ジーザス、エブリワン!キートンです。
親友の特徴を教えて欲しい!
こういった疑問にお答えします。
皆さんには、親友と言える相手はいるでしょうか?
お互いに心から信頼し合える友人というのは、生きていくうえで心の支えになり、非常に重要ですよね。
しかし、そもそも、本当の友達とは何なのでしょうか?
こういう親友の定義みたいなのって、学生時代に1度は考えません??(あれ、僕だけ?)
肩を組んで、
と言い合うのが本当の友達?
それとも、プリクラの写真に、
と書き込むのが本当の友達?
いいえ、そんなのは何の証明にもなりません!!
そこで、参考になるのは、旧約聖書に登場するダビデとヨナタンの関係です。
ダビデとヨナタン pic.twitter.com/o1p33ZSPft
— 寝屋川キリスト教会【MB】 (@neyagawach) September 18, 2019
ダビデとヨナタンは、どちらも旧約聖書の“サムエル記”に登場する人物で、それぞれをざっくり紹介すると、
という感じですね。
ダビデとヨナタンが出会った頃は、まだダビデは王様ではなく、ヨナタンはイスラエル国の王子でした。
ダビデが巨人ゴリアテを倒した後、2人は強い友情で結ばれますが、サウル王がダビデの命を狙い始めたことで、離れ離れに。
その後、ヨナタンはサウル王と共に戦死してしまい、ダビデは2代目のイスラエル王になりました。
彼らは、聖書の中でも、美しい本物の友人関係を築いた見本のような存在。
そこで今回は、“ダビデとヨナタン”から本当の友達の特徴を学んでいきましょう!
目次
【聖書】親友とはどんな存在?3つの特徴をダビデとヨナタンから考察
では、ダビデとヨナタンの関係から、本当の友達の3つの特徴を見てみましょう!
- 強く共通するものを持っている
- 絶望の状況で助けてくれる
- 相手の成功を心から願える
①強く共通するものを持っている
やはり、相手と仲良くなるときというのは、共通の何かがあることが多いです。
なぜなら、お互いに親近感を覚えやすいからですね。
例えば、
- 好きな歌手が同じ
- 性格が似ている
- 格闘技をやっている
- 同じ夢を持っている
などなど。
実際、学校の友人グループなども、共通の性格や趣味などを持つ者同士が集まりやすいですよね。
そして、ダビデとヨナタンにも大きく共通するものがありました。
それが、
- 勇敢である
- 神を強く信じている
という2つの点です。
まず、ダビデは少年でありながら巨人のゴリアテに挑む勇敢さがありましたし、
ヨナタンも敵対民族のペリシテ人という強大な相手に果敢に立ち向かう勇気がありました。
「6ヨナタンはその武器を執る若者に言った、「さあ、われわれは、この割礼なき者どもの先陣へ渡って行こう。主がわれわれのために何か行われるであろう。多くの人をもって救うのも、少ない人をもって救うのも、主にとっては、なんの妨げもないからである」。」
(サムエル記上14章6節)
では、何が彼らをここまで勇敢にしたのでしょうか。
それは、神様への揺るぎない信仰です。
そう、2人とも神様のことを強く信じる者だったのです。
聖書には、こう書かれています。
「1ダビデがサウルに語り終えた時、ヨナタンの心はダビデの心に結びつき、ヨナタンは自分の命のようにダビデを愛した。」
(サムエル記上18章1節)
きっとヨナタンは、神への信仰によって勇敢にゴリアテを倒したその姿に、自分と重なるものを感じ魅了されたのでしょう。
ヨナタンはダビデを心から愛するようになります。
神を信じる2人の勇者。
根底に共通するものを持つ彼らがお互いに惹かれあったのは、自然なことだったのでしょう!
