Q&A

キリスト教が日本に広まらない5つの理由とは?【クリスチャンが考察】

ジーザス、エブリワン!キートンです。

日本にはキリスト教徒が少ないって聞くけどどうして?

日本ではキリスト教が広まらない理由があるの??

こういった疑問にお答えします。

 

今回は、非常によく取り上げられる話題を扱いたいと思います。

それは、“なぜ日本にはキリスト教が広まらないのか”問題です。

 

世界的に見たら20億人を超えるクリスチャンが、日本ではわずか200万人足らず。

割合でいえば、わずか1%くらいです。

少なっ!

 

一方で、お隣の国韓国では、国民のおよそ30%がクリスチャンだと言われています。

そこで、日本にキリスト教が広まらない理由を、クリスチャンの僕が考えてみました!

 

あくまでも1意見ですが、参考にしてみてください。

キリスト教が日本に広まらない5つの理由とは?

全部で5つ挙げてみました。

◎キリスト教が日本に広まらない5つの理由

  1. “多神教”の文化が根付いているから
  2. 親が他宗教を信仰しているから
  3. 植民地化された経験がないから
  4. 知識がないから
  5. 単純に興味がないから

それでは、1つずつ見ていきましょう。

①”多神教”の文化が根付いているから

日本には古来から、“八百万(やおよろず)の神”といって、たくさんの神様がいるという考え方があります。

これは主に”神道(しんとう)”の考え方ですね。

 

例えば、

  • 山の神様
  • 火の神様
  • 田んぼの神様

あとは。。トイレの神様(⬅︎言いたいだけ)

など。

これはまさに典型的な”多神教”の概念ですよね。

 

また、縁結びならあの神様、合格祈願ならあの神様というように神様の役割が決まっていたりもします。

これは日本に強く根付いている文化ですね。

 

一方で、キリスト教というのは、唯一であり絶対的な神様ただ1人を信じるという”一神教”。

多神教が完全に根付いてしまっている日本人にとって、この一神教の考え方は何とも受け入れ難いのです。

入り込む余地がないにゃ〜。

 

日本ほど一神教が根付いていない国は、世界的に見てもほとんどないのではないでしょうか。

その証拠に、同じく一神教である“イスラム教徒”の日本人割合はキリスト教よりも低く、0.2%程度だと言われています。

 

こうして見ると、日本人って結構浮気症なのかもしれませんね。

えー、神様1人に絞るのなんて無理だよ~!!

みたいな感じで。

 

それにしても、よく考えたら”トイレの神様”って、多神教の日本だからこそヒットした曲なのかもしれませんね。

キリスト教国やイスラム教国で発表していたら、暴動が起きるでしょうね、きっと。

②親が他宗教を信仰しているから

この要素って結構ある気がします。

何だかんだで、親の宗教観って子供に大きな影響を及ぼしますよね。

 

ほら、自分が好きな歌手とかも幼少期に親がよく聞いてた音楽に影響されたりするじゃないですか!

宗教もこういう家庭環境の影響が大きい気がします。

 

僕も両親がクリスチャンだったので自然とクリスチャンになりましたし、

親が仏教や神道を信じているから自分もそうという方も少なくないのでは?

キートン
キートン
親の影響ってバカにできないですよね。。!

家に仏壇とか置いてあったら、自然と自分の生活に馴染んでいきますもんね。

 

だから、先祖代々ずっと仏教や神道を信じてきたみたいな家系から、

クリスチャンが急に現れるみたいなことは起こりにくいんだと思います。

 

あったとしても、親から反対されるでしょうし。

ただ、僕の両親はどちらもノンクリスチャンの家庭からクリスチャンになっていますから、親が絶対というわけではないですけどね!

③植民地化された経験がないから

日本には今まで植民地化、つまり、他国に長年支配されたという経験がありません。

これは世界的に見てもかなり珍しいことで、このような国は他にほとんどないのです。

 

強いて言うなら、第二次世界大戦後のGHQによる支配くらいでしょうか。

しかし、植民地化というのは国民を奴隷化して資源を奪うことだし、GHQが直接日本を統治したわけではないので植民地化とは異なります。

日本は恵まれてる。。

 

そのため、日本独自の宗教観が保たれ、キリスト教が浸透しなかったのではないかと言われています。

逆に植民地化されて宣教団体による布教があった国は、クリスチャンが多い傾向があるのです。

 

しかも、日本って島国で周りが海に囲まれているから、なおさら影響を受けにくいですよね。

。。。って外からのガード完璧やないかい!こりゃ入り込めんわ!!

④知識がないから

こんなことを言うと身も蓋もありませんが、信仰するしない以前に、

そもそも日本人にキリスト教の知識がないというのもあると思います。

 

実際、日本人の宗教知識の無さは世界トップクラスなのではないでしょうか。

人類史上最も有名な人物と言っても過言ではない、イエス・キリストについても

ああ、十字架にかかった人ね!!理由は知らんけど。

くらいの認識しかない人も少なくないと思います。

 

これでは、誰も信仰するはずがありません。

日本人の宗教に対する強い偏見は、この知識不足によるところも大きい気がします。

 

知識不足を自分の勝手な想像で補ってしまうんですね。

それに、基本的に宗教がニュースになるときは悪いニュースが多いですからね。。

 

実際、僕がクリスチャンであることを周りの人に告げると、

キリスト教の人たちって何を信じてるの?

あと、教会で何してるの?

という感じで基本的な疑問をぶつけられることが多いです。

宗教が怖いと思われる理由については、【疑問】なぜ宗教は怖いと思われがちなのか?その理由を4つ考えてみたで述べています

⑤単純に興味がないから

先ほど日本では宗教に対する偏見が強いと述べましたが、実はこちらの層のほうが多いような気がします。

それは、キリスト教にそもそも興味がない層です。

 

これは④の知識のなさとも関連していますね。

知識が無いから興味が持てないのか、興味がないから知識も増えないのかどちらかは分かりませんが。

 

実際、僕は昔からクリスチャンであることを周りに公言していましたが、

それで嫌悪感をむき出しにされたりいじめれたりということは1度もありませんでした。

大体が、

へー、そうなんだあ。

くらいのうっすい反応です。

 

まあでも、好きの反対は無関心なんていいますから、この日本でキリスト教を広めることの難しさがよく分かりますね。。

まとめ:日本にキリスト教を根付かせるのは難しい!

◎キリスト教が日本に広まらない5つの理由

  1. “多神教”の文化が根付いているから
  2. 親が他宗教を信仰しているから
  3. 植民地化された経験がないから
  4. 知識がないから
  5. 単純に興味がないから

日本ではクリスチャンが少ないですが、キリスト教自体が完全に拒否されているのかというとそうではありません。

むしろ、キリスト教の”文化”に関しては、

という感じで結構日本になじんでいたりするのです。

 

こう見ると、日本人はキリスト教をめちゃくちゃ毛嫌いしているわけでもなさそうですよね。

ただ、どれも宗教的要素が排除されているので、あんまりキリスト教!!って感じでもないのかも。

 

ちなみに、日本のクリスチャン比率って1%くらいでずっと保たれているそうです。

何なのこの無駄な安定感。

 

キートンでした。

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キートン
月間15万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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