Q&A

【キリスト教】お祈りの仕方5ステップ!すぐに使える例文もご紹介

まとめ:神に祈り神と共に歩もう!

ジーザス、エブリワン!クリスチャンブロガーのキートンです。

キリスト教では、どんな風にお祈りしているの?

具体的なやり方やポイントを知りたいなあ。。

こういった疑問にお答えします。

 

聖書、礼拝、奉仕などキリスト教において大切な様々なことがありますが、中でも特に重要なのが祈りです。

キリスト教において祈りは必要不可欠なもので、教会の礼拝だけでなく、普段の日常の中でも何度もお祈りをします。

 

人類の歴史を見ても、古代から人々はあらゆる時代のあらゆる場所で祈ってきました。

祈りというのはそれくらい人間にとって身近で、本能とも言えるくらい「祈りたい」という欲求があるということです。

 

あなたも、困ったときやお願い事をしたいときなどに一度は神に祈ったことがあるかもしれません。

しかし、祈りとはどのようなもので、どう祈ればいいのでしょうか?

 

祈りというと、「人間が一方的に神に願い事を伝えるもの」みたいなイメージがあるかもしれませんが、これは祈りの本質ではありません。

実は永遠のベストセラー”聖書”には、祈りについての多くの教えが書かれています。

 

聖書が教える祈り方を知ることができれば、平安に満ちた人生を送ることができるのですが、これを知らない方も多いです。

そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、

  • キリスト教における祈りとは?
  • キリスト教のお祈りの仕方5ステップ
  • 【例文】キリスト教の祈りの言葉一覧
  • 祈る際に気をつけたい5つのポイント
  • 祈ると起こる3つのこと
  • 祈りに関するQ&A

について解説します。

キートン
キートン
この記事を読めば、キリスト教の正しいお祈りの仕方を知ることができますよ!

 

👇️動画で見たい方はこちら

キリスト教における祈りとは?

キリスト教における祈りとは?

そもそもキリスト教において、祈りとはどのようなものなのでしょうか?

まずは祈りの本質に迫っていきましょう。

  • 神との対話
  • 魂の呼吸
  • 霊的戦いの武器

ただし、僕自身がプロテスタントのクリスチャンなので、この記事で語る祈りは、プロテスタントにおける祈りになります。

カトリックなど他の宗派とは異なる部分もありますので、ご了承ください。

神との対話

 

まず、祈りとは神との対話です。

ここで言う神というのは、この世の全てを造られた唯一の神のことですね。

 

私たちは祈ることによって神とお話をし、神と親しい関係を築くことができます。

聖書でも神はこう語られていますね。

わたしに呼び求めよ、そうすれば、わたしはあなたに答える。そしてあなたの知らない大きな隠されている事を、あなたに示す。」

(エレミヤ書 33:3)

さらっと言いましたが、これはとんでもない恵みです。

 

だって、他の動物は祈って神と対話することはできませんし、

私たち人間は祈ることで、どんな偉人よりも偉大な神といつでもどこでもコミュニケーションが取れるんですから。

 

神は人間を特別な存在として造られ、神との関係を持つようにされました。

神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。」

(創世記1:27)

祈りによって神と交われるという特権は、神の愛と恵みのしるしなんですね。

キートン
キートン
ただし、「祈り=神に一方的に話しかけること」と思われがちですが、対話ですから聖書などを通して神の声を聞くことも重要です!

✅️神の声を聞く方法については、神様の声が聞こえるようになるには?【クリスチャンが回答】をどうぞ

魂の呼吸

 

また、祈りは魂の呼吸とも言われます。

なぜなら、祈りは、私たちの魂が神から吸って神に吐き出す呼吸のようなものだから。

 

例えば、祈ることで私たちは、神から愛や力、導きなど様々な恵みを受け取ることができます。

一方で、私たちは感謝や悩み、願いなどを神に捧げます。

 

こうした祈りによる魂の呼吸によって、私たちは霊的な命を保つことができるのです。

霊的な命ってどういうこと?

人間は肉体からできているんじゃないの?

