ジーザス、エブリワン!キートンです。
有名なものとかあったら知りたいなあ。。
こういった疑問にお答えします。
旧約聖書の中には、箴言(しんげん)という書物があります。
箴言とは、戒めや知恵の言葉が集められた書物です。
例えば、箴言には
- お金のこと
- 夫婦関係のこと
- 仕事のこと
- 言葉や感情のこと
- 性的なこと
などあらゆるテーマについての様々な知恵や教訓が書かれており、まさに名言や格言の宝庫。
しかも、箴言は伝統的に多くの部分を、高い知恵を持っていたとされるソロモン王によって書かれたとされています。
そんな人物が書いた箴言ですから、現代の私たちにも多くの学びを与えてくれるわけですね。
とは言え、箴言の内容を全く知らないという方も多いでしょう。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が箴言の有名な名言・格言をまとめていきます。
✅聖書の名言については、聖書の名言をクリスチャンが18個まとめてみた【有名な言葉だらけ】でまとめています
👇️動画で見たい方はこちら
目次
【聖書】箴言の名言・格言を9つクリスチャンがまとめてみた
それでは、箴言の名言・格言を9つご紹介します!
- 神を恐れることが知識のはじめ
- すべての道で神を認めよ
- 神は愛する者を懲らしめられる
- 怠け者は蟻(あり)から学べ
- 口は禍(わざわい)の元
- 真の豊かさは神を恐れることから
- 富は飛び去ってしまうもの
- 愛は復讐に勝る
- 友と切磋琢磨(せっさたくま)する
①神を恐れることが知識のはじめ
「主を恐れることは知識のはじめである、愚かな者は知恵と教訓を軽んじる。」
(箴言1章7節)
知識の基本は神への恐れだと書かれている聖句。
私たちは勉強や様々な経験を通して知識を得ることができます。
しかし、それ以上に大切なのは、神を恐れることです。
ここでいう”恐れる”という言葉は、単に怖がるという意味ではなく、神に対する畏敬の念を持ち、神の言葉に従うことを意味します。
神を畏(おそ)れ敬う者に神は
- 人生の真の意味や目的
- イエスキリストによる救い
- 神の目から見た正しい生き方
などといった真の知恵や知識を豊かに与えてくださるのです。
②すべての道で神を認めよ
「心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。 6すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」
(箴言3章5、6節)
箴言の中でも、特に有名な聖句。
自分の力や知識だけに頼るのではなく、神に頼ることの大切さを教えています。
人間は不完全で弱い存在であり、しばしば失敗を犯します。
ですから、人間が自分の力や知識に頼って生きていくと、非常に不安定で揺らぎやすい人生になるでしょう。
しかし、人生のどんな場面でも神を信頼し、導きを求めるなら、神が私たちを正しい道へと導いてくださるのです。
✅神がどのような方かは、【キリスト教】神とは誰か?何者か?聖書から7つの性質を挙げてみたをどうぞ
③神は愛する者を懲らしめられる
「わが子よ、主の懲らしめを軽んじてはならない、その戒めをきらってはならない。 12主は、愛する者を、戒められるからである、あたかも父がその愛する子を戒めるように。」
(箴言3章11、12節)
神が私たちのためを思って試練を与えることがあると語っている聖句。
親は自分の子が悪いことをしたときに、愛するがゆえに厳しく叱ります。
なぜなら、悪の道に進まず立派に育って欲しいからです。
同じように、神も私たちを愛するがゆえに、私たちが悪いことをしたときに懲らしめられます。
これは罰というよりも、私たちをより良い人間に成長させるためのいわば”愛の鞭”です。
神は私たちを苦しめようとして、意地悪で懲らしめをされるわけではないんですね。
ですから、人生で困難や試練に直面したときは、神の懲らしめかもしれないと考え、成長や学びの機会だと受け止めることが大切です。
④怠け者は蟻(あり)から学べ
