ジーザス、エブリワン!キートンです。
できるだけ分かりやすく教えて欲しいなあ。。
こういった疑問にお答えします。
あなたは、“キリスト教”に対してどのようなイメージを持っていますか?
もしかしたら、
- 十字架
- イエスキリスト
- 教会
- 聖書
- マリア様
など断片的な情報しか浮かばないかもしれませんね。
確かに、日本ではクリスチャン自体が少ないですし、ちゃんとした知識が無いのも仕方ないでしょう。
しかし、キリスト教は世界最大の宗教であり、
私たちは普段からクリスマスといった行事や結婚式、芸術作品など様々な形でキリスト教に触れています。
キリスト教の知識があると世界情勢について考えたり、外国の方と触れ合ったりするときにも役立ちますし、
映画や絵画、小説などの芸術作品をより楽しむことができるでしょう。
しかし、キリスト教ってどんな宗教ですか?と聞かれたら困る方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、信仰歴31年のクリスチャンの僕が、
- キリスト教とは?主な特徴5選!
- キリスト教の簡単な歴史
- キリスト教の主な宗派【3大宗派】
- キリスト教の教典【聖書】
- キリスト教の主な行事【3大行事】
- キリスト教の聖地【宗派によって違います】
- 【Q&A】キリスト教に関するよくある質問・疑問まとめ
- もっとキリスト教を学びたい場合は?
について解説します。
👇動画で見たい方はこちら
目次
キリスト教とは?主な特徴5選!
まずは、キリスト教の主な特徴5つをざっくりと見ていきましょう!
- イエスを救い主と信じる
- 世界最大の宗教
- ”愛の宗教”と呼ばれる
- 三大一神教の1つ
- あらゆる分野への影響力が半端じゃない
特徴①イエスを救い主と信じる
キリスト教を一言で説明するなら、
この救い主を表す言葉が”キリスト”であり、だからクリスチャンはイエスをイエスキリストと呼ぶんですね。
つまり、イエスキリストというのは名前と苗字ではなく、”イエスこそ救い主である”という信仰告白に等しい言葉なんです。
イエスとは、紀元前4年ごろにユダヤ地方に生まれ、30年頃に十字架の刑によって死んだとされる人物のことですね。
ではなぜイエスが救い主と言われるのかというと、キリスト教では以下のことが信じられているからです。
- イエスは神によって地上に遣わされた神の子
- 人間を罪から救うために十字架に架かって死なれた
- 3日目に死から復活された
と思うかもしれませんが、当時は、
しかし、全人類の罪がゆるされるには動物の血ではあまりにも足りません。
そこで、神の子イエスが血を流され犠牲になることで全人類の罪が永遠にゆるされたのです。
これは、罪や汚れのないイエスキリストだからこそできたことなんですね!
人間は初の人間アダムとイブが罪を犯して以来、神に背いて罪を犯し続けてきました。
しかし、神は人間を愛しているが故に、罪によって滅びていく私たちを放ってはおけませんでした。
そこで神はご自分の子であるイエスを地上に送って、十字架で犠牲にすることで私たちを罪から救ってくださったのです。
聖書にもこう書かれています。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」
(ヨハネ3章16節)
✅イエスキリストの詳細は【完全版】イエス・キリストとはどんな人?その生涯を簡単にまとめてみたをどうぞ
特徴②世界最大の宗教
キリスト教は、世界で最大の宗教として知られています。
論より証拠。
東京基督教大学の日本宣教リサーチによると、2016年の時点で世界のキ
つまり、人類の約3人に1人がクリスチャンということになりますね。
ちなみに、
- 第2位:イスラム教 17.5億人(23.6%)
- 第3位:ヒンドゥー教 10.2億人(13.7%)
です。
キリスト教がいかに多くの人に信仰されているかが分かると思いま
一方で、日本に目を移すとキリスト教徒は191万人しかおらず、これは全体の1%です。
日本では、仏教と神道の信者がほとんどを占めているんですね。
特徴③”愛の宗教”と呼ばれる
キリスト教は、“愛の宗教”と呼ばれることがあります。
なぜなら、イエスが”神への愛”や”隣人への愛”など、愛の教えを何度も説いたからです。
