ジーザス、エブリワン!キートンです。
愛?赦(ゆる)し?十字架?
こういった疑問にお答えします。
皆さんは、キリスト教というと、どのような教えのイメージがありますか?
どうせあれでしょう?
右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ
くらいしか知らないんでしょう?(偏見)
あるいは、イエスが十字架に架けられた!とかですかね。
。。。って、どんだけ断片的な情報やねん!!(怒)
まあ、確かに、意外とキリスト教の教えがばっちりまとめられているサイトって少ないですよねえ。。
となると、ここはキリスト教情報のまとめ屋(☜ダサい)で有名な、わたくしキートンの出番でしょう!
この記事では、信仰歴28年のクリスチャンである僕が、
- 世界の成り立ちについて
- イエスの死と復活について
- 愛について
- 赦しについて
- 終末について
などいくつかのジャンルに分けて、キリスト教の主な教えをざっとまとめていきたいと思います!
目次
【一覧】キリスト教の有名な教えを7つのジャンルでまとめてみた
では、以下の7つのジャンルからそれぞれ見ていきましょう!
- 世界の成り立ちについての教え【創造論】
- 罪についての教え【原罪】
- 愛についての教え【アガペー】
- 赦(ゆる)しについての教え
- イエスの死と復活についての教え
- 神のご性質についての教え【三位一体】
- 終末についての教え【キリストの再臨と最後の審判】
①世界の成り立ちについての教え【創造論】
皆さんは、学校で、
いわゆる”進化論”ですね。
☟教科書でよく見るこんなやつ
@omarie8 それについては謝る。笑
目をかなり薄くして見てみたら人類進化論の絵に見えなくもないw pic.twitter.com/VmCORgmn— しゅうすけ (@shbs1) January 10, 2013
しかし、キリスト教では人間はもちろん、この世界も神様によって造られたとする
「1こうして天と地と、その万象とが完成した。 2神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。 3神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。 4これが天地創造の由来である。」
(創世記2章1~4節)
この出来事を“天地創造”といい、その流れは以下の通りです。
◎天地創造の流れ
- 1日目 光を造った。昼と夜を分けた。
- 2日目 空(天)を造った。
- 3日目 地上と海を造った。地上に植物を生やした。
- 4日目 太陽と月と星を造った。
- 5日目 海と空の生物(魚や鳥など)を造った。
- 6日目 地上の生物(獣や人など)を造った
- 7日目 自分の仕事に満足して、休んだ。
そう、神様は6日間でこの世界や私たち人間などを造られたのです!
現在、1週間が7日間なのはこの天地創造が由来なんですね。
天地創造については、【聖書】”天地創造”の意味とは?この世界は6日間で造られた!?をどうぞ
②罪についての教え【原罪】
キリスト教の重要なキーワードに“罪”というものがあります。
ここでいう罪というのは、犯罪のことではなく、神様に背く行い全てを指します。
例えば、殺しや盗みなどはもちろん、
- 傲慢(ごうまん)
- 浮気・不倫
- 偶像崇拝
- 悪口
- 嘘
なども全て罪に当たります。
こういったことを1度もしたことがない聖人はいないですよね??
その意味で、人間はみな罪人というのがキリスト教における大前提なのです。
「23すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、」
(ローマ人への手紙3章23節)
と思うかもしれませんが、そうではありません。
しかし、あるとき、ヘビに誘惑されたエバが、神様から禁じられていた木の実をパクリ。
それをアダムにも分け与えてしまったのです。
「4へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。 5それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。 6女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。」
(創世記3章4~6節)
これこそが人類初めての罪、原罪でした。
こうして、アダムとエバは楽園から追放され、神様との関係も壊れてしまいました。
そして、人間に罪の性質が入り込んだことで、アダムとエバ以降の人間も罪を背負って生きていくことになってしまったんですね。
アダムとエバについては、【聖書物語】人間の始まり!?”アダムとエバ(イブ)”の生涯とは?【3分で分かる】をどうぞ
罪については、キリスト教の”罪”とは何?本質は1つだけです【クリスチャンが答える】をどうぞ
③愛についての教え【アガペー】
キリスト教は、“愛の宗教”と呼ばれることがありますが、それくらい愛の教えが重視されています。
その象徴となるのが、以下の箇所です。
「35そして彼らの中のひとりの律法学者が、イエスをためそうとして質問した、 36「先生、律法の中で、どのいましめがいちばん大切なのですか」。 37イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。 38これがいちばん大切な、第一のいましめである。 39第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。 40これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。」
(マタイによる福音書22章35~40節)
キリスト教には日常での様々な教えがありますが、全てはこの教えに集約されると言っていいでしょう。
つまり、
- 神様を愛すること
- 自分を愛すること
- 隣人(他の人)を愛すること
の3つですね。
そう、イエスが最も大切だと語られたのは、なんとどちらも愛の教え!
これはまさに愛の宗教、all you need is loveですね!!(うるさい)
ただし、ここで語られている愛は、一般的な愛とは違います。
無条件の愛、アガペーです。
アガペーというのは、神様が人間に向けているような見返りを求めない愛のこと。
これは、親が自分の子供を無条件に愛するようなものです。
ですから、親しい相手だけでなく、敵でさえも愛しなさいとイエスは語っておられます。
「しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ。(中略) 46あなたがたが自分を愛する者を愛したからとて、なんの報いがあろうか。そのようなことは取税人でもするではないか。」
(マタイによる福音書5章44~46節)
これぞ愛の究極形ですね!
