聖書の終末預言

【ヨハネの黙示録】最後の審判とは?いつ来るのかなど解説【聖書】

最後の審判とは?

ジーザス、エブリワン!キートンです。

“ヨハネの黙示録”に書かれている最後の審判って名前は聞いたことあるけど、どういうものなの?

そのときはいつ来るの?

こういった疑問にお答えします。

 

この世の終わりに最後の審判のときが来る。

と誰かに言われたら、あなたはどう思いますか?

 

もしかしたら、

うわー、うさんくせー!

とか

いやいや、そういうオカルト話は興味ないから!

と思うかもしれません。

まあ確かに、やばいカルト宗教の教祖とかが言いそうなセリフですけどね。。

 

しかし、最後の審判は、聖書にもしっかりと預言されている将来必ず起こることなのです。

人間が予言しているならまだしも、今まで全ての預言を実現させてきた聖書先輩が言うなら無視できないでしょう。

 

しかも、最後の審判は、私たち全ての人間に関係があることなのです。

とはいえ、名前しか聞いたことがないという方も少なくないでしょう。

 

そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、

  • 最後の審判とは?
  • 最後の審判はいつ来る?
  • 【ミケランジェロの作品も】最後の審判の絵画

などについて分かりやすく解説します!

キートン
キートン
この記事を読めば、最後の審判について丸わかりですよ!

👇動画で見たい方はこちら

最後の審判とは?

最後の審判とは、終末にイエスキリストが再びこの世に来られ、人々を天国地獄に振り分けるというものです。

詳しい内容は、新約聖書“ヨハネの黙示録”に書かれています。

「また見ていると、大きな白い御座があり、そこにいますかたがあった。天も地も御顔の前から逃げ去って、あとかたもなくなった。 12また、死んでいた者が、大いなる者も小さき者も共に、御座の前に立っているのが見えた。かずかずの書物が開かれたが、もう一つの書物が開かれた。これはいのちの書であった。死人はそのしわざに応じ、この書物に書かれていることにしたがって、さばかれた。 13海はその中にいる死人を出し、死も黄泉もその中にいる死人を出し、そして、おのおのそのしわざに応じて、さばきを受けた。 14それから、死も黄泉も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。 15このいのちの書に名がしるされていない者はみな、火の池に投げ込まれた。」

(ヨハネの黙示録20章11~15節)

キートン
キートン
西洋美術でもよく取り上げられるテーマですね!

 

では、より詳しく最後の審判について見ていきましょう。

  • 最後の審判は誰が行う?
  • 最後の審判の対象になるのは誰?
  • 最後の審判の裁く基準は?

最後の審判は誰が行う?

最後の審判は誰が行う?

最後の審判を行うのは、上記でも述べましたがイエスキリストです。

聖書にも以下のように書かれています。

「それから、イエスご自身が生者と死者との審判者として神に定められたかたであることを、人々に宣べ伝え、またあかしするようにと、神はわたしたちにお命じになったのです。」

(使徒行伝10章42節)

「父はだれをもさばかない。さばきのことはすべて、子にゆだねられたからである。

(ヨハネによる福音書5章22節)

「それは、父がご自分のうちに生命をお持ちになっていると同様に、子にもまた、自分のうちに生命を持つことをお許しになったからである。 27そして子は人の子であるから、子にさばきを行う権威をお与えになった。

(ヨハネによる福音書5章26、27節)

父というのは、創造主である父なる神のことで、子というのはその神の子であるイエスキリストのことです。

(✅三位一体とは?わかりやすく簡単にクリスチャンが解説【キリスト教】も参照)

 

父なる神は、子であるキリストに全ての裁きを任せているということですね。

キリストの審判は完全かつ公正で、神の権威と正義によって全人類を裁くのです。

「またわたしが見ていると、天が開かれ、見よ、そこに白い馬がいた。それに乗っているかたは、「忠実で真実な者」と呼ばれ、義によってさばき、また、戦うかたである。

(ヨハネの黙示録19章11節)

(✅イエスキリストについては、【完全版】イエス・キリストとはどんな人?その生涯を簡単にまとめてみたもご参照ください。)

最後の審判の対象になるのは誰?

最後の審判の対象になるのは誰?

裁きと聞くと何やら恐ろしい響きがあり、

最後の審判なんて受けたくないよ!

と思うかもしれません。

しかし、最後の審判は特定の人だけが受けるものではなく、例外なく全人類が受けなければいけないものなのです。

 

なぜなら、聖書にこのように書かれているからですね。

「そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように、」

(へブル人への手紙9章27節)

「それだのに、あなたは、なぜ兄弟をさばくのか。あなたは、なぜ兄弟を軽んじるのか。わたしたちはみな、神のさばきの座の前に立つのである。

(ローマ人への手紙14章10節)

つまり、私たちは誰もがいずれ、イエスキリストの前に立って判決を受けることになるということです。

キートン
キートン
そう聞くとドキドキしてきますよね。。!

 

人は必ずいつか死にます。

それと同じように、必ずいつか人はキリストの裁きを受けることになるのです。

最後の審判の裁く基準は?

最後の審判の裁く基準は?

最後の審判の際、生きている者も死んでいる者も、生前の行いに応じて裁かれます。

もちろん、どれくらい正しく良い生き方をしたかも裁きの採点対象でしょう。

 

しかし、最も重要なのは、生きている間にキリストへの信仰を持っていたかどうかです。

この基準に従って、人間は天国か地獄に分けられるんですね。

「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。

(ヨハネによる福音書3章16節)

キートン
キートン
キリストを信じた者は、神様(キリスト)のいる天国で永遠に生きることができます!

