Q&A

聖書やキリスト教的に占いはNG?信じてはいけない3つの理由【クリスチャンが回答】

聖書的に占いはNG?

ジーザス、エブリワン!キートンです。

占いって日本でもよく流行るけど、聖書的にはどうなの?

信じてもいいの??

こういった疑問にお答えします。

 

あなたは、占いを信じていますか?

占いとは、何らかの方法で人の運勢や将来などについて予言や判断をすることです。

 

その種類は、

  • 血液型占い
  • 手相占い
  • 星座占い
  • タロット占い
  • 夢占い

など多岐に渡り、日本でも定期的に様々な占いブームが巻き起こりますね。

 

毎朝テレビを見ても、色んなテレビ局が占いをやっています。

おうし座のあなたは第12位!

今日は何をしても裏目に出てしまうので、家でじっと大人しくしておきましょう!!

という感じのあれです。

 

また、路上で占いを行っている人がいたり、たくさんの占い本が出版されていたりするなど、世の中には占いが溢れています。

そう、日本人は占いが大好きなんです。

 

では、占いというのは聖書的にオッケーなのでしょうか?

また、私たちが本当に信じてもいいものなのでしょうか?

 

しかし、もしあなたが軽い気持ちで占いをやってしまっているならそれは危険です。

そこで今回は、クリスチャンの僕が、

  • 聖書的に占いはNG?【答えはyesです】
  • 占いを信じてはいけない3つの理由【クリスチャンが回答】
  • 聖書に登場する占い系エピソード

などについて解説します。

キートン
キートン
この記事を読めば、占いが聖書的に信じていいものなのかが分かりますよ!

 

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聖書的に占いはNG?【答えはyesです】

聖書的に占いはNG?

結論から言うと、聖書的に占いはNGです。

なぜなら、このように記されているからですね。

「また占いをする者、卜者、易者、魔法使、 11呪文を唱える者、口寄せ、かんなぎ、死人に問うことをする者があってはならない。 12主はすべてこれらの事をする者を憎まれるからである。

(申命記18章10~12節)

神は占いをする者を憎まれるとまで書かれていますね。

また、新約聖書にもこうあります。

「肉の働きは明白である。すなわち、不品行、汚れ、好色、 20偶像礼拝まじない、敵意、争い、そねみ、怒り、党派心、分裂、分派、 21ねたみ、泥酔、宴楽、および、そのたぐいである。わたしは以前も言ったように、今も前もって言っておく。このようなことを行う者は、神の国をつぐことがない。

(ガラテヤ人への手紙5章19~21節)

キートン
キートン
ここでいう”まじない”というのが、占いのことですね。。!

 

この箇所以外にも、

「そむくことは占いの罪に等しく、強情は偶像礼拝の罪に等しいからである。」

(サムエル記上15章23節)

など、聖書には占いが良くないことだと書かれている箇所がいくつもあります。

これらの聖句を見ても、聖書が占いに否定的なのは明らかですね。

占いを信じてはいけない3つの理由【クリスチャンが回答】

では、なぜ占いは良くないのでしょうか?

そこでここからは、占いを信じてはいけない3つの理由を挙げてみましょう!

  • 理由①悪魔・悪霊の働きによるものだから
  • 理由②未来のことを決めるのは神だから
  • 理由③占いの動機は”未来への恐れ”だから

理由①占いは悪魔・悪霊の働きによるものだから

理由①占いは悪魔・悪霊の働きによるものだから

占いにも様々な種類があるので全てがそうというわけではありませんが、占いの中には、

悪魔(サタン)や悪霊の働きによるものがあります。

 

そのような超自然的な存在に頼ることで、人間では知り得ない情報を得ることができるわけです。

だからこそ、占いは当たることもあるわけですが、こうした占いは非常に危険ですね。

 

なぜなら、悪魔や悪霊に心を開け放つことになるからです。

その結果、心に悪魔や悪霊が入ってきて支配され、ますます彼らに依存するようになります。

恐ろしい。。!

