ジーザス、エブリワン!キートンです。
使い方も含めて詳しく知りたい!
こういった疑問にお答えします。
キリスト教の中でも、特に有名な用語として知られているアーメンという言葉。
皆さんはどんな言葉なのか知っていますか?
そう、
なんてバカにされることもあるあのアーメンです。(☜経験者)
でも、単語自体は知っていても、どのような意味なのかを詳しく知らない方も多いのでは?
そこでこの記事は、信仰歴28年のクリスチャンが、
- アーメンの意味
- アーメンの主な使い方
- 聖書に登場するアーメン
などについてご紹介します!
この記事を読めば、アーメンという単語のプロになれますよ!
目次
アーメンの意味とは?
アーメンとは、ヘブライ語で、
- 本当に
- まことにそうです
- 同意します
- そうありますように
などを意味する言葉です。
アーメンは様々な使い方がされる言葉ですが(後述)、上馬キリスト教会さん風に今っぽくまとめると、
“それな!”、”ほんまそれ!”に近いニュアンスになります。
「アーメン」と言うのは「本当に、心から」という意味で、それ自体に宗教的な意味はありません。仏教でよく見かける「南無」と割と近い意味の言葉です
英訳聖書で「Amen,amen,」とある箇所は日本語訳では「まことに、まことに」と訳されているので、現代語とすると「それな」「ほんまそれ」となります
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) January 26, 2020
アーメンは、主にお祈りの最後や賛美などで唱えられることが多いですね。
また、アーメンはキリスト教用語だと思われがちですが、実は、元々はユダヤ教で使われていた言葉です。
古代のユダヤ教界では、指導者である”ラビ”と呼ばれる人たちが聖書を読んで、信徒がそれを復唱するスタイルをとっていました。
しかし、その内信徒たちはめんどくさくなったのか、
復唱を省略し始め、代わりにアーメンと唱えるようになったのです。
アクセントは、前の”アー”のほうにくるのが基本ですが、
プロテスタントの一部では後ろの”メン”のほうにアクセントを置く場合もあります。
また、教派によっては”アミン”や”エーメン”と唱えることがあるなど、呼び方やアクセントは統一されていません。
アーメンの主な使い方3パターン
では、実際にアーメンがどのような場面で使われるのかを3つのパターンを見ていきましょう!
①お祈り
アーメンを最もよく使うのは、やはりお祈りの最後です。
どんなお祈りをするときでも、お祈りの最後にはアーメンを付けて終えるのが基本です。
例えば、
主イエスキリストのみ名によってお祈りします、アーメン。
みたいな感じですね!
最後のアーメンによって、”私はこのお祈り内容に同意します”という意志表明になるわけです。
逆に言うと、アーメンがないと、お祈りはいつまでも終わらないということになります。(エンドレス)
また、お祈りの途中で、アーメンの合いの手を入れる場合もあります。
例えば、
みたいな感じです。
この場合、お祈りは終わらずに継続されます。
お祈りしている本人が、アーメンを言っているわけではないですからね。
ちなみに、自分がお祈りをしている途中に周りの人がアーメンを言ってくれると、
結構テンションが上がったりするんですよね。。(照)
☟お祈りの方法については、こちらをどうぞ
【祈り方】お祈りの方法って?クリスチャンが具体的な3ステップで教えます!
②賛美歌
賛美歌の歌詞の中に、アーメンが出てくるパターンもあります。
例えば、
☟こんな歌とか、
「アーメンハレルヤ」
世界のみんなきようだいさ 話すことばがちがっても
主にむかう心はみんなおなじ こどもだから
アーメンハレルヤ アーメンハレルヤ
アーメンハレルヤ アーメンハレルヤ
世界のみんなともだちさ はたらくばしょがちがうけど
主にむかうこころでひとつになって 分かつちから
アーメンハレルヤ アーメンハレルヤ
アーメンハレルヤ アーメンハレルヤ
世界のみんなりんじんさ たおれるものはたすけながら
主にむかうこころの愛はひとつ みんなのもの
アーメンハレルヤ アーメンハレルヤ
アーメンハレルヤ アーメンハレルヤ
☟こんな歌とかですね。
「主の祈り」
天にいます わが父よ 御名をたたえます
御国をこの地に 来たらせたまえや日ごとの糧を 与え 我らの罪を赦したまえ
こころみにあわせず 悪より救い出し
国と力と栄えとは とこしえに主にありアーメン
ちなみに、2番目の賛美は、イエスが語られた主の祈りをもとにして作られています。
ただ、教派や教会にもよりますが、僕の教会でアーメンが入っている賛美を歌うことはほとんどないですね!