「なまけ者よ、ありのところへ行き、そのすることを見て、知恵を得よ。7ありは、かしらなく、つかさなく、王もないが、 8夏のうちに食物をそなえ、刈入れの時に、かてを集める。」
(箴言6章6節)
勤勉の大切さなどが語られている聖句。
箴言には怠け者を戒める言葉がいくつかありますが、この箇所はその1つですね。
アリとキリギリスのお話も有名ですが、聖書でもアリは勤勉な生き物として例に挙げられています
つまり、働き者のアリを例に挙げて、怠け者に対して勤勉の大切さを説いているのです。
アリは非常に小さな生き物ですが、その働きはとても勤勉で、無駄がありません。
「働け!」と命令する指導者や上司がいないにも関わらず、自主的に行動し、協力して一生懸命働きます。
また、アリは冬に備えて、夏の間に食糧を確保するのです。
このように、私たちはアリから
- 誰かから言われなくても自主的に行動する”主体性”
- 将来を見据えて準備をする”計画性”
- せっせと一生懸命に働く”勤勉さ”
などを学ぶことができます。
⑤口は禍(わざわい)の元
「言葉が多ければ、とがを免れない、自分のくちびるを制する者は知恵がある。」
(箴言10章19節)
言葉の使い方の重要性が書かれた箇所。
言葉には良くも悪くもすごい力があり、使い方によって人を励ますことも壊すこともできてしまいます。
しかし、私たちは言葉数が多いほど、余計な失言をしてしまったり人を傷つけることを言ってしまったりする可能性は高まります。
例えば、最近では芸能人が不適切な発言をして炎上したり干されたりすることも多いですよね。
これはSNSなどが普及し、誰でも気軽に自分の意見を発信できるようになったというのも大きいでしょう。
まさに、“口は禍(わざわい)の元”ですね。
一方で、言葉を慎重に選び、必要以上に話さない人は知恵のある人です。
言葉をしっかりとコントロールできる人は、他の人とも良い関係を築くことができます。
✅悪口や暴言は言わない方がいい理由と解決法3選【クリスチャンが語る】も参照
⑥真の豊かさは神を恐れることから
「少しの物を所有して主を恐れるのは、多くの宝をもって苦労するのにまさる。」
(箴言15章16節)
物質的な豊かさよりも、神を敬い信仰を持って生きることのほうが大切だと語られている箇所。
多くの富や財産を持つことは、一見素晴らしいことのように思えます。
しかし、物質的に豊かになることで
- 財産を失うことへの不安や恐れ
- より多くの富を求める欲
- お金への強い依存
など様々な苦労や悩みが生じることも少なくありません。
実際、成功者がお金に縛られ、結果として不幸になってしまう例も多いですね。
物質的な豊かさや財産が、必ずしも幸せや満足をもたらすわけではないのです。
一方で、少ないものでも満足し、神を敬う生活を送ることは、心の平安をもたらします。
物質的な豊かさよりも、神との関係を大切にすることのほうが真の幸せに繋がるのです。
なぜなら、私たち人間は神によって造られた存在であり、神と繋がることでしか本当の意味で満たされないからですね。
(✅️生きる意味がわからなくなったあなたへ【聖書が教えるメッセージ】も参照)
莫大な富を築き、この世のあらゆるものを手に入れたソロモン王も全ては虚しいと語り、結論をこのようにまとめています。
「事の帰する所は、すべて言われた。すなわち、神を恐れ、その命令を守れ。これはすべての人の本分である。」
(伝道の書 12:13)
✅️【警告】金の亡者の末路とは?聖書が教えるお金との付き合い方も参照
⑦富は飛び去ってしまうもの
「あなたの目をそれにとめると、それはない、富はたちまち自ら翼を生じて、わしのように天に飛び去るからだ。」
(箴言23章5節)
こちらも富に関する内容で、富に強く依存することの危険性が語られている聖句。
富を得たいという欲望は人間の根源的な欲求の一つですが、富に執着し過ぎた先にあるのは虚しさです。
なぜなら、富は翼が生えた鳥のように、いつどこへ飛んでいってしまうか分からない非常に不安定なものだから。
富を追い求めてやっと手に入れたと思ったら、あっという間に飛び去ってしまう。
これほど虚しいことがあるでしょうか。
それに、いくらお金を貯めたとしても、死んだら1円も持っていくことはできません。
