ジーザス、エブリワン!キートンです。
性別はあるの?
こういった疑問にお答えします。
古くから様々な画家によって描かれており、私たちにもなじみの深い天使という存在。
皆さんも、すぐにその姿を何となくイメージできるのではないでしょうか?
しかし、絵画などを見ているとこんな疑問を感じる方もいるかもしれません。
天使の性別って何やねんと。
何しろ、絵画では男性風に描かれることも女性風に描かれることもあり、統一されていませんからね。
しかし、実は聖書には天使の性別についてのヒントが書かれているのです。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、
- 天使は男?女?性別ってあるの?【クリスチャンがお答えします】
- ガブリエルは女性として描かれることが多い?その理由は?
といった内容について解説したいと思います!
天使は男?女?性別ってあるの?【クリスチャンがお答えします】
結論から言うと、天使に性別はありません。
なぜなら、聖書にはこのように書かれているからです。
「彼らが死人の中からよみがえるときには、めとったり、とついだりすることはない。彼らは天にいる御使のようなものである。」
(マタイによる福音書22章30節)
これはイエスが語られた言葉ですね。
キリスト教では、キリストが再臨されるときにクリスチャンたちは復活すると考えられていますが、そのときに彼らは、
- めとること(嫁に行くこと)も
- とつぐこと(妻を迎えること)も
なくなると書かれています。
つまり、結婚という制度もなくなり、生物学的な男と女の区別もなくなるということです。
この状態が天使ようだと書かれており、天使には性別がないということが分かりますね!
確かに、聖書で登場する天使は男性の姿で現れますし、文法的にも常に男性形が使われています。
「そのふたりのみ使は夕暮にソドムに着いた。そのときロトはソドムの門にすわっていた。ロトは彼らを見て、立って迎え、地に伏して、」
(創世記19章1節)
「また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た。彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって、大声で叫んで言った、」
(ヨハネの黙示録7章2節)
しかし、キリスト教の伝統的にもそれは仮の姿で、本当は天使に性別はないとされているんですね!
ガブリエルは女性として描かれることが多い?その理由は?
さて、もう結論は出たのですが、
天使の中でもガブリエルは絵画で女性的(あるいは中性的)に描かれることが多いです。
例えば、こんなやつとか、
こんなのとか、
これなんかもそうですね。
ガブリエルといえば、ミカエルと並んで代表的な天使であり、聖書でも主にメッセンジャーとして登場します。
「六か月目に、御使ガブリエルが、神からつかわされて、ナザレというガリラヤの町の一処女のもとにきた。
(中略)
30すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。 31見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。 」
(ルカによる福音書1章26節〜31節)
では、なぜガブリエルが女性的・中性的に描かれることが多いのかというと、以下のような理由があるからです。
- “妊娠”がテーマの受胎告知のシーンで登場するから
- ユダヤ教の伝承で、ガブリエルが神の玉座の左側に座る者とされていたから
2つ目の理由については、少し説明が必要ですね。
ガブリエルは、ユダヤ教の伝承では神の玉座の左側に座る者とされていました。
そして、当時のユダヤでは、主人の左の座を占めるのは女性だとされていたのです。
これらの理由などによって、少しずつガブリエル女性説が流れ始めたようですね。
ただし、先ほども言ったように、天使に性別はありません。
そのため、ガブリエルにも性別はないと考えるのが自然でしょう。
ガブリエルについては、【大天使】”ガブリエル”とは?神の言葉を伝えるメッセンジャー!?をどうぞ
まとめ:天使に性別はない!
天使は、画家によって男性的に描かれたり女性的に描かれたりするのでややこしいです。
しかし、聖書的に見れば天使に性別はないということが分かりましたね!
まあ確かに、天使は性行為をして繁殖したりする必要もないですもんね。
彼らにとって性別など意味がないのでしょう。
とはいえ、絵画では美青年風やおばちゃん風など様々な性別で描かれているので、その違いを見つけるのは面白いかもしれませんね!
キートンでした。