ジーザス、エブリワン!キートンです。
聖書にはどんな見た目で出てくる?
こういった疑問にお答えします。
天使というとあなたはどんな姿を思い浮かべますか?
可愛らしいキューピッドのような姿?大きな翼を持った美しい姿??
今までも様々な画家たちによって、天使の姿が描かれてきました。
しかし、実際のところ天使とはどのような姿をしているのでしょうか?
実は、永遠のベストセラーである聖書にも天使はしばしば登場します。
そこで今回は、クリスチャンの僕が、
- 【疑問】天使の本当の姿とは?聖書にはどんな見た目で出てくる?
- 実際の天使は怖い?
という内容を分かりやすく解説します!
【疑問】天使の本当の姿とは?聖書にはどんな見た目で出てくる?
まず前提として、天使というのは霊的な存在であり、私たちの目には見えません。
ですから、天使の本当の姿や見た目は分からないというのが結論です。
聖書にも具体的な記述がないですからね。
絵画などで描かれる天使も、あくまで私たちの人間のイメージでしかないのです。
というクレームが入りそうですが、分からないものは仕方ありません!!
ただし、聖書を見ると、天使が様々な姿で現れることが分かります。
実際どのような姿で現れたことがあるのか、見てみましょう!
- 人間
- 夢の中
- 謎の生物
人間
天使は、人間の姿で聖書に登場することがあります。
例えば、旧約聖書の創世記でアブラハムとロトの前に現れた天使は、旅人の人間の姿でした。
「主はマムレのテレビンの木のかたわらでアブラハムに現れられた。それは昼の暑いころで、彼は天幕の入口にすわっていたが、 2目を上げて見ると、三人の人が彼に向かって立っていた。」
(創世記18章1、2節)
「そのふたりのみ使は夕暮にソドムに着いた。そのときロトはソドムの門にすわっていた。」
(創世記19章1節)
また、新約聖書ではイエスキリストの復活を知らせにお墓に現れた天使も、人の姿で来ています。
「さて、安息日が終って、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリヤとほかのマリヤとが、墓を見にきた。 2すると、大きな地震が起った。それは主の使が天から下って、そこにきて石をわきへころがし、その上にすわったからである。 3その姿はいなずまのように輝き、その衣は雪のように真白であった。 4見張りをしていた人たちは、恐ろしさの余り震えあがって、死人のようになった。」
(マタイによる福音書28章1~4節)
「しかし、マリヤは墓の外に立って泣いていた。そして泣きながら、身をかがめて墓の中をのぞくと、 12白い衣を着たふたりの御使が、イエスの死体のおかれていた場所に、ひとりは頭の方に、ひとりは足の方に、すわっているのを見た。」
(ヨハネによる福音書20章11、12節)
他にも、イエスが昇天した後の場面で弟子たちの前に現れた天使も、人間の姿ですね。
「イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて 11言った、「ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」。」
(使徒行伝1章10、11節)
夢の中
また、聖書では夢の中で天使が現れることがあります。
なぜなら、神は夢を通して人とコミュニケーションをとることがあるからです。
天使はいわば、神の言葉を伝えるメッセンジャー的な役割を果たしているんですね。
例えば、旧約聖書に登場するヤコブは、天使たちが天にまで続く長いはしごの上を上り下りしているという夢を見ました。
「さてヤコブはベエルシバを立って、ハランへ向かったが、 11一つの所に着いた時、日が暮れたので、そこに一夜を過ごし、その所の石を取ってまくらとし、そこに伏して寝た。 12時に彼は夢をみた。一つのはしごが地の上に立っていて、その頂は天に達し、神の使たちがそれを上り下りしているのを見た。」
(創世記28章10~12節)
(詳しくは、ヤコブの夢(梯子)のお話とは?どんな意味がある?【聖書物語】をどうぞ)
また、新約聖書を見ると、イエスの父ヨセフが夢の中で天使からお告げを受けています。
しかも、その回数は合計3回で、内容は以下のようなものでした。
「彼がこのことを思いめぐらしていたとき、主の使が夢に現れて言った、「ダビデの子ヨセフよ、心配しないでマリヤを妻として迎えるがよい。その胎内に宿っているものは聖霊によるのである。 21彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである」。」
(マタイによる福音書1章20、21節)