と思うかもしれませんが、人間は単なる肉体的な存在ではなく、“神のかたち”に造られた霊的な存在でもあります。

なぜなら、神は人間に霊を与えることで「生きた者」とされたからです。

主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。」

(創世記2:7)

これは、神が私たちに単なる肉体的な命だけでなく、神と交わる霊的な命を与えられたことを示しています。

 

だからこそ、人間は思わず神に祈ってしまうのではないでしょうか?

実際、人生で一度も祈ったことがない、という人のほうが少ないですよね。

 

逆に、祈らないと私たちの心は疲れ、霊的に弱くなってしまいます。

イエスもこのように語られました。

誘惑に陥らないように、目をさまして祈っていなさい。心は熱しているが、肉体が弱いのである」。」

(マタイによる福音書 26:41)

祈らないと神から遠ざかり、罪の誘惑に負けやすくなってしまうでしょう。

私たちの肉体は、呼吸をしなければ生きられません。

キートン
キートン
同じように、私たちの魂も祈りによる呼吸なしでは健全に生きられないのです!

霊的戦いの武器

 

さらに、祈りは霊的戦いの武器の一つでもあります。

目には見えませんが、聖書によれば私たちはサタン(悪魔)や悪霊との霊的な戦いの中にいます。

わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。」

(エペソ人への手紙6:12)

サタンや悪霊は、私たち人間が神から離れるように絶えず誘惑や攻撃を仕掛けてくるんですね。

 

しかし、私たちは祈りによって神の力を受け取り、悪の力に打ち勝つことができるのです。

わたしたちの戦いの武器は、肉のものではなく、神のためには要塞をも破壊するほどの力あるものである。」

(コリント人への第二の手紙10:4)

キートン
キートン
霊的な戦いは人間の肉体的な力ではなく、神の力によって戦うものなんですね!

✅️悪魔(サタン)については、【聖書】悪魔(サタン)とは?その正体をクリスチャンが解説しますをどうぞ

キリスト教のお祈りの仕方5ステップ

キリスト教のお祈りの仕方5ステップ

お祈りがどういうものか分かっていただけたかと思いますが、具体的にはどう祈ればいいのでしょうか?

祈りには絶対的な一つの型や形式があるわけではないですが、ある程度基本的なスタイルはあります。

 

そこでここからは、キリスト教のお祈りの仕方を5つのステップに分けてご紹介していきますね。

  1. 目を閉じて手を組む
  2. 神に呼びかける
  3. 感謝を伝える
  4. 自分の思い(悩みや願いなど)を素直に伝える
  5. 祈りを締めくくる
キートン
キートン
祈り方が分からない方は、参考にしてみてください!

①目を閉じて手を組む

 

祈る際に決まった姿勢はありませんが、目を閉じて手を組むのが一般的です。

なぜなら、神に敬意を示す行為とされ、神に心を向けやすいから。

 

ただ、神に敬意を払い集中できる姿勢なら、どんな姿勢でも構いません。

聖書にも、

  • 立って祈る
  • ひざまずいて祈る
  • 手を挙げて祈る
  • 目を天に向けて祈る

など様々な祈り方をする人たちが登場します。

「これらのことを語り終えると、イエスは天を見あげて言われた、「父よ、時がきました。あなたの子があなたの栄光をあらわすように、子の栄光をあらわして下さい。」

(ヨハネによる福音書17:1)

また、声に出して祈るほうが集中しやすくておすすめですが、心の中で祈るのでも大丈夫です。

 

大切なのは、自分がお祈りしやすいやり方を見つけることですね。

キートン
キートン
祈る場所に関しても、なるべく自分が集中できる静かな場所でするのがおすすめです!

②神に呼びかける

 

祈りの姿勢が整ったら、次に神に呼びかけます。

先ほども言ったように祈りは対話なので、話しかけるところから始まるのは自然なことですよね。

 

神に呼びかけるといっても、特別な決まりはなく、

  • 神様
  • 主よ
  • 愛する父よ
  • 天のお父様

などシンプルで自然な呼びかけでOKです。

キートン
キートン
神との関係を感じながら、呼びかける言葉を選ぶと良いですね!

