ジーザス、エブリワン!クリスチャンブロガーのキートンです。
ガバガバでくだらないもの??
こういった疑問にお答えします。
時々ニュースでも取り上げられて話題になる“世界終末時計”。
何やら創作物の世界に出てきそうなネーミングですが、これは実際に存在する概念です。
物理的に存在する時計ではありませんが、人類の滅亡(終末)にどれくらい近づいたかによってその針が動かされることになっています。
つまり、世界終末時計によって、どれくらい人類滅亡の危険性が高いかが分かるというんですね。
しかし、あなたはこう思ったのではないでしょうか?
「うさん臭すぎる」と。
確かに終末だとか人類滅亡だとか言われても、イマイチ現実味が湧かないですよね。
ましてやそれが時計によって示されるなんて、オカルト的にすら感じてしまうかもしれません。
では、実際のところ世界終末時計とは、どれくらい信頼できるものなのでしょうか?
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が、
- 世界終末時計とは?
- 世界終末時計はくだらない?信憑性は?
- 聖書が教える本当の終末
について解説します。
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目次
世界終末時計とは?
そもそも世界終末時計とは、どのようなものなのでしょうか?
以下で詳しく見ていきましょう!
- 終末までの残り時間を表す時計
- 誰が動かしてる?
- どこにある?
- 現在は残り何秒?
終末までの残り時間を表す時計
世界終末時計とは、人類の終末までの残り時間を象徴的に表す時計のことで、
- 「運命の日」の時計
- 終末時計
などとも呼ばれます。
主な目的は、未来を予測することではなく、世界が直面している危機の深刻さを視覚的に表し、人々に警告することだとされていますね。
そして、問題解決に向けて行動を起こすように促すのです。
世界終末時計は第二次世界大戦後の1947年、アメリカの科学者たちが、核兵器の脅威に警鐘を鳴らすために創設しました。
時計の針が”午前0時”を指すと人類の滅亡(終末)が訪れるという設定で、
終末までの残り時間を”0時まであと何分(秒)”という形で表します。
例えば、
- 核戦争
- 気候変動
- 新しい技術の誤った使用
など人類を脅かすような事態が起こると、針は午前0時に近づきます。
逆に平和に向けた取り組みが進んだり、危機が緩和されたりすると、針は遠ざかるのです。
誰が動かしてる?
世界終末時計は本物の時計のように、自動で動いているわけではありません。
“原子力科学者会報(Bulletin of the Atomic Scientists)”という機関の科学委員会によって管理され、動かされています。
科学委員会には、世界トップクラスの科学者やノーベル賞受賞者を含む様々な分野の専門家たちが在籍していますね。
彼らは定期的に国際情勢を分析し、世界が直面しているリスクを評価します。
そして、この評価に基づいて、時計の針を午前0時に近づけるか、遠ざけるかを決定するのです。
例えば、以下のような要因がありますね。
- 核兵器のリスク
- 地球温暖化や異常気象など気候変動による環境破壊
- 人工知能やバイオテクノロジーなどの新しい技術が誤用されるリスク
- 国際的な対立や紛争
針の位置が決まると、『原子力科学者会報』の年次報告として、通常は毎年1月に公表され、国際的に注目されます。
どこにある?
世界終末時計はあくまでも象徴的なものであり、物理的にどこかに時計が設置されているわけではありません。
世界終末時計はアメリカ合衆国の雑誌『原子力科学者会報』(Bulletin of the Atomic Scientists) の表紙絵として使われています。
その絵は、時計の45分から0時までの部分を切り取ったものですね。
ただ、世界終末時計を管理している”原子力科学者会報”の本拠地であるシカゴ大学には、世界終末時計のオブジェが設置されています。
そのため、このオブジェが世界中のメディアで取り上げられることもありますね。
また、世界終末時計に関する発表や公式イベントも、このシカゴ大学で行われることが多いです。
現在は残り何秒?
2024年現在、世界終末時計は午前0時まで残り90秒に設定されています。
これは2023年に発表されたもので、2024年も針は動かず残り90秒のままです。
ちなみに、これは世界終末時計の歴史上最も針が0に近い状態だとされています。
主な原因は、2022年にロシアがウクライナに侵攻したことで核戦争のリスクが増加したからですね。
また、ロシアのチェルノブイリとザポリージャ原子力発電所付近で紛争が起きたことで、放射性物質による汚染のリスクが増加したことなども一因です。
逆に今までで一番針が0から遠ざかったのは、ソビエト連邦(ソ連)の崩壊により冷戦が終結した1991年の“17分前”だと言われています。
世界終末時計はくだらない?信憑性は?
では、世界終末時計は本当に信頼できるものなのでしょうか?
それともいい加減で信憑性の低いものなのでしょうか?
私たち人類全体に関わることですから、当然気になりますよね。
肯定的な意見と否定的な意見をそれぞれ見ていきましょう!
- 肯定的な意見
- 否定的な意見
肯定的な意見
まず肯定的な意見として、世界終末時計は多くの科学者や専門家から支持されています。
なぜなら、この時計は世界が直面しているリスクを多くの人に知らせるための強力なシンボルであると考えているから。
特に
- 核戦争
- 気候変動
- 生物学的脅威
などの地球規模のリスクを理解し、それに対処する行動をさせるために重要だとされているんですね。
例えば、時計の針が午前0時に近づくにつれ、人々は危機感を覚えて、政治家や企業に対して行動を求めるようになります。
また、時計を動かしているのが、世界トップクラスの科学者や専門家たちというのも信頼性の高さに繋がっているんでしょうね。
否定的な意見
一方で、否定的な意見として、世界終末時計の設定は主観的であり信頼性に欠けると批判する人もいます。
実際、時計の針の位置は、あくまでも科学者の判断に基づく主観的なもので、完全に客観的な基準ではありません。
また、時計の針が午前0時に近づくほど人類の滅亡が近い、という表現も非常に抽象的です。
具体的な数値や測定に基づいていないですからね。
そのため、世界終末時計の動きは、正確なリスク評価とは言えないという指摘があるわけです。
聖書が教える本当の終末
この世の終わりについては、永遠のベストセラー“聖書”にも記されています。
聖書は時代を超えて世界中の人に読まれ続けている書物であり、神の言葉が書かれた信頼できる書物です。
実際、今まで聖書に書かれている様々な預言が実現しています。
では、聖書は終末についてどのように語っているのでしょうか?