ダビデとゴリアテのお話は、【聖書物語】”ダビデとゴリアテ”のお話を分かりやすくまとめてみたをどうぞ
②困ったときに助けてくれる
本当の友人関係というのは、
- お金を持っているとき
- 成功しているとき
- 周りから人気を集めているとき
など、調子のいいときだけ成り立つ関係ではありません。
自分がボロボロになって困り果てているときに、励まし助けてくれるのが本当の友達です。
そこには、損得勘定を超えた尊い関係があります。
ダビデは、最初はサウル王に可愛がられますが、戦いで勝ちまくり人々の人気を集めるに連れて、
サウル王に妬(ねた)まれ、命を狙われるようになります。
そんなダビデを助けてくれたのは、他ならぬヨナタンでした。
ダビデをかばう行為は、いくら王子のヨナタンといえども命がけの行為です。
何しろ、サウル王の逆鱗(げきりん)に触れれば、殺されかねません。
実際、ヨナタンはダビデをかばった際に、父サウル王にヤリを投げられて殺されかけています。(怖すぎ)
「33ところがサウルはヨナタンを撃とうとして、やりを彼に向かって振り上げたので、ヨナタンは父がダビデを殺そうと、心に決めているのを知った。」
(サムエル記上20章33節)
しかし、ヨナタンのおかげで、ダビデは無事にサウル王から逃げることができました。
つまり、ヨナタンは自分の命さえも惜しまず、ダビデを助けたのです。
これはまさに、友情の究極の形ではないでしょうか!
聖書にも、こう書かれています。
「13人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。」
(ヨハネによる福音書15章13節)
自分がピンチになったときこそ、相手との関係を確かめるいいチャンスです。
困ったときに自分を見捨てて去ってしまうような相手は、本当の友達とは言えません!
あ、でも友人を試すために、あえて自分をピンチに追い込むとかはやめてくださいね。(しないわ)
③相手の成功を心から喜べる
人間には、嫉妬心というものがあります。
そのため、身近な人間の成功を祝福できず、ライバル視してしまうことも少なくありません。
しかし、本当の友達はお互いの成功を心から喜ぶことができます。
ヨナタンは王子であり、多くの戦いの功績もあったため、サウル王の後を継いで次のイスラエル王になる最有力候補でした。
しかし、そんなときに、サウル王の王位を脅かす存在であるダビデが現れたのです。
さて、皆さんなら、こんなときにどうするでしょうか?
まあ、僕ならダビデをライバル視して、王様などできない体にしてやりますね!!(ゲスい)
ところが、ヨナタンはダビデを排除するどころか、サウル王から守ろうとしたのです。
「2ヨナタンはダビデに言った、「父サウルはあなたを殺そうとしています。それゆえあすの朝、気をつけて、わからない場所に身を隠していてください。 3わたしは出て行って、あなたがいる野原で父のかたわらに立ち、父にあなたのことを話しましょう。そして、何かわたしにわかれば、あなたに告げましょう」。」
(サムエル記上20章2、3節)
つまり、ヨナタンは自分の王位よりも、ダビデとの友情を優先したのです。
これは、中々できることではないですよね!
しかも、後に、ヨナタンはダビデにこんな言葉をかけています。
「16サウルの子ヨナタンは立って、ホレシにいるダビデのもとに行き、神によって彼を力づけた。 17そしてヨナタンは彼に言った、「恐れるにはおよびません。父サウルの手はあなたに届かないでしょう。あなたはイスラエルの王となり、わたしはあなたの次となるでしょう。このことは父サウルも知っています」。」
(サムエル記上23章16、17節)
このように、ヨナタンはむしろ、ダビデが王になることを願ってすらいるのが分かります。
って感じですよね、ええ。
実際、その後ヨナタンは戦死し、ダビデがイスラエルの新しい王様になっていきます。
果たして、もしヨナタンがダビデをライバル視していたら、ダビデは王様になれていたでしょうか?
このように、相手の成功を心から喜べるのが、本当の友達なのです!
まとめ:ダビデとヨナタンのような友人関係を持とう!
◎親友の3つの特徴
- 強く共通するものを持っている
- 絶望の状況で助けてくれる
- 相手の成功を心から願える
いかがでしたか?
皆さんの周りの友人は、これらの特徴に当てはまっているでしょうか?
ダビデとヨナタンのように、命を捨ててもいいと思える友人が持てたら最高ですよね!
ダビデは、ヨナタンの死後にこんな歌を残しています。
「26わが兄弟ヨナタンよ、あなたのためわたしは悲しむ。あなたはわたしにとって、いとも楽しい者であった。あなたがわたしを愛するのは世の常のようでなく、女の愛にもまさっていた。」
(サムエル記下1章26節)
そして、ダビデはヨナタンの子どもの面倒を見るなど、ヨナタンの死後もその友情は絶えませんでした。
ああ、なんと麗しき友情!!
生涯の友を、一生のうちに1人でも見つけていきたいですね!
キートンでした。
☟参考文献