ジーザス、エブリワン!キートンです。
皆さんは、聖書という書物を知っていますか?
いえいえ、そんなことはありません!
聖書の中には、
などのたくさんの魅力的なお話が書かれているのです。
クリスチャンでない方が読んでも楽しめるお話が、聖書にはたくさんありますよ!
というわけで今回は、クリスチャン歴28年の僕が聖書に書かれている有名なお話をまとめていきたいと思います。
もちろん、完全に全てを網羅することはできませんが、大体のお話は押さえているはずです!
聖書にいいイメージを持っていない方も、この記事を読めば、
ってなること間違いなし!
さて、皆さんはいくつ知っているでしょうか?
聖書については、【最強の書物】キリスト教の”聖書”とは?未だに売れ続ける永遠のベストセラー!?をどうぞ
目次
【完全版】聖書の有名なお話をクリスチャンがまとめてみた
それでは、聖書物語の旅に出かけましょう!
分かりやすく、あいうえお順にご紹介していきますよー!
アダムとエバ
「女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。」
(創世記3章6節)
旧約聖書の”創世記”に書かれた、初めての人類について書かれたお話。
簡単に言うと、初の人類であるアダムとエバがヘビに誘惑されて、
神様の言いつけというのは、他のどんな実も食べていいけど、“善悪を知る木の実”だけは食べちゃいけないというもの。
これが人類初めての罪であり、
また、
- 男は働かなくては食べていけない
- 女は苦しんで子供を産まなくてはいけない
- 人はいずれ必ず死ぬ
などの運命が与えられたのもこのときです。
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エサウとヤコブ
旧約聖書の”創世記”に書かれた、正反対な兄弟による世紀の大ゲンカが描かれているお話。
ある日、兄のエサウはたった一杯の煮物と交換で長子の権利を弟のヤコブに与えてしまいます。
「ヤコブはまた言った、「まずわたしに誓いなさい」。彼は誓って長子の特権をヤコブに売った。 34そこでヤコブはパンとレンズ豆のあつものとをエサウに与えたので、彼は飲み食いして、立ち去った。このようにしてエサウは長子の特権を軽んじた。」
(創世記25章33、34節)
当時、長子の権利というのは、
◎長子の特権
- 兄弟たちの主人的な立ち位置にいられる
- 遺産の相続を2人
分もらえる - 家族を祝福できる権利がある
といった特権がある大切なもの。
その後、弟のヤコブは長子の権利を活かしてまんまと父親のイサクから祝福を受け取り、遠くへ逃げてしまいました。
軽率に長子の権利をあげてしまったエサウにも問題があるかと思いますが、このことを知ったエサウは激怒。
大きな兄弟ゲンカに発展してしまいますが、しばらく後に2人は感動の再会を
ラストはぐっときますよ〜!
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エステル記
旧約聖書の”エステル記”に書かれた、美女エステルがその知恵でユダヤ人たちの命を救うお話。
あるとき、エステルはその美しさから王様に気に入られ、新しい王妃になります。
「王はすべての婦人にまさってエステルを愛したので、彼女はすべての処女にまさって王の前に恵みといつくしみとを得た。王はついに王妃の冠を彼女の頭にいただかせ、ワシテに代って王妃とした。」
(エステル記2章17節)
しかし、ある時、宰相ハマンによって“ユダヤ人を絶滅させる”という恐ろしい内容の勅書が出されることに。
何を隠そうエステルもユダヤ人であり、エステルの養父モルデカイが住む町も絶滅の対象に含まれていました。
これは放っておけないということで、エステルはモルデカイと協力しながらユダヤ人たちを救うことを決意します。
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エルサレム入城
新約聖書の”マタイによる福音書”などに書かれたイエスキリストがロバでエルサレムに入場されるというお話。