例えば、以下の聖句はその代表的なもので、キリスト教の愛の教えが集約されています。
「イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。 38これがいちばん大切な、第一のいましめである。 39第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。 40これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。」
(マタイによる福音書22章37~40節)
愛を説くなんて現代の私たちからすると当たり前に思えますが、イエスの時代では非常に革新的な教えでした。
イエスはユダヤ人でしたが、神の戒めである律法を厳格に守ることばかり重視して人々の心に目を向けないユダヤ教を批判的に見ていたのです。
※実際、当時生活に追われている貧しい人には、細かい律法を守る余裕はなく、
障害者や下の階級の人たちに関しては、律法の教えに触れることすら許されず”地の民”と呼ばれて見下されていました。
そこでイエスは愛の大切さを説き、社会的に弱い立場の人や見捨てられていた人にも分け隔てなく手を差し伸べていきました。
イエスが説いた愛は、人間が持つ条件付きの愛ではなく、アガペーという無条件の愛です。
実際、イエスは敵さえも愛しなさいと語られていますね。
「43『隣り人を愛し、敵を憎め』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。 44しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ。」
(マタイによる福音書5章43、44節)
ユダヤ教では神の愛はユダヤ人だけに注がれ、律法などを守ることで救われると考えられていましたが、
イエスは神は全ての人を愛され、信じる者は誰でも救われると説いたんですね。
✅キリスト教の主な教えについては、【完全版】キリスト教の主な教えを8つのジャンルでまとめてみたでもまとめています。
特徴④三大一神教の1つ
キリスト教は、ユダヤ教やイスラム教と並ぶ三大一神教の1つだとされています。
宗教には複数の神を信じる多神教と唯一の神を信じる一神教がありますが、キリスト教は後者だということです。
では、キリスト教がどのような神を信じているのかというと、聖書に記されこの世界の全てを造られた神ですね。
旧約聖書の“創世記”を読むと、私たち人間を含めた全ての生き物や自然が神によって造られていく様子が書かれています。
「はじめに神は天と地とを創造された。」
(創世記1章1節)
まあ、仏教や神道といった多神教に慣れ親しんできた日本人にとっては、あまりピンとこないかもしれませんが!
それじゃあ神とイエスで2人神様がいることにならない??
と思うかもしれませんが、キリスト教には三位一体という重要な考え方があります。
これは神には、
という3つの位格があるという概念のことで、この3つの本質は同じであり、実態としては1つと考えます。
そのため、あくまでも神は1人という扱いなのです。
✅詳しくは三位一体とは?わかりやすく簡単にクリスチャンが解説【キリスト教】
✅【徹底比較】ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の違い10選まとめをどうぞ
特徴⑤あらゆる分野への影響力が半端じゃない
およそ2000年の歴史があり、
となると、当然その影響力も凄まじいです。
例えば、
- 建築
- 西洋美術
- 音楽
- 文学
- 哲学
- 科学
など様々な分野に多大な影響を与えているのです。
特に西洋美術なんかは、キリスト教をモチーフにした作品が多いで
有名どころだと、
などがありますね。
どれも1度は見たことがあるのでは?
また、クリスチャンが少ない日本においても、キリスト教の影響は決して小さくありません。
毎年クリスマスが盛大に祝われますし、キリスト教系の大学も多いですし、結婚式をキリスト教式にする人も多いです。
さらに、私たちが普段当たり前に使っている言葉の中にも、
- 狭き門
- 豚に真珠
- タレント
- 目から鱗(うろこ)が落ちる
- 働かざる者食うべからず
- カリスマ
などキリスト教が由来になっているものがたくさんあります。
キリスト教の影響力、恐るべしですね!