 

私たち人間はどんなに正しく見える人にもがあり、神の前に完全とは言えません。

(罪については、キリスト教の罪とは何?本質は1つだけです【クリスチャンが回答】も参照)

「次のように書いてある、「義人はいない、ひとりもいない。 11悟りのある人はいない、神を求める人はいない。 12すべての人は迷い出て、ことごとく無益なものになっている。善を行う者はいない、ひとりもいない。」

(ローマ人への手紙3章10~12節)

つまり、本来なら全ての人間は、最後の審判で有罪判決を受けるしかない存在なのです。

 

しかし、そんな私たちのためにイエスキリストが地上に来られ、罪を背負って十字架に架かってくださいました。

そのキリストを信じるときに、私たちは最後の審判の際に無罪とされ、天国に行くことができるのです。

「このように、わたしたちは、信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストにより、神に対して平和を得ている。

‭‭(ローマ人への手紙‬5章1節‬)

永遠の天国になるか、永遠の地獄になるか。

私たちが選べるのはどちらか1つであり、中間はありません!

最後の審判はいつ来る?

最後の審判はいつ来る?

さて、最後の審判は他人事ではないとご理解いただけたかと思いますが、

そうなってくると気になるのは、

最後の審判はいつ来るの?

という点ですよね。

 

しかも、最後の審判が来るということは、この世が終わるということですから気になって朝も起きれませんよ。(朝は起きろ)

しかし、結論から言うと、最後の審判がいつ来るかは神様しか分かりません。

 

なぜなら、イエスがこのように語っておられるからです。

「天地は滅びるであろう。しかしわたしの言葉は滅びることがない。 36その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる。

(マタイによる福音書24章35、36節)

ですから、誰かが「最後の審判は○○○○年の〇月〇日に来る!」とか言い出しても、決して信じてはいけません。

イエスキリストすら知らないのですから、私たち人間に分かるわけがないのです。

キートン
キートン
最後の審判がいつ来るかは、トップシークレットなんですね!

 

一方で、最後の審判の前に起こる予兆についてなら、聖書にいくつか預言されています。

「またオリブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとにきて言った、「どうぞお話しください。いつ、そんなことが起るのでしょうか。あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか」。 4そこでイエスは答えて言われた、「人に惑わされないように気をつけなさい。 5多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。 6また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。 7民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。 8しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。」

(マタイによる福音書24章3~8節)

「しかし、その時に起る患難の後、たちまち日は暗くなり、月はその光を放つことをやめ、星は空から落ち、天体は揺り動かされるであろう。 30そのとき、人の子のしるしが天に現れるであろう。またそのとき、地のすべての民族は嘆き、そして力と大いなる栄光とをもって、人の子が天の雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。」

(マタイによる福音書24章29、30節)

まとめると、以下のようなものが挙げられます。

  • 偽キリストや偽預言者の出現
  • 戦争や災害の増加
  • 異教的な反キリストの現れ
  • 天体の動揺
  • 人々の不道徳や悪い行いの増加

とは言えこれらを知っても、最後の審判がいつ起こるかを正確に予測することはやはりできません。

 

ただ、いつ最後の審判が来るか分からないからこそ、いつ来てもいいように私たちはそのときに備える必要があります。

具体的には、キリストを信じ、その教えに従って共に生きることです。

 

そうすれば、いつ最後の審判が来ても、私たちは神(キリスト)と共に天国で永遠に住むことができるんですね!

「だから、あなたがたも用意をしていなさい。思いがけない時に人の子が来るからである。

(マタイによる福音書24章44節)

【ミケランジェロの作品も】最後の審判の絵画

では、最後に最後の審判に関する絵画をご紹介します。

  • 『最後の審判』(ミケランジェロ・ブオナローティ)
  • 『最後の審判』(ヤコブ・デ・バッカー)

『最後の審判』(ミケランジェロ・ブオナローティ)

最後の審判といえば、やはりミケランジェロの作品は外せません!

バチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂の祭壇に描かれた超大作であり、ミケランジェロの代表作です。

 

合計400人以上の人物が描かれており、中央には裁きを下すイエスキリストがいます。

また、左側には天国へ昇る人たちが、右側には地獄に堕ちる人たちがそれぞれ描かれていますね。

キートン
キートン
上下ではなく、左右で分けているのが面白いですね!

 

ちなみに、僕はこの作品を生で見たことがありましたが、圧巻過ぎてずっと口を開けっ放しでした。(アホっぽい)

まさに神業というか、ミケランジェロの圧倒的な才能を感じましたね!

 

それと、ずっと見てたら首が痛くなりました。。絵の位置が高いんだもの。。

『最後の審判』(ヤコブ・デ・バッカー)

『最後の審判』(ヤコブ・デ・バッカー)

非常にリアルな最後の審判の絵画です。

上の天国には喜びに溢れた聖人たちがおり、その中央にイエスキリストがいます。

 

一方で、下の地獄にはもがき苦しむ罪人たちがおり、見事な対比になっていますね。

まとめ:最後の審判のときはいつか必ず来る!

まとめ:最後の審判のときはいつか必ず来る!

最後の審判がいつ来るかは、神様以外誰にも分かりません。

しかし、必ずいつかそのときは来ます。

 

ですから、今のうちに、キリストを救い主として受け入れましょう。

そして、キリストと共に歩んでいきましょう。

 

そうすれば、最後の審判は恐怖のときではなく、大きな希望と喜びのときに変わるのです!

キートンでした。

黙示録
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キートン
月間15万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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