③感謝を伝える

 

神に呼びかけたら、次に感謝の気持ちを伝えます。

なぜなら、神は日々、私たちに多くの恵みを与えてくださっているからです。

 

聖書にも、”どんなときでも感謝すること”が強くすすめられています。

「いつも喜んでいなさい。 17絶えず祈りなさい。 18すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。」

(テサロニケ人への第一の手紙5:16-18)

例えば、

  • 「今日も健康でいられることを感謝します。」
  • 「今日という一日を与えてくださって感謝です。」
  • 「家族や友人と過ごせる時間をありがとうございます。」
  • 「今こうして神様に祈れることを感謝します。」

などと祈ってみるといいでしょう。

キートン
キートン
感謝をすることで、神の恵みに気づきやすくなり、心が平安になります!

④自分の思い(悩みや願いなど)を素直に伝える

 

ステップの四つ目は、自分の思い(悩みや願いなど)を素直に伝えることです。

ここからが祈りの本題ですね。

 

神は私たちの心の中を全てご存じですが、それでも私たちが自分から心を開いて話すことを望んでおられます。

「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。

(ピリピ人への手紙4:6)

ですから、どんなに小さな悩みや願いも、遠慮せずに神にお話しましょう。

 

決して美しくて立派な祈りをしようとする必要はありません。

例えば、祈りには以下のようなものがあります。

  • 賛美の祈り:神の偉大さや素晴らしさをほめたたえる祈り
  • 悔い改めの祈り:自分のを認めて、ゆるしを求める祈り
  • 願いの祈り:自分自身の必要や願いを神に伝える祈り
  • 神の声を聴く祈り:神の言葉に耳を傾ける祈り
  • とりなしの祈り:他の人のためにする祈り
キートン
キートン
まず最初は、自分が祈りやすそうなものから始めてみましょう!

⑤祈りを締めくくる

 

最後のステップは、祈りを締めくくることです。

祈りには絶対的な型や形式はないと言いましたが、

イエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン。

というフレーズで祈りを終えるのが一般的です。

 

まず、イエスキリストの御名によって祈るのは、私たちが神の前に立てるのはキリストのおかげだからです。

私たち人間には神に背く”罪”の性質があり、これが聖なる神との関係を邪魔しています。

 

しかし、イエスキリストが十字架で私たちの罪を背負ってくださったので、私たちは神に近づけるようになったのです。

神は唯一であり、神と人との間の仲保者もただひとりであって、それは人なるキリスト・イエスである。

(テモテへの第一の手紙2:5)

つまり、私たちは”キリストの名によって”祈ることで、神に祈りが聞かれるということですね。

(イエスキリストについては、【完全版】イエス・キリストとはどんな人?その生涯を簡単にまとめてみたをどうぞ)

 

また、祈りの最後に言う “アーメン”は、「その通り」とか「確かに」という意味で、神に対する信頼と確信を表します。

つまり、”アーメン”を祈りの最後に付けることで、

私はこの祈りを心から信じ、神にゆだねます。

という告白をしているんですね。

(✅️アーメンの意味については、【それな】アーメンの意味とは?使い方もクリスチャンが教えますをどうぞ)

【例文】キリスト教の祈りの言葉一覧

【例文】キリスト教の祈りの言葉一覧

お祈りの仕方を解説してきましたが、

いいから手っ取り早く祈りの具体例を教えてくれ!

すぐに祈りとして使いたいんだよ!!

という方もいるでしょう。

そこでここからは、場面ごとにすぐに使える祈りの例文をいくつかご紹介します。

  • 主の祈り
  • 朝の祈り
  • 寝る前の祈り
  • 食事前の祈り
  • 悩んでいるときの祈り
  • 導きを求める祈り
  • 罪のゆるしを求める祈り
  • 他の人のための祈り(とりなしの祈り)
キートン
キートン
今の自分の状況や気持ちを当てはめて、上手くアレンジしながら使ってみてください!

