ジーザス、エブリワン!キートンです。
それぞれの人たちについて詳しく知りたいなあ。。
こういった疑問にお答えします。
この世の中には、いわゆる”聖人”と呼ばれて尊敬されている人たちがいます。
実際、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教など聖人という概念は、世界の多くの宗教において存在しますね。
では、一部の世界だけでなく、世界中にその名がとどろく”世界四大聖人”と呼ばれる人たちがいることをご承知でしょうか?
そのメンバーは、釈迦(しゃか)、孔子、ソクラテス、イエスです。(ソクラテスをムハンマドとする場合もあり)
いやー、誰もが知るそうそうたる顔ぶれですよね!
実際、彼らは聖人に選ばれるだけの実績と影響力を現在まで持ち続けています。
彼らを尊敬する人たちを集めたら、一体何10億人になるのでしょうか?
とはいえ、知っているのは名前だけで、
くらいの知識で終わっている方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、
- 【雑学】世界四大聖人とは?
- イエスと他の3人の決定的な違いは?【復活したかどうか】
について解説します。
目次
【雑学】世界四大聖人とは?
それでは、世界四大聖人のメンバー1人1人について詳しく見ていきましょう!
- 釈迦(しゃか)
- 孔子
- ソクラテス
- イエス
①釈迦(しゃか)
釈迦は本名をガウタマ・シッダールタといい、仏教の創始者です。
尊称として、”目覚めた(悟った)者”を意味するブッダとも呼ばれますね。
釈迦は、紀元前5世紀頃にインド北部で小さな民族であるシャーキャ族の王子として生まれました。
生まれたばかりの釈迦が、7歩歩いてから右手を挙げて、
と言った有名な伝説も残されていますね。
いやー、こんなこと言ってみたい。。
釈迦は16歳になる頃には2人の王女と結婚し、父の王宮でセレブで何不自由ない生活を送っていました。
しかし、あるとき釈迦は城門の外で、
- 老人
- 病人
- 死者
といった人たちを、東西南北それぞれの門で目の当たりにして大変なショックを受けます。
釈迦はこの出来事から、人間は老いや病、死といった苦しみを避けられないことを知ったのです。
そして、4回目の外出で出家者を見た釈迦は、自分も出家(しゅっけ)することを決意したのです。
後に釈迦は妻との間に男の子を設けますが、29歳で妻子も親も王宮も全て捨てて、ついに出家。
2人の師のもとで瞑想行を学びますが、それだけでは満足できず、苦行者の集まる林で激しい苦行を行います。
やがて釈迦は、菩提樹(ぼだいじゅ)の下に座って瞑想を続けて悟りを開き、35歳で仏になることができたのです。
その後、釈迦は相手の能力や人柄に合わせて柔軟に教えを説いていき、釈迦の教団はどんどん大きくなっていきました。
やがて、自分の死期を悟った釈迦は、弟子たちと共に最後の旅に出ます。
そして、ある日、食べ物の毒にあたって体調を崩し、80歳でクシナガラの地で亡くなりました。
②孔子
孔子は、春秋時代末期の中国で活躍した儒教の開祖として知られています。
“子”は”先生”を意味する敬称で、”孔”は姓にあたりますね。
孔子は、紀元前552(あるいは551)年に魯(ろ)という国に生まれました。
孔子は父を早くに亡くし、家も貧しく身分も低かったですが、独学で学んで様々な仕事をして、20代で魯の小役人になります。
その仕事ぶりは優秀で、次第に世の人々に信頼され、弟子たちまでも集まるようになりました。
また、30代になると周という都で勉学に励み、40代になると、役人を目指す若者の教育のために私塾を開きます。
孔子の教育方法は、身分や出身など関係なく誰にでも平等に教え、自由な討論を中心とするものでした。
結果的に、孔子の弟子は3000人にも達したと言われています。
50代になると、孔子は中都の長官に選ばれ、司法長官にまで出世しました。
そして、魯の再興と改革のために立ち上がりますが、政変に巻き込まれて祖国から追い出されてしまいます。
こうして、14年間も弟子たちと放浪の旅に出た孔子は、69歳のときに魯に帰り、晩年は
- 詩経(しきょう)
- 書経(しょきょう)
- 礼経(らいきょう)
- 楽経(がっけい)
- 易経(えききょう)
- 春秋(しゅんじゅう)
といった古典の整理や後輩たちの教育に力を注ぎました。
ちなみに、孔子が説いた中心思想は、人間愛を表す“仁(じん)”であり、これは人間の普遍的な道徳感情とされています。
このような最後の大仕事を終えた孔子は、前479年、多くの弟子たちに囲まれながら73年の生涯を終えました。
