聖書人物シリーズ

【聖書】聖バルトロマイとは?皮はぎの刑で処刑された12使徒?

ジーザス、エブリワン!キートンです。

イエスの弟子の1人であるバルトロマイってどんな人?

その生涯についても詳しく教えてー!

こういった疑問にお答えします。

 

今回は、イエス12弟子の1人であるバルトロマイ(ナタナエル)をご紹介したいと思います。

弟子たちの中ではあまり目立たない存在ですが、彼は初対面にしてイエスに褒められたほどの逸材。

 

どんな人だったのか気になりませんか??

。。。え、別に気にならないって?

 

。。。

。。。まあ、そんなことは関係ありません!(強引)

 

この記事では、クリスチャンの僕が、

  • バルトロマイとは?
  • バルトロマイの生涯

などについてご紹介していきましょう!

バルトロマイとは?

バルトロマイはイエスの12弟子の1人で、”ヨハネによる福音書”ではナタナエルという名前で登場します。

同じく12弟子で友人のフィリポに、イエスを紹介されて弟子になりました。

 

聖書での登場回数は、それほど多くありません。

キートン
キートン
カトリック正教会では聖人扱いされています!

 

12弟子については、【完全版】イエスの12使徒(弟子)って誰がいるの?超個性派集団!?をどうぞ

バルトロマイの生涯

聖書の記述が少ないので、伝承も交えながらその生涯を見ていきたいと思います。

バルトロマイ、イエスの弟子になる

「イエスはナタナエルが自分の方に来るのを見て、彼について言われた、「見よ、あの人こそ、ほんとうのイスラエル人である。その心には偽りがない」。」

(ヨハネによる福音書1章47節)

ある日、バルトロマイは既にイエスと出会っていたフィリポの紹介で、イエスのところに連れてこられました。

その時に、フィリポは言いました。

フィリポ
フィリポ
私はモーセの律法に記され、預言者たちも書いている方に出会ったのだ!

その方こそ、ナザレ出身のイエスだ。

しかし、聖書に預言されている救世主が、本当にナザレのような無名なド田舎から生まれたのか、バルトロマイは半信半疑です。

旧約聖書の時代から、救世主(メシア)が現れることが何度も預言されており、

当時の人々はその存在が現れるのを待ち望んでいました。

「それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。」

(イザヤ書7章14節)

 

しかも、ナザレを含むガリラヤ地方は当時、ユダヤ人たちには軽んじられていました。

イエスは、やって来たバルトロマイをご覧になると言われました。

イエス
イエス
見なさい、まことのイスラエル人だ。

この人には偽りがない。

なんとバルトロマイは出会ったばかりのイエスにいきなり褒められたのです。

 

バルトロマイは驚いて答えました。

バルトロマイ
バルトロマイ
どうして私をご存じなのですか?

イエスはお答えになりました。

イエス
イエス
あなたがフィリポから話しかけられる前に、イチジクの木の下であなたを見たからだ。

当時のイスラエルでは、イチジクの木の下は神様に祈る絶好の場所でした。

バルトロマイも、イチジクの木の下で、神様を求めて熱心に祈っていたのでしょう。

 

イエスは、そんなバルトロマイの誠実な姿を見ていてくださっていたのです。

バルトロマイは答えました。

バルトロマイ
バルトロマイ
先生、あなたは神の子です。イスラエルの王です。

イエスはお答えになりました。

イエス
イエス
私があなたを見たと言ったから信じるのか。

もっと偉大なことをあなたは見ることになる。

天が開け、神の天使たちが私の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになるだろう。

 

イエスって何者やねん!という方は、【完全版】イエス・キリストとはどんな人物?その生涯をまとめてみた【5分で分かる】をどうぞ

イエスの昇天後

ここからは、聖書には書かれていない伝承になります。

イエスの昇天後、バルトロマイは同じく弟子のフィリポと共にフリギアという地で宣教をし始めます。

 

ところが、町の支配者の怒りを買って磔(はりつけ)の刑に処されてしまいます。

しかし、そこで不思議なことが起きます。

 

なんと刑の執行中に地震が起き、

バルトロマイは結果的に釈放されることになったのです。(フィリポは釈放を拒んでそのまま刑死)

神の守りだにゃ~。

 

そして、バルトロマイは1人でアルメニアに宣教に行きますが、そこで他宗教の指導者の反感を買い処刑されてしまいました。

そのため、アルメニアの地ではバルトロマイは特に尊敬されています。

バルトロマイは、”皮はぎの刑”で処刑された!?

バルトロマイは12弟子の1人だけあって、絵画として描かれることがあります。

しかし、その絵画は自分の皮やナイフを持っているというグロテスクなものが多いです。

 

なぜなら、バルトロマイは宣教中に皮はぎの刑によって殉教したと言われているから。

皮はぎの刑とは、全身の皮を刃物などではぎ取るという残酷な処刑法のことで、長時間苦しんだあげく死に至ります。

 

☟皮をはがされたバルトロマイの像

えぐすぎる。。!

 

例えば、システィーナ礼拝堂にあるミケランジェロの作品「最後の審判」では、

バルトロマイは自分の皮を手に持っています。(上記画像参照)

 

彼の他の絵もむごいものが多いので、閲覧する場合は皆さんご注意を。。

聖書時代の残酷な処刑方法については、【閲覧注意】聖書時代の残酷な処刑(死刑)の方法トップ5をご紹介します!をどうぞ

まとめ:バルトロマイはイエスに称賛された人物!

バルトロマイは確かに目立たない存在ですが、イエスに称賛されたというのは特筆すべきことですよね!

弟子たちって、基本的にイエスに叱られてばかりですからね。。

 

バルトロマイは、イエスに褒められて、最期は皮をはぎ取られたということだけでも押さえておけば大丈夫です!

。。。何だろうこのアメとムチ感。

 

ではまた!

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月間15万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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