ジーザス、エブリワン!キートンです。
こういった疑問にお答えします。
あなたは「お金持ちになりたいなあ」とか「フェラーリに乗って豪邸に住んでみたいなあ」とか考えたことはありませんか?
お金持ちになって悠々自適な生活を送る。これは「ドラえもんがいたらなあ」と同じくらい多くの人が一度は夢見ることですよね。
しかし、お金への欲求が強まりすぎると、いわゆる”金の亡者”になってしまう危険性があります。
金の亡者とは、一言でいうとお金に異常に執着する人のことで、人生の中心にはお金があります。
“金の亡者”と聞いて良いイメージを持つ人はほとんどいないと思いますが、金の亡者になるとどうなってしまうのでしょうか。
実は、永遠のベストセラーである聖書では、”金の亡者”的な生き方の危険性について警告さされています。
聖書が語るお金についての考え方を知っていれば、お金に振り回されず人生が豊かになるのですが、これを知らずに損をしている方も多いです。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、
- 金の亡者とは?主な特徴4選
- 聖書が語る金の亡者の末路4選
- 金の亡者になる原因は?
- 聖書が教える金の亡者から抜け出す5つの方法
について解説します。
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目次
金の亡者とは?主な特徴4選
金の亡者とは、一言でいうとお金に執着する人のことです。お金が全てと考え、人生の中心にはいつもお金があります。
このように、基本的にネガティブな意味で使われる言葉ですが、金の亡者にはどのような特徴があるのでしょうか?
あくまでも傾向ですが、金の亡者の主な特徴4選を以下でいくつか挙げてみましょう。
- お金が全て
- とにかくケチ
- 自己中心的
- 稼ぐのが大好き
①お金が全て
金の亡者にとってお金こそ全てでおり、人生で最も重要なものだと考えています。
そのため、彼らはお金以外の
- 人間関係
- 健康
- 精神的な幸せ
などの大切なものを軽視してしまう傾向がありますね。
つまり、かなり偏ったアンバランスな価値観を持っているということです。
②とにかくケチ
金の亡者には、とにかくケチという面があります。
当然ですよね、彼らにとってはお金こそが最も価値ある存在なのですから。
そのため、少しのお金を出すことさえも渋ることがあり、他の人に対しても、あまりお金を使いたがりません。
結果的に、周りの人たちから反感を持たれることもあります。
③自己中心的
金の亡者は、周りから自己中心的だと思われる傾向があります。
なぜなら、彼らは自分のお金にばかり関心を払って、他の人の気持ちや意見に無関心になりがちだからです。
という態度になってしまうんですね。
結果的に、周りの人が離れていき、孤立してしまうこともあります。
④稼ぐのが大好き
金の亡者は、大切なお金をもっと増やすためにお金を稼ぐことが大好きです。
彼らにとってお金を稼ぐことは単なる手段ではなく、生きがいのようなものなんですね。
そのため、
- 新しいビジネスチャンスを見つけること
- 投資によって収益を上げること
- 仕事で成功して収入を増やすこと
などに大きな喜びを感じます。
つまり、稼ぐことが生きる大きなモチベーションになっているということですね。
聖書が語る金の亡者の末路4選
冒頭でも述べたように、聖書ではお金に対する強すぎる執着に関して何度も警告がされています。
金の亡者のままでいると、人はどうなってしまうのでしょうか?
