キリスト教用語集

“偶像崇拝”とは?目に見える神を拝むこと!?【3分で分かる】

ジーザス、エブリワン!キートンです。

 

今回は、キリスト教においてタブーとされている“偶像崇拝”についてご紹介したいと思います。

クリスチャンにとってはなじみのある言葉ですが、一般の方にはそうではないですよね?

 

しかし、聖書にはこの偶像崇拝がしょっちゅう出てきます。

罪深い人ばかりですからね。。

 

そこでこの記事では、

  • 偶像崇拝とは何なのか
  • なぜ禁止されているのか
  • 聖書の具体例

などについてお話していきます!

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偶像崇拝とは?

偶像崇拝とは、神様をイメージして作られた像(絵画や彫刻など)を拝むことです。

身近な例でいうと、お地蔵さんや仏像なんかがそうですね。

 

キリスト教において偶像崇拝は禁止されており、モーセの十戒にも以下のように書かれています。

あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水のなかにあるものの、どんな形をも造ってはならない。 5それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。

(出エジプト記20章4、5節)

 

そのため、同じく旧約聖書を信じる、イスラム教やユダヤ教においても偶像崇拝はタブーとされています。

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なぜ偶像崇拝は禁止されている!?

では、なぜ偶像崇拝は禁止されているのでしょうか?

もちろん十戒に書かれているからですが、その根本的理由を考えてみましょう。

理由①偶像には何の力もないから

偶像が神をイメージしたものであろうと、所詮それは人間の手で作られたもの。

偶像自体には何の力もありません。

 

ですから、いくら偶像にお願い事をしても、お祈りを捧げても意味がないのです。

神様は、その偶像の中にはおられないのですから。

 

聖書にはこう書いてあります。

彼らの偶像はしろがねと、こがねで、人の手のわざである。 5それは口があっても語ることができない。目があっても見ることができない。 6耳があっても聞くことができない。鼻があってもかぐことができない。 7手があっても取ることができない。足があっても歩くことができない。また、のどから声を出すこともできない。

‭‭(詩編‬ ‭115:4-7‬)

 

偶像は、しゃべることも聞くことも歩くこともできません。

ただの置物となんら変わりはないのです。

 

人間によって造られるのが神様ではありません。

人間をお造りになったのが神様なのです!

 

偶像に頼るのはもうやめましょう!

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理由②神様を制限しているから

神様はどこにでもおられて、なんでもおできになるお方です。

不可能なことなど何一つありません。

 

しかし、偶像を作るということは、人間が勝手に神様に制限を設けているということです。

いつも同じ場所から動けず、人間が狭い場所に閉じ込めたりすることもできる。

 

そんな無力な神様がどこにいるでしょうか?

偶像を作る陰には、人間の神様をコントロールしたいという気持ちが隠れています。

傲慢だにゃ〜。

 

確かに、偶像にすれば特定の場所から動かないので、自分たちの監視下に置くことができるでしょう。

しかし、これは神様を都合よくコントロールしているに過ぎません。

 

神様は、人間が作ったちっぽけな偶像におさまるようなお方ではないのです

理由③神様の存在に対する不安があるから

神様は確かにおられますが、私たちの目には直接は見えません。

それでも神様の存在を信じること、これも1つの信仰です。

 

しかし、中には、神様が目に見えないから不安で、偶像を作ってしまう人がいます。

これは不信仰な態度と言わざるをえません。

 

なぜなら、神様を本当に信じられていたら、偶像を作る必要などないからです。

目には見えずとも、神様はいつも私たちのそばにいて、働きかけてくださっています。

 

そのことを信じていきましょう!

聖書に登場する偶像は?

では、聖書に登場する代表的な偶像たちを見てみましょう。

  • ダゴン
  • アシュラ
  • バアル
  • アシュタロテ

ダゴン

ペリシテ人によって信仰されていた神。

雨や穀物の神と言われており、旧約聖書の”士師記”や”サムエル記”に登場します。

 

特に、怪力の士師サムソンのエピソードが有名で、サムソンは敵であるペリシテ人に捕まり、ダゴンの神殿で見世物にされていました。

「さてペリシテびとの君たちは、彼らの神ダゴンに大いなる犠牲をささげて祝をしようと、共に集まって言った、「われわれの神は、敵サムソンをわれわれの手にわたされた」。」

(士師記16章23節)