 

実際、聖書の中にも、悪霊に憑りつかれた女奴隷の占い師が出てきます。

「ある時、わたしたちが、祈り場に行く途中、占いの霊につかれた女奴隷に出会った。彼女は占いをして、その主人たちに多くの利益を得させていた者である。」

(使徒行伝16章16節)

彼女は、主人たちに占いを使ってお金もうけをさせられていたのです。

 

しかし、使徒パウロが彼女から悪霊を追い出すと、彼女は占いができなくなってしまいました。

この箇所を見ると、彼女の占いが悪霊の働きによってもたらされていたことが分かりますね。

 

占いはテレビなどで見ると、ポップで親しみやすく、キラキラした幸せなものに見えますがこれも悪魔の手口です。

聖書にも、悪魔は光の天使を装うと書いてありますね。

「しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。

(コリント人への第二の手紙11章14節)

実際、悪魔は迷信や偽りの奇跡を通して、私たちをあざむこうとしてくることがあります。

 

しかし、私たちがそれらにだまされて占いにのめり込んでしまうと、悪魔や悪霊に自分を売り渡してしまう危険性があります。

占いは決して私たちを幸せにはしないのです!

 

✅悪魔(サタン)については、【悪魔】”サタン”って何者?キリスト教における悪の大ボス!?をどうぞ

理由②未来のことを決めるのは神だから

理由②未来のことを決めるのは神様だから

そもそもの話ですが、人間が占いによって未来のことを知ろうとすることは非常におこがましい行為です。

なぜなら、未来のことをお決めになるのは神だからです。

 

聖書にはこうあります。

「彼らは虚偽を言い、偽りを占った。彼らは主が彼らをつかわさないのに『主が言われる』と言い、なおその言葉の成就することを期待する。 7あなたがたはむなしい幻を見、偽りの占いを語り、わたしが言わないのに『主が言われる』と言ったではないか」。

(エゼキエル書13章6、7節)

聖書の時代には、神の言葉ではなく、自分勝手な預言を語る”偽預言者”なる存在がたくさんいました。

そして、占いも偽預言と同じく、神を通さず勝手に未来を判断をしているに過ぎません。

 

占いによって未来を知ろうとするのは、人間の欲望に基づいた行為であり、明らかに人間の領域を超えた行為。

傲慢以外の何ものでもありません!

キートン
キートン
自分の余命を知ろうとする占いもありますからね。。!

未来のことが知りたいなら、神に直接お聞きする以外にないのです。

 

✅予言と預言との違いは、【Q&A】予言と預言の3つの違いとは?クリスチャンがお答えしますをどうぞ

✅神の声を聞く方法は、神の声を聞く方法ってあるの?【神様の語りかけ5パターンを知ろう】をどうぞ

理由③占いの動機は”未来への恐れ”だから

理由③占いの動機は"未来への恐れ"だから

そもそも、人はなぜこんなに占いをするのでしょうか?

それは、将来どうなるのかが不安でたまらないからです。

 

もちろん、単なる好奇心で占いをする人もいるでしょうが、多くの人はそうではないでしょう。

未来が見えなくて不安だから、占いをしてしまう人が大半なのです。

その不安に付け込む悪い占い師も多いにゃ~。

 

しかし、占いは一時的には安心感を与えてくれるかもしれませんが、長続きしません。

だからこそ、また不安になって占いにますます依存していくという悪循環にはまっていくのです。

 

しかし、本来、キリストを信じるクリスチャンは将来を不安に思う必要などありません。

なぜなら、神は私たちにいつも必要な物を与え、希望に満ちた素晴らしい未来を用意しておられるからです。

 

聖書にはこうあります。

「主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。

(エレミヤ書29章11節)

また、イエスもこのように語られています。

「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。 34だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。

(マタイによる福音書6章33、34節)

占いに頼るということは、それだけ将来が不安で神を信頼できていないということ。

 

未来のことは神におゆだねして、私たち人間は今を全力で生きていればいいのです。

ですから、占いがダメとかいう以前に、神を信じる者に占いなど不要というのが本質だと言えるでしょう!