✅【まとめ】有名な西洋の絵画12点から見るキリスト教【解説付き】
✅聖書に由来する言葉・ことわざを10個まとめてみた【キリスト教】も参照
キリスト教の簡単な歴史
それでは、ここからはキリスト教の歴史をざっくりと振り返っていきましょう。
キリスト教はイエスの教えと活動によって始まりますが、それが宗教として成立するのはイエスの死後のことです。
イエスの復活と昇天を目の当たりにした弟子たちは、イエスこそが救い主であると人々に伝え始めます。
その後クリスチャンたちが集まることで1世紀頃には最初の教会が成立し、キリスト教が誕生していきました。
イエスの12使徒たちは、主に自分たちと同じユダヤ人にキリスト教を伝えていきましたが、
それをユダヤ人以外にも拡大していくのに大きな役割を果たしたのが、パウロです。
パウロは元々キリスト教徒を迫害しまくっていたバリバリのユダヤ教徒でしたが、
イエスと出会ったことで回心し、偉大な伝道者へと変えられていきました。
こうして、ユダヤ人以外にもキリスト教は広まっていきますが、全てがスムーズにいったわけではなく激しい迫害も何度かありました。
キリスト教徒への迫害は大きく分けると、
- ユダヤ教徒からの迫害
- ローマ帝国からの迫害
の2つに分けられます。
特に当時ユダヤ人を支配していたローマ帝国からの迫害は激しく、1世紀の皇帝ネロの時代には多くのクリスチャンが殺されました。
パウロや12使徒のペテロもこのときの迫害で命を落としたと言われています。
また、3世紀のディオクレティアヌス帝の頃にはローマの神々や皇帝への崇拝を拒否するクリスチャンに対して、大迫害が行われました。
この迫害はローマ全土に及び、かつてない大規模なものとなりましたが、クリスチャンはこうした迫害の中でも増えていき、
ローマ皇帝コンスタンティヌス帝の頃には、
と考えられるように。
その結果、313年にミラノ勅令によってキリスト教が公認、392年にはローマ帝国の国教になりました。
ローマ帝国という強い後ろ盾を得たキリスト教は、何度か公会議を開き、その教えを確立していきました。
一方で、国教になったことで国の影響を強く受けるようになり、395年にローマ帝国が東西に分裂すると、教会も東西に分かれてしまいます。
その後、教えや儀式などの違いから東西教会間の対立は激化し、1054年にはお互いに破門状を叩きつけ、
に分裂してしまいました。
また、16世紀にはカトリック教会の腐敗に抗議する形で宗教改革が起こり、プロテスタントが生まれていきます。
キリスト教は元々、ユダヤ人が信じるユダヤ教という民族宗教の中から出てきたものでした。
しかし、地中海からヨーロッパをはじめ世界中に広がり、人種や民族などを超えて信仰される世界宗教になっていったのです。
✅【完全版】聖書の歴史年表をまとめてみた【これで聖書の全体像は完璧!】
✅【世界史】ローマ帝国でのキリスト教の歴史をざっくりまとめてみたも参照
キリスト教の主な宗派【3大宗派】
キリスト教には2000年ほどの歴史がありますが、その中で大きく3つの宗派に分かれていきました。
それが、
- ローマ・カトリック➡︎約12.4億人 (約50.7%)
- プロテスタント ➡︎約5.5億人 (約22.6%)
- 正教会 ➡︎約2.8億人 (約11.6%)
です。
これらは”キリスト教三大宗派”と呼ばれ、この3つの宗派だけでキリスト教全体の8割ほどの人口を占めま
特にカトリックは全世界に12億人以上の信徒がおり、世界最大の宗教団体ですね。
実際、ステンドグラス、マリア像、豪華な教会などキリスト教のイメージの大部分は、このカトリックによるものでしょう。
ちなみに、プロテスタントに関しては、その中でさらにルター派やバプテスト派など様々な教派に分かれています。
✅【解説】キリスト教の主な宗派は?3つをわかりやすくまとめてみた
✅【派閥?】プロテスタントの宗派って?主なものを信徒がまとめてみたも参照
キリスト教の聖典【聖書】
キリスト教では、”永遠のベストセラー”とも呼ばれる聖書を唯一の聖典としています。
聖書はキリスト教にとって欠かせない信仰の支えとなっており、
クリスチャンは基本的に、この聖書に書かれている教えを軸にして生きていますね。
なぜなら、聖書は神の言葉であり、私たち人間の救いや信仰生活などに必要な全てが書かれているからです。
また、聖書は単純な書物として見ても、
- 1815年〜1998年ま
での間に合計3380億冊以上が買われている - 未だに毎年世界で数億冊以上が発行されており、売り上げは不動の1位
- 現在、少なくとも3200以上
の言葉で翻訳されている - “世界一発行されている本“としてギネスブックにも載っている
など、現在まで世界中で読まれ続けている人類史上最強の書物なんです。
聖書にはユダヤ教の聖典を受け継いだ旧約聖書と、キリスト教独自の聖典である新約聖書があり、それぞれ
- 旧約聖書
➡イスラエル人(ユダヤ人)の歴史
- 新約聖書
➡イエスキリストの生涯や教え、弟子たちの宣教活動
などについて書かれています。
キリスト教では、旧約・新約を合わせて1つの聖書なんですね。
旧約や新約の約というのは、神と人との契約を意味しており、
旧約はユダヤ人と神が交わした”旧い契約”、新約はイエスが全人類を対象として結んだ”新しい契約”を指していますね。
旧約聖書にはやがて救い主が現れるということが何度も預言されていますが、
キリスト教ではそれが新約聖書の時代にイエスが現れたことで成就したと解釈します。
ただし、ユダヤ教ではイエスを救い主とは信じられておらず、新約聖書のことも認めていません。
✅【最強の書物】キリスト教の”聖書”とは?永遠のベストセラー!?
