聖書物語シリーズ

“エステル記”ってどんなお話?美女エステルがユダヤ人を救う!?【3分で分かる】

ジーザス、エブリワン!キートンです。

 

今回は、旧約聖書の書物の1つ“エステル記”をご紹介します。

エステル記に登場するエステルは、聖書の中では珍しい女性の主人公です。

 

しかも、美女ですよ美女!!(強調)

まあまあ、男性の皆さんそんなに興奮しないで!

 

 

ちなみに、エステルは僕の嫁最有力候補です。(知らんがな)

この記事では、

  • エステル記とは?
  • 大まかなストーリー

などについて見ていきまっす!

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“エステル記”とは?

エステル記は、旧約聖書の書物で、ユダヤ人女性エステルの活躍が描かれています。

主な内容は、ペルシャの王妃に選ばれたエステルが、その知恵によってユダヤ人を命の危機から救うというもの。

 

ちなみに、女性の名前が書名に使われているのは、このエステル記以外には”ルツ記”しかありません。

めっちゃレア。。!
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“エステル記”の主な登場人物

それでは、登場人物のご紹介です。

エステル

このお話の主人公で、容姿も心も美しいモルデカイの養子。

王妃となった彼女の知恵が、このお話の鍵となります。

モルデカイ

もう1人の主役で、エステルの養父。

王妃となったエステルにいくつかの助言をします。

クセルクセス王(アハシュエロス)

ペルシャの王様。

エステルを気に入り、新しい王妃に任命します。

ハマン

このお話の悪者で、クセルクセス王の宰相(国で2番目に偉い)。

自分にひざまずかないモルデカイに腹を立てます。

“エステル記”のストーリー

さて、ストーリーに入っていきましょう!

王妃ワシュティ、クビになる

時はクセルクセス王の時代。

クセルクセス王は、インドからクシュまで127もの州を支配していました。

 

ある時、クセルクセス王が大勢の人を招いて酒宴を開いていた時のこと。

7日目になり、クセルクセス王は人々にその美しさを見せつけるために王妃のワシュティを呼ぼうとしました。

 

しかし、なんと王妃ワシュティはこれを拒否。

これにブチ切れたクセルクセス王は、側近たちと相談した上で、王妃ワシュティを王妃の位から外してしまいました。

新しい王妃探し

クセルクセス王の怒りが治まった頃、王に仕える従者たちは言いました。

従者
従者
美しいおとめを探させてはどうでしょうか。

そして、王様が気に入られた女性がいれば、その者を新しい王妃にするのです。

 

王様はこれを受け入れ、そうすることに決めました。

こうして、王様による王妃探しが始まったのです。

エステル、王妃になる

場面は変わり、スサという町にモルデカイというユダヤ人がいました。

そして、モルデカイにはエステルという美しいいとこがいました。

 

しかし、エステルは両親を亡くしていたため、モルデカイは彼女を娘として引き取っていたのです。

つまり、現在は養子と養父の関係だにゃ〜。

さて、その頃王様の命令で、たくさんの女性たちが全州から王宮に集められていました。

 

そして、エステルも王妃を決めるこの美人コンテストに参加することにしたのです。

ただし、モルデカイから自分の民族と親元は明かさないように注意されていたので、エステルはその通りにしていました。

 

なぜなら、当時のユダヤ人は迫害にあっていたからです。

王宮にやってきたエステルはその美しさから、女性を美しくする役割をしていたヘガイにすぐに気に入られます。

 

そして、エステルは1年間の美容を施された後、いよいよ王様の前に出ることになりました。

すると、王様もエステルのことを気に入り、エステルは他のどの女性よりも特別に愛される存在になっていったのです。

 

そして、王様はエステルに王妃の冠をかぶせると、彼女をワシュティに代わる王妃としました。

王妃エステルの誕生です。

悪者ハマン登場

さて、クセルクセス王の周りには、王様の次に偉い地位にいるハマンという男がいました。

そのため、ハマンが王宮の門を通ると、役人たちは皆ひざまずいて敬礼することになっていたのです。

 

しかし、1人だけハマンが通ってもひざまずかない人物がいました

そう、モルデカイです。

 

モルデカイは、エステルの様子が気になり、王宮の周りをうろついていたのでした。(完全な不審者)

周りの役人たちが注意をしても態度を改めないモルデカイに、ハマンは腹を立てます。

 