しかし、最終的にサムソンは、その圧倒的パワーで神殿の中心柱2本を手で崩し、3000人のペリシテ人を道連れにしました。

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アシュラ

“神々の母”とされる神。

カナンの地において穀物を豊富に実らせてくれる“豊穣(ほうじょう)の女神”として崇拝されていました。

 

“出エジプト記”や”士師記”、”列王記”など様々な場面で登場し、次にご紹介するバアルの次に登場回数が多いです。

イスラエル人たちもかつては、真の神に背いてこのアシュラを信仰してしまったときがありました。

「こうしてイスラエルの人々は主の前に悪を行い、自分たちの神、主を忘れて、バアルおよびアシラに仕えた。」

(士師記3章7節)

バアル

カナンの各地で信仰されていた神。

天候を操る“嵐と慈雨の神”とされ、聖書の中でも最も有名な偶像ですね。

 

聖書には、このバアルを信仰したことで失敗した人たちがたくさん出てきます。

なぜバアルがカナンで熱心に信仰されたのかというと、カナン人の生活に最重要な農作物の収穫に関わっているからです。

 

雨が降らないと、農作物は育ちませんからね!

イスラエル人たちもその代表格で、バアルを信仰するたびに神様から罰を受けました。

「ギデオンが死ぬと、イスラエルの人々はまたバアルを慕って、これと姦淫を行い、バアル・ベリテを自分たちの神とした。」

(士師記8章33節)

アシュタロテ

“豊穣多産の女神”で、バアルとともにカナンの地で熱心に信仰されました。

バアルとアシュタロテは、男神と女神の関係で、お互いがセットになることで子供や家畜、作物が反映すると考えられていたのです。

 

こちらも、イスラエルの民や王たちによって信仰されていた時代がありました。

イスラエル人たちの不信仰さ。。!

 

ちなみに、かの有名なソロモン王が、晩年に信仰してしまったのもこのアシュアロテです。(後述)

「これはソロモンがシドンびとの女神アシタロテに従い、アンモンびとの神である憎むべき者ミルコムに従ったからである。このようにソロモンは主の目の前に悪を行い、父ダビデのように全くは主に従わなかった。」

(列王記上11章5、6節)

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教会によっては、偶像が置いてある!?

ここまで見てきて、

偶像崇拝禁止って言ってるけど、マリア像とかイエス・キリストの像が置いてある教会あるじゃん!

あれはいいの?

と思った方は鋭いです!

 

確かに、プロテスタントでは偶像を置かないことを徹底している教会も多いですが、

カトリックではマリア像やイエス・キリスト像があったり、正教会ではイコンと呼ばれるキリスト教の絵画が置いてあることは珍しくありません。

 

では、これらの教会は偶像崇拝をしているんでしょうか?

いえいえ、これは別にそれらを拝んでいるわけではなく、その偶像を通して神様をイメージしやすくするために置かれているようです。

紛らわしい。。

 

例えば、教会に十字架が置いてあれば、それを見るたびにイエス・キリストが私たちの罪のために死んでくださったことを思い出すことができます。

つまり、像は神様のことを思い出すきっかけに過ぎないということですね。

 

まあ、映画とかではマリア像に直接祈りを捧げている場面があったりしますが。。

僕、プロテスタントなんで分かんねえや!!(適当)

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どんなものも偶像になり得る!?

偶像とは、何も宗教的な置物だけを指すわけではありません。

私たちが、人生の中で我を忘れてのめり込んでしまうものは全て偶像になり得るのです。

ギクッ。。!

 

偶像は、英語で“idol(アイドル)”といいます。

そう、ファンたちがアイドルに夢中になるように、特定のものに自分を捧げてしまうとそれは立派な偶像崇拝なのです。

 

例えば。。

◎偶像崇拝に陥りやすいもの

  • ゲーム
  • アニメ
  • アイドル
  • 音楽
  • 映画
  • 恋愛
  • 仕事
  • お酒
  • パチンコ などなど

 

どうですか?

皆さんは、神様以上に自分のお金や時間を捧げてしまっているものはないでしょうか?

 

神様以上に優先するものがあれば、それは偶像崇拝です。

自分が偶像崇拝してしまっていないか、今一度、自分のライフスタイルを見直してみましょう!

聖書に登場する偶像崇拝の例は!?

実は、聖書にはたくさんの偶像崇拝の例が出てきます。

人間は本当に罪深いですね。。

 

では、その主な例を見てみましょう!