主の祈り

 

主の祈りとは、イエスが弟子たちにどう祈るべきかを教えた模範の祈りです。

多くの教会の礼拝で唱えられるほど重要なお祈りで、僕の教会でも毎週このお祈りが祈られます。

 

祈り方に迷ったときは、この祈りを唱えることで、正しい祈りを学ぶことができるでしょう。

『天にまします我らの父よ。願わくは御名(みな)をあがめさせたまえ。御国(みくに)を来たらせたまえ。みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。

我らの日用(にちよう)の糧(かて)を今日も与えたまえ。我らに罪を犯すものを我らが赦(ゆる)すごとく、我らの罪をも赦したまえ。

我らを試(こころ)みにあわせず、悪より救いいだしたまえ。国と力と栄えとは、限りなく汝(なんじ)のものなればなり。アーメン。』

(マタイによる福音書6章9節〜13節 新共同訳)

(✅️主の祈りの詳細は、主の祈りの意味とは?わかりやすくクリスチャンが解説【天にまします我らの父よ】をどうぞ)

朝の祈り

 

ここからは僕が考えた場面ごとのお祈り例文をご紹介していきます。

あくまでも一例ですが、参考にしてみてください。

「天の父なる神様、新しい朝をありがとうございます。
今日もあなたの恵みと愛の中で目覚めることができることを感謝します。

どうかこの一日を祝福し、私の心をあなたの平安で満たしてください。
どんな状況の中でも、あなたに従い、正しい選択ができるよう導いてください。
私の口から出る言葉が優しさと愛に満ち、人々を励ますものとなりますように。

今日出会うすべての人々に、あなたの愛を表すことができますように。
また、困難や試練があったとしても、あなたの力を信じ、乗り越えることができますように。すべてをあなたにゆだね、イエス・キリストの御名によってお祈りします。

アーメン。」

寝る前の祈り

 

一日を終えて、寝る前にする祈りです。

「天の父なる神様、今日一日を守ってくださり、ありがとうございます。
あなたの恵みの中で過ごせたことを感謝します。

今日の出来事を振り返り、良かったことも、うまくいかなかったことも、すべてあなたの御手にゆだねます。
もし誰かを傷つけたり、間違ったことをしてしまったなら、どうかおゆるしください。

私の心をあなたの平安で満たし、穏やかな眠りを与えてください。
また、新しい朝を迎えたとき、あなたとともに歩む力をいただけますように。

私の家族や愛する人々をも守り、あなたの祝福が豊かにありますように。
すべてをあなたにゆだね、イエス・キリストの御名によってお祈りします。

アーメン。」

食事前の祈り

 

食事をする前にするお祈りです。

「天の父なる神様、今日もこの食事を与えてくださり、ありがとうございます。

この食事を準備してくださった方々に感謝し、
これをいただくことで、健康が支えられ、あなたのために生きる力となりますように。
また、世界には食べ物に困っている人々もいます。
どうか彼らを助け、必要が満たされますように。

この食事を祝福し、あなたの栄光のために用いることができますように。
イエス・キリストの御名によってお祈りします。

アーメン。」

悩んでいるときの祈り

 

何か悩んでいることがあるときの祈りです。

「天の父なる神様、今、私は悩みや不安を抱えています。
自分の力ではどうすることもできず、心が重くなっています。
でも、あなたはすべてをご存じで、私を愛し、導いてくださるお方です。

どうか私の心を守り、あなたの平安で満たしてください。
この状況の中でも、あなたの計画が最善であることを信じ、ゆだねることができますように。
私が正しい道を選べるように知恵を与え、必要な助けを備えてください。

どんなときも、あなたに信頼し続けることができますように。
あなたの導きを待ち望み、希望を持って歩むことができますように。

すべてをあなたにゆだね、イエス・キリストの御名によってお祈りします。

アーメン。」

導きを求める祈り

 

今後どうしたらいいのか、導きを求める祈りです。

「天の父なる神様、今、私はどの道に進むべきか迷っています。
自分の考えだけでは、何が最善なのか分かりません。
でも、あなたは私の人生を最もよく知っておられ、最善の道を備えてくださるお方です。

どうか私の心を静め、あなたの御声を聞けるようにしてください。
自分の思いに頼るのではなく、あなたの導きに従うことができますように。
私の歩みを正しい方向へと導き、確信を持って前に進むことができますように。

あなたのご計画がなされることを信じ、すべてをあなたにゆだねます。
イエス・キリストの御名によってお祈りします。

アーメン。」

罪のゆるしを求める祈り

 

罪を犯してしまったときに、罪のゆるしを求める祈りです。

「天の父なる神様、私はあなたの前に正しく生きることができず、罪を犯してしまいました。
あなたの愛を知りながらも、自分の弱さや過ちによって、あなたに背くことをしてしまいました。

