2023ジーザス、エブリワン!キートンです。
どんな偉人がいたの??
こういった疑問にお答えします。
聖書は世界的に売れ続けている、人類史上最も多くの人に読まれている本です。
そのため、当然その影響力も凄まじく、人並外れた業績を残した偉人の中にも聖書を愛読していた人たちが数多くいます。
聖書は偉人たちの名前と共に時代の荒波を超えてきたのです。
とはいえ、偉人と聖書がイマイチ結びつかないという方も多いでしょう。
そこで今回は、クリスチャンの僕が聖書を愛読していた12人の偉人をまとめてみました。
特に有名な人物だけに絞っているので、
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目次
【キリスト教】聖書を愛読していた12人の偉人をクリスチャンが紹介
それでは、12人それぞれを見ていきましょう!
◎聖書を愛読していた12人の偉人たち
- ゲーテ
- ヴィクトル・ユーゴー
- ガリレオ・ガリレイ
- アイザック・ニュートン
- バッハ
- モーツァルト
- ヘレン・ケラー
- 小林富次郎(こばやし とみじろう)
- 小倉昌男(おぐら まさお)
- エイブラハム・リンカーン
- ダグラス・マッカーサー
- マハトマ・ガンディー
①ゲーテ
ゲーテは18世紀~19世紀に活動したドイツを代表する文豪で、『若きウェルテルの悩み』、『ファウスト』などの代表作があります。
また、政治家や自然科学者など様々な顔も持ち合わせていました。
ゲーテは聖書への愛とリスペクトを告白し、強い影響を受けたと語っています。
「私自身は聖書を愛し、尊敬していた。それというのは、私はほとんど聖書だけに自分の道徳的教養を負うていて、そのなかの事件、教訓、象徴、比喩などすべてが私に深い印象をあたえ、なんらかの形で私に強い影響を及ぼしていたからである。」
実際、ゲーテは聖書を暗記するほど読み込んでいたと言われており、その思想を自身の作品にも取り入れていました。
例えば、ゲーテの代表作『ファウスト』は聖書の影響を受けており、特に旧約聖書の『ヨブ記』の影響が強いと言われています。
②ヴィクトル・ユーゴー
ヴィクトル・ユーゴーは、フランスの小説家であり詩人で、
ミュージカルや映画化されたことでも知られる『レ・ミゼラブル』の著者として有名です。
『レ・ミゼラブル』は、愛や罪の赦しなどが大きなテーマになっています。
19年もの監獄生活を送った主人公ジャン・バルジャンの心は荒(すさ)み切っていましたが、教会で出会った司教の大きな愛とゆるしに触れ、
自分自身も他の人に愛とゆるしを実践して生きていくようになるのです。
『レ・ミゼラブル』は、キリスト教的なテーマや聖書の影響を強く受けた作品なんですね。
ユーゴーは聖書についてこのように語っています。
「イギリスには、ふたつの本がある。聖書とシェイクスピアだ。イギリスがシェイクスピアを作ったが、聖書はイギリスを作った。」
ここからも、ユーゴーが聖書を高く評価していたことが分かりますね。
③ガリレオ・ガリレイ
ガリレオはイタリアの天文学者で、近代科学的な手法を確立するのに大きな貢献をしたため、”近代科学の父”と呼ばれる人物です。
また、天文学の分野でも大きな貢献をしたので、”天文学の父”とも呼ばれます。
ガリレオと言えば、地球が太陽の周りを回っているという地動説を主張したことでカトリック教会から有罪判決を受けたことで有名です。
これは当時のキリスト教会が、地球を中心に星が動いているという天動説を信じていたからですが、
実はガリレオ自身も熱心なクリスチャンでした。
ガリレオは、地動説を主張した著書『天文対話』の中でこのように語っています。
「『聖書』も自然の現象も、ひとしく神の言葉に由来しています。・・・後者【自然現象】は、神の命令を忠実にとり行うものとして。」
彼は宇宙も聖書と同じく、神によって書かれた“第2の聖書”だと信じており、
宇宙に秘められた神のみわざを読み解こうとしていたんですね。
最終的にガリレオは、異端という汚名を着せられたまま亡くなっていきました。
