ジーザス、エブリワン!キートンです。
マグダラのマリアと聖母マリアの違いは?
こういった疑問にお答えします。
今回は、聖書に登場する何人かの“マリア”をご紹介したいと思
いえいえ、実は聖書には他にも何人かのマリアが出てくるんです。
では、聖書には一体どのくらい”マリア”という人物がいると思いますか?
結論から言ってしまうと、聖書に登場する”マリア”の正確な人数は分かりません。
なぜなら、ただ”マリア”としか書かれていない場合、どのマリアか分からないし他のマリアと同一人物という可能性もあるからです。
とは言え、せっかくですから、聖書に登場する主なマリアさんたちをまとめてご紹介していきたいと思います。
くれぐれもマリア酔いにはご注意を!
目次
聖書に登場する”マリア”まとめ
それでは、全部で4人のマリアをご紹介していきますね!
- イエスの母マリア(聖母マリア)
- マグダラのマリア
- ベタニアのマリア
- 小ヤコブとヨセの母マリア
①イエスの母マリア(聖母マリア)
トップバッターは皆さんご存知、マリアの代名詞“聖母マリア“です。
とは言っても、
プロテスタントでは単に”イエスの母マリア”などと呼ばれます。
マリアと言えば、大天使ガブリエルからイエスという男の子が生まれると予告される
「すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。 31見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。 32彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。」
(ルカによる福音書1章30〜32節)
しかし、
それでもこれだけ多くの人に知られているというのは、驚くべきことですね。
ちなみに、プロテスタントでは、
しかし、実際には、キリスト教においてマリア崇拝はタブー。
崇拝していいのは、あくまでも神様だけですからね。
まあ、カトリックは、
と反論しているようですが。。
詳しくは、【イエスの母】”聖母マリア”とは?その生涯をご紹介します!をどうぞ
②マグダラのマリア
こちらも有名なマリアですね。
当時は名字がないのが普通の時代だったので、
カトリックや正教会などでは、
マグダラのマリアは、イエスに7つの悪霊を追い出してもらったのを機に、イエスに付き従うようになります。
その後の彼女は、
- イエスの十字架刑を見守る
- 復活したイエスと最初に出会う
など、聖書の中でも非常にうらやまし。。ごほんごほん、重要な場面に立ち会っています。
「イエスはもう一度大声で叫んで、ついに息をひきとられた。(中略)56その中には、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、またゼベダイの子たちの母がいた。 」
(マタイによる福音書27章50節、56節)
「さて、安息日が終って、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリヤとほかのマリヤとが、墓を見にきた。 (中略) 9すると、イエスは彼らに出会って、「平安あれ」と言われたので、彼らは近寄りイエスのみ足をいだいて拝した。」
(マタイによる福音書28章9節)
ちなみに、マグダラのマリアはイエスと結婚していたのではないか?という説もありますが真相は不明です。
詳しくは、マグダラのマリアとは?イエスと結婚していた女性!?【3分で分かる】をどうぞ
③ベタニアのマリア
ベタニアの村に住むマリアです。
姉にマルタ、弟にラザロがおり、全員聖書に登場します。
イエスは彼女たち兄妹を特別に愛しておられ、
べタニアのマリアといえば、イエスの足に香油を注ぐシーンがとても印象的。
「3その時、マリヤは高価で純粋なナルドの香油一斤を持ってきて、イエスの足にぬり、自分の髪の毛でそれをふいた。すると、香油のかおりが家にいっぱいになった。」
(ヨハネによる福音書12章3節)
この香油は、1年分の給料(現在でいうと300万円相当)にも
イエスがもうすぐ亡くなられることを知っていて、
この行為に対して、
イエスはこの行為をほめたたえられました。
詳しくは、【聖書人物】べタニアのマリアってどんな人?登場シーンも含めて解説しますをどうぞ
④小ヤコブとヨセの母マリア
今回ご紹介する中では、皆さんにとってあまりなじみのないマリアさんかもしれません。
マグダラのマリアと共に、イエスの処刑を見守りイエスの死後にお墓を訪れた女性の1人です。
この小ヤコブがイエスの弟子の小ヤコブを指しているのか、また、ヨセが誰なのかは分かっていません。
聖書の共観福音書(マタイ、マルコ、ルカ)全てに登場しますが、
箇所によって
- ヤコブとヨセフの母
- 小ヤコブとヨセの母
- ヤコブの母
と呼び方が異なります。
「39イエスにむかって立っていた百卒長は、このようにして息をひきとられたのを見て言った、「まことに、この人は神の子であった」。 40また、遠くの方から見ている女たちもいた。その中には、マグダラのマリヤ、小ヤコブとヨセとの母マリヤ、またサロメがいた。 41彼らはイエスがガリラヤにおられたとき、そのあとに従って仕えた女たちであった。」
(マルコによる福音書15章39節~41節)
マグダラのマリアとベタニアのマリアは、同一人物!?
実は、
この説は、591年にグレゴリウス1世によって提唱され、
実際、
マリアの区別の仕方に色んな意見が出るのは、
まとめ:マリアはいっぱいいるけど、正確な数は不明
いかかでしたか?
上記の他にも、
- クロパの妻マリア
- マルコの母マリア
- パウロの友マリア
など様々なマリアが出てきますが、前述したように正確なマリアの数は分かりません。
何にせよ、聖書にはたくさんのマリアがいるということですね。
皆さんも気をつけてください。
あなたの身近にも、
キートンでした。