後世の弟子たちが記録し、孔子の言行録ともいえる“論語”は、中国思想史上で不動の地位を築いています。
③ソクラテス
ソクラテスは、西洋哲学の祖と呼ばれる人物で、紀元前469年にアテナイ(アテネ)に生まれました。
アテナイは、古代ギリシアの代表的なポリス(都市国家)ですね。
ソクラテスは、自分自身の”魂”を大切にすることを説き、
毎日のように広場に出かけては、多くの人と様々な問題について哲学的な対話をした人物でした。
具体的には、青少年や町の有力者たちに対して、
といったことを問いていったのです。
今こんな人がいたら、即通報間違いなしの変質者ですよね。
というかひたすら面倒くさいです。
少なくとも僕だったら、音の速度で逃げます。一目散に逃げます。
ちなみに、このようなやり取りを“問答法”といい、最後はお互いが
という無知の告白をすることで終わったんだそうです。
いや、何なのこの謎やり取り!!このやり取りが一番分からんわ!!
しかし、多くの青年たちはソクラテスの問答に魅了され、ソクラテスの弟子になりました。(嘘だろおい)
まあ、自分たちの無知をさらけ出されて怒り出す人もいたようですが。。
このやり取りによって、ソクラテスは普遍的な真理を追究し、真実について「無知」であることの自覚を説いたんですね。
これこそが有名な“無知の知”です。
問答の結果、ソクラテスは頭がいいと思われていた人たちが、実は少しも賢くないことに気づきました。
つまり、”人間の知恵など無に等しい”ということを悟ったのです。
ところが、やがてソクラテスは、3人の無名の市民によって告発され、
- 青年たちを悪い方向に導いた
- 国家が認める神々を認めなかった
などの理由で死刑判決をされてしまいます。
いや、確かにさっき変質者とか面倒くさいって言ったけど、何も死刑にせんでも。。
そして、最期は自ら毒を飲み、仲間たちと語らいながらこの世を去りました。
“哲学こそ幸福への道”だと考えていたソクラテスは、まさに西洋哲学の祖にふさわしい人物だと言えますね。
ちなみに、ソクラテスの死後、弟子のプラトンが“ソクラテスの弁明”という本を発表しています。
④イエス
イエスは、世界最大の宗教であるキリスト教の開祖として知られています。
称号として信徒からはキリスト(救世主)と呼ばれ、人類史上最も有名な人物と言えるでしょう。
イエスは元々ユダヤ教徒であり、紀元前4年頃にユダヤのベツレヘムで生まれました。
イエスの母は聖母でおなじみのマリアであり、マリアはある日天使のガブリエルから神の子を宿したことを知らされます。(受胎告知)
「すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。 31見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。 32彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。」
(ルカによる福音書1章30~33節)
こうして、マリアから生まれたイエスは、ガリラヤのナザレで敬虔(けいけん)なユダヤ人として礼拝に出席し、律法を学んで育ちました。
イエスは養父のヨセフと同じく大工の仕事をしていましたが、30歳の頃に洗礼者ヨハネから洗礼を受けます。
これによってイエスは自分が神の子であることを自覚し、神からの使命を果たすためにガリラヤ地方で宣教活動を開始しました。
その中でイエスは、村などをまわって、
と説き、隣人に対する愛を示しました。
特に貧しい人や病人などの社会的地位が低い人に寄り添い、病気を癒すなど様々な奇跡も起こしたのです。
その結果、イエスは一般庶民の間で絶大な人気を得て、カリスマ的存在になっていきます。
また、宣教活動中に12人の弟子(12使徒)もできました。
「そこで、イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊を追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやす権威をお授けになった。 2十二使徒の名は、次のとおりである。まずペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレ、それからゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、 3ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、 4熱心党のシモンとイスカリオテのユダ。このユダはイエスを裏切った者である。」