富のように一時的で不安定なものにいくら頼っても、その先に本当の幸せはないのです。
✅【警告】金の亡者の末路とは?聖書が教えるお金との付き合い方5選も参照
⑧愛は復讐に勝る
「もしあなたのあだが飢えているならば、パンを与えて食べさせ、もしかわいているならば水を与えて飲ませよ。 22こうするのは、火を彼のこうべに積むのである、主はあなたに報いられる。」
(箴言25章21、22節)
敵に対しても親切にすることの大切さが語られている聖句。
私たちは憎き相手がいたら、冷たい態度をとったり復讐をしたりしたくなるものです。
しかし、この聖句では、”飢えている敵に食べ物を与え、渇いている敵に水を飲ませよ”と書かれています。
つまり、憎き相手にも愛を持って接しなさい、と語られているのです。
普通なら到底考えられない行動ですが、神がその行いに報いてくださるんですね。
イエスもこのように語られました。
「しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ。(中略)46あなたがたが自分を愛する者を愛したからとて、なんの報いがあろうか。そのようなことは取税人でもするではないか。 47兄弟だけにあいさつをしたからとて、なんのすぐれた事をしているだろうか。そのようなことは異邦人でもしているではないか。 48それだから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」
(マタイによる福音書5:44-48)
ちなみにこの聖句は、新約聖書の”ローマ人への手紙”でも引用されており、
復讐は私たち人間ではなく、神が行うべきものであると書かれています。
「愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。なぜなら、「主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」と書いてあるからである。 20むしろ、「もしあなたの敵が飢えるなら、彼に食わせ、かわくなら、彼に飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃えさかる炭火を積むことになるのである」。 21悪に負けてはいけない。かえって、善をもって悪に勝ちなさい。」
(ローマ人への手紙12章19~21節)
✅【聖書】復讐するは我にありの本当の意味とは?復讐はダメ絶対!の記事も参照
⑨友と切磋琢磨(せっさたくま)する
「鉄は鉄をとぐ、そのように人はその友の顔をとぐ。」
(箴言27章17節)
人間関係、特に友人や仲間との関係の大切さが語られている聖句。
鉄は鉄同士でこすり合わせることで、お互いが磨かれ、より鋭くなります。
同じように、私たち人間も友人との関係の中で磨かれ、お互いに成長できるのです。
例えば、少年漫画などでも、刺激し合える友人やライバルの存在によって主人公が強くなったり成長したりすることがよくありますよね。
いわゆる“切磋琢磨”というやつです。
人は一人では生きていけません。
お互いに励まし合い、高め合える友人が一人でもいればどれほど素晴らしいことでしょうか。
✅【聖書】親友とはどんな存在?3つの特徴をダビデとヨナタンから考察も参照
まとめ:箴言は名言・格言の宝庫!
◎箴言の名言・格言9選
- 神を恐れることが知識のはじめ
- すべての道で神を認めよ
- 神は愛する者を懲らしめられる
- 怠け者は蟻(あり)から学べ
- 口は禍(わざわい)の元
- 真の豊かさは神を恐れることから
- 富は飛び去ってしまうもの
- 愛は復讐に勝る
- 友と切磋琢磨(せっさたくま)する
箴言、まさに名言の宝庫でしたね。
あまりにも名言が多すぎて、厳選するのが大変でした。あははは。(白目)
賢者ソロモンによって書かれた知恵や教訓は、現代の私たちにも強く響くものばかりです。
だからこそ、聖書は時代を超えてたくさんの人々に読まれ続けているんですね。
今回ご紹介しきれなかった名言や格言が他にも山ほどありますので、ぜひ聖書を読んでみてください。
その中に必ずあなたの人生を変えるような素晴らしい聖句があるはずですよ!
キートンでした。
👇参考文献