ジーザス、エブリワン!クリスチャンブロガーのキートンです。

何が面白いのか具体的に知りたいなあ。。
こういった疑問にお答えします。
あなたは聖書というと、どんなイメージをお持ちでしょうか?



など、ネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。
聖書を食わず嫌いして、読まずにいるのはもったいないです。
聖書は世界で最も読まれている本であり、その発行部数は3880億部にも及ぶ通称”永遠のベストセラー”。
実際に開いてみると、そこには映画や漫画のような迫力ある物語や、心に刺さる名言の数々があります。
聖書には読んでみないとわからない、面白さがあるのです。
あなたも聖書を読む前に「どうせつまらない」と決めつけていないでしょうか?
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が聖書の面白さについて徹底解説します。

目次
聖書の面白いところ6選!クリスチャンが徹底解説してみた

それでは早速、聖書の面白いところを6つご紹介したいと思います。
- 映画を超える壮大なストーリー
- 真理の謎解き
- リアルな人間の歴史書
- 世界の芸術や文化のモチーフ
- 国際情勢の理解が深まる
- 名言や格言の宝庫

①映画を超える壮大なストーリー
聖書の面白いところ1つ目は、映画を超える壮大なストーリーです。
聖書は「世界の始まり」から「世界の終わり」までを一つのストーリーとして描いている壮大な書物です。
具体的に言うと、神が6日間でこの世界をお造りになる“天地創造”から始まり、
神が人類を裁いて新しい天と地(新天新地)を造られるところまでが描かれています。
実際に聖書箇所を引用してみますね。
👇️世界の始まり
「はじめに神は天と地とを創造された。 2地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。 3神は「光あれ」と言われた。すると光があった。 4神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。 5神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。」
(創世記1:1-5)
👇️世界の終わり
「わたしはまた、新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった。 2また、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た。」
(ヨハネの黙示録21:1,2)
また、世界の始まりから終わりまでだけでなく、人類の始まりから終わりについても書かれています。
そのため、聖書を読むと、
- 人類がどのように始まったのか
- どのように罪を犯し、苦しみや死を味わうようになったのか
- 人間の生きる意味は何か
- 人間は死後にどうなるのか
などについてもすべて知ることができます。
世の中には様々な超大作の映画がありますが、これほど壮大なスケールを描いたものは中々ないでしょう。
しかも、聖書はただ壮大なだけでなく、読み物として面白いお話もたくさんあります。
例えば、
- 人間の誕生や苦しみのルーツが分かる“アダムとイブ”
- 神が人類を滅ぼそうとして大洪水を起こす“ノアの方舟”
- 預言者モーセが民を率いて海を割る“出エジプト”
- 小さな少年が巨人兵士に立ち向かう“ダビデとゴリアテ”
などなど。
「聖書は堅くてつまらない」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、こうして見るとどれも面白そうじゃないですか?
なので、宗教書だと思って身構えずに、まずは小説のように聖書を読んでみると面白いと思います。

✅️聖書のお話については、【完全版】聖書の有名なお話をクリスチャンがまとめてみたをどうぞ
②真理の謎解き
聖書の面白いところ2つ目は、真理の謎解きです。
聖書は難しいというイメージがあるかもしれませんが、実際に聖書には一見すると、

と思うような箇所がいくつも出てきます。
例えば、聖書には、以下のような表現がありますね。
「しかし、多くの先の者はあとになり、あとの者は先になるであろう。」
(マタイによる福音書19:30)
「持っている人は更に与えられ、持っていない人は、持っていると思っているものまでも、取り上げられるであろう」
(ルカによる福音書 8:18)
「この獣の頭には、十の角があったが、そのほかに一つの角が出てきたので、この角のために、三つの角が抜け落ちた。この角には目があり、また大きな事を語る口があって、その形は、その同類のものよりも大きく見えた。」
(ダニエル書7:20)
恐らく今、あなたの頭にたくさんのクエスチョンマークが浮かんだと思います。
まあ文脈も分からないので、むしろ一発で理解できるほうがおかしいですが。
ただ、これが聖書の面白さ、奥深さでもあります。
最初は意味が分からなくても、聖書の他の箇所を読んでいくと段々と理解が深まっていく。
そういう「パズル」や「謎解き」のような面白さが、聖書にはあるのです。
もちろん、自分勝手な解釈でなく、聖書をじっくり読んで慎重に解釈しなくてはいけませんが。

