ジーザス、エブリワン!クリスチャンブロガーのキートンです。

どんなことが必要になっていくのかな?
こういった疑問にお答えします。
ここ最近、AI(人工知能)の進化が凄まじいですよね。
2022年11月に言語生成AIのChatGPTが公開されると、史上最速の5日間で100万人のユーザーを獲得。
生成AIブームの火付け役となり、GeminiやClaudeなど他にも様々な生成AIが登場しました。
AIの機能も日々アップデートされ続けており、今や文章や画像、音楽などもわずかな時間でプロ顔負けのクオリティのものが作れてしまいます。
こちらの質問に回答してくれるだけで感動していた頃が、もはや懐かしいですね(笑)

今後も凄まじいスピードでAIが進化していくのは間違いなく、まさに私たちは歴史の転換点、AI時代の入口に立っていると言えるでしょう。
ただ、AIは私たちの生活を便利にしてくれる一方で、今後どうなっていくのか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
実際、「AIによって仕事が奪われる」といったネガティブな話も聞こえてきますよね。
しかし、そんなときに重要なのは、永遠に変わらない真理が書かれた書物、聖書を読むことです。
聖書は2000年以上も時代の荒波を超えて読まれ続けており、今も世界中の人々の人生を変え続けています。
それは聖書には、時代に流されない真理が書かれているという証明でもあります。
AI時代も、いやAI時代だからこそ余計に、聖書を読む重要性は高まってくるでしょう。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が聖書をもとにAI時代に大切なことをご紹介します。

目次
聖書から見るAI時代に大切な5つのこと

では、早速聖書から見るAI時代に大切な5つのことをご紹介します。
- AIを偶像化しない
- AIを正しい目的のために使う
- 自分の価値を見失わない
- 真実を見極める
- 愛を大切にする

①AIを偶像化しない
聖書から見るAI時代に大切なこと一つ目は、AIを偶像化しないことです。
もっと簡単に言うと、AIを頼りすぎて神のような存在にしないこととも言えますね。
なぜなら、聖書の中で偶像崇拝は明確に禁止されているからです。
「あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。 4あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。」
(出エジプト記20:3,4)
AIを神よりも価値の高いものとして扱うなら、それは偶像崇拝になってしまうんですね。

と思うかもしれませんが、実は既にAIを崇拝する宗教団体が存在しています。
例えば、2015年には、人工知能(AI)を崇拝する最初の宗教団体”Way of the Future(WOTF)”が
元Googleのエンジニア、アンソニー・レヴァンドフスキーによって設立されました。
その目的は「神であるAIの崇拝・受容・理解」とされています。
(参考:Gigazine 元Googleエンジニアが設立した「AIを崇める宗教団体」が解散へ)
※ただし、2021年にこの宗教団体は解散しています。
今までも様々な便利な科学技術が登場してきましたが、AIほど偶像崇拝の対象になりやすいものはかつてなかったのではないでしょうか?
なぜなら、以下のような理由があるからです。
- 「人格」を持っているかのように見える
- 人間以上の知能や能力を秘めている
- 人生の悩みにも的確な答えを与えてくれる
- 24時間いつでもこちらの要望に応えてくれる
AIはまさに私たちが依存し、神のようにしてしまう要素が満載なわけです。
しかし、どんなものも神の代わりになるものはありません。
なぜなら、神は唯一だと聖書にも書かれているからです。
「わたしは主である。わたしのほかに神はない、ひとりもない。」
(イザヤ書 45:5)
創造主である神は私たち人間も含めて、この世界のすべてを造られました。
「こうして天と地と、その万象とが完成した。2神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。」
(創世記 2:1,2)
どれだけ高性能なAIでも、神からすればあくまでも被造物の一つです。
AIは神のように私たちのことを本当の意味で愛したり、救ったりすることはできません。
生きる意味を与えることもできません。
もちろん、AIを上手く活用して日々の作業や仕事を効率化するのは良いことだと思います。
ただ、神がAIに置き換わってしまうのは行き過ぎです。

