ジーザス、エブリワン!キートンです。
どう考えても読める気がしない。。
こういった疑問にお答えします。
皆さんは、聖書を学んでいますか?
もしかしたら、
という方もいるのではないでしょうか。
確かに聖書は分厚いし、解釈が難しい部分も多々あるので、読みこなすのは簡単なことではありません。
実際、クリスチャンでもどれだけの人が聖書に挑み、読破に失敗したことか。。(☜そのうちの1人)
でも、安心して下さい。
聖書を学ぶためにはちょっとしたコツがあるのです。
というわけで、今回はクリスチャンの僕が、
- なぜ聖書を学ぶのが難しいのか
- 聖書を学ぶためのコツ
について語っていきたいと思います!
聖書がどういう書物かは、【最強の書物】キリスト教の”聖書”とは?永遠のベストセラー!?をどうぞ
目次
聖書を学ぶのが難しい4つの理由
では、そもそもなぜ聖書は、これほど学ぶのが難しいのでしょうか?
考えられる理由は、以下のようなものがあります。
◎聖書を学ぶのが難しい4つの理由
- 分厚いから
- なじみのない単語が多いから
- 読み方が分からないから
- 理解が難しいから
①分厚いから
はい、まあ1番圧倒的な理由はこれでしょうね。
見た目の重厚感もすごいですが、実際のページ数も、旧約・新約どちらも合わせると、
合計で約2000ページくらいあります。(聖書の訳によっても差はあります)
しかも、文字も結構細かく、本が嫌いな人なら見ただけで拒絶反応を示すレベルでしょう。
正直、大の読書好きの僕でも、読むときには気合を入れますからね。。
この分厚さにひるんで、読む前から圧倒されてしまう方も多いかと思います。
もし聖書が普通の文庫本くらいの文量だったら、これほど聖書の前に死体の山を築くことはなかったはずです!
②なじみのない単語が多いから
聖書には、普通に暮らしていたら使わないような、難しい言葉やキリスト教用語がよく出てきます。
例えば、
- へりくだる
- 悔い改める
- 御心(みこころ)
- 預言者
- 洗礼
などなど。
どうですか?
あまりピンと来ないでしょう?
あ、これはもちろん地球人の言葉であり、日本語ですよ!
宇宙人の言葉でも外国語でもありません!!
クリスチャンにとってはなじみのある言葉でも、クリスチャンでない方にとってはそうではありません。
ただでさえ分厚くて文字も細かいのに、単語まで分からないとなれば、敬遠されてしまうのも無理はないでしょう。
☟キリスト教の主な専門用語は、こちらの記事で解説しています。
③読み方が分からないから
先ほども言ったように、聖書というのは分厚い書物です。
ですから、そもそも、
とあたふたしてしまう方も少なくないでしょう。
普通の本だったら、最初から読めばいいと言うことができますが、聖書に関してはそうとは言い切れません。
なぜなら、全てのお話がつながっている訳ではないからです。
でも、そんなことは誰かから教わらない限りは、分かるはずがありません。
その結果、聖書を読むモチベーションが下がり、挫折してしまうのです。
④理解が難しいから
聖書には、かなり抽象的な表現や比喩的な表現も多いため、その解釈は宗派などによっても大きく分かれます。
また、当時の時代背景やキリスト教の知識が無いと理解できないような箇所も少なくありません。
そのため、聖書を独力で理解していくことは簡単なことではないのです。
時には、専門家でさえも頭を抱えてしまうような書物(ヨハネの黙示録とか)もありますからね。
ましてや、これから聖書に触れようとする人にとって、聖書がそびえ立つ高い壁のように思えても無理はないでしょう。
聖書を学ぶ5つのコツ
では、一体どのように聖書を読んでいけばいいのでしょうか?
主なコツは以下の5つです。
◎聖書を学ぶ5つのコツ
- 順番に読むことにこだわらない
- 毎日少しずつ読む
- 物語を読んでいる感覚で読む
- 漫画や映画などから入る
- ガイドブックなどを活用する
それぞれ詳しく見てみましょう!
①順番に読むことにこだわらない
聖書についてあまり知らない人がやりがちなのが、聖書を頭から順番に読むこと。
もちろん、それができるなら構わないですが、この読み方だと高確率で挫折します。
なぜなら、途中で難しい書物にぶつかったら、読むのを止めてしまう危険性があるからです。
例えば、旧約聖書には、
- レビ記
- 民数記
- 申命記
といった、お世辞にも面白いとはいえない(☜)書物なども連続で出てきます。
もちろん、大切な書物なんですけどね!
最初の“創世記”や“出エジプト記”といった書物には、有名なお話も多く楽しめるのですが、その後で挫折しがちなんですね。
しかも、その後にも、”預言書”と呼ばれる難解な書物がありますし。。
しかし、先ほども言ったように、聖書には66巻の書物がありますが全ての書物の内容が繋がっているわけではありません。
ですから、几帳面に頭から順番に読むことにこだわらないことが大切です。
もちろん、同じ書物内はなるべく読み通したほうがいいですが、難しい書物は飛ばして読むというのは全然ありだと思います。
個人的には、新約聖書の”福音書”から読むのがおすすめですが、自分が読みやすいと思う書物から読んでみましょう!