「イエスがエルサレムにはいって行かれたとき、町中がこぞって騒ぎ立ち、「これは、いったい、どなただろう」と言った。 11そこで群衆は、「この人はガリラヤのナザレから出た預言者イエスである」と言った。」
(マタイによる福音書21章10、11節)
まあ、お話というほどの長さはないですが。。
これはイエスキリストが復活されたイースターの1週間前の出来事であり、各宗派でお祝いされます。
ここから”受難週”が始まり、最後の晩餐、十字架刑と重要な出来事が次々と起こっていくのです。
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カインとアベル
旧約聖書の”創世記”に書かれた、人類初の兄弟カインとアベルのお話。
カインとアベルは、アダムとエバの間に生まれた子供です。
ある日、兄のカインと弟のアベルは神様に捧げものを捧げました。
しかし、弟アベルの捧げ物は受け入れられましたが、兄カインの捧げ物は神様に受け入れてもらえませんでした。
そして、このことに腹を立てたカ
「カインは弟アベルに言った、「さあ、野原へ行こう」。彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。」
(創世記4章8節)
これは、人類初の殺人ですね。
その後、神の前に悔い改めたカインは、
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ゲッセマネの祈り
新約聖書の”マタイによる福音書”などに書かれた、イエスキリストが処刑される前日にされたお祈りのことです。
別名”オリーブ山の祈り”とも呼ばれます。
イエスキリストは最後の晩餐の後、ペテロ、ヤコブ、ヨハネを連れて天の父にお祈りを捧げに行かれました。
「さて、一同はゲツセマネという所にきた。そしてイエスは弟子たちに言われた、「わたしが祈っている間、ここにすわっていなさい」。」
(マルコによる福音書14章32節)
その祈りには、イエスキリストの処刑前の苦しみが表れていますが、最終的には神様の御心通りになるようにと祈ります。
そして、このお祈りの後に、裏切者のユダたちがイエスを捕まえにやって来るのです。
イエスの人としての弱さが垣間見える貴重なシーンですね。
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最後の晩餐(ばんさん)
新約聖書の”マタイによる福音書”などに書かれた、イエス・キリストと12弟子の最後のディナーを描いたお話。
クリスチャンでない人にも知られている、超有名な場面です。
時系列でいうと、イエスが十字架で処刑される前日にあたります。
「弟子たちはイエスが命じられたとおりにして、過越の用意をした。 20夕方になって、イエスは十二弟子と一緒に食事の席につかれた。」
(マタイによる福音書26章19、20節)
そして、最後の晩餐は単なる夕食ではなく、この食事中に、
◎最後の晩餐でのイエス・キリストの予告
- イスカリオテのユダの裏切りを予告
- 弟子たちが自分の処刑の際に、バラバラに散って逃げてしまうことを予告
- 弟子のペトロが、鶏が鳴く前に3度自分のことを知らないと言う
と予告
といったイエスキリストによるいくつかの予告がなされます。
どれも悲しすぎる予告ですよね。
そして、これらの予告は全て実現していくこととなります。
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サムソンとデリラ
旧約聖書の”ヨシュア記”に書かれた、怪力の士師サムソンと女性デリラのお話。
かつてサムソンは、そのパワーで敵のペリシテ人たちを圧倒していました。
しかし、デリラという女性に惚れてしまい、ペリシテ人たちはこれを上手く利用。
サムソンは、デリラに自分の怪力の秘密を話してしまいます。
その結果、サムソンは力を失いますが、最後はペリシテ人たちに一矢報いて命を落としました。
ドラマチックな内容なので、様々な芸術作品などのモチーフになっています!