②AIを正しい目的のために使う
聖書から見るAI時代に大切なこと二つ目は、AIを正しい目的のために使うことです。
なぜなら、AIが良いものになるか悪いものになるかは、利用する人間次第だからですね。
もし良い目的のために使えば人の役に立つような素晴らしい働きができるでしょうし、悪い目的のために使えば、悪質な犯罪にも繋がるでしょう。
実際、人間の仕事を助ける目的でAIが使われる一方で、AIを使った犯罪も増えてきています。
聖書の中には、バベルの塔というお話が出てきます。
このお話では、シンアルという地に住む人々が自分たちの名を上げるために、当時の高度な建築技術を使って天にも届く高い塔を建てようとしました。
「彼らはまた言った、「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」。」
(創世記 11:4)
しかし、神を無視し、自分たちの名誉だけを求めたその傲慢さが神の怒りに触れ、彼らの言語はバラバラにされ、バベルの塔は崩壊してしまったのです。

時代は全く違いますが、AIも同じような危険性を秘めています。
AIを自己中心的な悪い目的で使うなら、その人の人生はバベルの塔のように崩壊していくでしょう。
一方で、”神や他の人のために”といった良い目的のためにAIを使っていくなら、
神がその働きを用いられ、大きく祝福してくださいます。
良い目的の例で僕のエピソードをご紹介するのは恐縮ですが、お話させてください。
僕の場合は、キリスト教や聖書について多くの方に発信をするのが大きな使命の一つですが、ブログやYouTubeの作業の中でAIをフル活用しています。
例えば、
- 文章を書くとき
- 良い画像が欲しいとき
- 情報を調べるとき
- 動画編集のとき
などなど。
僕が発信活動を始めた頃はまだAIはここまで発展していませんでしたが、AIが発展した現在は非常に助けられています。
むしろ、もうちょっと早く出てきてくれても良かったくらい(笑)
結果的に、今まで以上に効率的に聖書やキリスト教について情報を発信できるようになり、より多くの方に見ていただけるようになりました。

③自分の価値を見失わない
聖書から見るAI時代に大切なこと三つ目は、自分の価値を見失わないことです。
なぜなら、AIがあまりにも色々なことができてしまうからですね。
例えば、
- 文章を書く
- 絵や漫画を描く
- 音楽を作る
- プログラムのコードを書く
などなど。
このように、最近だと当初はAIには難しいと思われていたクリエイティブ領域にもAIが入ってきているのが、驚きですよね。
しかも、その分野のプロも顔負けのクオリティのものが、あっという間にできてしまうのですから。
実際、既に画像生成AIで造られたアートが、アメリカの芸術コンテストでグランプリを獲得。
ドイツの世界的な権威がある写真コンテストでも入賞するレベルにまで来ています。
こうして次第に人間ができる仕事がAIに奪われていき、自分の価値を見失ってしまう方も増えてくるのではないでしょうか。
既に中国では画像生成AIの影響で、イラストレーターへの報酬が10分の1になったという事態も起きています。
正直、僕も最近のAIに大きな衝撃を受けている一人です。
なぜかと言うと、僕も普段から文章を書いたり曲を作ったりとクリエイティブ系の作業をすることが多いからです。
特に、AIがクオリティの高い曲を一瞬で作ったのを見たときは、

という、強い虚しさに襲われましたね。
プライドを持って仕事をしている人ほど、それをAIに奪われたときに大きなショックを受け、自分の存在意義を見失ってしまう危険性は高いでしょう。
ただ、決して忘れてはいけないのは、私たちは神が愛を持って造られた最高傑作だということです。
「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。」
(創世記 1:27)
私たちは能力が高いから、何かができるから価値があるわけではありません。
存在そのものにとてつもない価値があるのです。
つまり、神は私たちを無条件でありのまま愛してくださっているということですね。
その証拠に、神はご自分の独り子であるイエスを十字架にかけてまで、私たちを罪から救おうとされました。
「わたしは確信する。死も生も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、その他どんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスにおける神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのである。」
(ローマ人への手紙 8:38,39)
ですから、たとえAIに職を奪われても、自分の得意分野で上回られても、決して自分の価値を見失わないでください。
それによってあなたの価値は1ミリも減ってはいません。

