ジーザス、エブリワン!キートンです。
今回は、旧約聖書の書物の1つ“エステル記”をご紹介します。
エステル記に登場するエステルは、
しかも、美女ですよ美女!!(強調)
まあまあ、男性の皆さんそんなに興奮しないで!
ジーザス、エブリワン!
聖書の中には、”ヨシュア記”とか”マタイによる福音書”とか人の名前が付いた書物がたくさんあるよね??👼
でも、女性の名前が付いている書物は、”ルツ記”と”エステル記”の2つしかないんだよ!
時代的に、女性が軽んじられていたからかなーー?https://t.co/GHKoLoj4Iy pic.twitter.com/JlxXmWKEaa
— キートン@クリスチャンブロガー (@keaton1992) April 12, 2020
ちなみに、エステルは僕の嫁最有力候補です。(知らんがな)
この記事では、
- エステル記とは?
- 大まかなストーリー
などについて見ていきまっす!

Contents
“エステル記”とは?

エステル記は、旧約聖書の書物で、
主な内容は、ペルシャの王妃に選ばれたエステルが、
ちなみに、女性の名前が書名に使われているのは、


“エステル記”の主な登場人物
それでは、登場人物のご紹介です。
エステル

このお話の主人公で、容姿も心も美しいモルデカイの養子。
王妃となった彼女の知恵が、このお話の鍵となります。
モルデカイ

もう1人の主役で、エステルの養父。
王妃となったエステルにいくつかの助言をします。
クセルクセス王(アハシュエロス)

ペルシャの王様。
エステルを気に入り、新しい王妃に任命します。
ハマン

このお話の悪者で、クセルクセス王の宰相(国で2番目に偉い)。
自分にひざまずかないモルデカイに腹を立てます。
“エステル記”のストーリー
さて、ストーリーに入っていきましょう!
王妃ワシュティ、クビになる

時はクセルクセス王の時代。
クセルクセス王は、インドからクシュまで127もの州を支配して
ある時、
7日目になり、
しかし、なんと王妃ワシュティはこれを拒否。
これにブチ切れたクセルクセス王は、側近たちと相談した上で、
新しい王妃探し

クセルクセス王の怒りが治まった頃、

そして、王様が気に入られた女性がいれば、その者を新しい王妃にするのです。
王様はこれを受け入れ、そうすることに決めました。
こうして、王様による王妃探しが始まったのです。
エステル、王妃になる

場面は変わり、
そして、モルデカイにはエステルという美しいいとこがいました。
しかし、エステルは両親を亡くしていたため、

さて、その頃王様の命令で、
そして、エステルも王妃を決めるこの美人コンテストに参加することにしたのです。
ただし、
なぜなら、当時のユダヤ人は迫害にあっていたからです。
王宮にやってきたエステルはその美しさから、
そして、エステルは1年間の美容を施された後、
すると、王様もエステルのことを気に入り、
そして、王様はエステルに王妃の冠をかぶせると、
王妃エステルの誕生です。
悪者ハマン登場

さて、クセルクセス王の周りには、王様の次に偉い地位にいるハマンという男がいました。
そのため、ハマンが王宮の門を通ると、
しかし、1人だけハマンが通ってもひざまずかない人物がいました
そう、モルデカイです。
モルデカイは、エステルの様子が気になり、
周りの役人たちが注意をしても態度を改めないモルデカイに、
そして、モルデカイがユダヤ人だと知ったハマンは、
そして、ハマンは王様に言いました。

どうか彼らを滅ぼすための勅書(王様の命令が書かれた文書)を作らせてください。
王様は答えました。

こうして、王の書記官が集められ、
その内容は、老若男女を問わず、ユダヤ人は1人残らず殺されて持
当然、それにはモルデカイが住むスサの町も含まれていたのです。
モルデカイの忠告

これを聞いた王妃エステルは驚き、
すると、モルデカイはハタクに事情を話すと、
エステルは、ハタクを通して返事をしました。

ただし、王が金の笏(しゃく)を差し伸べた場合だけ、死を逃れられます。
私はもう30日もの間、王には呼ばれていません。
モルデカイはさらに返事をしました。

もしあなたが何もしなければ、あなた自身も父の家(つまりユダヤ民族)も滅ぼされてしまうだろう。
こういう時のために、あなたは王妃になったのではないか。
エステルもさらに返事を出しました。

