ジーザス、エブリワン!キートンです。
どんな生涯を送ったのかについても知りたいなあー!
こういった疑問にお答えします。
皆さんは、旧約聖書に出てくるイサクという人物を知っていますか?
物理学者アイザック・ニュートンのアイザックという名は、このイサクから来ています!(突然の豆知識)
とは言え、父のアブラハムと息子のヤコブが目立つので、イサクは陰が薄くなりがちです。
しかし、イサクは、後の聖書の主要人物たちの先祖にあたる重要人物の1人。
そこで今回は、イサクという人物について詳しくご紹介したいと思います!
目次
イサクとは?
イサクは、旧約聖書の創世記に登場する人物で、父アブラハムと母サラの間に生まれた息子です。
サラは不妊の女性で、既に高齢でしたが、神様の力によってイサクを生むことができました。
イサクは後に、リベカという女性と結婚し、エサウとヤコブを生むこととなります。
アブラハムについては、“アブラハム”とはどんな人?その生涯を分かりやすくご紹介【3分で分かる】をどうぞ
イサクの生涯
では、イサクの生涯について見ていきましょう!
- イサク誕生の予告①
- イサク誕生の予告②
- アブラハムの試練(イサクの犠牲)
- イサク、リベカと結婚する
- エサウとヤコブの誕生
イサク誕生の予告①
「19神は言われた、「いや、あなたの妻サラはあなたに男の子を産むでしょう。名をイサクと名づけなさい。わたしは彼と契約を立てて、後の子孫のために永遠の契約としよう。」
(創世記17章19節)
アブラハムと妻のサラは結婚していましたが、2人の間には子供がいませんでした。
なぜなら、サラは不妊の女性だったからです。
そこで、サラは自分の女奴隷ハガルに子供を生ませることにしました。
こうしてアブラハムとハガルの間に生まれたのが、イシュマエルという男の子でした。
ところが、あるとき、神様がアブラハムに語られました。
私はサラを諸国民の母とする。
なんと、すっかり諦めていたアブラハムとサラの間に、子供が生まれるというのです。
しかし、このとき既に、アブラハムは100歳で、サラは90歳になっていました。(高齢過ぎぃ!)
普通に考えたら到底子供を生める年齢ではないため、アブラハムは思わず笑ってしまいました。
すると、神様は言われました。
あなたが笑ったので、その子をイサク(”彼は笑う”という意味)と名付けなさい。
イサク誕生の予告②
「13主はアブラハムに言われた、「なぜサラは、わたしは老人であるのに、どうして子を産むことができようかと言って笑ったのか。 14主にとって不可能なことがありましょうか。来年の春、定めの時に、わたしはあなたの所に帰ってきます。そのときサラには男の子が生れているでしょう」。」
(創世記18章13、14節)
さて、またある日、今度は神様が2人の天使を連れて、アブラハムの前に現れました。
アブラハムが慌てて彼らをもてなすと、彼らの1人が言いました。
すると、今度はそれを陰で聞いていたサラが笑ってしまいました。
すると、神様がアブラハムに言われました。
私に不可能なことなどない。
こうして、神様からの2度の予告を受け、1年後、アブラハムとサラの間には無事に男の子が生まれました。
イサクの誕生です。
アブラハムの試練(イサクの犠牲)
「2神は言われた、「あなたの子、あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい」。」
(創世記22章2節)
さて、待望の子供イサクが生まれてからしばらく経った頃、神様はアブラハムに言われました。
ああ、何ということでしょう!
神様はようやく生まれた愛する子イサクを、いけにえにささげろと語られたのです。
普通ならとても従うことのできない、とんでもない命令ですよね。
しかも、イサクはそもそも神様がご自身がお与えになった子供なのですから。
ところが、驚くなかれ。
なんと、アブラハムはこの神様の言葉を聞き入れたのです。
次の日の朝、アブラハムはイサクを連れて、モリヤの地に向かいました。
すると、その途中で、いけにえの動物がいないことを不思議に思ったのか、イサクがアブラハムに尋ねました。
アブラハムは答えました。
ああ、それなら神様が備えてくださるから大丈夫だよ。
こうして、2人がモリヤの地に着くと、アブラハムはそこに祭壇を築いて、たきぎを並べ、イサクを縛ってその上に載せました。
そして、いざ、アブラハムがイサクを刃物で殺そうとしたその瞬間!
神の使いがアブラハムを呼び止めました。
イサクに手をかけてはならない。
あなたが神のためなら自分の最愛のひとり子さえ惜しまず、神を畏(おそ)れる者だということが分かった。
ふとアブラハムが目を上げると、後ろに一頭の雄羊(おひつじ)がいました。
神様が代わりのいけにえを用意してくださったのです。
アブラハムがその雄羊を全焼のいけにえとしてささげると、神の使いはまた言われました。
「あなたが自分のひとり子さえも惜しまなかったので、わたしはあなたを祝福し、あなたの子孫を天の星や浜辺の砂のように増やそう。」と。
こうして、アブラハムは神様からの試練を無事に合格し、大きな祝福を受けたのでした。
イサク、リベカと結婚する
「67イサクはリベカを天幕に連れて行き、リベカをめとって妻とし、彼女を愛した。こうしてイサクは母の死後、慰めを得た。」
(創世記24章67節)
さて、時が流れ、アブラハムがさらに年老いてきた頃、アブラハムは自分が信頼するしもべに言いました。
私の故郷の親戚のところに行って、我が息子イサクの嫁にふさわしい女性を見つけてきてくれないか。
しもべはこれを聞き入れ、アラム・ナハライムのナホルという町に向かって出発しました。
そして、女性たちが水をくみに来る夕方に、しもべは町外れの井戸のところで神に祈りました。
もしその娘が、「どうぞお飲みください。ラクダにも飲ませてあげましょう。」と言ったなら、その娘こそイサク様の妻になる方でありますように。
すると、祈りが聞かれたのか、そこにリベカという美しい女性が水がめを持ってやって来ました。
そして、しもべが水をくれるようにお願いすると、自分だけでなく自分のラクダたちにも水を分け与えてくれたのです。
こうして、しもべはリベカを連れて帰り、リベカはイサクと結婚することとなりました。
エサウとヤコブの誕生
「24月が満ちて出産の時が来ると、胎内にはまさしく双子がいた。 25先に出てきた子は赤くて、全身が毛皮の衣のようであったので、エサウと名付けた。 26その後で弟が出てきたが、その手がエサウのかかと(アケブ)をつかんでいたので、ヤコブと名付けた。リベカが二人を産んだとき、イサクは六十歳であった。」
(創世記25章24~26節)
父アブラハムの死後、イサクとリベカの間には、双子の男の子が生まれました。
兄のエサウと弟のヤコブです。
ただ、彼らは双子でありながら、見た目も性格も真逆で全く似ていませんでした。
ここから先は長くなるので、“エサウとヤコブ”のお話とは?壮絶な兄弟ゲンカ開始!?【3分で分かる】の記事にゆずります。
ちなみに、この後、イサクは180歳まで生きて生涯を終えました。
まとめ:イサクはアブラハムとサラの間に生まれた待望の子!
聖書でそこまで目立つ場面は多くないですが、イサク、重要な人物でしたね!
それにしても、アブラハムがイサクをささげようとするシーンって、アブラハムの信仰が注目されがちですけど、
それを受け入れたイサクの信仰も相当なものですよね!
だって、もし僕がイサクだったら、
抵抗して、父のアブラハムをいけにえにしますもん。(サイコパスか)
キートンでした。