どうか私の罪をおゆるしください。
イエス・キリストの十字架によって、私はゆるされることを信じます。
あなたの恵みによって、心を聖め、新しい歩みを始める力を与えてください。

これからは、あなたの導きに従い、罪から離れ、あなたの愛の中を歩むことができますように。あなたのゆるしに感謝し、すべてをゆだねます。

イエス・キリストの御名によってお祈りします。

アーメン。」

他の人のための祈り(とりなしの祈り)

 

他の人のためにする祈り(とりなしの祈り)です。

「天の父なる神様、今、私は(〇〇さん)のために祈ります。
あなたは(〇〇さん)の状況をすべてご存じで、必要としているものも理解しておられます。

どうか(〇〇さん)を守り、あなたの愛と平安で満たしてください。
もし困難や悩みを抱えているなら、力を与え、解決への道を示してください。
もし健康に問題があるなら、癒しを与え、回復へと導いてください。
もし心が傷ついているなら、あなたの慰めがその心を癒しますように。

(〇〇さん)があなたの恵みを知り、あなたの愛の中で歩むことができますように。
あなたの祝福が豊かに注がれますように。
すべてをあなたにゆだね、イエス・キリストの御名によってお祈りします。

アーメン。」

祈る際に気をつけたい5つのポイント

祈る際に気をつけたい4つのポイント

「これであなたもお祈りマスター!」と言いたいところですが、祈る際に気をつけたいいくつかのポイントがあります。

  1. 長々と祈る必要はない
  2. へりくだった姿勢で祈る
  3. 祈りが叶えられると信じて祈る
  4. 祈りの答えを焦らない
  5. 人に見せるために祈らない
キートン
キートン
間違った祈り方をしてしまわないように、一つずつ詳しく見てみましょう!

①長々と祈る必要はない

 

祈る際に気をつけたいポイントの一つ目は、長々と祈る必要はないということです。

なぜなら、祈る前から神は既に私たちが必要なものをご存知だから。

 

イエスもこう語られています。

「また、祈る場合、異邦人のように、くどくどと祈るな。彼らは言葉かずが多ければ、聞きいれられるものと思っている。 8だから、彼らのまねをするな。あなたがたの父なる神は、求めない先から、あなたがたに必要なものはご存じなのである。」

(マタイによる福音書6:7)

え、でも神が既に私たちが求めていることを知っているなら、祈る必要なくない?

と思うかもしれませんが、神は単に私たちから情報を得たいのではなく、私たちと交わることを求めておられます。

例えば、親は子どもが求めているものが何か知っていても、子どもの口から実際に伝えられたほうが嬉しいですよね??

 

神も私たちが自分の口から話すことを喜んでくださるのです。

とは言え、神が私たちの考えを全てご存知なのは間違いないので、呪文のようにただ長いだけの祈りをするのは止めましょう。

 

むしろ祈りの長さよりも、心が誠実に神に向いているかどうかのほうが大切ですね。

それができているなら、必要なことを短く祈るだけでも大丈夫です。

キートン
キートン
ただ、もちろん心のこもった長めのお祈りができるなら、それは素晴らしいですね!

②へりくだった姿勢で祈る

 

祈る際に気をつけたいポイントの二つ目は、へりくだった姿勢で祈ることです。

なぜなら、神は自分の弱さを認め、謙虚に祈る人を喜んでくださるから。

神は高ぶる者をしりぞけ、へりくだる者に恵みを賜う

(ヤコブの手紙 4:6)

例えば、イエスは厳格なユダヤ教である“ファリサイ派”の人の祈りと、人々から税を取り立てる”取税人”の祈りを比較されました。

「「ふたりの人が祈るために宮に上った。そのひとりはパリサイ人であり、もうひとりは取税人であった。 11パリサイ人は立って、ひとりでこう祈った、『神よ、わたしはほかの人たちのような貪欲な者、不正な者、姦淫をする者ではなく、また、この取税人のような人間でもないことを感謝します。 12わたしは一週に二度断食しており、全収入の十分の一をささげています』。 13ところが、取税人は遠く離れて立ち、目を天にむけようともしないで、胸を打ちながら言った、『神様、罪人のわたしをおゆるしください』と。 14あなたがたに言っておく。神に義とされて自分の家に帰ったのは、この取税人であって、あのパリサイ人ではなかった。おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」。

(ルカによる福音書18章10~14節)

ファリサイ人は自分の良い行いを誇らしげに語りましたが、取税人は神の前に深くへりくだり、自分の罪を認めました。

 

外から見るとファリサイ人のほうが立派に見えるかもしれませんが、神に正しいと認められたのは取税人のほうだったのです。

祈るときに必要なのは、自分を立派に見せようとすることではありません。

 

むしろ祈りは、自分の無力さを自覚することから始まるのです。

キートン
キートン
傲慢にならず、謙虚な姿勢で祈っていきましょう!

