ジーザス、エブリワン!キートンです。

生涯などについて教えて!
こういった疑問にお答えします。
皆さんは、聖書で最も力持ちの人は誰だか知っていますか??
正解は、士師“サムソン”です。
【聖書No.1力持ち”サムソン”の怪力エピソードまとめ】
・凶暴なライオンを引き裂いて殺す
・30人のペリシテ人を瞬殺
・ロバのあご骨でペリシテ人を1000人打ち殺す
・柱を手で押して、建物を全壊させるただし、サムソンは女に弱いです💡https://t.co/Bnx1tx8A1x
— キートン@クリスチャンブロガー (@keaton1992) January 3, 2020

はい、それは韓国の大手メーカー“サムスン”ですね。(くだらない)
サムソンというのは、イスラエルの危機を救うために遣わされた英雄のこと!
うっかりこんな間違いをしないために、この記事では
- サムソンはどのような人物なのか
- サムソンの生涯
などについてご紹介していきましょう!
目次
“サムソン”とは?

サムソンは民を正しい方向に導くために神様によって送られた士師の1人で、
旧約聖書の”士師記”にはサムソンを含めて12人の士師が登場しま
圧倒的な怪力を持ちながら女に弱いという大変個性豊かなキャラクターですからね。
有名になるのも分かります。

士師については、“士師”とはどんな人?イスラエルを救った英雄たち!?【3分で分かる】
をどうぞ
サムソンの生涯
さてさて、稀代の力持ちの生涯を見てきますよ〜!
神の使いによるお告げ

「3主の使がその女に現れて言った、「あなたはうまずめで、子を産んだことがありません。しかし、あなたは身ごもって男の子を産むでしょう。 4それであなたは気をつけて、ぶどう酒または濃い酒を飲んではなりません。またすべて汚れたものを食べてはなりません。 5あなたは身ごもって男の子を産むでしょう。その頭にかみそりをあててはなりません。その子は生れた時から神にささげられたナジルびとです。彼はペリシテびとの手からイスラエルを救い始めるでしょう」。」
(士師記13章3~5節)
時は、イスラエル人が他民族であるペリシテ人の支配に苦しんでいた頃。
ダン族の夫を持つマノアという女性のもとに主の使いが現れます。
主の使いはマノアに言いました。

ただし、次の3つのルールを守りなさい。
それは、妊娠中にぶどう酒や強いお酒を飲まないこと、汚れたものを食べないこと、そして、生まれた子の頭にカミソリを当てないことです。
マノアはこれを受け入れ、サムソンという男の子が生まれました。

サムソンの謎かけ

「12サムソンは彼らに言った、「わたしはあなたがたに一つのなぞを出しましょう。あなたがたがもし七日のふるまいのうちにそれを解いて、わたしに告げることができたなら、わたしはあなたがたに亜麻の着物三十と、晴れ着三十をさしあげましょう。 13しかしあなたがたが、それをわたしに告げることができなければ、亜麻の着物三十と晴れ着三十をわたしにくれなければなりません」。」
(士師記14章12、13節)
立派に成長したサムソンは親に反対されつつも、
とある
そして、サムソンは親と妻候補を連れて、
すると、その途中で現れたのは凶暴なライオン。
しかし、神の力を受けていたサムソンはこのライオンを引き裂きあっという間に倒してしまいました。

その後、
そこでサムソンは彼らに1つの謎かけをし、
しかし、いくら考えてもペリシテ人たちには答えが分かりません。
悩んだペリシテ人たちは、

さもないと、火を放ってお前もお前の家族も殺すぞ。
妻候補はサムソンに泣きすがり謎の答えを聞きましたが、サムソンはその答えを教えようとしません。
しかし、妻候補の泣きすがりは、なんと宴会から7日間も続きました。(長い)
すると、彼女を愛していたサムソンは、7日目についに謎解きの答えを話してしまいました。
期限の日になりペリシテ人たちがサムソンに答えを言うと、サムソンは約束の報酬のために、
アシュケロンという地で30人のペリシテ人を殺し、

