ジーザス、エブリワン!キートンです。
分かりやすく解説して欲しいなあ。。
こういった疑問にお答えします。
さて、今回は旧約聖書の一番始めに書かれている“天地創造“について
皆さんは、この世界はどうやってできたと思いますか?
恐らく一般の方はこのような回答をするのではないでしょうか。
しかし、
と。(この人誰なんだろう。。?)
それは、まさにこの“天地創造“のお話が根拠(こんきょ)になっているのです
そこで、この記事ではクリスチャンの僕が、
- 天地創造の意味とは?
- 天地創造のあらすじ
- 天地創造のお話が伝えたい事とは?
- 天地創造は安息日の由来?
- 天地創造を描いた映画がある?
- 天地創造を描いた絵画
という内容で分かりやすくご紹介したいと思います!
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目次
天地創造の意味とは?
“天地創造”は、旧約聖書の1番初め(創世記)に書かれているお話で、内容をざっくり言うと、
神様がこの世界を6日間で造られ、7日目に休まれたというもの。
以下の書き出しが、非常に有名ですね!
「はじめに神は天と地とを創造された。」
(創世記1章1節)
もちろん、人間もこの過程の中で造られました。
現在、
- 1週間が7日になっている
- 1週間に1度休む
というのが当たり前になっていますが、これらも天地創造が起源だと言われています。
天地創造のあらすじ
天地創造は、7日間に分かれてお話が進むので、日にちごとに見ていきましょう。
◎天地創造の流れ
- 1日目 光を造った。昼と夜を分けた。
- 2日目 空(天)を造った。
- 3日目 地上と海を造った。地上に植物を生やした。
- 4日目 太陽と月と星を造った。
- 5日目 海と空の生物(魚や鳥など)を造った。
- 6日目 地上の生物(獣や人など)を造った。
- 7日目 自分の仕事に満足して、休んだ。
1日目 光を造った。昼と夜を分けた。
「神は「光あれ」と言われた。すると光があった。 4神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。 5神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。」
(創世記1章3~5節)
これはまだ世界が誕生する前のお話。
神はあるとき、言われました。
すると闇で覆われていたこの世界に光が生まれました。
そして、光と闇を分けて、
こうして、天地創造が始まったのです。
神様は光を見て喜ばれ、良しとされました。
2日目 空(天)を造った
「神はまた言われた、「水の間におおぞらがあって、水と水とを分けよ」。 7そのようになった。神はおおぞらを造って、おおぞらの下の水とおおぞらの上の水とを分けられた。 8神はそのおおぞらを天と名づけられた。夕となり、また朝となった。第二日である。」
(創世記1章6~8節)
次の日に、神は言われました。
水と水を分けよ。
こうして大空ができ、神様はそれを”天”と呼ばれました。
3日目 地上と海を造った。地上に植物を生やした。
「神はまた言われた、「天の下の水は一つ所に集まり、かわいた地が現れよ」。そのようになった。 10神はそのかわいた地を陸と名づけ、水の集まった所を海と名づけられた。神は見て、良しとされた。 11神はまた言われた、「地は青草と、種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ果樹とを地の上にはえさせよ」。そのようになった。 12地は青草と、種類にしたがって種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ木とをはえさせた。神は見て、良しとされた。 13夕となり、また朝となった。第三日である。」
(創世記1章9~13節)
また次の日、神は言われました。
乾いた所が現れよ。
神は乾いた所を地と呼び、水の集まった所を海と呼びました。
そして、神はまた言われました。
種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける果樹(かじゅ)を、地上に芽生(めば)えさせよ。
こうして、地上に植物が生えました。
神様はこれらを見て、良しとされました。
4日目 太陽と月と星を造った
「神はまた言われた、「天のおおぞらに光があって昼と夜とを分け、しるしのため、季節のため、日のため、年のためになり、 15天のおおぞらにあって地を照らす光となれ」。そのようになった。 16神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造られた。 17神はこれらを天のおおぞらに置いて地を照らさせ、 18昼と夜とをつかさどらせ、光とやみとを分けさせられた。神は見て、良しとされた。 19夕となり、また朝となった。第四日である。」
(創世記1章14~19節)
次の日、神は言われました。
天の大空に光る物があって、地を照らせ。