✅旧約聖書と新約聖書の4つの違いをクリスチャンが解説【比較表あり】も参照
キリスト教の主な行事【3大行事】
キリスト教の行事といえば、クリスマスというイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。
キリスト教の3大行事としては、
が挙げられます。
特にイースターはイエス・キリストの復活をお祝いする、
なぜなら、死からの復活はイエスが神の子で救い主であることの証明であり、キリスト教信仰の核となる出来事だからです。
日本でも大人気のクリスマスは、イエスキリストの生誕をお祝いする日です。
ただし、イエスが何月何日に生まれたかは分かっていないため、クリスマスがイエスキリストの誕生日ではないので注意しましょう。
ペンテコステはあまりなじみがないかもしれませんが、イエスの昇天後、
イエスの弟子たちに聖霊が降り、教会が生まれるきっかけにもなったこちらも大切な日です。
ちなみに、誤解されがちですが、ハロウィンはキリスト教行事ではありません。
✅詳しくは【Q&A】キリスト教の主な行事って?三大行事をご紹介しますをどうぞ
キリスト教の聖地【宗派によって違います】
キリスト教には、“聖地”と呼ばれる信徒にとって重要な場所があります。
聖地はその宗教にまつわる場所のことで、信徒たちはその場所を巡礼することで神様との繋がりを確認するのです。
キリスト教の聖地は共通しているものもありますが、宗派によっても異なり、
ローマ・カトリックには”三大巡礼地”と呼ばれる
◎カトリックの三大巡礼地
- エルサレム
- バチカン市国
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ
などの聖地が、正教会には、
◎正教会の主な聖地
- アヤ・ソフィア大聖堂(イスタンブール)
- アトス山
- 聖カタリナ修道院(シナイ山)
などの聖地がそれぞれあります。
ただし、プロテスタントに関して言えばそもそも”聖地”という概念がありません。
なぜなら、プロテスタントではあくまでもキリストへの信仰や教えが重視されるからです。
✅詳しくは、【Q&A】キリスト教の聖地ってどこ?宗派ごとに教えます【クリスチャンが答える】をどうぞ
【Q&A】キリスト教に関するよくある質問・疑問まとめ
ここからは、キリスト教についてのよくある質問や疑問にお答えしていきます!
- キリスト教のいう”罪”って何?
- キリストを信じるとどうなるの?
- 教会って何をする場所?自由に入れるの?
- カトリックとプロテスタントってどう違うの?
- 献金って強制なの?
- キリスト教で禁止されている食べ物ってあるの?
- キリスト教徒の人はどんな生活をしているの?
キリスト教のいう”罪”って何?
