ジーザス、エブリワン!キートンです。
今回は聖書に登場する、“ザアカイ”という人物をご紹介したいと思います。
え、そんな人、聞いたことないって?
まあ、無理もありません。
聖書の1箇所だけ、それも1章分にしか出てこない人物ですから。

でも、その割に、クリスチャンの間では結構知られている人物だったりします。
この記事では、
- ザアカイとはどのような人物か
- ザアカイの生涯
などをご紹介しましょう!

Contents
“ザアカイ”とは?

ザアカイは、新約聖書のルカによる福音書に登場する人物で、
ヘブライ語で言うと、”清い者”。
その仕事柄、ユダヤの人々からは嫌われていましたが、イエス・
その後、弟子になりました。
ちなみに、正教会では聖人として扱われています。

“ザアカイ”の生涯

イエスがエリコという町に入られた時のこと。
そこに、“ザアカイ”という人物がいました。
ザアカイは、人々からお金を取り立てる徴税人の頭(かしら)
さて、そんなザアカイの耳に、イエスの噂が入ってきました。
人々の病気を癒し、
ザアカイは、そんなイエスの姿がひと目見たくて仕方ありません。

そう思っていたからです。
しかし、あいにくザアカイは背が低く、
そこで、ザアカイは考えました。

ザアカイは、イエスが行く道を先回りし、
すると、どうでしょう。
道を歩いていたイエスが、ザアカイのところへやって来るではありませんか。
ザアカイのところまで来られると、イエス様はザアカイを見上げて、言われました。

今日は、あなたの家に泊まりたいのだ。
これを聞いたザアカイは大喜び。
急いで降りてきて、イエスを家に迎えました。
これを見た、周りの人々は次々につぶやきました。

しかし、ザアカイはそんなことは何のその。
ふと立ち上がると、イエスに言いました。

また、誰かからだまし取った分のお金は、4倍にして返します。
イエスは言われました。

人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。

徴税人は、ユダヤ人の嫌われ者だった!?

最初に、徴税人であるザアカイはユダヤの人々に嫌われていた、
では、なぜ嫌われていたかというと、
徴税人というのは、
つまり、ユダヤ人からすれば、裏切り者でしかないわけですね。
しかも、それだけではありません。
徴税人は、自分たちが儲(もう)けるために、

これは、嫌われないほうがおかしいですね。
また、彼らは聖書に書かれている律法を守らないというのもあり、
イエス様がザアカイの家に泊まろうとした時に、

イエスは、なぜザアカイのところへ来た!?

では、そんな罪深いザアカイのところに、
それは、イエス様の発言の中に答えがあります。
「人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである。」
(ルカによる福音書19章10節)
“人の子”とは、当然イエス様のこと。
そして、”失われたもの”というのは、罪人であり、
つまり、イエス様には最初から、
その証拠に、
ザアカイは、お金こそ持っていましたが、
また、背が低いことへのコンプレックスもあったかもしれません。
ザアカイは、いつも孤独で、
頼れるものは、お金だけでした。

だからこそ、イエス様に名前を呼んでもらい、
僕なら、踊り狂いますね。(知らんがな)
ザアカイが自分の地位もお金も投げ捨ててイエス様に従ったのは、もうこれらにすがりつく必要が無くなったからに他なりません。
イエス様によって救われ、心が満たされたからです。
このように、イエス様は、どんな罪人でも大きな愛で迎えて、


ザアカイは12弟子のマタイと経歴がそっくり!?

皆さんは、このザアカイの生涯を見て、とある人物と経歴が似ているなと感じませんでしたか?
そう、それはイエスキリスト12弟子の1人であるマタイです。
何が似ているかって、イエス様の弟子になるまでのプロセスがそっくりなんです。
マタイも元々は嫌われ者の徴税人でしたが、イエス様に声をかけられて弟子になりました。
「さてイエスはそこから進んで行かれ、マタイという人が収税所にすわっているのを見て、「わたしに従ってきなさい」と言われた。すると彼は立ちあがって、イエスに従った。」
(マタイによる福音書9章9節)
ね、そっくりでしょう?
まあ、マタイはザアカイのように木には登っていませんが。。

ザアカイの木がジェリコの町にある!?

(写真はイメージです)
ザアカイのお話といえば、やはりザアカイが登った木が印象的ですよね。
実は、“ジェリコ”という町には、ザアカイが登ったとされる木が残されています。
ザアカイが登ったのは、”イチジク桑の木”で、
これなら背が低いザアカイでもイエス様のことが見えただろうなあ、と思える大きな木です。

まとめ:ザアカイは印象的な人物!

とても短いお話ですが、ザアカイはとても印象的な人物でしたね!
実際、僕が子供の頃に教会でザアカイの話を聞いたのを、
木に登るというエピソードが、結構インパクトありますからね。
私たちも、
ではまた!