そして、モルデカイがユダヤ人だと知ったハマンは、モルデカイだけでなくユダヤ人全員を滅ぼそうと考えました。

そして、ハマンは王様に言いました。

ハマン
ハマン
国のどの州にも、王の法律に従わないユダヤ人という民族がおります。

どうか彼らを滅ぼすための勅書(王様の命令が書かれた文書)を作らせてください。

王様は答えました。

クセルクセス王
クセルクセス王
お前の好きなようにするが良い。

 

こうして、王の書記官が集められ、王の名を借りて勅書が書かれることとなりました。

その内容は、老若男女を問わず、ユダヤ人は1人残らず殺されて持ち物を奪われるという恐ろしいものでした。

 

当然、それにはモルデカイが住むスサの町も含まれていたのです。

モルデカイの忠告

これを聞いた王妃エステルは驚き、ハタクという人物を送り出して、モルデカイに事情を聞こうとしました。

すると、モルデカイはハタクに事情を話すと、王にユダヤ人を救うように説得して欲しいという内容を伝言させました。

 

エステルは、ハタクを通して返事をしました。

エステル
エステル
呼ばれてもないのに王宮の内庭にいる王に近づけば、男女問わず死刑にされると法で決まっています。

ただし、王が金の笏(しゃく)を差し伸べた場合だけ、死を逃れられます。

私はもう30日もの間、王には呼ばれていません。

 

モルデカイはさらに返事をしました。

モルデカイ
モルデカイ
自分は王宮にいるから安全だと思ってはいけないよ。

もしあなたが何もしなければ、あなた自身も父の家(つまりユダヤ民族)も滅ぼされてしまうだろう。

こういう時のために、あなたは王妃になったのではないか。

 

エステルもさらに返事を出しました。

エステル
エステル
スサにいるユダヤ人を集めて、3日3晩断食をしてください。

私と女官たちも同じように断食をします。

私は死ぬ覚悟を持って、王のもとに参ろうと思います。

 

モルデカイは立ち去って、エステルの言う通りにしました。

ハマンの策略

3日後、エステルは王妃の衣装をまとうと、王宮の内庭に入りました。

王様はエステルを見つけると、上機嫌で金の笏(しゃく)を差し伸べて言いました。

クセルクセス王
クセルクセス王
どうした、王妃エステルよ。望むのなら、国の半分でも与えよう。

 

エステルは答えました。

エステル
エステル
王の御心にかなうのなら、今日私が酒宴を準備しますから、ハマンと共においでください。

王様はこれを聞きいれると、その後、ハマンと共に酒宴にやってきました。

 

王様はぶどう酒を飲みながら、再びエステルに尋ねました。

クセルクセス王
クセルクセス王
何か望みはあるかな?望むのなら、国の半分でも与えよう。

 

エステルも再び答えました。

エステル
エステル
王の御心にかなうのなら、私が酒宴を準備しますから、ハマンと共においでください。

明日、私の願いを申し上げます。

 

この申し出に、自分が選ばれたハマンは大喜び。

しかし、ハマンが帰ろうとすると、いつものごとくモルデカイが王宮の門の所にいます。

 

そして、相変わらず自分に対してひざまずくこともなく、何の反応もしません。

イラつきを抑えながら帰り、ハマンがそのことを妻に話すと、ハマンの妻はこう言いました。

ハマンの妻
ハマンの妻
高い柱を立てて、明日王にモルデカイをそれに吊して処刑するように提案してはどうですの?

そうすれば、いい気分で酒宴に参加できるでしょう。

ハマンはそのアイデアを気に入り、モルデカイを処刑するための柱を立てさせました。

モルデカイ、褒美を受ける

その夜のこと。

王様は眠れなかったので、宮廷の日誌を読み上げさせていました。

 

すると、そこには王を倒そうと企んだ2人の男をモルデカイが知らせることで食い止めたという記録が残っていました。

そう、モルデカイは以前、密かに手柄を立てていたのです。

 

王様は従者たちに尋ねました。

クセルクセス王
クセルクセス王
このモルデカイという男は、ちゃんと褒美を受けたのか?