占いは、不信仰な行為。。

聖書に登場する占い系エピソード

先ほどもちらっと聖書のエピソードを例に取り上げましたが、

他にも具体的に聖書に書かれている占い系エピソードを見てみましょう。

 

これらのエピソードからも、聖書が占いについて否定的だということが分かるはずです。

  • サウルと口寄せの女
  • ユダヤ人のまじない師

サウルと口寄せの女

サウルと口寄せの女

「サウルはしもべたちに言った、「わたしのために、口寄せの女を捜し出しなさい。わたしは行ってその女に尋ねよう」。

(サムエル記28章7節)

これは、イスラエル王国の初代王様サウル王の時代のお話。

イスラエルの宿敵であるペリシテ人が、イスラエルに戦いを仕掛けてきました。

 

ところで、サウルは当時、霊媒や口寄せをイスラエル国内から追い出していました。

なぜなら、この世とあの世をつなぐ霊媒や口寄せはオカルトの一種であり、神によって明確に禁じられていたらからです。

あなたがたは口寄せ、または占い師のもとにおもむいてはならない。彼らに問うて汚されてはならない。わたしはあなたがたの神、主である。」

(レビ記19章31節)

男または女で、口寄せ、または占いをする者は、必ず殺されなければならない。すなわち、石で撃ち殺さなければならない。その血は彼らに帰するであろう』」。」

(レビ記20章27節)

ペリシテ人を恐れたサウルは神に導きを求めますが、今まで神にきちんと従ってこなかったため、何の答えも得られませんでした。

そこで、サウルはとんでもない行動に出ます。

 

わらにもすがるような思いのサウルはなんと、口寄せができる女性を探し出してその女性に頼ったのです。

サウルは今後の運命がどうなるのかが分からず、不安だったんですね。

これぞ、占いに頼るときの心理。。

 

そして、サウルが呼び出してもらったのは、既に亡くなっていた預言者のサムエルでした。

サムエルはサウルを王様に任命した人物ですね。

 

サムエルは預言者であり神の言葉を受け取れるので、今後どうすればいいのかを彼に聞こうとしたのです。

しかし、サムエルはサウルに、

  • イスラエル王国はダビデという人物が後を継ぐこと
  • サウルとその息子たちは明日死ぬこと

を告げました。

 

こうしてこのサムエルの言葉は実現し、ペリシテ人と戦ったサウルは剣の上に倒れて自ら命を絶つという悲劇的な最期を遂げるのです。

神に従わず占いに頼るようなったサウルには、もはや明るい未来はなかったんですね。

 

✅サウル王については、“サウル王”ってどんな人?イスラエルの初代王様!?【3分で分かる】をどうぞ

ユダヤ人のまじない師

ユダヤ人のまじない師

「そこで、ユダヤ人のまじない師で、遍歴している者たちが、悪霊につかれている者にむかって、主イエスの名をとなえ、「パウロの宣べ伝えているイエスによって命じる。出て行け」と、ためしに言ってみた。(中略)15すると悪霊がこれに対して言った、「イエスなら自分は知っている。パウロもわかっている。だが、おまえたちは、いったい何者だ」。 16そして、悪霊につかれている人が、彼らに飛びかかり、みんなを押えつけて負かしたので、彼らは傷を負ったまま裸になって、その家を逃げ出した。

(使徒行伝19章17~19節)

これはパウロがエペソの町で神の力によって人々の病気を癒したり、悪霊を追い出したりしていたときのこと。

ユダヤ人のまじない師たちがパウロの真似をして、悪霊に憑かれた人たちに向かって言いました。

まじない師
まじない師
パウロが宣べ伝えているイエスによって命じる。

悪霊よ、出て行け!