(マタイによる福音書10章1~4節)
しかし、一方でユダヤ教の指導者たちからは危険人物とみなされ、弟子の1人であるイスカリオテのユダに裏切られてしまいます。
その結果、弟子たちとの最後の晩餐の後、イエスは逮捕され裁判にかけられてしまいました。
そして、ローマへの反逆者として、当時最も残酷と言われた十字架刑に処せられてしまったのです。
「そしてその頭の上の方に、「これはユダヤ人の王イエス」と書いた罪状書きをかかげた。 38同時に、ふたりの強盗がイエスと一緒に、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけられた。」
(マタイによる福音書27章37、38節)
キリスト教では、これによってイエスは神の子としての使命を全うし、人類の罪を背負われたと考えます。
ところが、その3日後にイエスはなんと死から復活。
その復活と昇天を目の当たりにした弟子たちは、イエスの教えを世界各地に広めていったのでした。
こうして生まれたのが、キリスト教というわけですね。
イエスの生涯についてより詳しく知りたい方は、【完全版】イエス・キリストとはどんな人?その生涯を簡単にまとめてみたをどうぞ
イエスと他の3人の決定的な違いは?【復活したかどうか】
さて、ここまで世界四大聖人をそれぞれざっくりとご紹介してきましたが、この中でイエスだけは他の3人と大きく異なる点があります。
その答えは既に文中にありますが、イエスだけは死から復活しているのです。
他の3人も現在まで多大な影響を多くの人々に与え続けていますが、最終的には亡くなりました。
あれだけの偉人達でも、死には勝てなかったのです。
しかし、イエスは1度死なれた後、死に打ち勝ち復活されました。
聖書にもこう書かれています。
「女たちは驚き恐れて、顔を地に伏せていると、このふたりの者が言った、「あなたがたは、なぜ生きた方を死人の中にたずねているのか。 6そのかたは、ここにはおられない。よみがえられたのだ。まだガリラヤにおられたとき、あなたがたにお話しになったことを思い出しなさい。 7すなわち、人の子は必ず罪人らの手に渡され、十字架につけられ、そして三日目によみがえる、と仰せられたではないか」。」
(ルカによる福音書24章5~7節)
イエスは単なる歴史上の人物ではなく、現在も生きておられるのです!
そして、それはたとえ、
- 人間たちが死んでいこうとも
- この世が滅びようとも
永遠に変わることはありません。
「 イエス・キリストは、きのうも、きょうも、いつまでも変ることがない。」
(ヘブル人への手紙13章8節)
「18イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。 19それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、 20あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。」
(マタイによる福音書28章18~20節)
ただのフィクションでしょ?
と思いますか?
もちろん、人間の常識からすればありえないことですし、そうやって疑うことは簡単です。
しかし、イエスの死と復活を信じ、彼こそが救い主だと信じたときに私たちは救われます。
罪がゆるされ、後に神と共に天の国で永遠に暮らすことができるのです。
これこそが、聖書にも書かれている不変の真理なんですね!
「すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われる。 10なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。」
(ローマ人への手紙10章9、10節)
この辺りの詳細は、【キリスト教用語】福音の意味とは?キリストの良い知らせ?をどうぞ
まとめ:世界四大聖人はすごいメンバー!
◎世界四大聖人
- 釈迦(しゃか)
- 孔子
- ソクラテス
- イエス
改めて見てみると、世界四大聖人というだけあってすんごいメンバーでしたね。。
彼らが人類に及ぼした影響は計り知れません!
しかし、この中で、死から復活をして今も生きておられるのはイエスだけです。
ただの過去の偉人で終わらせてはいけないのです。
ですから、今こそイエスを救い主だと信じましょう!
そのとき、あなたの人生に大きな変化が起こります。
ところで、
僕の聖人メンバー入りはまだですかね?(諦めろ)
キートンでした。
👇参考文献