられがちです。
- お金稼ぎのための手段
- 自己実現のための手段
- 達成感や生きがいを感じるためのもの
しかし、聖書が語る仕事というのは本来こういったものではありません。
仕事というのは本来、神様に仕える行為です。
神様は人間をお造りになった際に、人間にこの地上のあらゆる生き物を支配させることにしました。
「26神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。」
(創世記1章26節)
これは神様の代わりに、他の生き物たちを管理する仕事が与えられたと言い換えることができます。
また、神様は初めての人間アダムに農耕の仕事をお与えになりました。
「15主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせられた。」
(創世記2章15節)
つまり、人間は元から仕事をするように神様に定められているということです。
アダムがいた場所は木々が生い茂り、川の流れるエデンの園であり、食べ物も飲み物も充分にありました。
また、当然、お金などもまだ存在しません。
しかし、それでもアダムは働いていたのです。
これは、仕事をするという行為そのものに意義があり、尊い神への奉仕だということを表しています。
しかし、皆さんはこう思ったのではないでしょうか?

働かないほうが楽なのに!!
と。
ところが、実は、仕事が辛いものになってしまったのは人間の自業自得なのです。
聖書にはこう書かれています。
「17更に人に言われた、「あなたが妻の言葉を聞いて、食べるなと、わたしが命じた木から取って食べたので、地はあなたのためにのろわれ、あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。 18地はあなたのために、いばらとあざみとを生じ、あなたは野の草を食べるであろう。」
(創世記3章17、18節)
これはアダムとエバが禁断の果実に手を出し、罪を犯してしまった後に神様が語られた言葉です。
“あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。”とあるように、
罪によって人の働くという行為には苦しみが伴うようになってしまったのです。
しかも、人は働かなくては食べていけなくなってしまいました。

ですから、勘違いしてはいけません。
仕事というのは本来、神様が祝福として人間にお与えになったものなのです。
人の罪によって、本来の形を失ってしまったというだけなんですね!
アダムとエバについて、【聖書物語】人間の始まり!?”アダムとエバ(イヴ)”の内容を解説をどうぞ
②出世したいなら人に仕えろ!

多くの人が、仕事をするうえで出世したいという願望を抱きます。
どうせ働くなら上の地位について、給料もたくさんもらいたいと思うのは自然なことでしょう。
しかし、もし偉くなりたいのであれば人に仕える者になりましょう。
「かえって、あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、仕える人となり、 44あなたがたの間でかしらになりたいと思う者は、すべての人の僕とならねばならない。」
(マルコによる福音書10章43、44節)

と思うかもしれません。
確かに、顔を見ただけで思わずぶん殴ってやりたくなるような、ムカつく人も中にはいるでしょう。(あれ、いない?)
しかし、神様は人に仕える人こそ引き上げてくださるお方なのです。
ヨセフの生涯には、
- 兄たちに奴隷としてエジプトに売られる
- 無実の罪を着せられて監獄にぶち込まれる
といったたくさんの苦難がありました。
しかし、ヨセフは決して自暴自棄になることもなく、いつも人に仕え続けました。
大きく分けると、ヨセフはその生涯で3人の主人に仕えています。
- 侍従長のポティファル
- 監獄の長
- エジプト王ファラオ
その結果、ヨセフはどの主人からも絶大な信頼を寄せられ、多くの管理を任されるようになりました。
そして、最終的には、王様の次に偉い宰相(さいしょう)の地位にまで上り詰めたのです。
これは、聖書の中でもトップクラスのサクセスストーリーと言えます。

聖書には、神に仕えるように人に仕えよとも書かれています。
「5僕たる者よ。キリストに従うように、恐れおののきつつ、真心をこめて、肉による主人に従いなさい。 6人にへつらおうとして目先だけの勤めをするのでなく、キリストの僕として心から神の御旨を行い、 7人にではなく主に仕えるように、快く仕えなさい。」
(エペソ人への手紙6章5~7節)
ヨセフがここまで出世できたのは、神に仕えるように誠実に主人たちに仕えていたからに他なりません。
神様は、私たちの仕事っぷりをいつでも見てくださっています。
出世をしたいのなら、ぜひヨセフのように今の上司に誠実に仕えてみましょう!
③怠(なま)けず真面目に働け!