一般的には、罪というと犯罪のことなどをイメージするかと思いますが、キリスト教においてはそうではありません。
キリスト教のいう”罪”とは簡単に言うと、神から離れてしまうこと。
聖書に出てくる罪には”的外れ”という意味があり、罪とは神という的から外れて、神に背いてしまっている状態なんですね。
ですから、犯罪行為に限らず、
- 嫉妬する
- 悪口を言う
- 高慢になる
- 嘘をつく
- 汚い言葉を使う
など私たちと神の関係を引き裂いてしまうものは、全て罪なんですね。
これらの罪を1つも犯したことがないという方は、恐らくいないでしょう。
だからこそ、キリスト教においては全ての人が神との関係が壊れた罪人なのです。
聖書にもこうあります。
「次のように書いてある、「義人はいない、ひとりもいない。 11悟りのある人はいない、神を求める人はいない。 12すべての人は迷い出て、ことごとく無益なものになっている。善を行う者はいない、ひとりもいない。」
(ローマ人への手紙 3章10~12節)
人間に罪の性質が入りこんだのは、最初の人間アダムとエバが罪を犯してからであり、これを原罪といいます。
✅詳しくはキリスト教の罪とは何?本質は1つだけです【クリスチャンが回答】をどうぞ
キリストを信じるとどうなるの?
先ほど言ったように人間は誰しもが罪人であり、罪を持ったままでは人間は神と離れ、地獄に落ちてしまいます。
しかし、そんな私たちを罪から救うために、神が地上に送ってくださったのがイエスキリストです。
そして、キリストを信じた者は、永遠の命が与えられ、神と共に永遠に天国で生きることができます。
これこそが、キリスト教における”救い”の意味です。
では、キリストを信じるとはどういうことでしょうか?
それは、今までの罪を悔い改めて、以下の3つの事実を受け入れることです。
- イエスキリストは私たち人間の罪のために死なれた
- その後、お墓に葬られた
- しかし、3日目に蘇られた
これらは、“福音(ふくいん)の三要素”と呼ばれます。
私たちは自分たちの努力や修行などによって、救われることはできません。
ただキリストを信じることによって救われるのです。
「あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、信仰によるのである。それは、あなたがた自身から出たものではなく、神の賜物である。 9決して行いによるのではない。それは、だれも誇ることがないためなのである。」
(エペソ人への手紙2章8、9節)
救いというのは、神様からの一方的な恵みなんですね。
だから、後はそれを信じて素直に受け取ればいいのです!
✅詳しくは、【キリスト教】福音の意味とは?クリスチャンが簡単に解説しますをどうぞ
教会って何をする場所?自由に入れるの?
キリスト教といえば、やはり教会!
実際、多くのクリスチャンは毎週イエスが復活したとされる日曜日に教会に行きます。
では教会で主に何をしているのかというと、神への礼拝です。
礼拝というのは、お祈りや賛美などによって神を拝むことですね。
その内容は教会や宗派によっても異なりますが、例えば僕の教会の場合は以下のような流れです。
礼拝の後はクリスチャンの仲間と交流したり、年代別でプログラムがあったりします。
教会というとクリスチャンしか入れないと思うかもしれませんが、誰でも自由に入ることができます。
持ち物なども特に必要なく、献金も強制ではありません。
とためらってしまうかもしれませんが、教会は聖人の集まりではなく、むしろ弱い人や罪人のための場所です。
ぜひお気軽に立ち寄ってみてください!
✅詳しくは教会って何をする場所?自由に入れるの?【キリスト教徒が回答】
✅クリスチャンの日曜日の過ごし方って?僕の教会生活を大暴露【公開】
✅【実態】クリスチャンの人の性格って?聖人の集まりではないという話をどうぞ
カトリックとプロテスタントってどう違うの?
キリスト教といえば、カトリックとプロテスタントというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
実際、この2つの宗派にはキリスト教の中でも多くの信徒がいますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
聖書を聖典としている点、三位一体を信仰している点など共通点も多いですが、簡単に違いをまとめると以下のようになります。
宗派 | ローマ・カトリック | プロテスタント |
①人口 | 約12億人 | 約5億人 |
②歴史 | 1世紀頃~ | 16世紀~ |
③教会の外観 | 豪華 | 質素 |
④儀式 | 7つの秘跡 | 洗礼と聖餐のみ |
⑤聖人信仰 | あり | なし |
⑥聖書以外の外典 | あり | なし |
⑦組織体制 | 教皇がトップのピラミッド型体制 | 統一の組織なし |
⑧聖職者の呼び方 | 神父や司祭 | 牧師 |
⑨手で十字を切る? | 切る | 切らないのが一般的 |
⑩マリアの扱い | “聖母”として崇敬される | イエス・キリストの母親 |
⑪修道院・修道会 | あり | ないのが一般的 |
⑫救いの条件 | 信仰と善い行い | 信仰のみ |
✅詳しくは、【表あり】カトリックとプロテスタントの違いをわかりやすくご紹介をどうぞ
献金って強制なの?