アガペーについては、【解説】”アガペー”の意味とは?キリストの愛は無償の愛!?【3分で分かる】をどうぞ
④赦(ゆる)しについての教え
赦(ゆる)しも、キリスト教において重要な教えです。
なぜなら、人間の罪がキリストの十字架によって赦されたからです。(後述)
そして、だからこそ、私たち人間もお互いに赦し合うことが大切だと説きます。
だって、これで人間が赦し合わなかったら、
ということになってしまいますからね。
イエスはこう語られました。
「21そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。 22イエスは彼に言われた、「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。」
(マタイによる福音書18章21、22節)
ここで”七たびを七十倍”と言っているのは、7×70=490で、
ということではありません。
ここでいう7というのは完全数を表しており、何度でも無限大に赦せということなんです。
仏の顔も三度までと言いますが、キリストの説く赦しは次元が違いますね。。
赦しについては、【キリスト教用語】”赦(ゆる)し”の意味とは?なぜ人を赦す必要があるの?をどうぞ
聖書の数字については、【象徴】聖書の数字に隠された意味とは?3や8などそれぞれ解説をどうぞ
⑤イエスの死と復活についての教え
イエスの死と復活は、キリスト教の根幹とも言える最重要の教えです。
この教えなくして、キリスト教は成り立ちません!
アダムとエバが罪を犯してから、
しかし、このままでは、
そんなときに神様が地上に送られたのが、
神様は、罪のない神の子イエスを十字架にかけることで、
「16神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」
(ヨハネによる福音書3章16節)
こうして、
これだけでも凄いことですが、その後でとんでもない奇跡が起きました。
なんと十字架の死から三日目に、イエスは復活されたのです。
「6そのかたは、ここにはおられない。よみがえられたのだ。まだガリラヤにおられたとき、あなたがたにお話しになったことを思い出しなさい。 7すなわち、人の子は必ず罪人らの手に渡され、十字架につけられ、そして三日目によみがえる、と仰せられたではないか」。」
(ルカによる福音書24章6、7節)
この死に対する完全な勝利こそ、イエスがキリスト(救い主)であることの証明でした。
そして、このイエスの死と復活を信じる者は、罪から解放され永遠の命を得ることができるようになったのです!
“キリストを信じるだけで救われる”
これこそが、キリスト教の根幹となる教えなのです!
「31ふたりが言った、「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます」。」
(使徒行伝16章31節)
ちなみに、この喜ばしい知らせのことを、キリスト教では“福音”と呼びます。
イエスについては、【完全版】イエス・キリストとはどんな人物?その生涯をまとめてみた【5分で分かる】をどうぞ
福音については、【キリスト教用語】”福音(ふくいん)”の意味とは?キリストの良い知らせ!?をどうぞ
⑥神のご性質についての教え【三位一体】
キリスト教は唯一の神を信じる一神教ですが、“
これは、神様には、
という3つの位格(人格)があるという教えのことです。
「19それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、 20あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。」
(マタイによる福音書28章19節)
と思うかもしれませんが、神様はちゃんとお一人なんです。
あくまでも、1人の神様の中に3つの位格があるということですから。
3つの神様が合わさって1つになりました!ということではないんです。
まあ、これはキリスト教の中でも非常に難しい教えなので、
神様は人間の想像を超えておられる方ですから。
しかし、これも、キリスト教において超重要な教えですから押さえておきましょう!
詳しくは、【解説】”三位一体”の意味とは?神様は1つで3つ!?【3分で分かる】をどうぞ
⑦終末についての教え【キリストの再臨と最後の審判】
終末についても宗派によって色んな考え方がありますが、おおよそ共通しているのは、
- イエスキリストがやがて再臨されること
- “最後の審判”によって人間が裁かれること
という2つの教えです。
まず、この世の終わりになると、
そして、最後の審判が行われ、
「11また見ていると、大きな白い御座があり、そこにいますかたがあった。天も地も御顔の前から逃げ去って、あとかたもなくなった。 12また、死んでいた者が、大いなる者も小さき者も共に、御座の前に立っているのが見えた。かずかずの書物が開かれたが、もう一つの書物が開かれた。これはいのちの書であった。死人はそのしわざに応じ、この書物に書かれていることにしたがって、さばかれた。」
(ヨハネの黙示録20章11、12節)
では、何を持って天国と地獄に分けられるのか?
それはもちろん、生前にイエスキリストを信じたかどうかです。
キリストを信じた者は罪が赦されているので、地獄に落とされることはないんですね!
ただし、キリストの再臨と最後の審判がいつ来るのかは分かりません。
イエスがこう語られているからです。
「30そのとき、人の子のしるしが天に現れるであろう。またそのとき、地のすべての民族は嘆き、そして力と大いなる栄光とをもって、人の子が天の雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。(中略)36その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる。」
(マタイによる福音書24章30~36節)
✅最後の審判については、【ヨハネの黙示録】最後の審判とは?いつ来るのかなど解説【聖書】をどうぞ
まとめ:キリスト教の教えの全体像を知ろう!
- 世界の成り立ちについての教え【創造論】
- 罪についての教え【原罪】
- 愛についての教え【アガペー】
- 赦(ゆる)しについての教え
- イエスの死と復活についての教え
- 神のご性質についての教え【三位一体】
- 終末についての教え【キリストの再臨と最後の審判】
キリスト教の教えが大体おわかりいただけたましたか?
聖書は分厚いので、細かい教えはまだまだたくさんあります。
ただ、キリスト教の根っことなる教えだけでも押さえておくと、キリスト教の全体像が見えてきます。
他の教えが気になる方は、ぜひ聖書を手に取ってみてくださいね!
キートンでした。