ジーザス、エブリワン!キートンです。
聖書が由来って本当?
こういった疑問にお答えします。
現在、よく使われる言葉の1つに“タレント”があります。
タレントは才能や才能がある人のことを指す言葉で、それが転じて現在では、
テレビやラジオなどで活躍する芸能人を指してタレントと呼ぶことが多いですね。
確かに、芸能人は何かしらの才能を活かして活躍をしている人たちですからね。
しかし、このタレントが持つ”才能”という意味の由来が聖書にあるのはご存知でしょうか?
まさかどんなお話が由来になっているのかも知らず、タレントという言葉を使っていませんよね??
。。。ボーっと生きてんじゃねーよ!!(チコちゃん風に)
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、
- 【雑学】タレントの語源は聖書?クリスチャンが分かりやすく解説
- タラントンのたとえの主な内容とは?
について解説します。
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【雑学】タレントの語源は聖書?クリスチャンが分かりやすく解説
英語の“talent”の語源となったのは、古代ギリシャ語の“talant”(タラント)または“talanton”(タラントン)で、
元々は、重量や貨幣の単位として使われていました。
そして、この“talent”が才能という意味を持つようになった由来は、聖書に書かれているイエスキリストのたとえ話にあります。
それが”タラントンのたとえ”です。
これは、イエスが人々や弟子たちに神の国(天国)について語られたたとえ話の1つですね。
少し長いですが、以下聖書より引用します。
「また天国は、ある人が旅に出るとき、その僕どもを呼んで、自分の財産を預けるようなものである。 15すなわち、それぞれの能力に応じて、ある者には五タラント、ある者には二タラント、ある者には一タラントを与えて、旅に出た。 16五タラントを渡された者は、すぐに行って、それで商売をして、ほかに五タラントをもうけた。 17二タラントの者も同様にして、ほかに二タラントをもうけた。 18しかし、一タラントを渡された者は、行って地を掘り、主人の金を隠しておいた。 19だいぶ時がたってから、これらの僕の主人が帰ってきて、彼らと計算をしはじめた。 20すると五タラントを渡された者が進み出て、ほかの五タラントをさし出して言った、『ご主人様、あなたはわたしに五タラントをお預けになりましたが、ごらんのとおり、ほかに五タラントをもうけました』。 21主人は彼に言った、『良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ』。 22二タラントの者も進み出て言った、『ご主人様、あなたはわたしに二タラントをお預けになりましたが、ごらんのとおり、ほかに二タラントをもうけました』。 23主人は彼に言った、『良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ』。 24一タラントを渡された者も進み出て言った、『ご主人様、わたしはあなたが、まかない所から刈り、散らさない所から集める酷な人であることを承知していました。 25そこで恐ろしさのあまり、行って、あなたのタラントを地の中に隠しておきました。ごらんください。ここにあなたのお金がございます』。 26すると、主人は彼に答えて言った、『悪い怠惰な僕よ、あなたはわたしが、まかない所から刈り、散らさない所から集めることを知っているのか。 27それなら、わたしの金を銀行に預けておくべきであった。そうしたら、わたしは帰ってきて、利子と一緒にわたしの金を返してもらえたであろうに。 28さあ、そのタラントをこの者から取りあげて、十タラントを持っている者にやりなさい。 29おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。 30この役に立たない僕を外の暗い所に追い出すがよい。彼は、そこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう』。」
(マタイによる福音書25章14~30節)
このお話では、主人が3人のしもべにそれぞれの能力に応じて、自分の財産(タラント)を預けます。
このタラントから派生してタレントという言葉が生まれ、才能などの意味を持つようになったんですね。
このお話では、
- 主人 ➡神
- しもべ ➡神に仕えるクリスチャン
- タラントン➡神から与えられた才能や能力
という感じでそれぞれたとえられています。
イエスは、私たち人間が与えられている才能や能力を、分かりやすくギリシャの貨幣単位であるタラントンで説明されたのです。
タラントンのたとえの主な内容とは?
では、ここからはタラントンのたとえをもう少し掘り下げていきましょう。
主人はしもべの能力に応じて、それぞれ
- 5タラント
- 2タラント
- 1タラント
を預けて旅に出ました。
1タラントは6000デナリに相当し、1デナリは当時の労働者の一日の賃金に値します。
つまり、1日1万円の賃金だとすると1タラントは6000万円になり、かなりの大金だということが分かりますね。
5タラント預けられたしもべと、2タラント預けられたしもべはそれぞれ預かったお金と同じ額もうけて、旅から戻ってきた主人に褒められました。
しかし、1タラント預けられたしもべは主人を恐れてそれを地に隠してしまい、主人に叱られてしまいます。
このお話のテーマは、神への忠実さです。
5タラント稼いだしもべと2タラント稼いだしもべは、稼いだ金額が違うにも関わらず全く同じように褒められています。
それは、金額の大きさではなく、主人への忠実さが評価されていることを表しています。
私たちは例外なく誰もが神から何かしらの才能や能力が与えられていますが、問題はどれくらい持っているかではありません。
それらをどれだけ忠実に生かし増やしていったかが問われているのです。
なぜなら、神は私たちを信頼しているからこそ、多くの財産を預けてくださっているからですね。
主人であるイエスキリストは、やがてこの地上に戻って来られます。
そのときに、”良い忠実なしもべよ、よくやった!”と褒められる生き方をしていきたいですね!
✅詳しくは、【聖書】タラントンのたとえの意味とは?わかりやすくまとめてみたをどうぞ
まとめ:タレントの語源は聖書のたとえ話にあり!
“タレント”という何気なく使っている言葉の由来が、聖書にあるとは意外でしたでしょうか?
神は、私たち全員に素晴らしい才能や能力を与えてくださっています。
もちろん、その大小はありますが、大切なのは忠実に与えられた才能や能力を活かして伸ばしていくことです。
他の人と比較せず、才能や能力を神や人のためにフル活用していきたいですね!
目指せ、良いしもべ!!
キートンでした。
👇参考文献