ここからは、聖書が語る金の亡者の末路について見ていきましょう。
- 破滅や堕落をもたらす
- 虚しくなる
- 不安にさいなまれる
- 神との関係を壊す
①破滅や堕落をもたらす
まず、いきなりヘビーですが、金の亡者は破滅や堕落をもたらします。
聖書にもこうありますね。
「富むことを願い求める者は、誘惑と、わなとに陥り、また、人を滅びと破壊とに沈ませる、無分別な恐ろしいさまざまの情欲に陥るのである。 10金銭を愛することは、すべての悪の根である。ある人々は欲ばって金銭を求めたため、信仰から迷い出て、多くの苦痛をもって自分自身を刺しとおした。」
(テモテへの第一の手紙6:9、10)
ここでは、お金を愛することは“全ての悪の根”とすら表現されています。
お金自体は悪いものではありませんが、お金を愛しすぎると人は道を踏み外してしまう可能性があるということです。
確かに、世の中を見渡してみると、お金絡みのトラブルや事件がいかに多いことでしょう。
暴力や盗みを始め、殺人にまで至ってしまうこともあります。
②虚しくなる
金の亡者は、お金に異常な執着を見せますが、その結果最後に残るのは虚しさだけです。
なぜなら、お金を愛する人は、いくらお金を得ても満足することはないからですね。
むしろ、お金を得ようと焦る人は、かえって貧しくなると聖書には書かれています。
「欲の深い人は急いで富を得ようとする、かえって欠乏が自分の所に来ることを知らない。」
(箴言28:22)
また、莫大な富を含めてこの世のあらゆるものを手に入れたはずのソロモン王も、聖書でこのように語っています。
「金銭を好む者は金銭をもって満足しない。富を好む者は富を得て満足しない。これもまた空である。」
(伝道者の書5章10節)
あなたも見たことはありませんか?
充分なお金持ちになっているのに、ずっと大金を稼ぎ続けようとする人の姿を。
あれがまさにお金への欲望に取りつかれている状態です。
お金への欲望というのは、終わりがありません。
お金を求め続ける人の心はいつまでも満たされず、 後に残るのは虚しさだけなのです。
③不安にさいなまれる
金の亡者は、お金に執着している分、お金を失うことを極度に恐れます。
そのため、いつもお金の不安にさいなまれているのです。
この不安は、たくさんのお金を持っていたとしても中々消えてくれません。
いや、むしろ多くのお金を持てば持つほど、それを失うかもしれないという不安は膨れ上がっていくでしょう。
聖書も、お金を追い求めてもお金は自分の手から去ってしまうと語っています。
「富を得ようと苦労してはならない、かしこく思いとどまるがよい。あなたの目をそれにとめると、それはない、富はたちまち自ら翼を生じて、わしのように天に飛び去るからだ。」
(箴言23章4節)
つまり、
- お金を追い求める
- お金は去っていく
- 不安になってますますお金を追い求める
という負のループに入ってしまうんですね。
お金という不安定なものにしがみついていれば、自分の心も不安定になるのは当然です。
④神との関係を壊す
お金への強すぎる執着は、人間との関係だけでなく、神との関係も壊します。
なぜなら、お金は私たちにとって、神以上に愛すべき偶像になり得るからです。
「だれも、ふたりの主人に兼ね仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛し、あるいは、一方に親しんで他方をうとんじるからである。あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない。」
(マタイによる福音書6:24)
お金を人生の中心にするなら、それはもうお金を神として拝んでいるのと同じなんですね。
私たちは、神かお金かどちらかにしか仕えることはできません。
そして、神を選べばその先には喜びと永遠の命がありますが、お金を選べば待っているのは堕落と滅びです。
イエスはこのようにも語っておられます。
「また、あなたがたに言うが、富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい」。」
(マタイによる福音書19:24)
金の亡者になる原因は?
では、金の亡者はどのようにして誕生してしまうのでしょうか?