③リアルな人間の歴史書
聖書の面白いところ3つ目は、リアルな人間の歴史書であるところです。
聖書というと名前からして、清く正しい人たちの成功物語が詰まっている本をイメージするかもしれません。
しかし、聖書には美しい話だけでなく、人間の弱さや失敗、裏切りや罪の記録なども赤裸々に描かれています。
いや、むしろそういう話のほうが多いかもしれません。
なぜなら、聖書は人間の偉大さを強調している本ではなく、ありのままの人間の姿を描いている本だからです。
神話や偉人伝ならもっと美化されて描かれているものですが、聖書では英雄的な存在であろうと、あっと驚くような失敗をしたりします。
例えば、
などなど。
中々のダメダメっぷりじゃないですか?
このように、聖書に登場する人物はとても人間臭く、誰もが弱さを抱えているのです。
でも、書かれているのが綺麗ごとばかりじゃないからこそ、リアリティがあって信頼できますし、心の奥にまで響いてきます。
こう聞くと何やら遠い存在に思えていた聖書が、身近に思えてきませんか?
聖書はただの「成功物語の寄せ集め」ではありません。
人間の光と影、善と悪、信仰と裏切りをすべて描いた“リアルな人間の歴史書”なのです。

✅️聖書の主な人物については、【旧約・新約】聖書の主な登場人物をキリスト教徒がまとめてみたをどうぞ
④世界の芸術や文化のモチーフ
聖書の面白いところ4つ目は、世界の芸術や文化のモチーフになっているところです。
聖書は単なる宗教書ではなく、西洋の美術や文学、映画、音楽、さらには現代社会の価値観にまで大きな影響を与えています。
例えば、西洋美術の作品には、聖書の物語や人物をモチーフにしたものがたくさんあります。
ざっと有名なものを挙げるだけでも、
など、他にも数え切れないほどありますね。
音楽や文学、映画も同様に、聖書がモチーフになっているものがたくさんあります。
全部挙げているときりがないので、ここでは省略しますが!
逆に言うと、聖書の知識があれば、こうした芸術作品より深く理解し、楽しむことができるということです。
僕も昔、イタリアで最後の晩餐などの作品を生で見たことがありますが、当時は聖書についてほとんど知識がありませんでした。
もっと聖書について勉強してから見ていたらもっと感動して楽しめただろうな、と強く後悔しています。
なので、西洋美術などを見に行く機会があれば、事前に聖書を読んで知識を付けておくことをおすすめしますね。
(✅️キリスト教や聖書関連の芸術作品については、以下の記事も参照
【宗教画】有名なキリスト教(聖書)の絵画を12点まとめてみた
名作のキリスト教文学・小説作品8選まとめ【クリスチャンが厳選】
【名作】聖書をモチーフにしたキリスト教映画7選まとめ【おすすめ】)
また、聖書にあまりなじみがないように見える私たち日本人も、知らず知らずのうちに聖書の影響を受けています。
例えば、私たちが日常的に使う
- 狭き門
- 豚に真珠
- 目から鱗(うろこ)が落ちる
- カリスマ
などの言葉はすべて聖書が由来の言葉です。
(✅️聖書由来の言葉については、聖書が由来のことわざ・言葉11選【クリスチャンが解説】を参照)
このように、聖書は世界のあらゆる芸術や文化などに大きな影響を与えており、聖書を学ぶということは、
そういった芸術や文化への理解が深まるという面白さに繋がっていくんですね。