こうして、太陽や月、星ができました。
そして、太陽には昼を月には夜を担当させ、それらを大空に配置して地上を照らさせました。
神様はこれらを見て、良しとされました。
5日目 海と空の生物(魚や鳥など)を造った
「神はまた言われた、「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ」。 21神は海の大いなる獣と、水に群がるすべての動く生き物とを、種類にしたがって創造し、また翼のあるすべての鳥を、種類にしたがって創造された。神は見て、良しとされた。 22神はこれらを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、海の水に満ちよ、また鳥は地にふえよ」。 23夕となり、また朝となった。第五日である。」
(創世記1章20~23節)
次の日に、神は言われました。
鳥は地の上、天の大空の面(おもて)を飛べ。
こうして、鳥や魚などが生まれました。
神様は、さらにこれらのものを祝福して言われました。
鳥は地の上に増えよ。
つまり、鳥や魚が増え広がるように言われたのです。
神様はこれらのものを見て、良しとされました。
6日目 地上の生物(獣や人など)を造った
「神はまた言われた、「地は生き物を種類にしたがっていだせ。家畜と、這うものと、地の獣とを種類にしたがっていだせ」。そのようになった。(中略)26神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。」
(創世記1章24~26節)
次の日に、神は言われました。
家畜、這(は)うもの、地の獣(けもの)をそれぞれに産み出せ。
こうして、獣や家畜などが生まれました。
また、神は言われました。
そして魚や鳥、家畜などあらゆる生物をすべてを支配させよう。
こうして、神様に似せて人間が生まれました。
そう、この人間というのが初の人類であるアダムとエバです。
そして、神様の宣言通り、これ以降人間があらゆる生物を支配するようになります。
神様はご自分がお造りになった全てのものをご覧になり、満足されました。
アダムとエバについては、【聖書物語】人間の始まり!?”アダムとエバ(イブ)”の生涯とは?をどうぞ
アダムとエバの誕生については、【疑問】アダムとイブはどうやって生まれた?クリスチャンが答えますをどうぞ
人間と動物の違いについては、【キリスト教】人間と動物の5つの違いとは?簡単にまとめてみたをどうぞ
7日目 自分の仕事に満足して、休んだ。
「神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。 3神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。 4これが天地創造の由来である。」
(創世記1章2~4節)
そして、次の日の7日目。
神は自分の仕事に満足して、
こうして、神による天地創造は完了しました。
天地創造のお話が伝えたい事とは?
さて、上記が天地創造の主な内容ですが、このお話から分かることは何でしょうか。
それは、私たち人間も含めてこの世界は、神様の明確な愛と意志によって造られたということです。
決して、自然に発生したわけでも、最初から存在していたわけでもありません。
この世界は、神様が愛を持って心を込めて造られた素晴らしい作品なのです。
だって、この世界にあるものを見渡してみてください。
- 虫
- 動物
- 草木
- 星
など、どれも驚くほど精密に形作られて、デザインされているのが分かります。
そして、その中でも最高傑作と言われているのが、私たち人間です。
その証拠に、人間だけは神様に似せて造られ、他の生物を支配させる権利まで与えてくださいました。
「神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。」
(創世記1章26節)
また、神から命の息を吹き込まれて造られたのも、人間だけです。
「主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。」
(創世記2章7節)
つまり、人は他の生物と違い、神との関わりを持つ存在として創造されたということですね。
さらに、新約聖書にもこう書かれています。
「わたしたちは神の作品であって、良い行いをするように、キリスト・イエスにあって造られたのである。」
(エペソ人への手紙2章10節)
私は、父からこんな話を聞いたことがあります。
父は学生の頃、生物学を先行しており、人体解剖の実験を行っていたそう。
その時に、父は、
これは、神様の存在を信じざるを得ない。
と驚いたんだとか。
そう、自然に生まれるには、この世界はあまりにも美し過ぎるのです。
もっと周りのものをじっくり見てみると、そこには神様の大きな愛が込められているのが分かるでしょう。
(【聖書】人間への神の愛が半端じゃないことが分かる3つの真実
【疑問】神がいる証拠はあるの?3つの根拠をクリスチャンが力説もご参照ください)
天地創造は安息日の由来?
