ジーザス、エブリワン!クリスチャンブロガーのキートンです。
戦いの内容についても詳しく知りたいなあ。。
こういった疑問にお答えします。
聖書には様々な預言が書かれており、まだ実現していない預言もいくつかあります。
その中の一つが“ハルマゲドン”です。
ハルマゲドンはアニメやテレビドラマといった様々なメディアでもテーマとして用いられ、
1999年の映画『アルマゲドン』が大ヒットした影響もあり、名前を知っている方は多いかもしれません。
では、ハルマゲドンのときはいつ来るのでしょうか?
ハルマゲドンは、全人類を巻き込んだ戦いであり、あなたも決して無関係ではありません。
ハルマゲドンについては、聖書に詳しく書かれているのですが、これを知らない方も多いです。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、
- ハルマゲドンの意味とは?
- ハルマゲドンの戦いはいつ起こる?
- ハルマゲドンに関する有名な予言
- 映画『アルマゲドン』との関係
について解説します。
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目次
ハルマゲドンの意味とは?
そもそも、ハルマゲドンとはどのような意味なのでしょうか?
戦いの内容も含めて、聖書をもとに見ていきましょう!
- 善と悪の最終戦争の場所
- 場所はどこ?
- 誰と誰が戦う?
善と悪の最終戦争の場所
ハルマゲドンは”アルマゲドン”ともいい、この世の終わりに起こるとされる世界最終戦争の場所のことを指します。
ただ、現在ではこの意味が派生して、”世界最終戦争”や”世界の終わり”そのものを指すことも多いですね。
有名なワードですが、実は聖書には“ヨハネの黙示録”の1箇所にしか出てきません。
「三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。」
(ヨハネの黙示録16:16)
ハルマゲドンの戦いは”善と悪”、つまり神と悪魔(サタン)の最終的な対決であり、
悪とその勢力が神によって滅ぼされる戦いです。
具体的には、聖書には以下のような預言が書かれていますね。
- 悪魔(サタン)に率いられた悪の勢力が集結する(黙示録16:13-14)
- 世界中から王や軍隊がハルマゲドンに集まる(黙示録16:16)
- 地震、雷、ひょうなどの自然災害が起こる(黙示録16:18-21)
- キリストが再臨し、サタンの軍勢を討ち滅ぼす(黙示録19:11-21)
ただし、ハルマゲドンを文字通りの地球上での戦争と解釈する人もいれば、善と悪の最終決戦を象徴的に表したものと解釈する人もいます。
場所はどこ?
ハルマゲドンは元々、ヘブライ語で“メギドの丘”を意味する地名”ハル・メギド”が語源です。
メギドはイスラエル北部のエズレル平野に位置する古代都市で、エルサレムから北に96km行った地にあります。
メギドの地は戦略的に重要な場所であり、過去に数多くの戦いが行われた場所でした。
実際、聖書にも戦場としてメギドの名前が何度か出てきますね。
「もろもろの王たちはきて戦った。その時カナンの王たちは、メギドの水のほとりのタアナクで戦った。彼らは一片の銀をも獲なかった。」
(士師記5:19)
「ヨシヤの世にエジプトの王パロ・ネコが、アッスリヤの王のところへ行こうと、ユフラテ川をさして上ってきたので、ヨシヤ王は彼を迎え撃とうと出て行ったが、パロ・ネコは彼を見るや、メギドにおいて彼を殺した。」
(列王記下23:29)
ただし、実際にハルマゲドンがメギドの丘で起こるかは解釈が分かれており、ただの象徴的な表現ではないかという意見もあります。
結局のところ、ハルマゲドンがどこで起こるのか確定的なことは言えないんですね。
誰と誰が戦う?
ハルマゲドンは善と悪、神と悪魔(サタン)の戦いだと述べましたが、具体的にはどんなメンバーが戦うのでしょうか?
まとめると、以下の通りです。
※獣(反キリスト):サタンから権力を与えられた反キリスト的存在。神への反逆や神の民への迫害を行う
偽預言者:獣をサポートする。奇跡を行って人々を欺き、獣を拝ませようとする
この戦いによって神の軍勢が勝ち、最終的にサタンと悪の勢力は滅びます。
聖書にも悪の側が敗北して、サタンたちが生きたまま火の池(地獄)に落とされている様子が描かれていますね。
「なお見ていると、獣と地の王たちと彼らの軍勢とが集まり、馬に乗っているかたとその軍勢とに対して、戦いをいどんだ。 20しかし、獣は捕えられ、また、この獣の前でしるしを行って、獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も、獣と共に捕えられた。そして、この両者とも、生きながら、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた。」
(ヨハネの黙示録19:19、20)
「彼らは地上の広い所に上ってきて、聖徒たちの陣営と愛されていた都とを包囲した。すると、天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した。 10そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである。」
(ヨハネの黙示録20:9、10)
今まで散々人間たちを苦しめてきたサタンたちですが、神の前ではあまりにも無力。
あっけなく滅ぼされた彼らは、地獄で永遠に苦しむことになるのです。
もし『神vs悪魔(サタン)』というハリウッド映画があったら、あっけなさ過ぎてクレームが来るレベルですね!
頂上対決とは思えない圧倒的実力差です。
このように、ハルマゲドンは単なる軍事的な戦いではなく、
最終的には善である神が悪を滅ぼすという希望のメッセージが込められた戦いなんですね。
✅️天国や地獄については、以下の記事をご参照ください
【聖書】天国ってどんなところ?種類や行き方まで全て教えます!
【キリスト教】地獄とはどんな場所?行かない方法もクリスチャンが回答
ハルマゲドンの戦いはいつ起こる?