④アイザック・ニュートン
ニュートンはイギリスの物理学者で、自然哲学や数学の分野で多くの重要な業績を上げ、
“万有引力の法則”や微分積分法”の基礎を築いたことで知られています。
ニュートンは極めて熱心なクリスチャンであり、
生涯書いた論文の数は物理学のものよりも、神学関係のほうがはるかに多かったんだとか。
実際、ニュートンはその生涯でキリスト教の研究を熱心にしており、
1690年頃には、『ダニエル書と聖ヨハネ黙示録の預言についての所見』という本まで出しています。
そんなニュートンは、神の存在が全ての法則の背後にあると語っていますね。
「太陽、惑星、彗星の壮麗きわまりない体系は、至知至能の存在の深慮と支配とによって生ぜられたのでなければほかにありえようがありません・・・この至高の存在はありとあらゆる事物を統治するのです。・・・この至高の神は、永遠の、無限の、絶対的に完全な存在です。」
様々な革新的な発見をしたニュートンですが、それらがキリスト教の教えと矛盾するとは考えておらず、
美しい天体や宇宙を造られた神についてその考えや力の全てを理解するのは不可能だと考えていました。
ちなみに、庭のりんごの木からりんごが落ちるのを見て、
その真偽は定かではなく、現在では
⑤バッハ
バッハはドイツで活躍した作曲家・演奏家で、バロック音楽の最も重要な作曲家の1人です。
西洋音楽の基礎を築き、”近代音楽の父”とも呼ばれるバッハですが、その生涯は苦難の連続でした。
大まかにまとめると、以下のようなものです。
- 両親と早くに死に別れる
- 結婚して7人の子を得るも3人が若くして亡くなり、演奏旅行中に妻は急死
- その後再婚して13人の子を得るも7人を亡くす
- 晩年には視力を失い、脳卒中で倒れて半身不随に
しかし、バッハはプロテスタントのルター派の家庭で育ったクリスチャンでした。
彼は人生の苦しみの中で聖書を読み続け、生きる希望をもらい、様々な名曲を生み出すことができたのです。
実際、バッハは経歴の大部分を教会音楽家として送り、その音楽は聖書に基づいたものが多いですね。
特に彼が作曲した”マタイ受難曲”は、新約聖書“マタイによる福音書”におけるキリストの受難を題材としたもので、宗教音楽の最高傑作の1つとされていますね。
また、バッハは自身の楽譜に
- 冒頭➡「JJ」(Jesu juva!=ラテン語で”イエスよ、助けたまえ”)
- 最後➡「S.D.G.」(Soli Deo Gloria!=ラテン語で”ただ神の栄光のために”)
と書き記し、その創作活動を神への賛美と結びつけていました。
バッハは、弟子にこのように語っています。
「すべての音楽・・・の目的と最終的な理由は、神の栄光を表し、心を再創造すること以外の何ものでもない。」
⑥モーツァルト
モーツァルトはオーストリアの作曲家で、クラシック音楽史において最も偉大な作曲家の一人です。
モーツァルトはカトリック教徒であり、”レクイエム”など数多くの教会音楽を作っていますね。
また、モーツァルトの死後に作られた蔵書目録には”聖書”と書かれており、いつも身近に聖書を置いていました。
1777年に、モーツァルトは父親に次のような手紙を書いています。
「パパ、心配しないでください。ぼくはいつも目の前に神をもっています。ぼくは神の全能の力を認め、その怒りを怖れています。でも同時に、人間に対する神の愛と、憐れみと、慈悲深さを認めます。神はけっして神のしもべを見棄てないでしょう。」
⑦ヘレン・ケラー
ヘレンケラーの言葉。
不便を不幸にしてしまうのは自分自身かもしれません。 pic.twitter.com/dmXcedQChM— じゃどさん (@judsan12) May 13, 2023
ヘレンケラーはアメリカの作家・講演者で、2歳頃にかかった病気により、
- 目が見えず
- 耳も聞こえず
- 口もきけない
という三重苦を抱えたことで知られる人物です。
しかし、そんな大きすぎるハンディキャップを持ちながらも、世界各地を訪問し、障害者の教育や福祉の発展に尽くしました。
