ジーザス、エブリワン!クリスチャンブロガーのキートンです。
具体的にしてくることとか知りたいなあ。。
こういった疑問にお答えします。
神や人に敵対する霊的存在である、サタン(悪魔)。
サタンはフィクションなどに出てくる空想上の生き物でなく、実際に存在しています。
霊的存在なので、目には見えないですけどね。
サタンの目的は私たち人間を神から引き離すことであり、今もこの世で私たち人間を滅びに向かわせようと働いています。
そのためにサタンは様々な策略や手口を使ってくるのです。
そして、実はその方法にはいくつか主なものがあります。
サタンの主な策略や手口を知ることができれば、対処することもできるのですが、これを知らない方も多いです。
そこでこの記事では、クリスチャンの僕が
- サタン(悪魔)の策略・手口7選
- サタン(悪魔)への5つの対処法
について解説します。
✅️サタン(悪魔)の詳細は、【聖書】悪魔(サタン)とは?その能力や正体をクリスチャンが解説をどうぞ
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目次
サタン(悪魔)の策略・手口7選
ではまず、サタン(悪魔)の主な策略や手口を7つご紹介していきます。
- 嘘を付く
- 恐れや不安をあおる
- 欲望へ誘惑する
- 罪や弱さを責め立てる
- 人間関係を破壊する
- 高慢にさせる
- 怠惰にさせる
①嘘を付く
サタン(悪魔)の策略・手口1つ目は、嘘を付くことです。
サタンの本質そのものが“嘘”であり、イエスはサタンは”偽りの父”だと語られています。
「あなたがたは自分の父、すなわち、悪魔から出てきた者であって、その父の欲望どおりを行おうと思っている。彼は初めから、人殺しであって、真理に立つ者ではない。彼のうちには真理がないからである。彼が偽りを言うとき、いつも自分の本音をはいているのである。彼は偽り者であり、偽りの父であるからだ。」
(ヨハネによる福音書 8:44)
実際、サタンは人を神から離れさせるために、真実を歪めます。
例えば、最初の人間アダムとイブが造られたとき、神はエデンの園の中央にある”善悪の知識の木”の実だけは食べてはいけないと言われました。
「それを食べると必ず死ぬ」と語られたのです。
しかし、サタンはヘビの姿でイブに近づいてこう言いました。
しかし、これは嘘であり、善悪の知識の木の実をアダムとイブが食べたことで人間に死が入り込んでしまいました。
サタンは神の言葉をねじ曲げたのです。
他にも身近な例で言うと、サタンは私たちの心に
- 神はあなたをもう愛していない
- 神はあなたを見捨てた
- あなたには価値がない
といったささやきをしてくることがあります。
実際は、神は私たち人間のことを心から愛しており、最高に価値ある存在だと思ってくださっているので、当然これは真っ赤な嘘です。
②恐れや不安をあおる
サタン(悪魔)の策略・手口2つ目は、恐れや不安をあおることです。
なぜなら、恐れや不安に捕らわれると人は平安や自由が奪われ、神への信頼が揺らぐから。
“信仰”の対義語は、”恐れ”なんですね。
例えば、
- 明日どうなるんだろう…
- お金が足りないかも…
- 病気になったらどうしよう…
など将来に対する不安を増幅させるのは、サタンの常套手段です。
もし私たちがこうした不安や心配にいつも捕らわれていたら、神のもとで安息することはできなくなるでしょう。
そうして神から私たちを引き離すのが、サタンの狙いです。
③欲望へ誘惑する
サタン(悪魔)の策略・手口3つ目は、欲望へ誘惑することです。
まず大前提として、神が与えた”欲望”自体は悪ではありません。
食欲や性欲などは、人が生きるために必要なものです。
ただ、神を離れて、自己中心的に満たそうとするときにその欲望は罪へと変わります。
そこにサタンが入り込むのです。
聖書にはこうあります。
「すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、持ち物の誇は、父から出たものではなく、世から出たものである。」
(ヨハネの第一の手紙 2:16)
サタンは聖書で”この世の神”と言われていますから、悪い欲望はサタンから出ていると言えるでしょう。
例えば、サタンはイエスを荒野で誘惑した際、人間の基本的な欲望に対して誘惑しようとしました。
まずサタンは、40日間の断食の後で空腹状態だったイエスに対して、
と言いました。
これは肉体的な欲望を刺激する誘惑です。
また、イエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、
と言いました。
これは富や権力、名声といったこの世的な欲望に訴えかける誘惑です。
④罪や弱さを責め立てる
サタン(悪魔)の策略・手口4つ目は、罪や弱さを責め立てることです。
この場合の罪というのは、犯罪のことではなく、神に背くことですね。
聖書は、サタンを”訴える者”と呼んでいます。
「その時わたしは、大きな声が天でこう言うのを聞いた、「今や、われらの神の救と力と国と、神のキリストの権威とは、現れた。われらの兄弟らを訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、投げ落された。」
