ジーザス、エブリワン!キートンです。
分かりやすく教えて欲しいなあ。。!
こういった疑問にお答えします。
聖書の中には、印象的なお話がいくつもありますが、その中の1つにサムソンとデリラがあります。
サムソンとデリラは、旧約聖書の”士師記”に書かれた、怪力の士師サムソンと女性デリラのお話です
そのドラマチックな内容から、オペラや映画など様々な芸術作品のモチーフとなっていますね。
皆さんも、もしかしたら名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。
しかし、詳しい内容は知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、
- サムソンとデリラのあらすじ
- サムソンとデリラを描いた映画
などについてご紹介します!
目次
サムソンとデリラのあらすじ
それでは、サムソンとデリラのあらすじを見ていきましょう!
- ペリシテ人の依頼
- デリラの誘惑
- サムソン、秘密を打ち明ける
- サムソンの復活と最期
ペリシテ人の依頼
「5ペリシテびとの君たちはその女のところにきて言った、「あなたはサムソンを説きすすめて、彼の大力はどこにあるのか、またわれわれはどうすれば彼に勝って、彼を縛り苦しめることができるかを見つけなさい。そうすればわれわれはおのおの銀千百枚ずつをあなたにさしあげましょう」。」
(士師記16章5節)
昔々あるところに、
サムソンの手にかかれば、凶暴なライオンだってあっという間に引き裂いてしまいます。
そして、そんなサムソンに手を焼いていたのは、
ペリシテ人たちは、サムソンの圧倒的なパワーを前に、何度も痛い目にあわされていたのです。
しかし、あるとき、そんなペリシテ人に、
どうやら、
そこで、ペリシテ人たちは、デリラにこんな依頼をしました。
うまくいけば、私たちは1人につき、お前に銀1100枚を与えよ
デリラの誘惑
「10デリラはサムソンに言った、「あなたはわたしを欺いて、うそを言いました。どうしたらあなたを縛ることができるか、どうぞ今わたしに聞かせてください」。」
(士師記16章10節)
デリラは、お金に目がくらんだのでしょう。
この依頼を受け入れると、早速サムソンに言いました。
すると、サムソンは答えました。
そこで、デリラはペリシテ人から7本の新しい弓弦を受け取ると、それでサムソンを縛りました。
そして、デリラはペリシテ人が来た!と告げましたが、その瞬間、
サムソンは弓弦をいとも簡単に断ち切ってしまいました。
サムソンは、嘘をついていたのです。
デリラは、サムソンに言いました。
今度こそ、あなたの怪力の秘密を教えてちょうだい!
サムソンは答えました。
すると、デリラは新しい綱でサムソンを縛ると、ペリシテ人が来たと告げました。
ところが、サムソンはその綱をいとも簡単に腕から外して見せました。
その後、もう1度デリラがサムソンに怪力の秘密を尋ねると、サムソンは答えました。
ところが、デリラがサムソンにそのようにすると、
サムソンはくぎと機と縦糸とを引き抜いてしまいました。
サムソン、秘密を打ち明ける
「17彼はついにその心をことごとく打ち明けて女に言った、「わたしの頭にはかみそりを当てたことがありません。わたしは生れた時から神にささげられたナジルびとだからです。もし髪をそり落されたなら、わたしの力は去って弱くなり、ほかの人のようになるでしょう」。」
(士師記16章17節)
こうして、3回も嘘をつかれたデリラは、いよいよ泣き出しそうな声で言いました。
それでよく愛してるなんて言えるわね!!
どうして、私に本当のことを教えてくれないの?
このように、デリラは毎日のようにサムソンに迫り続けました。
こうなってくると、苦しいのはサムソンです。
何しろ、相手は自分が惚れた女。
いよいよ死ぬほど辛くなって、サムソンはついに自分の怪力の秘密を打ち明けてしまいました。
実は、私は、生まれてから1度も頭にカミソリを当てられたことがない。
そして、もし髪をそられてしまったら、私は力を失うだろう。
ついに、サムソンはデリラの誘惑に屈してしまったのです。
それを聞いたデリラは、ひざ枕でサムソンを眠らせ、人を呼ぶとその髪をそらせました。
すると、どうでしょう。
サムソンの体から、力が抜けていってしまいました。
こうして、力を失ったサムソンは両目をえぐられ、ペリシテ人たちに捕らえられてしまったのです。
サムソンの復活と最期
「28サムソンは主に呼ばわって言った、「ああ、主なる神よ、どうぞ、わたしを覚えてください。ああ、神よ、どうぞもう一度、わたしを強くして、わたしの二つの目の一つのためにでもペリシテびとにあだを報いさせてください」。」
(士師記16章28節)
サムソンは、ペリシテ人たちに捕まった後、ガザという場所に連れて行かれました。
そして、そこで青銅の足かせをはめられたうえに牢(ろう)に入れられ、臼(うす)を引かされていたのです。
ただし、そられていたサムソンの髪は、徐々に伸び始めていました。(伏線)
一方その頃、ペリシテ人たちは強敵サムソンをついに捕まえられたことで喜び、盛大なお祭りが開催されていました。
そして、自分たちの神様ダゴンにいけにえを捧げ、感謝を込めて熱くほめたたえました。
さて、ペリシテ人たちが酔っぱらってきた頃、彼らの中からこんな声が上がりました。
こうして、サムソンは牢から出され、たくさんの人で埋め尽くされている神殿で見せ物にされました。
その後、神殿の柱の間に立たされたサムソンは、自分の手を引いている若者に言いました。
すると、サムソンは神様に祈りました。
そして、私の目をえぐったペリシテ人たちに復讐をさせてください!
祈り終えると、サムソンは、
と叫んで、神殿を支えている2本の柱に思いっきり力を込めました。
すると、どうでしょう。
神殿は崩れ落ち、その神殿にいた全ての人たちは下敷きになって、死んでしまいました。
こうして、サムソンは、宿敵のペリシテ人たちを道連れにして命を落としましたとさ。
めでたしめでた。。しとはあんまり言い切れないですね。はい。
サムソンとデリラを描いた映画【サムソンとデリラ】
かなり昔の作品ですが、このサムソンとデリラのお話をモチーフにした作品があります。
その作品の名は“サムソンとデリラ”です。(そのまんま)
その名の通り、”サムソンとデリラ”のエピソードが中心になっている映画ですね。
聖書の内容に脚色が加わってはいますが、ポイントは外しておらず、サムソンの生涯を大まかに知るには持って来いの作品です。
また、サムソンがよりヒーロー的に、デリラがより悪女的に描かれており、エンターテイメント性も高め。
聖書を読んだことがない人でも楽しめる作品になっています!
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聖書関連のおすすめ映画に関しては、【おすすめ】聖書が学べるキリスト教映画7選まとめ【動画あり】もご参照ください。
まとめ:サムソンとデリラを読んでみよう!
無敵の怪力男が、女に溺れてダメになる。
サムソンとデリラ、芸術のモチーフになるのも分かる印象的なストーリーでしたね!
短くてすぐに読める内容なので、ぜひ聖書でも読んでみてください。
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