ところが、この1件がキッカケで妻候補の父親はなんと娘を別の男のものにしてしまいました。
なぜなら、この1件でサムソンは妻候補を嫌いになったのではないかと父親が思い込んでしまったからです。
サムソンとペリシテ人のブチ切れバトル

「7サムソンは彼らに言った、「あなたがたがそんなことをするならば、わたしはあなたがたに仕返しせずにはおかない」。 8そしてサムソンは彼らを、さんざんに撃って大ぜい殺した。」
(士師記15章7、8節)
さあ、これを聞いたサムソンは当然のごとくブチ切れます。
ここから血で血を洗うブチ切れバトルの開始です!
かーん!!(ゴングの音)
まず、ブチ切れサムソンは、ジャッカルを300匹捕まえてそのシッポとシッポの間に
こうして、麦畑だけでなくブドウ畑やオリーブの木まで全てを燃やし尽くしてしまったのです

さあ、次にブチギレるのはペリシテ人たちの番です。
なんとペリシテ人たちは、
さあさあ、これに対してまたまたブチギレるサムソンさん。

復讐(ふくしゅう)してやる!!
そして、サムソンは
“1000人狩り伝説”誕生

「15彼はろばの新しいあご骨一つを見つけたので、手を伸べて取り、それをもって一千人を打ち殺した。 16そしてサムソンは言った、「ろばのあご骨をもって山また山を築き、ろばのあご骨をもって一千人を打ち殺した」。」
(士師記15章15、16節)
サムソンにボコボコにされてしまったペリシテ人たちでしたが、まだバトルは終わりません。
サムソンへの復讐に燃えるペリシテ人たちは、
縛られたサムソンを前に大喜びするペリシテ人たちでしたが、
縄をあっという間にぶちぎったかと思うと、

こうして、サムソンは20年間も士師として活躍しイスラエルに裁きを下していきました。
サムソンとデリラ

「6そこでデリラはサムソンに言った、「あなたの大力はどこにあるのか、またどうすればあなたを縛って苦しめることができるか、どうぞわたしに聞かせてください」。」
(士師記16章6節)
このように、無敵のように思えるサムソンでしたが彼には1つ大きな問題がありました。
それは“女に弱い”ということです。
サムソンはある時、
これを知ったペリシテ人たちは、デリラに言いました。

そうすれば、我々1人ずつ銀1100枚を与えよう。
お金に目がくらんだデリラはサムソンに怪力の秘密を聞き出そうとしますが、
サムソンはデタラメを言ってなかなか真実を教えようとしません。
サムソンの言う通り、
- 弓弦で縛っても
- 綱(つな)で縛っても
- 髪を織り込んでクギで留めても
全く効き目はないのです。
3度も嘘をついてごまかしたサムソンでしたが、
そして、ある日それに耐えきれなくなったサムソンは、ついに自分の力の秘密を話し

もし髪を剃(そ)られたら私の力は弱まり、普通の人間のようになってしまうだろう。
これを聞いたデリラはサムソンをひざ枕で眠らせ、
こうして、力が抜けたサムソンはペリシテ人に捕らえられ、
復活と最期

「28サムソンは主に呼ばわって言った、「ああ、主なる神よ、どうぞ、わたしを覚えてください。ああ、神よ、どうぞもう一度、わたしを強くして、わたしの二つの目の一つのためにでもペリシテびとにあだを報いさせてください」。」
(士師記16章28節)
ペリシテ人たちは宿敵サムソンを捕らえたことで大喜びし、
そして、彼らは上機嫌のまま笑い者にしようとサムソンを呼び出したのです。
すると、この時点でサムソンの髪の毛は伸び始めていました。
ペリシテ人たちに笑われながら、

ペリシテ人たちに復讐を果たさせて下さい。
すると、どうでしょう。
再びサムソンに神の力が宿りました。
そして、サムソンは建物を支えている2本の柱を探し当てると、

すると、建物は全てのペリシテ人たちの上に崩れ落ち、
ちなみに、その時死んだペリシテ人の数はそれまでサムソンが殺してきたペリシテ人の数より多かったそうな

サムソンとデリラについては、【聖書】サムソンとデリラのあらすじをクリスチャンがまとめてみたでも詳しくご紹介しています。
サムソンが戦ったペリシテ人はイスラエルの宿敵!?