金の子牛事件

「アロンがこれを彼らの手から受け取り、工具で型を造り、鋳て子牛としたので、彼らは言った、「イスラエルよ、これはあなたをエジプトの国から導きのぼったあなたの神である」。」

(出エジプト32章4節)

これは、モーセが神様から十戒を受け取りに、山に登っているときのこと。

イスラエルの人々は、モーセが中々戻って来ないので不安になっていました。

 

そこで人々は、モーセの兄であるアロンに、

イスラエルの人々
イスラエルの人々
神を造ってくれ!

と言い始めたのです。

 

これを聞いたアロンは、人々から金の耳輪を集め、若い雄牛の像を造りました。

そして、人々はお祭り騒ぎで、この金の子牛を拝みたたえ始めたのです。

 

その後、山を降りて来たモーセはこれを見てブチ切れ。

持っていた十戒の石板を叩き割ってしまいます。

 

偶像崇拝を禁じた十戒を受け取っている間に、人々が偶像崇拝をするという何とも皮肉な出来事でした。

この事件によって神の怒りに触れ、イスラエルの人々は3千人ほどが死んだと言われています。

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士師記時代

「イスラエルの人々は主の前に悪を行い、もろもろのバアルに仕え、 12かつてエジプトの地から彼らを導き出された先祖たちの神、主を捨てて、ほかの神々すなわち周囲にある国民の神々に従い、それにひざまずいて、主の怒りをひき起した。 」

(士師記2章11、12節)

旧約聖書の士師記の時代は、人々が偶像崇拝を何度も繰り返した不信仰な時代でした。

その度に神様は人々の行いを正すため、他民族にイスラエルを襲わせたのです。

 

しかし、人々が悔い改めて神様に助けを求めると、神様は士師という英雄たちをイスラエルに送られました。

士師たちは、イスラエルを他民族から救うために用いられた人々だったのです。

 

ところが、士師が亡くなると、人々は再び偶像崇拝をするようになりました。

士師の時代が数百年以上も続いたのは、それだけ人々が偶像崇拝をし続けていたという証でもあるのです。

学習能力ゼロ。。
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預言者エリヤ時代

「彼らは与えられた牛を取って整え、朝から昼までバアルの名を呼んで「バアルよ、答えてください」と言った。しかしなんの声もなく、また答える者もなかったので、彼らは自分たちの造った祭壇のまわりに踊った。」

(列王記上18章26節)

預言者エリヤが生まれた時代も、偶像崇拝が当たり前のように行われている暗黒時代でした。

なにしろ、一般の人々だけでなく、国の王様までもが偶像崇拝を行なっていたのですから。

これはひどい。。!

 

そこで、エリヤは”バアル”や”アシェラ”といった異教の神様を信じる預言者たちを集めて、どちらが信じる神が本物かを決める対決をしました。

それは、お互いが神様の名前を呼んで、薪(たきぎ)の上の雄牛に火が付いたほうの勝ちというもの。

 

もちろん、これにエリヤは圧勝。

“バアル”や”アシェラ”といった神様は、彼らの声になにも答えてはくれなかったのです。

 

その後、相手の預言者たちは皆、殺されました。

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ソロモンの失敗

「そしてソロモンはモアブの神である憎むべき者ケモシのために、またアンモンの人々の神である憎むべき者モレクのためにエルサレムの東の山に高き所を築いた。」

(列王記上11章7節)

イスラエルの全盛期を築いた王様ソロモンは、元々真の神様を見上げる正しい人でした。

しかし、段々とその信仰は薄れていき、奥さんたちに偶像崇拝をすることを許可するようになってしまいました。

 

そして、神様から2度も忠告を受けていたのに、ソロモン本人までも偶像崇拝を行なってしまうのです。

これは、ソロモンが犯した最大の失敗でした。

 

これに神様は怒り、後にイスラエル国を分裂させると宣言されてしまうのでした。

悲しい落ちぶれ方ですね。。

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まとめ:キリスト教で偶像崇拝はNG!

偶像崇拝と聞いてもあまりピンとこなかったかもしれませんが、この日本には当たり前にある文化だということが分かりましたね。

本当の神様は目には見えませんが、確かに私たちの心の中におられます。

 

ただ真実の主により頼んでいきましょう!

ではまた!

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キートン
月間4万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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