私と女官たちも同じように断食をします。
私は死ぬ覚悟を持って、王のもとに参ろうと思います。
モルデカイは立ち去って、エステルの言う通りにしました。
ハマンの策略

3日後、エステルは王妃の衣装をまとうと、
王様はエステルを見つけると、

エステルは答えました。

王様はこれを聞きいれると、その後、
王様はぶどう酒を飲みながら、再びエステルに尋ねました。

エステルも再び答えました。

明日、私の願いを申し上げます。
この申し出に、自分が選ばれたハマンは大喜び。
しかし、ハマンが帰ろうとすると、いつものごとくモルデカイが王宮の門の所にいます。
そして、相変わらず自分に対してひざまずくこともなく、何の反応もしません。
イラつきを抑えながら帰り、ハマンがそのことを妻に話すと、ハマンの妻はこう言いました。

そうすれば、いい気分で酒宴に参加できるでしょう。
ハマンはそのアイデアを気に入り、モルデカイを処刑するための柱を立てさせました。
モルデカイ、褒美を受ける

その夜のこと。
王様は眠れなかったので、宮廷の日誌を読み上げさせていました。
すると、そこには王を倒そうと企んだ2人の男をモルデカイが知ら
そう、モルデカイは以前、密かに手柄を立てていたのです。
王様は従者たちに尋ねました。

従者たちは答えました。

するとそこに、王にモルデカイを処刑する提案をするためにハマンがやって来ました。
ちょうど良いと思い、王様はハマンに尋ねまました。

ハマンは、その者は当然自分のことだろうと思っていたので、

そして、その栄誉ある姿を都の人々に見せつけるのです。
王様は答えました。

ハマンはこれに驚き悔しがりましたが、
ハマン、処刑される

さて、
ぶどう酒を飲みながら、王様はまたしてもエステルに尋ねました。

エステルは答えました。

ユダヤ人たちは、もうすぐ滅ぼされようとしているのです。
王様は驚いて答えました。

エステルは答えました。

王はこれに激怒すると、
もちろん、その柱はハマンがモルデカイを吊るそうと立てたあの柱です。
ハマンが処刑されると、王様はハマンの家をエステルに与え、
そして、エステルが王様に頼み込んだ結果、
逆にユダヤ人は、ユダヤ人の迫害者を滅ぼし持ち物を奪うことができるという内容に変えられたのです。

そして、最終的には、モルデカイは王様の次に偉い地位(宰相)
エステル記には、神が登場しない!?

エステル記は、聖書の中でも少し異質な書物と言えます。
なぜなら、全編を通して神や主の名前が一切出てこないからです。
エステル記だって、立派な聖書の中の書物。

という気持ちになるかもしれませんが、まあ落ち着いてください。
確かに具体名は出てきませんが、
例えば、
- エステルが王妃に選ばれた
- 呼ばれていないエステルが王様の前に出ても、処刑されなかった
- モルデカイの手柄が、日誌を通して王様に知られた
- 柱を立てた悪者のハマンが逆に処刑された
- ユダヤ人たちは滅ぼされずに済んだ
- モルデカイは宰相の地位にまでつけた
どうですか、
このように、神の名は出なくとも、
また、エステルは3日3晩断食をするようにモルデカイにお願いし
ここにも神とかお祈りという言葉は書かれていませんが、
なぜなら、
実際、聖書の中には断食をして神様にお祈りをする人物がたくさん登場します。
エステルもモルデカイも神様に必死にお祈りすることで、

“プリムの祭り”は、エステル記が起源!?

ユダヤ教の祭りの中に、“プリムの祭り”というものがあります。
これは、春の手前に行われるお祭りのことで、
上記で見たように、
実際、

子供たちは、仮装もできるしお菓子も食べられるので、
ちなみに、プリムというのはペルシャ語で“くじ”を意味し、これはハマンがユダヤ人を滅ぼす月を決めるためにくじを投げたことからきています。
まとめ:”エステル記”は貴重な女性主人公のお話!

少々長かったですが、エステルの賢さがよく分かるお話でしたね!
ハマンの妻と比較すると、それがより際立ちます。(失礼)
書物の名前になるだけはありますね!
いやー、さすがは僕の嫁!
ではまた!
