ジーザス、エブリワン!キートンです。

由来が知りたい!
こういった疑問にお答えします。
ホラー映画でもおなじみの“13日の金曜日”。
そうです、マスクをかぶったジェイソンが出てきて、

と人を殺していくあの映画です。(大雑把か)
その影響か、日本でもこの日は何となく不吉だというイメージがありますよね。
では、そもそもなぜ13日の金曜日が不吉だと言われているのか知っていますか?
どうやら、キリスト教も色々と絡んでくるみたいなんです。
そこで、この記事では、クリスチャンの僕が
- 13日の金曜日とは?
- 13日の金曜日が不吉といわれる由来
などについて述べていきますね!
目次
13日の金曜日とは?

13日の金曜日は、主に英語圏などで不吉とされている日のことです。
ただの迷信だと思うかもしれませんが、
実は、アメリカでは”13日の金曜日”の恐怖に苦しむ人がかなりの数いるため、笑い飛ばせない部分もあります。

実際、その日には、
- 飛行機に乗らない
- 家の購入を止める
- 仕事をしない
という人も現れるんだそうです。
ちなみに、現在ほとんどの国で使われているグレゴリオ暦に従うと、
必ず1年に1回以上(多い年は3回)は13日の金曜日が来ることになっています。
13日の金曜日が不吉とされる由来とは?【いくつかの説あり】
いきなりがっかりさせるかもしれませんが、
実は、13日の金曜日が不吉と言われるようになった理由は定かではありません。
ただ、最初から13日と金曜日がセットだったわけではなく、
元々不吉とされていた13日という日にちと金曜日という曜日が合わさったのではないかと言われています。
では、13日と金曜日はなぜそれぞれ不吉だと考えられてきたのでしょうか。
いくつかの説をご紹介しましょう!
- 最後の晩餐説
- イエスキリストの十字架刑説
- 旧約聖書の恐怖イベント説
- 北欧神話説
- テンプル騎士団説
最後の晩餐説

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画でもおなじみの“最後の晩餐”のシーン。
これは、処刑前日のイエスと12弟子たちが最後のディナーをとる場面ですが、この食事に参加した人数は13人です。
「19弟子たちはイエスが命じられたとおりにして、過越の用意をした。 20夕方になって、イエスは十二弟子と一緒に食事の席につかれた。」
(マタイによる福音書26章19、20節)
イエス+12弟子=13人ですからね。
そして、最後の晩餐は、お世辞にもハッピーなお食事会とは言えません。
なぜなら、ここでイスカリオテのユダの裏切りが発覚し、次の日にイエスは処刑されるからです。
また、ユダは最後の晩餐において、13番目の席に座ったと言われています。

ここから、13=不吉というイメージがついたという説ですね。
ちなみに、“実はユダがイエスの13番目の弟子だったのではないか説”もありますが、
ユダは12番目の使徒であり、13番目の使徒はユダの死後に加入したマティアなので信ぴょう性には欠けるでしょう。
「2十二使徒の名は、次のとおりである。まずペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレ、それからゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、 3ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、 4熱心党のシモンとイスカリオテのユダ。このユダはイエスを裏切った者である。」
(マタイによる福音書10章2~4節)
最後の晩餐の詳細は、【徹底解説】”最後の晩餐(ばんさん)”の意味とは?ただのディナーじゃない!?【3分で分かる】をどうぞ
イエスキリストの十字架刑説

イスカリオテのユダの裏切りによってイエスは捕らえられ、
十字架に架けられていきますが、キリスト教ではこの曜日が金曜日だとされています。
「27また、イエスと共にふたりの強盗を、ひとりを右に、ひとりを左に、十字架につけた。」
(マルコによる福音書15章27節)

実際、キリスト教圏では金曜日は断食の日だという伝統があり、
今でもイースター前の”聖金曜日”には、カトリックや正教会などで断食が行われています。
ただ、聖金曜日は、別名“グッドフライデー”であり、不吉なんだか喜ばしいんだかよく分からないですね。。
イエス・キリストについては【完全版】イエス・キリストとはどんな人物?その生涯をまとめてみた【5分で分かる】をどうぞ
旧約聖書の恐怖イベント説

これは、
など旧約聖書に書かれている恐ろしい出来事が、13日の金曜日に起こったという説です。
「23そこで主なる神は彼をエデンの園から追い出して、人が造られたその土を耕させられた。 24神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。」
(創世記3章23、24節)