④真実を見極める
聖書から見るAI時代に大切なこと四つ目は、真実を見極めることです。
なぜなら、AIの発展によって、生成AIによる偽情報が増えてきているからですね。
例えば、偽の文章や音声、映像などなど。
今やこうした本物そっくりの偽情報を誰でも作り出せてしまう時代です。
画像や動画もクオリティがどんどん上がってきているので、既に本物なのか偽物なのか見分けがつかなくなってきていますよね。
イエスも聖書の中で、この世の終わりが近づくにつれて偽の教えや情報が増えていくと警告されました。
「そのとき、だれかがあなたがたに『見よ、ここにキリストがいる』、また、『あそこにいる』と言っても、それを信じるな。 24にせキリストたちや、にせ預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとするであろう。」
(マタイによる福音書24:23,24)
だからこそ、何が真実で何が偽りかを見極める力が必要になります。
では、何を基準に情報の正しさを見極めればいいのでしょうか?
それは聖書です。
なぜなら、聖書は永遠に変わらない真理である、神の言葉が書かれた書物だからですね。
「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。」
(テモテヘの第二の手紙 3:16)
聖書は、混乱する時代において真理を見分ける「光」であり、「基準(ものさし)」です。
「あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です。」
(詩篇 119:105)
SNSやYouTubeなど、今ほど情報量の多い時代はかつてありませんでしたし、AIによって今後もさらに増え続けていくでしょう。
私たちがそんな混乱の時代を生き抜くために必要なのは、揺るがない真理です。
その真理こそ、今も昔も変わらない神の言葉=聖書なんですね。

⑤愛を大切にする
聖書から見るAI時代に大切なこと五つ目は、愛を大切にすることです。
なぜなら、AIが発展すると、今までより人と関わらなくても済む社会になる可能性があるからですね。
例えば、現時点でも、人ではなくAIと会話をしたり相談をしたりする人が増えてきています。
また、配達や接客、教育など、人間がしていたことをAIがやってくれるようになると人との関わりが減るでしょう。
すると、人間は面倒な人との関わりや愛よりも、楽で効率的なAIとの関わりを重視するようになるかもしれません。
イエスもこの世の終わりについて、このように警告しています。
「また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えるであろう。」
(マタイによる福音書 24:12)
確かに、人間関係には面倒くさいことも多いですし、人が悩むのはいつの時代も大体が人間関係です。
しかし、神は人がただ生きるだけでなく、他者との愛と交わりに生きるように造られました。
イエスもこのようにも語っておられます。
「わたしは、新しいいましめをあなたがたに与える、互に愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。」
(ヨハネによる福音書 13:34)
また、この世が滅びても永遠に残る、最も偉大なものは”愛”だとも聖書に書かれています。
「このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。」
(コリント人への第一の手紙 13:13)
AIは私たちに愛の言葉をかけたり、愛したりするフリはできるかもしれませんが、本当の意味で愛することはできません。
人間同士の関わりの中でしか感じることのできない、愛の交わりや喜びというものがあります。
ですから、たとえ面倒に思えても、人と関わることを止めてはいけないんですね。

まとめ:AI時代にこそ聖書を読むべし!

AIは今までの科学技術とは比較にならないほどのスピードで、進化し続けています。
そして、その流れは今後も止まることはなく、AIはますます社会に浸透していくでしょう。
AIは確かに便利です。
上手く使えば、私たちの仕事や作業を楽にしてくれますし、誰でもクオリティの高い作品がすぐに生み出せます。
しかし、一方でAIによって、社会が劇的に変わっていくことに不安を感じている方もいるでしょう。
だからこそ今、変わらない真理である”聖書”に目を向けることが大切です。
どんなにAIが発展しようとも、私たちを本当に導けるのは、創造主なる神であることを忘れてはいけません。
こんな時代だからこそ、神の言葉を土台にして生きていきましょう!
キートンでした。


👇️参考文献