ジーザス、エブリワン!キートンです。
その生涯などについて詳しく知りたいなあ。。
こういった疑問にお答えします。
イエス・キリストの弟子たちは、元々社会的地位が低い人ばかり。
人間的にも、決して立派な人たちではありませんでした。
しかし、その中でも、人々から大変軽蔑されていた人物がいます。
その名も、“マタイ”。
彼は、周りの人々から、
と思われるくらい嫌われていたのです。(ガチです)
では、そんな彼がなぜイエスの弟子になったのでしょうか?
この記事では、クリスチャンの僕が、
- マタイとは?
- マタイの生涯
などを見ていきましょう!
目次
聖マタイとは?
マタイは、イエスの12弟子の1人であり、
新約聖書の“マタイによる福音書”を書いたとされている人物です。
“ルカによる福音書”では、”レビ”という名前で登場します。
「また途中で、アルパヨの子レビが収税所にすわっているのをごらんになって、「わたしに従ってきなさい」と言われた。すると彼は立ちあがって、イエスに従った。」
(マルコによる福音書2章14節)
元々は、人々から税を巻き上げる徴税人でしたが、イエスからスカウトされて従うことに。
他の12弟子については、【完全版】イエスの12使徒(弟子)って誰がいるの?超個性派集団!?をどうぞ
マタイの生涯
では、数少ない聖書の描写からマタイの生涯を追ってみましょう!
マタイ、イエスの弟子になる
「さてイエスはそこから進んで行かれ、マタイという人が収税所にすわっているのを見て、「わたしに従ってきなさい」と言われた。すると彼は立ちあがって、イエスに従った。」
(マタイによる福音書9章9節)
ある日、マタイが徴税人として、税収所に座っていたときのこと。
イエスがマタイのところに来られて、言われました。
すると、マタイは職業もお金も家も全て捨ててイエスに従いました。
こうして、マタイは徴税人から足を洗ったのです。
ファリサイ派VSイエス
「イエスはこれを聞いて言われた、「丈夫な人には医者はいらない。いるのは病人である。 13『わたしが好むのは、あわれみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、学んできなさい。わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招くためである」。」
(マタイによる福音書9章12、13節)
その後、マタイは嬉しさのあまり、イエスを自宅に招き盛大な宴会を開きました。
そして、そこにはマタイの徴税人仲間などもたくさん加わっていました。
彼らもイエスに従っていたのです。
しかし、この様子を見ていたファリサイ派や律法学者の人たちは、イエスの弟子たちに言いました。
これに対して、イエスはお答えになりました。
私は正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるために来たのです。
(名言。。)
イエスの昇天後
イエスが十字架による復活の後に昇天されてからは、聖書にマタイの記述はほとんどありません。
ただ、他の弟子たちと同じくキリストの教えを多くの人々に伝えたのは確かです。
そして、その後、エチオピア、あるいはペルシアのヘリオポリスにて※殉教(じゅんきょう)したと言われています。
※殉教➡神様への信仰によって死ぬこと。
徴税人マタイは人々の嫌われ者だった!?
マタイは元々徴税人でしたが、これがどのような職業だったか知っていますか?
徴税人というのは、ローマのために税金を徴収するのが仕事。
当時のユダヤの人々はローマに支配されており、そのローマのために税を巻き上げる徴税人はユダヤ人からすれば裏切者でしかありません。
だって、徴税人も同じユダヤ人ですからね。
しかも、徴税人は自分の儲けのために多めに税を集めたりしていたため、
人々から蛇蝎(だかつ)のごとく嫌われていました。
だからこそ、そんな人物と一緒に食事をするイエスたちをファリサイ派や律法学者たちは批判したのです。
「パリサイ人たちはこれを見て、弟子たちに言った、「なぜ、あなたがたの先生は、取税人や罪人などと食事を共にするのか」。」
(マタイによる福音書9章11節)
しかし、イエスは言われました。
「丈夫な人には医者はいらない。いるのは病人である。 13『わたしが好むのは、あわれみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、学んできなさい。わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招くためである」。
(マタイによる福音書9章12、13節)
実際、イエスの弟子たちを見ても、彼らは身分が高いわけでも教養があるわけでもありませんでした。
イエスは、不完全な罪人をあえて選ばれたのです!
これは、自分は罪人だから救われないと思っていたマタイにとっては、とてつもない喜びでした。
宴会を開いたことからも、その喜びようがよく分かりますね。
こうして、マタイは罪深い取税人の生き方を捨て、
イエスの弟子として全く新しく生まれ変わったのです!
マタイは熱心党のシモンと仲が悪かった!?
マタイと同じく12弟子の1人に、熱心党のシモンという人物がいます。
そして、マタイはこの熱心党のシモンと仲が悪かったと言われています。
なぜなら、熱心党というのはローマからの独立を目指すグループのことだからです。
いわば、過激な反ローマ主義者といった感じですね。
一方で、マタイはローマのために税を集める徴税人であり、どちらかというと親ローマの考え方を持っている人物。
ローマに対するスタンスが真逆なのです。
実際、2人は衝突することも何度かあったようです。
ただし、イエスが十字架に架かられてからは落ち着いて、和解したようですよ。
熱心党のシモンについては、【12弟子】”熱心党のシモン”ってどんな人?過激な反ローマ主義者!?をどうぞ
まとめ:マタイは徴税人から生まれ変わった12使徒!
マタイは、確かに元は嫌われ者の取税人で、罪人でした。
しかし、彼は素直な心を持っていて、イエスの呼びかけに自分の物を全て捨てて従いました。
その結果、イエスの弟子になることができ、今や様々な宗派で聖人と呼ばれるほどの存在になったのです。
これって、すごい人生の転換ですよね。
いやー、
僕も取税人になろうかな。(そこからか)
キートンでした。
☟参考文献