また、世界終末時計における終末とどのような違いがあるのでしょうか?
以下で詳しく見ていきましょう!
- 終末に起こることは?
- 終末はいつ来る?
- 終末の前兆
終末に起こることは?
まず、聖書によると終末には何が起こるのでしょうか?
いくつかの出来事がありますが、最も重要なのはイエスキリストの再臨です。
なぜなら、イエスキリストが再び地上に来られることは、神の救済計画の完成を意味するからですね。
キリストが再臨されると、キリストを信じる者は、罪や死から完全に解放されて神の国(天国)に永遠に住むことができるのです。
「すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッパの鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最初によみがえり、 17それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で主に会い、こうして、いつも主と共にいるであろう。」
(テサロニケ人への第一の手紙4:16,17)
つまり、キリストの再臨は、信仰者にとって苦しみや悲しみから解放され、永遠の命を得るという希望の象徴なのです。
世界終末時計は終末を人類の滅亡と考えますが、聖書は神の国が到来する新しい時代の始まりと考えます。
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終末はいつ来る?
では、終末のときは一体いつ来るのでしょうか?
実は聖書には終末の具体的な日時は示されていません。
なぜなら、終末がいつかは父なる神しかご存じないからです。
「その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる。」
(マタイによる福音書24:36)
終末の日時については、神がご計画されていること。
この世の終わりについて、人間が予測することはできないんですね。
ですから、仮に世界終末時計が”午前0時”を指したとしても、それで本当にこの世が終わるわけではありません。
なぜなら、世界終末時計を動かしているのは神ではなく、あくまでも人間だからです。
世界終末時計は世界の状況を知る上で参考にはなるかもしれませんが、それに一喜一憂し過ぎるのも危険だということですね。
また、聖書は終末がいつか分からないからこそ、いつ終末が来てもいいように常に準備しておくようにと語られています。
「だから、目をさましていなさい。いつの日にあなたがたの主がこられるのか、あなたがたには、わからないからである。 43このことをわきまえているがよい。家の主人は、盗賊がいつごろ来るかわかっているなら、目をさましていて、自分の家に押し入ることを許さないであろう。 44だから、あなたがたも用意をしていなさい。思いがけない時に人の子が来るからである。」
(マタイによる福音書24:42-44)
終末の前兆
ただし、終末にも全く前触れがないわけではありません。
聖書には、終末の前兆となる出来事についてもいくつか書かれています。
少し長いですが、終末の前兆についてイエスはこのように語られていますね。
「またオリブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとにきて言った、「どうぞお話しください。いつ、そんなことが起るのでしょうか。あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか」。 4そこでイエスは答えて言われた、「人に惑わされないように気をつけなさい。 5多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。 6また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。 7民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。 8しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。 9そのとき人々は、あなたがたを苦しみにあわせ、また殺すであろう。またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう。 10そのとき、多くの人がつまずき、また互に裏切り、憎み合うであろう。 11また多くのにせ預言者が起って、多くの人を惑わすであろう。 12また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えるであろう。 13しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。 14そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。
(中略)
にせキリストたちや、にせ預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとするであろう。 25見よ、あなたがたに前もって言っておく。 26だから、人々が『見よ、彼は荒野にいる』と言っても、出て行くな。また『見よ、へやの中にいる』と言っても、信じるな。 27ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう。 28死体のあるところには、はげたかが集まるものである。 29しかし、その時に起る患難の後、たちまち日は暗くなり、月はその光を放つことをやめ、星は空から落ち、天体は揺り動かされるであろう。 30そのとき、人の子のしるしが天に現れるであろう。またそのとき、地のすべての民族は嘆き、そして力と大いなる栄光とをもって、人の子が天の雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。」
(マタイによる福音書24:3-30)
この箇所から終末の前兆をざっくりとまとめると、以下の通りです。
- 戦争の増加
- 自然災害(地震、飢饉、疫病)の増加
- キリストを信じる者たちが迫害を受ける
- 不法がはびこり、多くの人の愛が冷える
- キリストの救い(福音)が全世界に宣べ伝えられる
- 偽キリストや偽預言者の出現
- 天変地異(太陽が暗くなる、月が光を失う、星が天から落ちるなど)の増加
聖書は、神が私たちに向けて書かれたメッセージです。
ですから、私たちは人間の言葉にではなく、神の言葉である聖書の言葉に耳を傾ける必要があります。
いつも神の前に忠実に歩み、この世の終わりに備えていきたいですね。
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まとめ:世界終末時計に一喜一憂し過ぎるのは危険!
世界終末時計は、人類が直面している危機を認識し、行動を促す上で重要な役割を果たしています。
しかし、終末については、聖書の教えに耳を傾けることが大切です。
なぜなら、聖書には神の言葉が書かれているから。
終末がいつ訪れるかは神しかご存知ありません。
それなら、人間の言葉に右往左往するのではなく、神の言葉に目を向けるべきではないでしょうか。
ぜひイエスキリストの救いを受け入れ、いつイエスが来られてもいいように今から準備していきましょう!
キートンでした。