③礼拝の説教中
カトリックはどうか分かりませんが、プロテスタントでは礼拝の説教中にもアーメンが使われることがあります。
それは、信徒が牧師さんの説教内容に対して、同意したときですね。
例えば、
みたいな感じですね。
ちなみに、牧師さんが説教中で重要なことを言った時に、アーメンの声は増える傾向にあります。
これは、身近な例だと、SNSとかで共感を集めた投稿ほど”いいね!”がたくさん押されるのと同じ理論かもしれません。
また、うちの教会の場合は、説教の重要なところで牧師さんのほうから
と聞いてくるときもあります。
その場合も、信徒はアーメン!と返します。
もしかして、礼拝中のアーメンが多いと、牧師さんも説教のテンションが上がったりするのかもしれませんね。。!
その気持ち分かるう!!(やかましい)
聖書に登場する様々なアーメン
聖書の中でもアーメンという言葉が出てきますが、その使われ方はかなり多様です。
いくつかピックアップしてみましょう!
お祈りの最後のアーメン
「27すなわち、唯一の知恵深き神に、イエス・キリストにより、栄光が永遠より永遠にあるように、アァメン。」
(ローマ人への手紙16章27節)
これは、お祈りの最後に使われているアーメンです。
最もオーソドックスなパターンですね。
ちなみに、この手紙を書いたのは使徒のパウロだと言われています。
律法に同意させるアーメン
「15『工人の手の作である刻んだ像、または鋳た像は、主が憎まれるものであるから、それを造って、ひそかに安置する者はのろわれる』。民は、みな答えてアァメンと言わなければならない。16『父や母を軽んずる者はのろわれる』。民はみなアァメンと言わなければならない。」
(申命記27章15、16節)
これは、かなり圧迫感のある使われ方ですね。
ここで言う民というのはイスラエル人のことで、当時のイスラエル人たちは、神様によって守るべき律法が与えられていました。
つまり、ここでは、
律法を守ることに同意するよな?
という内容が語られているんですね。
いや、めっちゃ怖いがな。。
でも、元々アーメンというのは、これくらい強制力のあるワードだったのかもしれませんね。
イエスが使うアーメン
「18よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。」
(マタイによる福音書5章18節)
イエスも何度かアーメンという言葉を使われていますが、その使い方はかなり特殊です。
実は、この”よく”と訳されている言葉は、原文では”アーメン”となっているのです。
このアーメンは、イエスが重要なことを強調するときに使われており、
他にも同じような使い方がされてる箇所がいくつかあります。
特に、以下の箇所なんてアーメンが2回も繰り返されており、
それだけイエスがこの言葉を強調されていることが分かりますね。
「24よくよくあなたがたに言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをつかわされたかたを信じる者は、永遠の命を受け、またさばかれることがなく、死から命に移っているのである。」
(ヨハネによる福音書5章24節)
☟イエスについてはこちらの記事をどうぞ
【完全版】イエス・キリストとはどんな人物?その生涯をまとめてみた【5分で分かる】
イエスの性質を表すアーメン
「14ラオデキヤにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『アァメンたる者、忠実な、まことの証人、神に造られたものの根源であるかたが、次のように言われる。」
(ヨハネの黙示録3章14節)
こちらも特殊な使い方で、”アーメンたる者”というのはイエスキリストのことを指しています。
この場合、その後にもあるように、イエスは忠実で真実な方だということを表しているんですね。
いやー、アーメンの汎用(はんよう)性の高さ半端ないっす!!
まとめ:アーメンは、キリスト教を代表する用語!
アーメンというのは、キリスト教にとって欠かせない用語です。
お祈りをするたびに使うわけですからね。
もし良かったら、皆さんも、友達の言葉に激しく同意したときなどに使ってみてください!
例えば、こんな感じで。
芸人の○○も出ててさ!!
うん、これは友達いなくなるわ。(確信)
キートンでした。