このサムソンのお話では、終始ペリシテ人が敵として登場します。
それもそのはず、当時のイスラエルはペリシテ人たちによって支配されていたのです。
それは、イスラエル人たちが神様に従わず、悪を行っていたために神の裁きがくだったからでした。
「1イスラエルの人々がまた主の前に悪を行ったので、主は彼らを四十年の間ペリシテびとの手にわたされた。」
(士師記13章1節)
そして、そのペリシテ人を打倒するために神様に立てられたのがサムソンだったわけですね。

ただ、サムソンはその生涯で多くのペリシテ人たちを殺しましたが、イスラエルとペリシテ人の戦いは終わりませんでした。
実際、イスラエルの英雄ダビデの時代にも、まだイスラエルはペリシテ人と争いを繰り広げていました。
何を隠そう少年時代のダビデが倒した巨人ゴリアテもペリシテ軍の1人だったんです。
「時に、ペリシテびとの陣から、ガテのゴリアテという名の、戦いをいどむ者が出てきた。」
(サムエル記上17章4節)
このように、常に様々な敵対民族との戦いが士師の時代には起こっていたのでした。
ダビデとゴリアテのお話については、【聖書物語】”ダビデとゴリアテ”のお話を分かりやすくまとめてみたをどうぞ
サムソンはなぜ髪を剃られて力を失った!?

サムソンはデリラの誘惑に負けた結果、髪を剃られて自慢の怪力を失ってしまいました。
では、サムソンはなぜ髪を剃られただけで力を失ってしまったのでしょうか?

確かに髪が彼の力の象徴だったのは間違いありませんが、その力はそもそもどこから来たものでしょうか?
そう、神様からです。
しかし、サムソンは、神様から言われていたルールを破ってしまいました。
つまり、主の使いが言っていた、
- ぶどう酒や強い酒を飲まないこと
- 汚れたとされる食べ物を食べないこと
- かみそりを頭にあてないこと
という3つのルールの3つ目ですね。
「4それであなたは気をつけて、ぶどう酒または濃い酒を飲んではなりません。またすべて汚れたものを食べてはなりません。 5あなたは身ごもって男の子を産むでしょう。その頭にかみそりをあててはなりません。その子は生れた時から神にささげられたナジルびとです。彼はペリシテびとの手からイスラエルを救い始めるでしょう」。」
(士師記13章4、5節)
つまり、サムソンの失敗は髪を剃られたこと自体よりも、神様からの約束を破ってしまったという点にあったということです。
だからこそ、サムソンは神様から力をいただくことができなくなってしまったんですね。
まあ、サムソンが神様にお祈りしているシーンはほとんどないし、サムソンの信仰はお世辞にも強いとは言えませんね。。
サムソンは女に弱すぎ!?

サムソンは圧倒的な怪力の持ち主でしたが、それはあくまでも肉体的パワーの話。
サムソンの生涯を見てみると、彼がとことん女に弱いことが分かります。
サムソンの失敗といえばデリラのイメージが強いと思いますが、彼はその前に全く同じような失敗を妻候補ともしています。
「17彼女は七日のふるまいの間、彼の前に泣いていたが、七日目になって、サムソンはついに彼女に解き明かした。ひどく彼に迫ったからである。そこで彼女はなぞを自分の国の人々にあかした。」
(士師記14章17節)
どちらも流れは同じで、以下のような感じです。
◎サムソンの失敗パターン
- 女がペリシテ人にサムソンから情報を聞き出すように言われる
- 女がサムソンに誘惑
- サムソンが秘密をバラしてしまい失敗へ

という感じは否めないですね、ええ。
一見強そうに見えるサムソンの心の弱さがよく分かるエピソードです。
この人間臭さも含めてサムソンの魅力なんでしょうか。。?
まとめ:サムソンは力持ちで女に弱いユニークな人物!

これは聖書の多くの人物に言えることですが、
結局男って女に弱いですよね。(どストレート)
ただし、英雄的資質を持ちながらもそうした人間的な弱さもしっかり描かれているのが聖書の面白いと
皆さんも、女遊びと火遊びにはお気を付けて!
キートンでした。