恐らく、自分たちも同じように悪霊を追い出すことができると思っていたのでしょう。

 

ところが、悪霊は出ていくどころか、

自分はイエスのこともパウロのこともよく知っているが、お前たちは何者だ。

と言い、悪霊に憑かれた人が彼らに襲い掛かりました。

 

彼らは裸にさせられたうえに怪我を負い、命からがらその家を逃げだしました。

いかにも悪役っぽいやられ方ですね。。(苦笑)

 

まじない師たちには、キリストを信じているパウロのように悪霊を追い出す力はなかったのです。

その結果、この話を聞いた人々は恐れ、主イエスの名をあがめるようになりました。

 

また、魔術を行っていた多くの人たちが、自分たちの魔術の本を皆の前で焼き捨てました。

その値段を合計してみると、銀貨5万枚にもなったんだとか。

キートン
キートン
神の力の前では、魔術や占いはあまりにも無力なんですね!

✅パウロについては、【聖書人物】使徒”パウロ”ってどんな人?悪人から聖人になった!?をどうぞ

まとめ:占いは悪魔や悪霊に近づく危険な行為!

まとめ:占いは悪魔や悪霊に近づく危険な行為!

◎占いを信じない方がいい理由

  • 理由①占いは悪魔・悪霊の働きによるものだから
  • 理由②未来のことを決めるのは神様だから
  • 理由③占いの動機は”未来への恐れ”だから

聖書的に占いはNGであり、信じてはいけないものだということが分かりましたね。

占いは、私たちが神のご計画と導きを信頼することを妨げます。

 

しかし、これは何もクリスチャンだけに限った話ではありません。

当たるかも分からない占いに頼る人生は虚しく、また危険です。

 

下手をしたら、悪魔や悪霊に身を預けることになるかもしれません。

日本には占いの類があちこちに溢れており、心が弱っていると、そうしたものにすがってしまいたくなりますよね。

 

しかし、私たちには神という心強い味方がおられます。

占いに頼らず、神を信頼して生きていきましょう!

 

キートンでした。

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キートン
月間15万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

POSTED COMMENT

  1. ボベ より:

    コメント失礼いたします。

    占いをしてはいけない理由を明確に説明していただき、

    誠にありがとうございます。

    一寸先も見通せないのが人生だと思っております。

    それで人々は大変で苦しい時に「もしかして」という気持ちで占いをします。

    特に年末には占いをする人が多いそうです。

    いたずらで占いをする人もいますが、とにかく心の片隅に一抹の”期待感”が定着しているのが事実だと思っております。

    よく考えてみれば、「点」ということ自体があまりにも矛盾している行為だと思っております。

    なぜなら「点」は運命を見ることですが、運命とは「すでに決まっている境遇」を意味するからです。

    ですから原則として考えれば、運命は事実上何の意味もないのです。

    “キリスト教徒はなぜ占いをしてはいけないのか。”をよく考えてみれば、

    簡単だと思っております。

    神様が嫌やがることだからです。

    この御言葉が頭に浮かびますね。

    聖書によると、[人が罪に陥ったとき 、すなわち 、その人自身が見ていたり知っていたりする証人であるのに 、

    証言しなければのろわれるという声を聞きながらも 、それをしない場合 、その人は咎を負わなければならない 。

    – レビ記 5章1節 -] と聖書に書かれています。

    本文のように血液型占い、手相占い、星座占い、タロット占い、夢占いなど。占いに頼る必要はありません。

    神様は聖書の御言葉で、すでに知らせてくださって

    聞き取れなかったら、またおっしゃってくださいますね。

    そしてひどく悔しい人がいないように

    神様だけの方法で善良に導いてくださいます。

    本文の説明のように神様を敬畏し、

    神様が望む人生を生きていく皆様になることを願います。

    GOD BLESS YOU!

    p.s. 私は韓国人ですので、

    このコメントの日本語表現が

    自然ではないかもしれません。

    ご了承ください!

    • キートン より:

      ボべさん、コメントありがとうございます!

      本当におっしゃる通りですね。聖書の御言葉まで載せてくださり感謝です。占いなどに頼らず、神様を頼っていきたいですね!

      ボべさんにも、主の豊かな祝福がありますように。

      (日本語充分お上手ですよ!丁寧な文章に感動いたしました!)

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