彼女の存在は多くの障害を持つ方や、福祉従事者に希望を与えています。
そんなヘレンケラーの愛読書の1つが聖書であり、その信仰が彼女の人生の大きな支えとなっていました。
特に旧約聖書の詩編23編を好んでいたとされていますね。
ヘレンケラーは、自伝でこのように語っています。
「聖書の中に発見した、まばゆいばかりの光をどのように説明すればいいだろうか?何年も聖書を読むうちに、喜びと感銘は深まるばかり。聖書は、私にとって特別な愛読書となっている。・・・聖書は、私に深い信念を与え、励ましてくれる。「見えるものは束の間のものであり、見えないものこそ永遠なのだ。」と。」
最後のフレーズは、以下の聖書の言葉からの引用ですね。
「わたしたちは、見えるものにではなく、見えないものに目を注ぐ。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである。」
(コリント人への第二の手紙4章18節)
⑧小林富次郎(こばやし とみじろう)
おはようございます。
2月4日(金)今日はライオン(株)創業者
小林富次郎 生誕日。『人の頭たらん者は、かえって人の僕となるべし ── これは会社であれ国家であれ、その首領たる者の深く心得るべき奥義なり』
今日は華金です!💐
今日も素晴らしい日で
ありますように!🙏🏻 pic.twitter.com/777PTVN7NS— 斗真エイト (@X9uRbLzTleaFr5w) February 3, 2022
小林富次郎は大手生活用品メーカーであるライオン株式会社の創業者で、神戸で石鹸工場を経営していた36歳のときに洗礼を受けました。
その後、全財産を投じてマッチ製造工場を始めますが、洪水によって大きな被害を受けて事業が行き詰った小林は川に身を投げようとします。
しかし、そのとき小林の脳裏に、自分に洗礼を授けた牧師が葉書に書いてくれた聖書の言葉が浮かびました。
それが以下の聖句です。
「すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、平安な義の実を結ばせるようになる。」
(へブル人への手紙12章11節)
こうして、自殺を思いとどまった小林は、それ以降この葉書をいつも近くに置くようになりました。
小林は1891年に、石鹸やマッチの原料取次ぎを営む”小林富次郎商店”を開き、その後歯磨き粉の”獅子印ライオン歯磨”が大ヒット。
今日のライオンへと発展していったのです。
⑨小倉昌男(おぐら まさお)
おはようございます✨
『 自分に合った理想の仕事を探すのではなく、目の前にある仕事に惚れることが大事。』
(実業家・ヤマト運輸の『クロネコヤマトの宅急便』の生みの親の小倉昌男氏の言葉) pic.twitter.com/RDmxo7jh5y— 吉村龍泉 (@IfMj14I37clBle8) September 30, 2021
小倉昌男は、”クロネコヤマトの宅急便”の生みの親であるヤマト運輸株式会社の代表取締役社長を務めた人物です。
小倉昌男は、父が経営する大和運輸に入社した翌年に結核にかかり闘病生活を送ることに。
そのときに当時付き合っていた恋人から聖書を贈られ、
プロテスタントの一派である救世軍の牧師の訪問を受けたことがきっかけで、クリスチャンになりました。
小倉は1995年にヤマト運輸を退いた後、自分の財産を投じて、ヤマト福祉財団理事長として障害者福祉に取り組みます。
小倉は聖書の
「だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。これが律法であり預言者である。」
(マタイによる福音書7章12節)
という言葉をもとにしてこのように語りました。
「要するに経営というのはね。自分が人にしてもらいたいと思うことを相手にもしてあげること。自分がやられたら嫌なことは相手にもしない。この二つに行き着くんだね。僕はそうやって経営をやってきたんだよ。」
⑩エイブラハム・リンカーン
リンカーンは、第16代アメリカ合衆国大統領で、アメリカ合衆国の歴史において最も評価され、尊敬されている大統領の1人です。
