キリスト教用語集

【聖書】アルファでありオメガであるの意味とは?クリスチャンが解説

まとめ:神やキリストは過去から未来まで永遠の存在!

ジーザス、エブリワン!キートンです。

聖書の中に”アルファ”やら”オメガ”やらって書かれている箇所があるんだけど、これってどういう意味?

詳しく知りたいなあ。。

こういった疑問にお答えします。

 

聖書には様々な印象的なフレーズが出てきますが、その中の1つが、

“アルファでありオメガである”というフレーズです。

 

何やらかっこよさげな言葉ではありますが、聞いただけではイマイチピンと来ませんよね。

僕も昔この言葉を聞いたことはあったものの、意味だけはずっと分からずにいました。

 

意味さえ分かれば、周りに自慢しまくれるというのに。。(不純な動機)

しかし、これは神やキリストのご性質を表す重要な言葉なのです。

 

そこでこの記事では、クリスチャンの僕が”アルファでありオメガである”という言葉の意味を詳しく解説していきます!

【聖書】アルファでありオメガであるの意味とは?クリスチャンが解説

アルファでありオメガであるとは、新約聖書の“ヨハネの黙示録”に書かれているフレーズで、

具体的には、以下の3箇所で登場します。

「今いまし、昔いまし、やがてきたるべき者、全能者にして主なる神が仰せになる、「わたしはアルパであり、オメガである」。」

(ヨハネの黙示録1章8節)

そして、わたしに仰せられた、「事はすでに成った。わたしは、アルパでありオメガである。初めであり終りである。」

(ヨハネの黙示録21章6節)

わたしはアルパであり、オメガである。最初の者であり、最後の者である。初めであり、終りである。」

(ヨハネの黙示録22章13節)

アルファとオメガは、

  • Α(アルファ)
  • Ω(オメガ)

という文字でそれぞれ表されます。

 

そして、Α(アルファ)はギリシャ文字の最初の文字、Ω(オメガ)は最後の文字であることから、

“最初から最後までの全て”、“永遠”を意味しますね。

 

英語で置き換えた、

  • A to Z
  • A-Z
  • AZ

などの表記もあり、こちらの方が私たちには分かりやすいかもしれません。

これは、神やキリストのご性質を表しています。

 

つまり、神やキリストは、

  • 全ての創始者であり完成者である
  • 過去から未来まで永遠の存在である

ということですね。

キートン
キートン
それぞれ詳しく見ていきましょう!

全ての創始者であり完成者である

全ての創始者であり完成者である

神やキリストは天地を創造され、私たち人間を含めたこの世のあらゆるものをお造りになりました。(天地創造

「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。 2この言は初めに神と共にあった。 3すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。

(ヨハネによる福音書1章1~3節)

その意味で、神やキリストは全ての創始者です。

 

また、世の終わりに、こので汚れた世界を新しく造り変え、完成させてくださるのもまた神やキリストです。

その意味で、神やキリストは全ての完成者でもあるんですね。

 

黙示録では、この完成された世界を新しい天と新しい地(新天新地)と表現しています。

いわゆる神の国、最終的な天国のことですね。

「わたしはまた、新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった。 2また、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た。」

(ヨハネの黙示録21章1、2節)

また、新約聖書の”ヘブル人への手紙”では、

イエスは信仰の導き手(他の訳では”創始者”)であり完成者だと書かれています。

信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。」

(ヘブル人への手紙12章2節)

キートン
キートン
まさに、全ては神やキリストで始まり神やキリストで終わるということですね!

 

ちなみに、パウロもこのように神を表現しています。

万物は、神からいで、神によって成り、神に帰するのである。栄光がとこしえに神にあるように、アァメン。」

(ローマ人への手紙11章36節)

過去から未来まで永遠の存在である

過去から未来まで永遠の存在である

また、神やキリストは、私たち人間とは違って時間に支配されないお方です。

そのため、この世のあらゆるものはやがて滅びますが、神やキリストは決して滅びません。

 

私たちは変わっていきますが、神やキリストは過去も現在も未来もずっと変わりません。

そう、神やキリストは過去から未来まで永遠の存在なのです。

 

旧約聖書には、このように書かれています。

「山がまだ生れず、あなたがまだ地と世界とを造られなかったとき、とこしえからとこしえまで、あなたは神でいらせられる。

(詩篇90編2節)

よく「永遠なんてない!」という歌詞があったりしますが、神やキリストに限ってはその枠には収まらないのです。

まとめ:神やキリストは過去から未来まで永遠に変わらない存在!

まとめ:神やキリストは過去から未来まで永遠の存在!

私たち人間は弱い存在であり、いつも色んな状況や困難に振り回されて、不安や恐怖に襲われます。

しかし、神やキリストは永遠に変わることがありません。

 

この世の初めから終わりまで、ずっといてくださいます。

ですから、このお方を信頼して歩んでいきましょう!

 

そうすれば、私たちも周りに左右されることなく、希望を持って生きることができます。

それでは、若者っぽく今回のフレーズを言って終わりにしましょう。

 

神様マジアルファでオメガ。(軽い)

キートンでした。

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月間15万PVを達成! プロテスタントクリスチャンで、愛称は"キートン"(本名:辻 勇輝)。 キリスト教の面白さを伝えるために、分かりやす~く情報を発信中。 所属教会は”ひばりが丘バイブルチャーチ”です。 趣味は、曲作り、映画鑑賞、読書、筋トレ、散歩など。

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