③祈りが叶えられると信じて祈る

 

祈る際に気をつけたいポイントの三つ目は、祈りが叶えられると信じて祈ることです。

なぜなら、疑いの気持ちは、祈りの力を弱めてしまうから。

「ただ、疑わないで、信仰をもって願い求めなさい。疑う人は、風の吹くままに揺れ動く海の波に似ている。 7そういう人は、主から何かをいただけるもののように思うべきではない。

(ヤコブの手紙1:6,7)

また、イエスは言われました。

「そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。

(マルコによる福音書11:24)

ただし、これは祈ったらなんでも叶うということではなく、

どんなこともできる神に信頼して祈ることが大切だということです。

 

例えば、Amazonで商品を注文したら、まだ届いてなくても『もう手に入れた』って思いますよね?

なぜなら、Amazonが確実にその商品を届けてくれるという信頼があるからです。

 

祈りに関しても、「どうせ無理でしょ。。」と疑って祈るのではなく、「神ならできる!」と神を信頼して祈ることが大切です。

キートン
キートン
神は信じる者の祈りに答えてくださるんですね!

④祈りの答えを焦らない

 

祈る際に気をつけたいポイントの四つ目は、祈りの答えを焦らないことです。

いやいや、さっき祈りが叶えられると信じて祈れって言ったやん!

矛盾してない!?

と思うかもしれませんが、神は確かに祈りに答えてくださるお方ですが、それが祈ってすぐとは限らないということです。

 

また、そもそも私たちが期待している形で答えが来るとも限りません。

祈りは”願いを叶える魔法”ではありませんし、神は私たちのお願い事を都合よく叶える”ランプの魔人”でもないですからね。

 

自分勝手で自己満足のためにする祈りは、答えられないこともあります。

しかし、これは祈りが聞かれていないということではありません。

 

神は私たちの全ての祈りを聞いてくださっていますが、神のタイミングと私たちのタイミングは違います。

神の考えや計画は私たちの想像を超えていますし、はるかに素晴らしいですからね。

「わが思いは、あなたがたの思いとは異なり、わが道は、あなたがたの道とは異なっていると主は言われる。 9天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いは、あなたがたの思いよりも高い。

(イザヤ書55:8,9)

キートン
キートン
神は最善のときに、最善の形で祈りに答えてくださるので、焦らずに神の導きを待つことが大切です!

⑤人に見せるために祈らない

 

祈る際に気をつけたいポイントの五つ目は、人に見せるために祈らないことです。

なぜなら、祈りはあくまでも、神との個人的な対話だから。

「また祈る時には、偽善者たちのようにするな。彼らは人に見せようとして、会堂や大通りのつじに立って祈ることを好む。

(マタイによる福音書6:5)

例えば、神は”人に良く思われるための祈り”や、”周りの評価を気にした祈り”を喜ばれません。

 

人目を気にした祈りでは、神にではなく人に焦点が向いてしまい、本当の気持ちを神に伝えるのが難しくなってしまうでしょう。

まあこれは教会で大勢の前で祈るときとかは、僕もやってしまいがちなんですけどね。。(反省)

 

そのため、イエスは隠れた場所で祈ることをすすめています。

あなたは祈る時、自分のへやにはいり、戸を閉じて、隠れた所においでになるあなたの父に祈りなさい。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いてくださるであろう。 」

(マタイによる福音書 6:6)

キートン
キートン
あくまでも心は神に向けてお祈りしていきましょう!