 

従者たちは答えました。

従者
従者
いいえ、受けていません。

するとそこに、王にモルデカイを処刑する提案をするためにハマンがやって来ました。

 

ちょうど良いと思い、王様はハマンに尋ねまました。

クセルクセス王
クセルクセス王
王が栄誉を与えたいと思う者に、何をすべきだろうか。

 

ハマンは、その者は当然自分のことだろうと思っていたので、こう答えました。

ハマン
ハマン
王の服を与え、頭に王冠を着けた馬を引いてこさせてはどうでしょう。

そして、その栄誉ある姿を都の人々に見せつけるのです。

 

王様は答えました。

クセルクセス王
クセルクセス王
それでは、今お主が言ったことを、王宮の門に座っているモルデカイという男にしてあげなさい。

ハマンはこれに驚き悔しがりましたが、王様の言う通りにするしかありませんでした。

ハマン、処刑される

さて、いよいよ王様とハマンが王妃エステルの酒宴にやってきました。

ぶどう酒を飲みながら、王様はまたしてもエステルに尋ねました。

クセルクセス王
クセルクセス王
何か望みはあるかな?望むのなら、国の半分でも与えよう。

 

エステルは答えました。

エステル
エステル
王様の御心にかなうのなら、私の命と引き換えに私の民族、ユダヤ人の命をお救いください。

ユダヤ人たちは、もうすぐ滅ぼされようとしているのです。

 

王様は驚いて答えました。

クセルクセス王
クセルクセス王
なに!?一体、誰がそんな恐ろしいことを考えているのだ!

 

エステルは答えました。

エステル
エステル
この悪者ハマンでございます!

 

王はこれに激怒すると、ハマンを近くにあった柱に吊して処刑するように命じました。

もちろん、その柱はハマンがモルデカイを吊るそうと立てたあの柱です。

 

ハマンが処刑されると、王様はハマンの家をエステルに与え、

エステルはモルデカイとの関係を、はじめて王様に打ち明けました。

 

そして、エステルが王様に頼み込んだ結果、ユダヤ人を滅ぼすという勅書は取り消され、

逆にユダヤ人は、ユダヤ人の迫害者を滅ぼし持ち物を奪うことができるという内容に変えられたのです。

立場逆転。。

 

そして、最終的には、モルデカイは王様の次に偉い地位(宰相)にまで上げられていきました。

エステル記には、神が登場しない!?

エステル記は、聖書の中でも少し異質な書物と言えます。

なぜなら、全編を通して神や主の名前が一切出てこないからです。

 

エステル記だって、立派な聖書の中の書物。

聖書の中に、神が登場しないお話があっていいんですか!?

という気持ちになるかもしれませんが、まあ落ち着いてください。

 

確かに具体名は出てきませんが、明らかに神様の力はお話のあちらこちらで働かれています!

例えば、

  • エステルが王妃に選ばれた
  • 呼ばれていないエステルが王様の前に出ても、処刑されなかった
  • モルデカイの手柄が、日誌を通して王様に知られた
  • 柱を立てた悪者のハマンが逆に処刑された
  • ユダヤ人たちは滅ぼされずに済んだ
  • モルデカイは宰相の地位にまでつけた

 

どうですか、これらを全て偶然と呼ぶにはあまりにも出来すぎですよね?

このように、神の名は出なくとも、エステルとモルデカイには神様の強い導きがあったのです。

 

また、エステルは3日3晩断食をするようにモルデカイにお願いしています。

ここにも神とかお祈りという言葉は書かれていませんが、これも明らかに神への信仰によるものでしょう。

 

なぜなら、断食というのは人間の強い欲求である食欲を断ち切って、神様に心からお祈りするための習慣だからです。

実際、聖書の中には断食をして神様にお祈りをする人物がたくさん登場します。

 

エステルもモルデカイも神様に必死にお祈りすることで、神様からのお導きを受け取ることができたのです!

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“プリムの祭り”は、エステル記が起源!?

ユダヤ教の祭りの中に、“プリムの祭り”というものがあります。

これは、春の手前に行われるお祭りのことで、エステル記のお話が起源になっています。

 

上記で見たように、エステルとモルデカイによってユダヤ人の危機は救われましたが、これを祝うのがプリムの祭りなのです。

実際、プリムの祭りの日には人々が集まってエステル記を朗読したり、”ハマンの耳”(上記の写真参照)と呼ばれるクッキーを食べたりするんだとか。

ハマンの耳って。。!

 

子供たちは、仮装もできるしお菓子も食べられるので、この日を楽しみにしているみたいですよ!

ちなみに、プリムというのはペルシャ語で“くじ”を意味し、これはハマンがユダヤ人を滅ぼす月を決めるためにくじを投げたことからきています。

まとめ:”エステル記”は貴重な女性主人公のお話!

少々長かったですが、エステルの賢さがよく分かるお話でしたね!

ハマンの妻と比較すると、それがより際立ちます。(失礼)

 

書物の名前になるだけはありますね!

いやー、さすがは僕の嫁!

 

ではまた!

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キートン
月間4万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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