聖書人物シリーズ

【聖書】”オナン”とは?自慰行為オナニーの語源となった人物?

まとめ:オナンは神に背いて命を落とした人物!

ジーザス、エブリワン!キートンです。

旧約聖書に登場する”オナン”ってどんな人?

オナンにまつわるお話も教えて!

こういった疑問にお答えします。

 

今回は、聖書に登場する“オナン”という人物についてご紹介します。

オナンは、聖書の中でもたった数節分しか登場しない人物です。

 

しかし、彼は、現在でもよく知られている”とある言葉”の語源となった人物。

そのため、メジャーとまではいかずとも、知る人ぞ知るという人物と言えるかもしれません。

 

まあ、その言葉については大きな声で言えませんがね。。

タイトルに思いっきり書いてあるけど。。!

 

そこで今回は、クリスチャンの僕が、

オナンという人物についてエピソードも踏まえてご紹介したいと思います!

 

聖書については、【最強の書物】キリスト教の”聖書”とは?未だに売れ続ける永遠のベストセラー!?をどうぞ

オナンとは?

オナンとは?

オナンは、旧約聖書の“創世記”に登場する人物です。

聖書によると、オナンは、父ユダとカナン人である母シュアとの間に生まれたと書かれています。

「2ユダはその所で、名をシュアというカナンびとの娘を見て、これをめとり、その所にはいった。 3彼女はみごもって男の子を産んだので、ユダは名をエルと名づけた。 4彼女は再びみごもって男の子を産み、名をオナンと名づけた。」

(創世記38章2~4節)

ユダというのは、旧約聖書に登場するヤコブの息子の1人ですね。

 

また、オナンには兄と弟がおり、

  1. エル
  2. オナン
  3. シラ

という3人兄弟の次男に当たりますね。

ただし、エルとオナンは、神の前に正しくなかったため命を落とすこととなります。

なんてこった。。

オナンのエピソード

オナンのエピソード

「8そこでユダはオナンに言った、「兄の妻の所にはいって、彼女をめとり、兄に子供を得させなさい」。 9しかしオナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした。 10彼のした事は主の前に悪かったので、主は彼をも殺された。」

(創世記38章8~10節)

父ユダと母シュアとの間に生まれたオナンには、エルという名の兄がいました。

エルが成人すると、父ユダは、エルをタマルという女性と結婚させました。

 

ところが、兄のエルは神様から見て悪い人間だったので、神の怒りを買い、命を落としてしまいます。

そこで、父ユダは次男のオナンに言いました。

父ユダ
父ユダ
兄エルの妻であるタマルと結婚しなさい。

そして、子どもができたら、兄の家系を継がせるのだ。

それが弟としてのお前の務めなのだから。

当時のユダヤ社会では、兄が子どもがいないまま死んだ場合、弟が兄の奥さんと結婚して子どもを産み、

その後継ぎをするという義務(律法)がありました。

 

これを”レビラト婚”(レビレート婚)といい、血を絶やさない事が目的でした。

☟”レビラト婚”(レビレート婚)について書かれた聖書箇所

「兄弟が一緒に住んでいて、そのうちのひとりが死んで子のない時は、その死んだ者の妻は出て、他人にとついではならない。その夫の兄弟が彼女の所にはいり、めとって妻とし、夫の兄弟としての道を彼女につくさなければならない。 6そしてその女が初めに産む男の子に、死んだ兄弟の名を継がせ、その名をイスラエルのうちに絶やさないようにしなければならない。」

(申命記25章5、6節)

しかし、オナンは思いました。

オナン
オナン
いやいや、どうせ子供を生んでも、自分の子として育てられないんだろう?

兄貴の子孫のために子供を生ませるなんて嫌だなあ。。

そう、レビレート婚をすると、オナンとタマルとの間に子供が生まれても、

その子供は”兄エルとタマルとの子供”ということになってしまいます。

 

オナンはそれが嫌だったのでしょう。

そこで、オナンは、子供を生ませないようにするために、性交の際にあえて精液を地面に出しました。

 

しかし、これは神様の意に背く行為でした。

こうして、オナンも神の怒りを買い、命を落としてしまいました。

オナンのエピソードが、”オナニー”の語源!?

オナンのエピソードが、オナニーの語源!?

何となくお気づきの方もいるかもしれませんが、このオナンのエピソードは、

自慰行為を意味するオナニーという言葉の語源となっています。

「9しかしオナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした。」

(創世記38章9節)

特に、男性の皆さんにはなじみのある言葉でしょう。(苦笑)

 

ただし、上記の内容を見ても分かる通り、オナンがしたのは正確には自慰行為ではありません。

オナンがしたのは、あくまでも膣外(ちつがい)射精なんですね。

 

しかし、ここから転じて、”生殖を目的としない射精行為”という意味でオナニーという語が使われるようになりました。

そのため、このエピソードを理由にして、キリスト教の宗派によっては、

自慰行為は神に背く行為であり、罪だ!

と言われることもあります。

 

ただ、聖書には、

「10彼のした事は主の前に悪かったので、主は彼をも殺された。」

(創世記38章10節)

と、オナンのどの行為が神様にとって悪かったのかが明確に書かれていないため、

  • 生殖を目的としない射精行為をしたのがダメだったのか
  • 精液を無駄にしてしまったのがダメだったのか
  • 兄の子孫を残すという義務を果たさなかったのがダメだったのか

は断定できません。

 

そのため、昔から、“聖書は自慰行為を罪としているか?”というテーマに関しては様々な議論があり、

中世までは、宗教的な立場から見ると自慰行為はNGだとされていました。

 

ちなみに、カトリック教会では、生殖能力を神の目的のために使っていないという理由で、自慰行為を罪と定めています。

キートン
キートン
僕もどちらかというと否定的ですね。。!

まとめ:オナンは神に背いて命を落とした人物!

まとめ:オナンは神に背いて命を落とした人物!

オナンのお話は、旧約聖書の“ヨセフ物語”の途中に突然出てくるお話です。

そのため、さっと読み流してしまいそうになる箇所ですが、中々インパクトのある内容でしたね。

 

豆知識として持っておくと、人気者になれるかも。。!(特に学生時代)

キートンでした。

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キートン
月間12万PVを達成! 信仰生活28年のプロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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