キリスト教には献金というものがあり、クリスチャンは礼拝などで定期的に献金をささげます。
しかし、これもよくある誤解ですが、献金は強制ではありません。
献金というのはあくまでも、
聖書にもこう書かれています。
「各自は惜しむ心からでなく、また、しいられてでもなく、自ら心で決めたとおりにすべきである。神は喜んで施す人を愛して下さるのである。」
(第2コリント9章7節)
献金はあくまでも神に対する感謝の気持ちなのです。
ですから、信徒が自らすすんでささげるものなんですね。
決して教会が信徒からむしり取っているわけではありません。
✅詳しくは、キリスト教の献金とは?毎月払うの?しないとどうなる?【信徒が回答】をどうぞ
キリスト教で禁止されている食べ物ってあるの?
ユダヤ教やイスラム教では豚肉など禁じられている食べ物があるので
キリスト教に関しても禁止の食べ物があると考えている方もいるかもしれません。
しかし、宗派によっても異なりますが、キリスト教で禁止されている食べ物は基本的にはありません。
なぜなら、イエスがこのように語られたからです。
すべて、外から人の中にはいって来るものは、人を汚し得ないことが、わからないのか。 19それは人の心の中にはいるのではなく、腹の中にはいり、そして、外に出て行くだけである」。イエスはこのように、どんな食物でもきよいものとされた。」
(マルコによる福音書 7:15-19)
旧約聖書には食の決まりについて色々と書かれていますが、イエスキリストがそれを上書きされたんですね。
ただし、飲酒自体は禁止されていませんが、酔っぱらうほどお酒を飲むのはダメとは聖書に書かれています。
「不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、 10貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。 」
(コリントの信徒への手紙一 6:9-10 )
どこまでをボーダーとするのかは難しいですが、まあ理性が飛ぶほどお酒を飲むのはNGでしょうね。
また、カトリックや正教会における“断食”の期間においては食事が制限されます。
✅詳しくはキリスト教で食べてはいけないものってあるの?【クリスチャンが回答】をどうぞ
キリスト教徒の人はどんな生活をしているの?
信徒ではない方からすると、キリスト教徒がどのような生活をしているのか気になるかもしれません。
もちろん、個人の信仰の度合いにもよるので一概には言えませんが、模範的な信徒の場合は、
- 毎日お祈りをする
- 毎日聖書を読む
- 毎週日曜日に教会に行く
といった活動をしている人が多いでしょう。
また、食事を制限して断食を行う人もおり、信徒に求められるものは宗派などによっても異なります。
さらに、クリスマスやイースターといったキリストにまつわる行事も大切にしていますね。
✅敬虔(けいけん)なクリスチャンとは?7つの特徴を挙げてみたの記事も参照
もっとキリスト教を学びたい場合は?
ここまで記事を見てきて、
と思ったそこのあなた!
その場合は次のステップに進んで、さらにキリスト教への理解を深めていきましょう!
もちろん聖書を読むのがベストですが、
かなり分厚いですし。
しかし、幸いにも現代には、キリスト教を学ぶことができる様々な方法があります。
例えば、
- キリスト教系の本や動画を見る
- 漫画の聖書を読む
- キリスト教系の映画を見る
- 聖書の解説本を読む
- キートンのブログやYouTubeを見る
などなど。(ちゃっかり自分のコンテンツも入れてる)
✅【教養】聖書学習におすすめのキリスト教系本を9冊ご紹介します
✅【おすすめ】聖書が学べるキリスト教映画7選まとめ【動画あり】も参照
まとめ:キリスト教を学ぶのは面白い!
いかかでしたか?
キリスト教のことがなんとなく理解できたでしょうか?
キリスト教ってお堅いイメージがあったかもしれませんが、知ってみると結構面白いでしょう??
少しでもキリスト教に興味を持っていただけたなら幸いです!
もし他に何か質問があれば、当ブログのお問
今後も、共にキリスト教について楽しく学んでいきましょう!