では、ハルマゲドンの戦いは具体的にいつ起こるのでしょうか?
いつ起こるのか分かれば、備えることもできますよね。
こちらも聖書から見ていきましょう!
- 具体的な日時は不明
- この世の終わりの前兆はある
具体的な日時は不明
結論から言うと、ハルマゲドンの具体的な日時は不明です。
なぜなら、聖書にはこう書かれているから。
「天地は滅びるであろう。しかしわたしの言葉は滅びることがない。 36その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる。」
(マタイによる福音書24:35、36)
つまり、ハルマゲドンの具体的な日時をご存知なのは、父なる神だけなのです。
いつからハルマゲドンが始まるのかを、私たちが事前に知ることはできないんですね。
ですから、誰かが、
と言ったとしても、決して信じてはいけないのです。
本当に大切なのは、ハルマゲドンの日時を予想することではなく、
ハルマゲドンがいつ来てもいいように信仰を持って準備することなんですね。
この世の終わりの前兆はある
ただ、ハルマゲドンが起こるサインや前兆となる出来事に関しては、聖書にいくつか書かれています。
代表的なものをまとめると、以下の通りです。
- 世界中の国々がイスラエルに攻め込む戦争(エゼキエル戦争)が起こる
- 飢饉や疫病が増える
- 大地震などの自然災害が増える
- 多くの偽預言者が現れる
このように、ハルマゲドンやこの世の終わりの前には、通常では考えられない異常な出来事が多数起こると聖書は示しているのです。
しかも、これらを見る限り、既に世界で起きていることもたくさんありますよね。
それだけこの世の終わりは近づいてきていると言えます。
ハルマゲドンに関する有名な予言
ハルマゲドンは終末思想の一つですが、過去に何度も人間によって予言されてきました。
もちろん、それらの予言は全て外れましたが、どんな予言があったのか見てみましょう。
- マヤ暦の終わり
- ノストラダムスの大予言
- 麻原彰晃(あさはらしょうこう)の予言
マヤ暦の終わり
2012年に“マヤの終末予言”という言葉が広まり、マヤ暦が終わることで世界が滅びるのではないかと話題になりました。
マヤ文明は紀元前から高度な文化を持っている文明で、マヤの長期カレンダーはとても正確なことで有名です。
そのため、カレンダーの周期の終わりである2012年12月21日が、世界の終わりやハルマゲドンを意味すると解釈されたんですね。
マヤ文明に関するこの予言は、様々な本や映画などで大きく取り上げられましたが、結局は何も起きませんでした。
マヤ文明の記録には、この日が世界の終わりを意味すると書かれていませんから、当然と言えば当然ですね。
ノストラダムスの大予言
ノストラダムスは、恐らく最も有名な予言者でしょう。
なぜなら、彼の予言を解釈した五島勉(ごとう べん)という人物によって書かれた
『ノストラダムスの大予言』という本が日本でベストセラーになったからです。
ノストラダムスは、
“一九九九年、七の月、恐怖の大王が降ってくる。「光の反対のもの」というものも降る。それで世界は荒れ果て、すべては絶滅してしまうだろう”
という予言をしたのですが、これを五島勉は”20世紀末に世界は滅亡する”と解釈をしたからさあ大変。
1999年は世紀末というのもあり、世界中を恐怖の渦に巻き込んで、大騒ぎになりました。
その結果、ハルマゲドンは1999年に起こるという説が生まれたのです。
しかし、結果的にこの予言は大外れ。
多くの人が胸を撫で下ろしたのでした。
麻原彰晃(あさはらしょうこう)の予言
オウム真理教の教祖として有名な麻原彰晃(あさはらしょうこう)ですが、
彼は自分の著書で、1995年の11月11日にハルマゲドンが起こると予言していました。(めちゃ具体的)
しかし、これは、麻原彰晃がオウム真理教の信者を増やすために言ったことに過ぎませんでした。
具体的には、
などと人々に不安をあおったのです。
実際、この活動は功を奏し、オウム真理教は若者を中心に大きく信者を増やしました。
これはもはや当てようとする気すらないですよね。。
ハルマゲドンが都合よく利用されてしまった1つの例です。
映画『アルマゲドン』との関係
ハルマゲドンというワードを聞いて、
地上波でも何度か放映されている映画『アルマゲドン』を思い浮かべた方も少なくないでしょう。
『アルマゲドン』は、1998年に公開されたハリウッドの大ヒット作で、
地球に迫る巨大な小惑星を破壊するために、特別訓練を受けたチームが宇宙に送り込まれるというストーリーです。
確かに、映画のタイトル「アルマゲドン」は、聖書の「ハルマゲドン」から来ていますが、
映画の内容自体は聖書のハルマゲドンとは関係がありません。
あくまでも、ハルマゲドンが持つ”終末”や”最後の戦い”というイメージを借りているに過ぎないんですね。
ですから、本作を見て、
と勘違いしないようにしましょう。
エンタメとして見る分には、全然いいですけどね!
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まとめ:ハルマゲドンの戦いがいつ起こるかは神のみぞ知る!
結局のところ、ハルマゲドンがいつ起こるのかは神しかご存知ありません。
ですから、私たち人間にそのときを予測することはできず、誰かの予言も信じては行けないのです。
しかし、ただ1つ確かなことがあります。
それは神やキリストは最終的に悪(サタンたち)に勝つということです。
ですから、ハルマゲドンがいつ来てもいいように、恐れずキリストを信じていきましょう!
そうすれば、私たちは勝利が約束されているのですから。
キートンでした。
👇️参考文献