②毎日少しずつ読む
皆さんいいですか、よく聞いてください。
間違っても、聖書を一気に読もうとしてはいけません。
それは、フルマラソンを50メートル走のペースで走ろうとするくらい愚かなことです。
何しろ、あの分厚さですからね。
最初から全力疾走だと、すぐに燃え尽きてしまうことは明らかです。
本好きの人でも、あの文章量を一気読みできる人は少ないのではないでしょうか?
ですから、聖書は年単位の長い目でコツコツと読み進めましょう。
1年で聖書を読み通せるようにスケジューリングしてくれている”聖書通読表”に沿ってもいいし、1日1章と決めて読んでいくのもいいです。
☟聖書通読表は、こちらのサイトから無料でダウンロードできます!
https://ezekiel.zashiki.com/plan/
また、毎日同じ時間帯に聖書を読むのもおすすめです。
例えば、
- 朝起きたとき
- お昼休憩のとき
- 夜寝る前
など毎日時間帯を決めて読むという感じですね。
こうすると、日常に組み込むことができ、ルーティーン化することが可能になります。
もちろん、1日5分でも構いません。
ルーティン化されると、その時間になるともはや聖書を読まないと落ち着かない体になります!
歯磨きみたいな感覚ですね。
聖書というのは読み続けてなんぼなんですから、コツコツと読んでいきましょう!
③物語を読んでいる感覚で読む
聖書を読むときは、”お堅いキリスト教の教科書”というイメージは捨てたほうがいいです。
楽しく愉快な物語を読む感覚で、読んでみてください。
実際に、聖書には面白い物語がたくさん詰まっています。
例えば、
- 蛇に誘惑されて罪を犯してしまう“アダムとエバ”
- 神様が人類を滅ぼすために大洪水を起こす“ノアの方舟”
- 少年ダビデが巨人のゴリアテを倒す“ダビデとゴリアテ”
- 魚に飲み込まれてしまう預言者を描いた“ヨナ書”
などなど。
まあもちろん、聖書の全てが楽しい物語みたいな内容ではないですが、
楽しむ意識を持つだけでもかなり精神的ハードルは低くなります。
登場人物も魅力的なキャラクターばかりなので、普通に楽しめると思いますよ!
結局は、聖書に対する偏見が聖書を遠ざけているという部分は大きいですからね。
くれぐれも、読まず嫌いはやめましょう!
聖書の主な物語は、【完全版】聖書の主な物語をまとめてみた【有名な傑作ぞろい】でまとめています
④漫画や映画などから入る
これは、個人的にイチ押しの方法です。
世の中には、聖書の内容を題材にした漫画や映画などがたくさんあります。
例えば、映画なら
イエスキリストの十字架刑を描いた”パッション”
漫画なら、
などがあります。
ですから、まずはこうした取っ付き易い媒体に触れて、大まかに聖書の内容を理解しましょう!
その後、聖書を読み始めるとかなりスムーズに読めるはずですよ。
ちなみに、僕も漫画を読んでから、聖書の理解がかなり進みました。
幼少期の記憶が未だに残っているので、効果も絶大です!
聖書学習に役立つ映画は、【おすすめ】聖書が学べるキリスト教映画7選まとめ【動画あり】でまとめています。
⑤ガイドブックなどを活用する
皆さんは、まさか独力で聖書を学ぼうとしていませんか?
しかし、知識も経験もゼロで聖書に立ち向かうのは、丸腰でホッキョクグマを倒そうとするようなもの。
それでは、あっという間に挫折コース一直線です。
ですから、聖書の理解を助けてくれるガイドブックを活用しましょう!
もちろん、ネットの情報を参考にしてもいいですが、信ぴょう性に欠けるものも多いので本がベストですね。
ガイドブックには、
- 聖書の読み方
- 聖書の大まかな内容
- 聖書時代の時代背景や前提知識
などが書かれており、聖書を学ぶには心強い味方です。
聖書を学ぶのに、独力では心もとありません。
活用できるものは、どんどん活用していきましょう!
聖書学習におすすめの本については、【教養】聖書学習におすすめのキリスト教系本を9冊ご紹介しますをご参照ください。
まとめ:聖書は自分に合ったやり方で学ぼう!
◎聖書を学ぶ5つのコツ
- 順番に読むことにこだわらない
- 毎日少しずつ読む
- 物語を読んでいる感覚で読む
- 漫画や映画などから入る
- ガイドブックなどを活用する
いかがでしたか?
何とか聖書を学べそうな気がしてきましたか?
聖書を学ぶという行為は、かなりの長期戦です。
そのことをまず心に留めておきましょう。
ただし、聖書を学ぶのは簡単ではありませんが、その分得られるものも多いです。
聖書は私たちの人生を豊かにしてくれる最高の書物なんですね。
ぜひ、今回ご紹介したコツを使ってじっくりと聖書と向き合ってみてくださいね!
キートンでした。