キートンでした。
👇参考文献
わかりやすい記事、ありがとうございます!
世界には約25億人もクリスチャンがいるんですね!頼もしい!
でも日本は・・・
天国に行ったらさぞ日本人が少ないでしょうね。
(その割には、街で結構教会って見かけますが・・・!どこ派?)
また、カトリックってそんな多いんですね。
やっぱり歴史的な背景があるから、ですかね。
マトリックスになってて分かりやすいです!
洗礼名?とかも宗派で異なるんですかね?
プロテスタントはそんなん無いんかなと思いますが。
私もついてないし。
(でもこないだ、アーサー・ホーランド牧師が浜田ブリトニーさんに洗礼を授けられ、洗礼名エバ、って名付けておられましたが!)
聖書が世界一のベストセラー、って良く聞きます。
私も、なんやかんやで結局5冊ぐらい持ってますもんね。
なんか増えますよね。聖書。(私だけ?)
礼拝用、通読用とか、あ、新改訳が第3版から2017版になったから、とかもありますね。
更にアプリの新改訳2017も入れたりして。
検索機能とかあって便利です!
「平安」って検索したら、新約より旧約の方が多かったり(そう言う使い方する人居ないか・・・しかも旧約の方がページ数多いからある意味当然?)。
讃美歌も、教会に、礼拝に行くまではワーシップなんて知らなかったから、こんなノリの良い歌があるんだ!
って思いましたね。
私はノンクリスチャンだったから、なんか、礼拝って言うと厳かなイメージが有って、歌うなんて、なんと言うか、不謹慎な感じがしたのを覚えています。
昔はカラオケが好きだったのに社会人になって周りでカラオケに行く人が居なくなって、全然音楽も聞かなくなって・・・たのに、クリスチャンになったら毎週礼拝で賛美しますもんね!
こんなに歌う事になるなんて思わなかったです!
キートンさんの「ジーザスファミリー」もめっちゃ好きです!
ワーシップも結構、歌詞が大仰なのがありますけど、アットホームで、歌うと兄弟姉妹の顔が思い浮かびます。
系図もナイスですね!
結構、イエス様につながる系図って、メチャ細かったり、バビロン捕囚あたりのとか、まあ福音書にも載ってるし、と言うので載せてるのか、複雑になりがちですもんね。
シンプルで良いし、改めて、
「あ、サムソンってダン族だったんだ」
とか思いました。
日本は福音が最も届いていない国、とか言われて、大変悲しいです。
今や世界中がキリスト教倫理・哲学・思想・文化に満ち溢れてるのに、日本ではあまり知られてないですもんね。
キリスト教が伝わってなかったら日曜も休みじゃなかったでしょうしね・・・
(江戸時代は休みは盆と正月だけって言いますもんね)
昔、マンガ世界の偉人、みたいなのを読んで、ほとんどの人がクリスチャンだなぁ。って思いました。
クリスチャンが世界を作ってきた!とか思いました。
もっと多くの人に知ってもらいたいですね!
キートンさんのブログ応援してます!!
Kenzelさん、様々な意見や感想を書いていただきありがとうございます!いくつかの記事をよんでくださったのでしょうか??
キリストークも見てくださっていたんですね!「ジーザスファミリー」も聴いてくださって、とても嬉しいです。
そうですね、日本のクリスチャン人口はここ何十年も変わっておらず、このままだとほとんどの方が救われずに終わってしまうという焦りにも似た気持ちが僕にもあります。そのために、ブログやYouTube、賛美など様々なものをフル活用して発信しているのですが。
ただ、お隣の国韓国でも近年、リバイバルが起こって多くのクリスチャンが起こされたように、日本にも必ず多くの方が救われるときが来ると信じています。そのときは神のみぞ知ることですが、神様がこのまま日本を見捨てておかれるとは思えないですからね。
“クリスチャンが世界を作ってきた”というのは、とても励まされる言葉ですね!ルター、キング牧師、マザーテレサ、リンカーン。。恐縮ながらも、自分もその1人になれたらいいなあと思っております(笑)
ブログの応援もありがとうございます!今後もどうぞよろしくお願いいたします。
Kenzelさんにも、主の豊かな祝福がありますように。。!