⑤国際情勢の理解が深まる
聖書の面白いところ5つ目は、国際情勢の理解が深まるところです。
聖書を読むと、世界の情勢やニュースについての理解も深まります。
例えば、あなたは
- ユダヤ人が悲願のイスラエル建国
- パレスチナ問題
- エルサレムを巡る争い
- キリスト教とイスラム教の対立
などのニュースを耳にしたことはないでしょうか?
何の知識もない状態で聞いても、背景が分からないのでイマイチぴんときませんよね。
しかし、こうしたニュースも、聖書を読むことで理解を深めることができます。
特に聖書が根付いている欧米の文化や価値観、中東情勢の背景などについてよく分かるようになるでしょう。

⑥名言や格言の宝庫
聖書の面白いところ6つ目は、名言や格言の宝庫なところです。
聖書はなぜこれほど長い間、時代を超えて多くの人々に読まれ続け、多くの人の人生を変えてきたのでしょうか?
それは聖書には大きな力があり、人生の様々な場面で役立つ心に響く言葉がたくさん書かれているからです。
例えば、聖書の名言をいくつか挙げてみましょう。
「だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。」
(マタイによる福音書 6:34)
「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」
(ヨハネによる福音書3章16節)
「あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。」
(コリント人への第一の手紙10章13節)
「愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、 5不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。 6不義を喜ばないで真理を喜ぶ。 7そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。」
(コリント人への第一の手紙13章4~7節)
他にもまだまだありますが、きりがないのでここまでにしておきましょう。
実際、僕自身も辛いときや悩んでいるときなど、人生のあらゆる場面で何度聖書の言葉に励まされ、救われてきたか分かりません。
特にイエスキリストに出会ったときに、僕の人生は大きく変わりました。
聖書には私たちの人生を根本から変える力があるのです。
また、歴史上の偉人にも、聖書に影響を受けている人物は多いです。
例えば、『若きウェルテルの悩み』、『ファウスト』などの代表作があるドイツを代表する文豪ゲーテは、このように語っています。
「私自身は聖書を愛し、尊敬していた。それというのは、私はほとんど聖書だけに自分の道徳的教養を負うていて、そのなかの事件、教訓、象徴、比喩などすべてが私に深い印象をあたえ、なんらかの形で私に強い影響を及ぼしていたからである。」
また、アメリカで”史上最高の大統領”とも言われるリンカーンは、このように語りました。
「私は聖書を、神が人間に下さった最高の贈り物と信じている。世界の救い主から来るすべての良いものは、聖書を通して私たちに与えられる。」
他にも、
- ガリレオ・ガリレイ
- アイザック・ニュートン
- バッハ
- モーツァルト
- マハトマ・ガンディー
など聖書の影響を受けた偉人は数多くいます。
(✅️聖書を愛読していた偉人たちについては、【キリスト教】聖書を愛読していた12人の偉人をクリスチャンが紹介をどうぞ)

✅️聖書の名言の詳細は、聖書の名言をクリスチャンが18個まとめてみた【有名な言葉だらけ】をどうぞ
まとめ:聖書を読むのは面白い!

◎聖書の面白いところ6選
- 映画を超える壮大なストーリー
- 真理の謎解き
- リアルな人間の歴史書
- 世界の芸術や文化のモチーフ
- 国際情勢の理解が深まる
- 名言や格言の宝庫
聖書はその分厚い見た目やイメージのせいか、読まず嫌いされてしまいがちです。
しかし、聖書を読むのは面白く、読むたびに新しい発見があります。
実際、今まで多くの人々が聖書から力を受け、人生を変えられてきました。
僕もその一人です。
なので、先入観や偏見は脇に置いて、ぜひ一度聖書を手に取って読んでみてください。
小説を読むように物語を楽しむのもよし、座右の銘を探すように名言に触れるのもよし。
どんな読み方であっても、きっと心に響く何かが見つかるはずですよ!
キートンでした。