祈ると起こる3つのこと

祈ると起こる3つのこと

祈りには、実はすごい力があります。

なぜなら、人間の想像をはるかに超えた神の力が働かれるから。

 

ただ、うさん臭く聞こえる方もいると思うので、以下で祈ると起こる3つのことをご紹介していきますね。

  1. 神との関係が深まる
  2. 奇跡的な体験をする
  3. 神の導きを受ける

①神との関係が深まる

 

祈ると起こること一つ目は、神との関係が深まることです。

祈りは神とのコミュニケーションなので、これは当たり前と言えば当たり前ですね。

 

人間との関係も対話やコミュニケーションを通して深まっていきますが、これは神との関係でも同じです。

私たちが祈りによって神に話しかけ、神の声に耳を傾けることで、神との関係が深まります。

神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいて下さるであろう。」

(ヤコブの手紙4:8)

キートン
キートン
神との関係が深まっていく中で、私たちは神の深い愛や恵み、心の平安を感じることができるのです!

②奇跡的な体験をする

 

祈ると起こること二つ目は、奇跡的な体験をすることです。

なぜなら、祈りを通して神の力が働かれるから。

 

聖書にも祈りを通して神の力が働いた例が、たくさん書かれています。

「エリヤは、わたしたちと同じ人間であったが、雨が降らないようにと祈をささげたところ、三年六か月のあいだ、地上に雨が降らなかった。

(ヤコブの手紙 5:17)

「真夜中ごろ、パウロとシラスとは、神に祈り、さんびを歌いつづけたが、囚人たちは耳をすまして聞きいっていた。 26ところが突然、大地震が起って、獄の土台が揺れ動き、戸は全部たちまち開いて、みんなの者の鎖が解けてしまった。

(使徒行伝16:25,26)

いやいや、そんなの聖書に書かれているだけの作り話でしょ!

仮に本当だったとしても、今よりずっと前の聖書の時代の話やん!!

と思うかもしれませんが、聖書の神は昨日も今日も変わらないお方であり、今も奇跡を起こされます。

 

実際、現代でも、僕も含め多くのクリスチャンが祈りを通して神の奇跡を体験しています。

それは目に見える奇跡とは限りませんが、例えば、

  • 治らないはずの病が癒される
  • 経済的・物質的な必要が満たされる
  • 事故や災害から守られる
  • 人間関係が回復する
  • 良い進路に導かれる

などなど、挙げればキリがありません。

キートン
キートン
神に信頼して祈ることで、神の力が働くんですね!

③神の導きを受ける

 

祈ると起こること三つ目は、神の導きを受けることです。

なぜなら、私たちが祈りの中で導きを求めるとき、神がそれに答えてくださるから。

すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。

(箴言3:6)

例えば、神は祈りに答えて、

  • 心に平安を与える
  • 聖書を通して語る
  • 環境や状況を変える
  • 他の人を通して助言をする
  • 夢やビジョンを見せる

など様々な方法で、私たちを導かれることがありますね。

 

私たちは自分の判断で生きようとすると、道を間違えてしまうことがあります。

しかし、神は私たちにとってベストな道をご存知であり、祈りを通してその道に導いてくださるのです。

キートン
キートン
人生の決断に迷ったときこそ、神に祈ることが大切ですね!

祈りに関するQ&A

祈りに関するQ&A

最後に、祈りに関するよくある質問にお答えしてきます。

  • Q.祈りが聞かれないんだけどなんで?
  • Q.忙しくて祈れない場合は?
  • Q.祈れないときはどうすればいい?
  • Q.キリストを信じてなくても祈っていいの?

Q.祈りが聞かれないんだけどなんで?

 

A.これは神に祈ったことがある方なら、誰しもが一度は抱いたことのある疑問だと思います。

正直、僕も「神様、なんで祈りを聞いてくれないんですか!!」と抗議したことは、一度や二度どころではありません。

 

ただ、まず前提として言っておきたいのは、神は私たちの祈りを無視しているわけではなく、

全ての祈りを聞いてくださっているということ。

 

その上で答えがないのは、以下のような場合があります。

  • まだ神から見てベストタイミングではない
  • 私たちが気づいていないだけで別の形で答えている
  • 祈りの内容が神から見てふさわしくない
  • 信仰と忍耐が試されている
キートン
キートン
じれったい気持ちも分かりますが、神が最善の形で答えてくださると信じて祈り続けましょう!

Q.忙しくて祈れない場合は?