キリスト教では、イエスが復活されたと言われている日曜日のことを“安息
そして、この日は仕事などはお休みし、教会に行って神に礼拝を捧げるのが一般的です。
ちなみに、キリスト教だけでなく、同じく一神教のユダヤ教とイスラム教も
- ユダヤ教 ➡土曜日
- イスラム教➡金曜日
とこちらにも安息日は存在します。
(【徹底比較】ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の違い10選まとめも参照)
では、なぜこうした安息日があるのかというと、
それは、7日目に神が休まれたということです。
「神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。」
(創世記2章2、3節)
これにならって安息日が7日間に1回設(もう)けられています。
つまり、天地創造には、神様の、
というメッセージが込められているんですね。
いやー、もっと安息日増えないかなあ。。(ただの怠け者)
安息日については、【キリスト教用語】”安息日”とは?絶対に働いちゃいけない日!?をどうぞ
天地創造を描いた映画がある!?
大まかに天地創造の説明をしてきましたが、実はこの内容を映像化してくれている作品があります。
それが、映画“天地創造”です。(そのままやないかい)
ただし、タイトルは天地創造ですが、実際の天地創造のシーンは冒頭の少しの間だけです。
なぜなら、本作は天地創造だけでなく、
といった旧約聖書の”創世記”のダイジェストのような内容になっているから。
とはいえ、”天地創造”の大体の雰囲気は掴めると思うので、興味のある方はぜひご覧ください!
その他のキリスト教系映画は、【おすすめ】聖書が学べるキリスト教映画7選まとめ【動画あり】をどうぞ
天地創造を描いた絵画
では、最後に天地創造を描いた絵画をいくつかご紹介しますね!
『アダムの創造』(ミケランジェロ)
システィーナ礼拝堂の天井画の一部で、ミケランジェロの代表作。
皆さんも、一度は見たことがあるのではないでしょうか!
これは、神様が最初の人間アダムに命を吹き込んでいるシーンですね。
いやー、すごい躍動感!
『天地創造と楽園からの追放』(ジョヴァンニ・ディ・パオロ)
『天地創造と楽園からの追放』1445年 ジョヴァンニ・ディ・パオロ The Creation and the Expulsion from the Paradise, Giovanni di Paolo pic.twitter.com/AgR5MrAwIi
— キリスト教絵画bot (@religious_bot) April 14, 2021
これは、天地創造とアダムとエバの楽園追放をどちらも描いた作品ですね。
この2つのシーンが合わさっているのには、どのような意味があるのでしょうか。。?
『天地創造』(ウィリアム・ブレイク)
『最後の人間』では世界で大規模な戦争が勃発し疫病が流行り、人口の激減が止まらない。まさに人類が滅びようとする最中にハイドンの天地創造の主題が語られる。神々の言語、あるいは存在の証としての音楽を祝福するライオネルが最後の人間となる。絵はブレイクの『天地創造』https://t.co/QbbYQCW07c pic.twitter.com/c71wKNaynM
— 小川公代 (@ogawa_kimiyo) August 30, 2019
神様が天地を造られる最初のシーンです。
つまり、『光あれ』と言っているところですね。
手からビームみたいのが出ててカッコイイ。。(語彙力)
まとめ:天地創造は神様がこの世界を造られたというお話!
◎天地創造の流れ
- 1日目 光を造った。昼と夜を分けた。
- 2日目 空(天)を造った。
- 3日目 地上と海を造った。地上に植物を生やした。
- 4日目 太陽と月と星を造った。
- 5日目 海と空の生物(魚や鳥など)を造った。
- 6日目 地上の生物(獣や人など)を造った
- 7日目 自分の仕事に満足して、休んだ。
お話に起伏(きふく)がなく、同じパターンが続くので退屈に感じたかもしれませんが、
この世界は、偶然ではなく神様によって造られました。
最初の数ページだけですから、機会があれば読んでみてください!
6日間あれば読み終わるはずです。(天地創造か)
キートンでした。
👇参考文献