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ジェリコの壁
旧約聖書の”ヨシュア記”に書かれた、ジェリコの城壁に関するお話。
イスラエルの指導者であるヨシュアは、ジェリコという町を攻略しようと考えていましたが、そこは固い城壁で閉ざされていました。
「さてエリコは、イスラエルの人々のゆえに、かたく閉ざして、出入りするものがなかった。」
(ヨシュア記6章1節)
しかし、神様に毎日ジェリコの壁の周りを回ることを指示されたヨシュアはその通りにしました。
するとどうでしょう。
7日目にヨシュアたちがジェリコの壁の周りを7周して角笛を吹き鳴らすと、
なんとあの頑丈なジェリコの城壁がガラガラと崩れ落ちてしまったのです。
「そこで民は呼ばわり、祭司たちはラッパを吹き鳴らした。民はラッパの音を聞くと同時に、みな大声をあげて呼ばわったので、石がきはくずれ落ちた。そこで民はみな、すぐに上って町にはいり、町を攻め取った。」
(ヨシュア記6章20節)
こうして、ヨシュアはジェリコの町を次々と征服していきました。
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受胎告知
新約聖書の”ルカによる福音書”に書かれた、
天使のガブリエルがマリアの前に現れ、イエス・
「すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。 31見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。 32彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。」
(ルカによる福音書1章30~32節)
最初こそ戸惑ったマリアでしたが、すぐにこれを受け入れました。
非常に有名な出来事ですね。
こうして、この告知の後、ヨセフとマリアの間にイエスがお生まれになりました。
ちなみに、”マタイによる福音書”では、マリアではなく夫のヨセフが天使から受胎告知を受けています。
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ソドムとゴモラ
旧約聖書の”創世記”に書かれた、悪がはびこっていたため神様から滅ぼされた町のお話。
そのため、ソドムとゴモラは悪や腐敗などの代名詞としても使われます。
ソドムには神様を信じる正しい人はおらず、性的にも乱れまくっていました。
そのため、神様はこの町を硫黄と火を天から降り注ぐことによって滅ぼしてしまったのです。
「主は硫黄と火とを主の所すなわち天からソドムとゴモラの上に降らせて、 25これらの町と、すべての低地と、その町々のすべての住民と、その地にはえている物を、ことごとく滅ぼされた。」
(創世記19章24、25節)
しかし、信仰の父”アブラハム”の甥(おい)である、ロトとその家族だけは神の御使いによって助けられました。
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ダビデとゴリアテ
「49ダビデは手を袋に入れて、その中から一つの石を取り、石投げで投げて、ペリシテびとの額を撃ったので、石はその額に突き入り、うつむきに地に倒れた。 50こうしてダビデは石投げと石をもってペリシテびとに勝ち、ペリシテびとを撃って、これを殺した。」
(サムエル記上17章49、50節)
旧約聖書の”サムエル記・上”に書かれている、少年ダビデが巨人ゴリアテを石だけでぶっ倒すというお話。
非常にシンプルかつ、少年漫画的なワクワク感もあるため、人気のあるエピソードですね!
聖書を読んだことがない人にも、知られています。
ちなみに、スポーツなどでよく使われる”ジャイアント・キリング”という言葉は、このお話が由来となっていますね。
詳しくは、【聖書物語】”ダビデとゴリアテ”のお話を分かりやすくまとめてみたをどうぞ
天地創造
旧約聖書の”創世記”に書かれている、聖書の1番最初に書かれているお話。
特に出だしの、「初めに神が天と地を創造された。」という箇所はかなり有名ですね!
そう、この世界は神様によって造られたのです。
「1こうして天と地と、その万象とが完成した。 2神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。」
(創世記2章1、2節)
具体的な手順は以下の通りです。
◎天地創造での神のお仕事
- 1日目 光を造った。昼と夜を分けた。
- 2日目 空(天)を造った。
- 3日目 地上と海を造った。地上に植物を生やした。
- 4日目 太陽と月と星を造った。
- 5日目 海と空の生物(魚や鳥など)を造った。
- 6日目 地上の生物(獣や人など)を造った
- 7日目 自分の仕事に満足して、休んだ。
初の人類アダムとエバが造られたのも、この天地創造の6日目です!
ちなみに、キリスト教において毎週日曜日が安息日で休みになっているのも、この天地創造が由来となっています。
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ノアの方舟(はこぶね)
旧約聖書の”創世記”に書かれた、神様による大洪水を描いたお話。
これは、
「主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、 7「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。」
(創世記6章6、7節)
しかし、
その人物が、ノアです。
その結果、ノアの家族と一部の動物たちだけは、
クリスチャンでなくても知られている、非常に有名なお話ですね!
