ジーザス、エブリワン!キートンです。
今回は、クリスマスのお話に登場することでもおなじみの“東方の
聖書の登場箇所が少なく謎が多い彼らですが、どんな人たちだったのでしょうか?
わたくし名探偵キートンは、謎を謎のままで終わらせませんよ!!
この記事では、
- “東方の三博士”とはどのような人たちか
- “東方の三博士”が登場する聖書内容
などの情報をお届けします!
目次
“東方の三博士”とは?
“東方の三博士”は、
“東方の三賢者”、”東方の三賢人”などとも呼ばれます。
イエス・キリストがお生まれになったことを知り、
また、イエス・キリストに贈り物として
- 黄金
- 乳香
- 没薬
を贈ったことから、3人であ
加えて、彼らの名前も聖書には書かれていません。
ただし、民間伝承によると以下のような名前を付けられています。
- メルキオール(青年の姿)
- バルタザール(壮年の姿)
- カスパール(老人の姿)
“東方の三博士”が登場する聖書内容
それでは、
東方の三博士現る
「イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツレヘムでお生れになったとき、見よ、東からきた博士たちがエルサレムに着いて言った、 2「ユダヤ人の王としてお生れになったかたは、どこにおられますか。わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきました」。」
(マタイによる福音書2章1、2節)
これは、イエス・
博士たちが、星に導かれて東の方からエルサレムにやって来ました。
そして、彼らは当時の王様であるヘロデ王に言いました。
私たちは、東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。
これを聞いたヘロデ王や他のエルサレムの人々は、
自分たちの地位が脅かされるかもしれないと感じたからです。
そこで、ヘロデ王は、
彼らは答えました。
これを聞いたヘロデは、
私も行って拝みたいから。
しかし、これは大ウソでした。
ヘロデは、自分の地位を脅(おびや)かしかねない救い主イエスを、
幼子イエスとの対面と3つの贈り物
「彼らは王の言うことを聞いて出かけると、見よ、彼らが東方で見た星が、彼らより先に進んで、幼な子のいる所まで行き、その上にとどまった。 10彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。 11そして、家にはいって、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた。」
(マタイによる福音書2章9~11節)
王の言葉を聞いた博士たちが出かけると、
博士たちが喜んで家に入ると、
博士たちは、ひれ伏して幼子イエスを拝むと、宝物を開けて、
しかし、その後、
と夢のお告げがあったので、
“東方の三博士”の贈り物のそれぞれの意味って!?
博士たちは、幼子イエスに黄金、乳香、没薬という3つの贈り物を
しかし、
黄金(おうごん)
黄金は、“王位”を象徴しています。
黄金は、産出量も少なく、錆びず、美しい最も価値の高い金属。
また、当時の王様の器具や装身具としても使われていました。
つまり、イエス・
博士たち自身も、
とヘロデ王に聞いていましたよね。
決して、金目のものだからあげた、というわけではないんですね!
乳香(にゅうこう)
乳香は、“祈り”を象徴しています。
乳香というのは、カラン科である乳香機の樹液で、
エジプトでは、神に捧げる薫香として使われていたほどです。
つまり、乳香は、イエス・
私たちがお祈りを捧げるべき相手は、神様ただ1人しかおられませんからね!
没薬(もつやく)
没薬は、“死”を象徴しています。
没薬というのは、”ミルラ”とも呼ばれ、本来は
また、エジプトのミイラを作る時にも使われ、黄金や乳香と同じく、
他にも、胃薬やうがい薬、麻酔薬、
と思うかもしれませんが、そうではありません。
これは、後にイエス・
まさに、イエスがキリストであることの表明ですね!
ちなみに、イエスの死後に、
「また、前に、夜、イエスのみもとに行ったニコデモも、没薬と沈香とをまぜたものを百斤ほど持ってきた。」
(ヨハネによる福音書19章39節)
“東方の三博士”の贈り物がクリスマスプレゼントの由来!?【諸説あります】
皆さんは、クリスマスが好きですか?
恐らく、クリスチャンでなくてもクリスマスが好きな方はたくさんいるのではないでしょうか。
そして、クリスマスといえば、クリスマスプレゼントですよね。
実はこの東方の三博士のエピソードがクリスマスプレゼントの由来になっているという説があります。
具体的に言うと、先ほどご紹介した幼子イエスに贈り物をするシーンです。
「彼らは王の言うことを聞いて出かけると、見よ、彼らが東方で見た星が、彼らより先に進んで、幼な子のいる所まで行き、その上にとどまった。 10彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。 11そして、家にはいって、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた。」
(マタイによる福音書2章9~11節)
ここから、クリスマスにプレゼントを贈る習慣ができたのではないかということですね。
とはいえ、他にもいくつかの説があるようなので、絶対にこれが由来とは言えませんが。。!
“東方の三博士”たちは、占星術師だった!?
“東方の三博士”と言われる彼らですが、聖書の訳によっては、“占星術師”だったと書かれています。
では、占星術師はどんなことをするのかというと、
太陽や月などの位置や動きを見て世界の情勢などを
そうです、博士たちは、
占星術をしていたからこそ、星を見てイエス・
彼らには、神様の大きなお導きがあったんですね!
いやー、イエスの誕生に立ち会えるとは、なんともうらやましい。。!
“東方の三博士”を描いた絵画
実は、東方の三博士たちを描いた絵画がいくつかあるので、その一部をご紹介しましょう!
『キリストの降誕』(N・C・ワイエス)
イエスキリストの生誕が描かれた絵画。
どれが博士たちなのかがイマイチ分かりにくいですが、恐らく手前にいる男たちでしょう。
イエスキリストがめちゃくちゃ神々しく輝いており、博士たちもあっけにとられていますね。
隣にいる母のマリアも、幼子イエスを見守っています。
『東方三博士の礼拝』(ピーテル・パウル・ルーベンス)
様々なジャンルの絵画を残した画家ルーベンスによって描かれた作品。
こちらもたくさんの人物が描かれており中々カオスですが、今まさにイエスに贈り物をしているのは博士の1人でしょう。
その後ろにいる男性も贈り物を持って順番を待っていますね。
そして、その右側にいる黒人の男性が、最後の博士の1人だと推測できます。
こうして見ると、博士たちは明らかに服装が華やかですよね!
まとめ:”東方の三博士”には謎が多い!
いかがでしたか?
博士たちは聖書のほんの1部分にしか登場しないので、
クリスマスのお話としても、定番の場面ですから。
でも、確かに、”東方の三博士”って何か響きがカッコ良いですよね。
1場面しか登場しないのに、有名で、インパクトもちゃんと残していくって。。
名脇役か!(どんなツッコミだ)
ではまた!