様々な原因が考えられますが、その一部を見てみましょう。
- 社会の価値観の影響
- 不安から逃れたいから
- 他の人と比べてしまうから
- 心が満たされていないから
社会の価値観の影響
私たちが現在生きている社会では、お金持ち=成功、勝ち組というような価値観が根強くあります。
あなたも成功者をイメージしてと言われたら、
- 豪邸に住んでいて
- 高級車に乗っていて
- 高級ブランドを身に付けていて
というように、無意識にゴージャスな人物を思い浮かべてしまうのではないでしょうか。
こうしたイメージは、メディアや映画、テレビドラマなどの影響もありますよね。
そのため、私たちは、年収や持っているお金の量が自分の価値だと勘違いしてしまうのです。
お金持ちになれれば、周りから認められ、尊敬や評価を得ることができますからね。
こうして、成功者を目指してお金を欲するようになってしまうのです。
不安から逃れたいから
お金をほとんど持っていないときの何とも言えない不安感は、多くの方が経験したことがあるでしょう。
そして、こうした不安から逃れるために金の亡者になってしまうことがあります。
お金があるかないかは、生活に関わる重要な問題ですからね。
確かに、お金があるという安心感は強力かつ魅力的なものです。
お金があれば将来への不安が軽減できますし、生活に困ることもありません。
ただ、お金がないことへの不安が強すぎると、異常なまでにお金に執着するようになってしまうのです。
他の人と比べてしまうから
私たち人間は、すぐに他の人と自分を比較します。
しかも、現代では社会的な地位や成功が重視されていますから、他の人が成功してたくさんのお金を稼いでいるのを見ると、
と焦ったり競争したりしようとするのです。
特に今はSNSというものがあり、より他の人と比べてしまいやすい時代。
結果的に、お金への執着も燃え上がりやすくなってしまいます。
心が満たされていないから
人は精神的に満たされていないと、その穴を別の何かで埋めようとします。
例えばその内の1つが、お金なんですね。
しかし、この方法は一時的なものであり、いくらお金を得ても心が根本的に満たされるわけではありません。
そのため、ますます心の穴を埋めるためにお金にすがる、という負のスパイラルにはまってしまうのです。
聖書が教える金の亡者から抜け出す5つの方法
もしかしたら、自分も金の亡者になってしまっているかも。。と不安になっている方もいるかもしれません。
しかし、ご安心を!
聖書には、お金への強い執着から抜け出す方法が書かれています。
- 感謝の心を持つ
- 与える生き方をする
- 天に宝を積む
- お祈りをする
- 神に信頼を置いて生きる
以下で詳しく見ていきましょう!
①感謝の心を持つ
感謝の心を持つことは、お金への執着を減らす効果的な方法です。
なぜなら、私たちの周りにあるお金以外の価値あるものに目を向けることができ、心が満たされるから。
聖書にはこうあります。
「金銭を愛することをしないで、自分の持っているもので満足しなさい。」
(ヘブル人への手紙 13章5節)
私たちは何も持っていないと思うかもしれませんが、
- 家族や友人
- 健康
- 才能や能力
- 周りの自然
などお金では買えない価値のあるものをたくさん与えられています。
それらのものに感謝して心が満たされることで、お金への執着から解放されていくのです。
②与える生き方をする
与える生き方をするのも、お金中心の生き方から抜け出す方法です。
なぜなら、人に与えるときに私たちの心は愛や喜びで満たされ、豊かにされるから。
心が満たされれば、お金に依存することもなくなります。
与える生き方とは、例えば、今まで自分のためだけに使っていたお金を他の人のために使ってみるなどですね。
聖書にも、与えることの大切さが何度も書かれています。
「世の富を持っていながら、兄弟が困っているのを見て、あわれみの心を閉じる者には、どうして神の愛が、彼のうちにあろうか。 18子たちよ。わたしたちは言葉や口先だけで愛するのではなく、行いと真実とをもって愛し合おうではないか。」
(ヨハネの第一の手紙3:17、18)
「物惜しみしない者は富み、人を潤す者は自分も潤される。」
(箴言11:25)
誰かにために何かをすること、与えることは、一見損をしているように見えるかもしれません。
お金を貯めこんで自己中心的に生きたほうが、得をしているように見えるかもしれません。
しかし、与える者は与えられて祝福されるというのが、聖書が語る原則です。
「わたしの考えはこうである。少ししかまかない者は、少ししか刈り取らず、豊かにまく者は、豊かに刈り取ることになる。」
(コリント人への第二の手紙9:6)
他の人のために惜しまず与えることのできる人は、かえって満たされ本当の意味で豊かにされるんですね。
③天に宝を積む
この地上でいくらお金を蓄えても、お金持ちになっても、死んだらただの人。
ビルゲイツだろうが、ジェフベゾスだろうが、死んだ後にお金は1円も持っていけません。
しょせんお金の価値というのは、一時的なものなんですね。
一方で、天に蓄えた宝は、死後も続く永遠の価値を持っています。
聖書にはこうもありますね。
「あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また、盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない。むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい。あなたの宝のある所には、心もあるからである。 」
(マタイによる福音書6章19~21節)
では、天に宝を蓄えるためにはどうしたらよいのでしょうか?