ちなみに、神様が洪水の後、もう2度と洪水を起こさないというしるしに空に架けたのが“虹”です。
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バベルの塔
旧約聖書の”創世記”に書かれた、天まで届く高い塔を作ろうとした人々のお話。
しかし、こんなことを考えるのは傲慢の極み。
これによって神の怒りに触れた結果、
「時に主は下って、人の子たちの建てる町と塔とを見て、 6言われた、「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめ得ないであろう。 7さあ、われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を乱し、互に言葉が通じないようにしよう」。」
(創世記11章5~7節)
その結果、彼らはコミュニケーションが取れなくなり、塔の建設は中止されてしまいました。
現在、世界で様々な言語に分かれているのは、
ちなみに、このようなお話のことを”原因譚(げんいんたん)”なんて言ったりします。
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ヨセフ物語
旧約聖書の”創世記”に書かれた、12人兄弟の11番目であるヨセフの大出世物語です。
ヨセフは、
- 兄たちに奴隷として売られる
- 主人の奥さんにはめられて牢屋にぶち込まれる
など、様々な困難にぶつかりながらも決してくじけず、神様の力によってどんどん成功していきます。
「主がヨセフと共におられたので、彼は幸運な者となり、その主人エジプトびとの家におった。 3その主人は主が彼とともにおられることと、主が彼の手のすることをすべて栄えさせられるのを見た。」
(創世記39章2、3節)
そして、最終的には、王様の次に偉い宰相(さいしょう)の位まで上り詰めることに。
自分を売り飛ばした兄たちとの再会ストーリーも感動的ですよ〜!
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ヨナ書
旧約聖書の”ヨナ書”に書かれた、預言者ヨナによるコメディ風物語。
聖書でくすっとしたいなら、このヨナ書を読むのがオススメです!
- 神様の命令から逃げ出す
- 神様にキレまくる
など人間臭いエピソードには事欠かないヨナさんですが、後半では、魚にも飲み込まれてしまいます。
「主は大いなる魚を備えて、ヨナをのませられた。ヨナは三日三夜その魚の腹の中にいた。」
(ヨナ書1章17節)
神様からの言葉を伝える預言者ですが、必ずしも立派な人だけとは限らないのです。
インパクトがあり、子供ウケも抜群ですね!
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ヨブ記
旧約聖書の”ヨブ記”に書かれた、
ヨブさんが悪魔の試みによって次々ととんでもない悲劇に襲われまくるというお
ヨブは元々神の前に正しく、お金や家畜にも恵まれていましたが、ある日次々と悪魔の災いに襲われます。
「主はサタンに言われた、「見よ、彼のすべての所有物をあなたの手にまかせる。ただ彼の身に手をつけてはならない」。サタンは主の前から出て行った。」
(ヨブ記1章12節)
例えば、
- 牛とロバをシェバ人に切り殺される
- 羊と羊飼いが神の火によって焼き殺される
- ラクダがカルデア人に切り殺される
- 大風によって家が倒れ、7人の息子と3人の娘が死ぬ
- ひどい皮膚病に襲われる
という具合に。
さすがのヨブさんも、後半はグチを言ったり、
最終的には、
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ルツ記
旧約聖書の”ルツ記”に書かれた、モアブ人女性のルツとその姑(しゅうとめ)ナオミの絆を描いたお話。
旧約聖書でも最も短い書物ですが、その中身は濃密。
聖書の中でも珍しい心温まる感動ストーリーです。
そのため、隠れファンも多いですね。
「ナオミはルツが自分と一緒に行こうと、固く決心しているのを見たので、そのうえ言うことをやめた。 19そしてふたりは旅をつづけて、ついにベツレヘムに着いた。」
(ルツ記1章18、19節)
本当にいい人しか出てこないので、聖書を読むのに疲れたらリラックスがてらどうぞ!
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まとめ:聖書には面白い物語がいっぱい!
◎聖書の主な物語まとめ
- アダムとエバ
- エサウとヤコブ
- エステル記
- エルサレム入城
- カインとアベル
- ゲッセマネの祈り
- 最後の晩餐(ばんさん)
- サムソンとデリラ
- ジェリコの壁
- 受胎告知
- ソドムとゴモラ
- ダビデとゴリアテ
- 天地創造
- ノアの方舟(はこぶね)
- バベルの塔
- ヨセフ物語
- ヨナ書
- ヨブ記
- ルツ記
いかがでしたか?
聖書って、固い内容や教えばかり書かれていると思われがちなんですが、実際はこんなに面白いお話がたくさんあるんです!
興味を持った方は、ぜひ実際に聖書を読んでみてくださいね。
ところで、皆さんはいくつ知っているお話がありましたか?
3つ以上知っていた方は、まあ合格としましょう。
しかし、それ以下だった方。
今すぐ聖書を買いなさい。(命令)
ではまた!