彼は南北戦争を指導し、その間に奴隷解放宣言を発表して奴隷制度の廃止に貢献しました。
“人民の、人民による、人民のための政治”という民主主義の基本を宣言したゲティスバーグ演説でも有名ですね。
リンカーンは、幼い頃から母に聖書を読み聞かせてもらっており、
旧約聖書の登場人物アブラハムにちなんだ”エイブラハム”という名前を付けたのも母でした。
リンカーンは、聖書についてこのように語っています。
「私は聖書を、神が人間に下さった最高の贈り物と信じている。世界の救い主から来るすべての良いものは、聖書を通して私たちに与えられる。」
実際、リンカーンは演説や手紙の中で、聖書の言葉やキリスト教の教えを引用し、自らの信念や政治的な立場に結びつけることがありました。
⑪ダグラス・マッカーサー
マッカーサーは、アメリカの陸軍軍人で、第二次世界大戦後に連合国軍最高司令官として日本の占領を行った人物です。
彼は占領政策を行って民主化を進め、国民主権・平和主義などを柱とする日本国憲法の制定に影響を与えました。
マッカーサーは熱心なクリスチャンであり、寝る前には必ず聖書を読んでいました。
また、マッカーサーはキリスト教を広めることが日本の民主化に役立つと考えており、日本でのキリスト教の布教を推し進めました。
実際、マッカーサーは聖書配布の活動を1000万冊規模に増やすように求め、キリスト教宣教師の入国制限を解除しています。
マッカーサーはこのように語っています。
「私はクリスチャンとして育ち、キリスト教の教えを心から信じているが、東洋の宗教の根底にある基本原則には多くの点で深い共感を感じている。・・・両者の間に衝突するものはほとんどなく、お互いに理解を深め合うことで得るところが少なくないと思う。私はその考えで、宣教師を次々に日本へ招いた。」
⑫マハトマ・ガンディー
ガンディーはインドの宗教家・政治指導者で、当時イギリスの植民地だったインドを独立に導いたことから“インド独立の父”と呼ばれます。
ガンディー自身はヒンドゥー教徒でしたが、彼が掲げた”非暴力・不服従”の思想は聖書から多大な影響を受けました。
ガンディーは、このように語っています。
「“山上の垂訓”は、特別であった。それには、じかにわたしの胸に響くものがあった。・・・「されどわれはなんじらに告ぐ、悪しき者に手向かうな。人もしなんじの右の頬を打たば、左をも向けよ。なんじを訴えて下着を取らんとする者には、上着をも取らせよ」という句にいたっては私を限りなく愉快にし・・・た。自己放棄こそ、わたしには最も強く訴えるものをもった宗教の最高の形式であった。」
山上の垂訓とは、イエスが山の上で語られた説教のことですが、
“右の頬を打たれたらもう一方の頬をも向けろ”というのはその中でも特に有名な内容です。
聖書に書かれたイエスの教えは、偉人ガンディーの思想にも影響を与えたんですね!
✅山上の垂訓については、【名言7選】山上の垂訓(説教)とは?わかりやすく解説しますをどうぞ
まとめ:聖書は偉人たちにも影響を与えた!
◎聖書を愛読していた12人の偉人たち
- ゲーテ
- ヴィクトル・ユーゴー
- ガリレオ・ガリレイ
- アイザック・ニュートン
- バッハ
- モーツァルト
- ヘレン・ケラー
- 小林富次郎(こばやし とみじろう)
- 小倉昌男(おぐら まさお)
- エイブラハム・リンカーン
- ダグラス・マッカーサー
- マハトマ・ガンディー
偉人は人並外れた業績を残し、多くの人に多大な影響を与えた人たちです。
しかし、そんな偉人たちにも大きな影響を与えている聖書は、
まさに”永遠のベストセラー”と呼ばれるにふさわしい書物だと言えるでしょう。
聖書がなぜこれほど読まれているのかが気になる方は、ぜひ聖書を読んでみてください!
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キートンでした。
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