皆さんは、働くのが好きですか?
正直、僕はできれば働きたくないし、一年中南国の島でのんびりしていたいです。(本音)

皆さんの中にも、できれば働かずに飯が食えればなあと思っている方がいることでしょう。
しかし、使徒のパウロは聖書の中でこう語っています。
「10また、あなたがたの所にいた時に、「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」と命じておいた。 11ところが、聞くところによると、あなたがたのうちのある者は怠惰な生活を送り、働かないで、ただいたずらに動きまわっているとのことである。」
(テサロニケ人への第二の手紙3章10、11節)
ぐああああ、耳が痛い!!痛すぎる!!
怠惰(たいだ)なナマケモノ根性を持つ僕には、この御言葉は研ぎたてのナイフよりも胸に刺さるのであります!!
実は、この「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」という箇所は、
“働かざる者食うべからず”という有名な表現のもとになった御言葉です。

このように、聖書では、飯を食いたいなら真面目に働けと語られているわけですね。
ただし、ここには仕事がない人や、病気や障害などで働きたくても働けない人は含まれていません。
あくまでも、”働けるのに怠惰で働く意欲のない人”を指しているので、誤解なきように!
また、聖書には他にも、こんな御言葉があります。
「11そして、あなたがたに命じておいたように、つとめて落ち着いた生活をし、自分の仕事に身をいれ、手ずから働きなさい。 12そうすれば、外部の人々に対して品位を保ち、まただれの世話にもならずに、生活できるであろう。」
(テサロニケ人への第一の手紙4章11、12節)
皆さん、もうお分かりですね?
聖書の仕事論は、ニートに対してかなーり厳しいんです!!(ドーン)
それにしても、いつの時代でも働かない怠け者はいたんですね。。ちょっと親近感湧くなあ。。
④良い仕事をすれば報いがある!

仕事をすれば、当然その働きに応じたお金や報酬がもらえます。
ほとんどの人は、この報酬が目当てで汗水たらして働いていることでしょう。
しかし、良い仕事をすれば神様からも報酬がいただけるのです。
聖書にはこうあります。
「8あなたがたが知っているとおり、だれでも良いことを行えば、僕であれ、自由人であれ、それに相当する報いを、それぞれ主から受けるであろう。」
(エペソ人への手紙6章8節)

漠然とし過ぎてピンとこない!!
良い仕事には例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 神に仕えるような誠実な仕事
- 与えられた才能や能力を活かした仕事
- 他の人の役に立つような仕事
- その他聖書の教えに沿った仕事
このような良い仕事をしたときに、神様は私たちに報いを与えてくださるのです!
では、報いとは一体どのようなものでしょうか?
これは、必ずしもお金のこととは限りません。
神の御心にかなった良い仕事をする人には、
神様の恵みが注がれ、人生そのものが大きく祝福されていくのです。
「2もし、あなたがあなたの神、主の声に聞き従うならば、このもろもろの祝福はあなたに臨み、あなたに及ぶであろう。 3あなたは町の内でも祝福され、畑でも祝福されるであろう。」
(申命記28章2、3節)
神様の報いは、人間からの報いとは比にならないくらい大きなものなんですね!

⑤働きすぎもNG!

日本人は、しばしば働き過ぎだと言われます。
また、社員を馬車馬(ばしゃうま)のように働かせるブラック企業の存在も問題になっていますよね。
しかし、聖書は、こうした仕事のスタイルに明確にNO!と言っています。
なぜなら、神様ご自身が天地創造の際に休まれたからです。
「こうして天と地と、その万象とが完成した。 2神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。 3神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。」
(創世記2章1~3節)
神様は、この世界を6日間で造られましたが、7日目に休まれました。
◎天地創造の流れ
- 1日目 光を造った。昼と夜を分けた。
- 2日目 空(天)を造った。
- 3日目 地上と海を造った。地上に植物を生やした。
- 4日目 太陽と月と星を造った。
- 5日目 海と空の生物(魚や鳥など)を造った。
- 6日目 地上の生物(獣や人など)を造った
- 7日目 自分の仕事に満足して、休んだ。
もちろん、神様なら1日で世界を造ることだって簡単にできたでしょう。
しかし、あえてそうしなかったのは、6日働いて1日休むというスタイルのお手本を示すためです。
実際、キリスト教には“安息日”というものがあり、毎週その日には仕事を休み神様に礼拝を捧げます。
ですから、働くのは大切ですが、働きすぎもダメだということですね。
あー、毎日安息日にならないかなーー!(ただのナマケモノ)
安息日については、【キリスト教用語】”安息日”とは?絶対に働いちゃいけない日!?をどうぞ
まとめ:仕事は神様からの贈り物!

◎聖書が教える仕事論5選!
- 仕事とは神に仕える行為
- 出世したいなら人に仕えろ!
- 怠(なま)けず真面目に働け!
- 良い仕事をすれば報いがある!
- 働きすぎもNG!
いかかでしたか?

と思ったかもしれません。
しかし、こうした当たり前のことをきちんと守っていくことが、良い働き方に繋がるのではないでしょうか。
実際、日本の社会を見ても、これらがきちんと守られているかと聞かれたら怪しいところです。
それにしても、今よりずっと前に書かれた聖書に、これだけ仕事のエッセンスが詰まっているのは驚きですよね。
皆さんも、聖書の教えを参考に、お仕事を充実させていきましょう!
。。。さて、記事も書き終わったことだし、
僕は今から永遠の安息日に入りますね!(働け)
キートンでした。

☟参考文献
☟参考にした動画