一言でまとめるなら、神が望む生き方をすることです。
例えば、
- 神を信じて従う
- 貧しい人を助ける
- 神と人を愛する
などですね。
イエスも、お金持ちの青年にこのように語られました。
「イエスは彼に言われた、「もしあなたが完全になりたいと思うなら、帰ってあなたの持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」。」
(マタイによる福音書19:21)
天に宝を積む生き方をしていれば、お金への執着はなくなり、天国に行ったときに大きな報いをいただけるでしょう!
④お祈りをする
神にお祈りをすることも、金の亡者から抜け出る方法です。
なぜなら、お祈りによって、私たちの心は神の平安で満たされるから。
聖書もこう語っています。
「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。 7そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」
(ピリピ人への手紙4:6、7)
お祈りはいわば神とのコミュニケーションであり、神との関係を深める行為です。
その祈りの中で、心にある負の感情を神にゆだねるとき、神はそれらを平安に変えてくださるんですね。
✅【疑問】神に祈る意味って何?クリスチャンが5つの理由をご紹介
✅【キリスト教】正しい祈り方って?クリスチャンが3ステップで伝授も参照
⑤神に信頼を置いて生きる
お金の亡者から抜け出るのに最も重要なのは、お金ではなく、神に信頼を置いて生きることです。
なぜなら、神を信頼することで私たちの心は愛と平安で満たされ、お金への執着から解放されるから。
そして、その先には、お金では決して得ることのできない本当の自由や喜びを得ることができるんですね。
聖書にもこうあります。
「この世で富んでいる者たちに、命じなさい。高慢にならず、たよりにならない富に望みをおかず、むしろ、わたしたちにすべての物を豊かに備えて楽しませて下さる神に、のぞみをおくように、」
(テモテへの第一の手紙6:17)
私たちを本当の意味で満たすことができるのは、神だけです。
そんな神を信頼して生きるなら、
と思えるんですね。
お金はやがて滅んでしまうものに過ぎませんが、神は私たちを愛し満たしてくださる永遠の存在です。
どちらを信頼すべきかは明らかですよね。
イエスはこのように語られました。
「だから、何を食べようか、何を飲もうか、あるいは何を着ようかと言って思いわずらうな。 32これらのものはみな、異邦人が切に求めているものである。あなたがたの天の父は、これらのものが、ことごとくあなたがたに必要であることをご存じである。 33まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。 34だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。」
(マタイによる福音書6:31-34)
つまり、神を信頼して神を第一に生きていれば、お金を含めて生きるのに必要なものは全て与えられるということ。
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まとめ:金の亡者になると破滅が待っている!
私たちはこの社会で生きていると、
- お金があれば人に認められて愛される
- お金があればずっと安心で幸せになれる
- お金があれば心が満たされる
- お金があれば自分は無敵
などと考えてしまいますが、これらは全て幻想です。
お金にしがみつく生き方は、一見すると豊かさや幸せを与えてくれるように見えるかもしれません。
ところが、それはお金に支配された生き方であり、堕落や破滅への入口です。
お金自体は悪いものではありません。
聖書もお金自体を否定していませんし、正しくお金を楽しむのは良いことです。
しかし、神を無視してお金を中心にして生きるなら、私たちにとってお金は悪いものに変わります。
神を信頼しつつ、正しくお金と付き合っていきましょう!
キートンでした。
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