「彼らが帰って行ったのち、見よ、主の使が夢でヨセフに現れて言った、「立って、幼な子とその母を連れて、エジプトに逃げなさい。そして、あなたに知らせるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが幼な子を捜し出して、殺そうとしている」。」
(マタイによる福音書2章13節)
「さて、ヘロデが死んだのち、見よ、主の使がエジプトにいるヨセフに夢で現れて言った、 20「立って、幼な子とその母を連れて、イスラエルの地に行け。幼な子の命をねらっていた人々は、死んでしまった」。」
(マタイによる福音書2章19、20節)
他にも、使徒であるパウロが夢を通して天使から励ましを受けています。
「昨夜、わたしが仕え、また拝んでいる神からの御使が、わたしのそばに立って言った、 24『パウロよ、恐れるな。あなたは必ずカイザルの前に立たなければならない。たしかに神は、あなたと同船の者を、ことごとくあなたに賜わっている』。」
(使徒行伝27章23、24節)
謎の生物
天使はときに、私たちの想像を超えるような謎の生物の姿で現れることもあります。
その姿は文字を読んだだけではイメージしずらく、絵にすると中々に恐ろしいビジュアルになりますね。
例えば、旧約聖書のエゼキエル書には、このような描写があります。
「またその中から四つの生きものの形が出てきた。その様子はこうである。彼らは人の姿をもっていた。 6おのおの四つの顔をもち、またそのおのおのに四つの翼があった。 7その足はまっすぐで、足のうらは子牛の足のうらのようであり、みがいた青銅のように光っていた。 8その四方に、そのおのおのの翼の下に人の手があった。この四つの者はみな顔と翼をもち、 9翼は互に連なり、行く時は回らずに、おのおの顔の向かうところにまっすぐに進んだ。 10顔の形は、おのおのその前方に人の顔をもっていた。四つの者は右の方に、ししの顔をもち、四つの者は左の方に牛の顔をもち、また四つの者は後ろの方に、わしの顔をもっていた。」
(エゼキエル書1章5~10節)
文字だけを見てもいまいちピンときませんが、とりあえずとんでもない生き物だということは分かりますよね。
しかし、実はこの生物はケルビムという天使なのです。
👇絵画では、こんな感じで描かれます。こ、怖い。。!
「天使らしさ」が話題なので、『エゼキエル書』に書かれた智天使(ケルビム)を見るのだ。 pic.twitter.com/Yu246hruAX
— 預言者アライ(ヨライ)さん (@nekonomical) July 2, 2020
実際の天使は怖い?
天使というと、美しくて神秘的というイメージがあるかもしれません。
しかし、聖書を見ると、天使を見て怖がっている人たちが何度も出てきます。
例えば、以下のような箇所ですね。
「すると主の御使が現れて、香壇の右に立った。 12ザカリヤはこれを見て、おじ惑い、恐怖の念に襲われた。」
(ルカによる福音書1章11、12節)
「すると、大きな地震が起った。それは主の使が天から下って、そこにきて石をわきへころがし、その上にすわったからである。 3その姿はいなずまのように輝き、その衣は雪のように真白であった。 4見張りをしていた人たちは、恐ろしさの余り震えあがって、死人のようになった。」
(マタイによる福音書28章2~4節)
「さて、この地方で羊飼たちが夜、野宿しながら羊の群れの番をしていた。 9すると主の御使が現れ、主の栄光が彼らをめぐり照したので、彼らは非常に恐れた。」
(ルカによる福音書2章8、9節)
まとめると、
- 洗礼者ヨハネの父ザカリヤ
- イエスの遺体の見張りをしていた人たち
- 羊飼いたち
といった人たちが、天使の姿を見て恐れを抱いています。
見張りの人たちなんて、死人のようになるほど恐れおののいていますからよっぽどですね。(どれだけやねん)
ただ、これは天使の姿が怖いというよりも、
神秘的で聖なる天使の存在に対して恐れを抱いているという感じがしますね。
天使は神様に属している、霊的な存在ですから。
罪の性質を持っている私たち人間にとってその姿は、畏怖(いふ)すべきまぶしい存在に見えるのでしょう。
まとめ:天使の本当の姿は分からない!
様々な天使の姿を見てきましたが、あなたが普段目にする姿とはイメージが違って驚いたかもしれません!
天使の翼に関する描写も、聖書にはほとんど出てこないですからね。
ただ、結局のところ、天使の本当の姿は分かりません。
私たちの目には見えない霊的な存在ですからね。
頭の中でイメージするしかありません。
ちなみに、以前聖書の天使の姿を忠実に再現した動画が話題になりました。
👇その動画がこちらです。(閲覧注意)
うん、やっぱり天使怖いや。(結論)
キートンでした。
👇参考文献