 

A.現代は情報が溢れ、選択肢も多く、非常に忙しい時代です。

しかし、むしろ忙しいときこそ祈りが必要です。

 

なぜなら、祈ることで神から力をいただき、心に平安が与えられるから。

「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。 7そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。

(ピリピ人への手紙4:6,7)

逆に忙しさを理由に祈らずにいると、慌ただしい日々の中でますます心は乱れ、平安を失っていくでしょう。

 

イエスも、忙しい中でも意識的に祈る時間を持たれていました。

「朝はやく、夜の明けるよほど前に、イエスは起きて寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。

(マルコによる福音書1:35)

先ほども言ったように、必ずしも長く祈る必要はありませんし、祈りはいつでもどこでもできます。

僕もトイレだろうが、歩いているときだろうが、電車だろうが、どこでも祈ることが多いです。

 

どんなに忙しくても少しのスキマ時間くらいはあるはずなので、一日一分からでも祈る習慣をつけていきましょう。

キートン
キートン
ただ、できるなら一人心静められる場所でお祈りするのがベストですね!

Q.祈れないときはどうすればいい?

 

A.疲れていたり、気持ちが落ち込んでいたりすると、祈る気力すらないというときもあるでしょう。

また、そもそも何をどう祈ったらいいか、分からないときもあるかもしれません。

 

しかし、そんなときは、神の霊である聖霊が助けてくださいます。

なぜなら、聖書にこう書かれているからです。

「御霊もまた同じように、弱いわたしたちを助けて下さる。なぜなら、わたしたちはどう祈ったらよいかわからないが、御霊みずから、言葉にあらわせない切なるうめきをもって、わたしたちのためにとりなして下さるからである。

(ローマ人への手紙8:26)

自分で祈れなくても、聖霊が代わりに祈り、私たちの心の深いところにある願いや思いを神に届けてくだいます。

 

ですから、祈れなくても

私は祈ることができません。

聖霊の導きをください。

と正直に神に打ち明けましょう。

聖霊が働き、あなたの祈りを助けてくださるはずです。

 

また、旧約聖書の“詩篇(しへん)”には多くの祈りの言葉がまとめられているので、それらを読むのもありですね。

✅️聖霊の詳細は、【わかりやすく】聖霊とは?10の働きをクリスチャンが徹底解説をどうぞ

Q.キリストを信じてなくても祈っていいの?

 

A.神はクリスチャンであるかどうかに関わらず、すべての人の祈りを聞いておられます。

なぜなら、神はキリストを信じている人にもいない人にも例外なく祝福を与え、愛しておられるからです。

天の父は、悪い者の上にも良い者の上にも、太陽をのぼらせ、正しい者にも正しくない者にも、雨を降らして下さるからである。」

(マタイによる福音書 5:45)

神を心から求めるなら、神はその人にご自身を示されます。

「あなたがたはわたしを尋ね求めて、わたしに会う。もしあなたがたが一心にわたしを尋ね求めるならば、 14わたしはあなたがたに会うと主は言われる。

(エレミヤ書29:13,14)

ですから、ぜひキリストへの信仰がなくても、神に対して祈ってみてください。

その祈りの中で、神の存在や愛を感じられるかもしれません。

 

ただ、キリストを通して祈ることで、神との関係がより深いものになり、祈りが届きやすくなるのは確かです。

イエスはこのように語られました。

「イエスは彼に言われた、「わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。

(ヨハネによる福音書14:6)

キートン
キートン
祈っていく中で「もっと神と繋がりたい」という思いが与えられたら、ぜひイエスキリストを救い主として受け入れてみてください!

まとめ:いつも祈り神と共に歩もう!

まとめ:神に祈り神と共に歩もう!

聖書が教えるお祈りは単なるお願い事でもなければ、人間からの一方的な語りかけでもありません。

神との対話であり、大切なコミュニケーション手段です。

 

祈りの中で私たちは神との関係を深め、その深い愛に触れ、平安に満たされて生きることができます。

祈りは人間だけに与えられた特権であり、素晴らしい恵みです。

 

ですから、その恵みに感謝し、祈ったことがない方もぜひ神に語りかけて祈ってみてください。

日々神に祈り、神と共に歩んでいきましょう!

 

キートンでした。

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月間15万PVを達成! プロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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