確かに、これだけ恐ろしい出来事が集中しているのなら、13日の金曜日は不吉と言わざるを得ないでしょう。
ただ、この説に関しては、ツッコミどころが満載です。
まず、これらの出来事が13日の金曜日に起きたなどという事実は、聖書には書かれていません。
ですので、あまりにも根拠に乏しいと言わざるを得ないですね。
そして、もっと言えば、そもそもこの時代に曜日という概念は存在しません。
曜日の概念が生まれるのは、旧約聖書の時代よりずっと後の紀元前1世紀頃と言われていますから。
ですから、これらの出来事が何曜日に起こったかなど分かりようがないのです。
というわけで、この説はこの時点でなしですね!!
聖書の主な物語については、【完全版】聖書の主な物語をまとめてみた【有名な傑作ぞろい】でまとめています
北欧神話説

ここからは、キリスト教以外の説も見てみましょう。
まずは、北欧神話に関する説です。
これは、楽園の”バルハラ”という場所で、12人の神様による夕食会が開かれていた時のこと。
そこに招かれざる13人目の客であるいたずら好きの神ロキがやって来て、間接的に光の神バルドルを殺してしまいました。
メメント・モリ -西洋美術の謎と闇- : 絵画で学ぶ北欧神話。光の神バルドルは、ロキに騙された弟ホズに殺される https://t.co/SlnU5Eov70 pic.twitter.com/4kni9Zhm4z
— メメント・モリ -西洋美術の謎と闇- (@grillosbosch) February 11, 2017
そのやり方は、盲目の神であるヘズをそそのかすことで殺させるという卑劣なものでした。
この“13番目の招かれざる客”がもとになって、13という数字が不吉とされるようになったということですね。

少し最後の晩餐説と似ていますね。
テンプル騎士団説

これは、テンプル騎士団が1307年の10月13日金曜日に壊滅したからという説です。
テンプル騎士団というのは、聖地エルサレムの防衛に大きな役割を果たし、中世のヨーロッパで活躍した騎士団のこと。
正式名称が”キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち”なので、
この説もある意味、キリスト教関係と言えるかもしれません。
では、なぜテンプル騎士団が壊滅したかというと、
当時のフランス王フィリップ4世が、裕福だったテンプル騎士団から財産を奪おうと考えたからです。

そのために、フィリップ4世はテンプル騎士団に
- 反キリスト的行為
- 悪魔崇拝
- 男色行為
などの容疑を吹っかけて、最終的には壊滅にまで追い込んだのです。
その際には、罪を自白するまで拷問を行い、次々と処刑していったんだとか。。ひど過ぎますね。。
ただ、この日が本当に13日の金曜日だったのかは、確かな証拠がありません。
映画『13日の金曜日』との関係
冒頭でも名前を出しましたが、超有名なホラー映画に『13日の金曜日』という作品があります。
13日の金曜日=恐ろしい日というイメージは、この作品の影響も大きいかと思いますが、
そもそも、このタイトルと内容には何か関連性があるのでしょうか?
実は、特に本作の第1作では、全ての不吉な事件が13日の金曜日に起こるのです。
例えば、
- クリスタルレイクのキャンプ場で、一人の少年が溺れて行方不明になる
- 同じキャンプ場で、放火や水質汚染が起こる
- 同じキャンプ場で、キャンプ指導員2名が何者かに殺害される事件が起こる
- 数十年後の同キャンプ場で、本作の登場人物たちがその殺人犯に襲われる
といった本作での事件は全て、13日の金曜日の出来事なんですね。

ちなみに、本作ではあまりにも有名なジェイソンですが、
1作目ではまだ殺人鬼ではなく、誰も殺しません。(まさかの)
まとめ:13日の金曜日を恐れる必要はなし!

色々な説をご紹介しましたが、結局のところ、なぜ13日の金曜日が不吉とされているのかは定かではなく、迷信の域を出ません。
ですから、極端にこの日を恐れる必要はありません!
どうせ毎年やって来る日なのですから。
13日の金曜日など恐るるに足らずですよ!!
(肩をとんとん)
。。はい?誰ですか、あなたは?
え、ジェイソンさん??
。。。へ、13日の金曜日を舐めるなって??
え。。いや、そういうつもりは。。ちょっ。。やめ。。武器はダメですって武器は。。
ギいやああああ!!!(茶番)
キートンでした。

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