(ヨハネの黙示録 12:10)
サタンは人を罪に導いた後、今度はその罪を責め立てて絶望に追い込むのです。
例えば、私たちが罪を犯した後、サタンはこんなささやきをしてきます。
- お前はダメな人間だ
- もう神はお前をゆるさない
- 神からの愛も助けも受ける資格はない
こうして私たちが自己否定し、神の愛から遠ざかるように働きかけてくるのです。
僕自身も昔は自己否定をする癖があり、少しでも失敗をすると自分を強く責め立てていました。
すると段々生きるのが辛くなってきて、信仰も揺らいでくるんですね。
今考えると、これもサタンから攻撃を受けていたんだなと感じます。
⑤人間関係を破壊する
サタン(悪魔)の策略・手口5つ目は、人間関係を破壊することです。
サタンは人と人との間に疑いや怒り、嫉妬などを植え付けて、家族や友人関係などの共同体を引き裂こうとします。
なぜなら、神は愛と一致を喜ばれるお方であり、サタンはその一致を何としても壊したいからです。
つまり、神が”愛の一致”をもたらす存在だとすれば、サタンは”分裂と孤立”をもたらす存在だということですね。
エデンの園でイブが誘惑されたときも、ヘビの姿をしたサタンは最初イブにこう問いかけました。
つまり、神に疑いや不信感を植えつけるような問いかけをしたのです。
結果的に、神と人の間に亀裂が入ってしまいました。
イエスの弟子であるイスカリオテのユダも、サタンが入り込んだことでイエスを裏切り、イエスとの関係を失っています。
「そのとき、十二弟子のひとりで、イスカリオテと呼ばれていたユダに、サタンがはいった。 4すなわち、彼は祭司長たちや宮守がしらたちのところへ行って、どうしてイエスを彼らに渡そうかと、その方法について協議した。 5彼らは喜んで、ユダに金を与える取決めをした。 6ユダはそれを承諾した。そして、群衆のいないときにイエスを引き渡そうと、機会をねらっていた。」
(ルカによる福音書22:3-6)
僕が通っている教会でも、些細な不満や嫉妬心がきっかけで教会の人間関係が崩れていったことが過去にありました。
最初は小さな規模のものでしたが、いつの間にか教会全体にまで影響を及ぼしていて驚いた記憶があります。
⑥高慢にさせる
サタン(悪魔)の策略・手口6つ目は、高慢にさせることです。
なぜなら、高慢になると神に従うことに抵抗を覚え、自分の力や知恵を頼るようになるから。
そのため、サタンは私たちが自分自身の力や知恵などを過大評価するように仕向けます。
例えば、サタンは私たちを高慢にさせるために、こんなささやきをしてきます。
- あなたは特別だ
- 自分の力で成功したんだ
- もう神の助けはいらない
実はサタン自身が堕落した原因も”高慢さ”です。
彼は元々、神に仕える美しい天使でしたが、「自分が神のようになりたい」という高慢な気持ちを抱き、神に反逆しました。
その結果、天から投げ落とされてしまったのです。
「黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった。 13あなたはさきに心のうちに言った、『わたしは天にのぼり、わたしの王座を高く神の星の上におき、北の果なる集会の山に座し、 14雲のいただきにのぼり、いと高き者のようになろう』。 15しかしあなたは陰府に落され、穴の奥底に入れられる。」
(イザヤ書14章12~15節)
⑦怠惰にさせる
サタン(悪魔)の策略・手口7つ目は、怠惰にさせることです。
なぜなら、私たちが無気力になって何もしなくなれば、サタンは戦わずして勝てるからです。
聖書にも、怠け者を戒める箇所がいくつも出てきます。
「なまけ者よ、いつまで寝ているのか、いつ目をさまして起きるのか。 10しばらく眠り、しばらくまどろみ、手をこまぬいて、またしばらく休む。 11それゆえ、貧しさは盗びとのようにあなたに来り、乏しさは、つわもののようにあなたに来る。」
(箴言6:9-11)
例えば、サタンは私たちにこんな風に思わせます。
- 今日は祈らなくてもいいか
- 聖書はまた今度読めばいい
- 神のために何かしたいけど、今は忙しい
こうした小さな怠け心を積み重ねていくうちに、霊的な力が弱まっていってしまうんですね。
サタン(悪魔)への5つの対処法
サタンのやり口は分かっていただけたかと思いますが、それを知っただけだとただただ怖いですよね。
そこでここからは、サタンへの5つの対処法を見てみましょう。
- 神に従う
- 神の武具を身につける
- 祈りや賛美をする
- 罪を悔い改める
- 孤立しない
①神に従う
サタン(悪魔)への対処法一つ目は、神に従うことです。
なぜなら、へりくだって神に従うとき私たちは神の力と守りの中に入り、サタンは逃げるしかなくなるから。
聖書にもこうあります。
「そういうわけだから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ちむかいなさい。そうすれば、彼はあなたがたから逃げ去るであろう。」
(ヤコブの手紙 4:7)
神に従うとは、例えば神の言葉(聖書)に従うことです。
イエスも荒野でサタンに誘惑された際、聖書の言葉によって対処されました。
「すると試みる者がきて言った、「もしあなたが神の子であるなら、これらの石がパンになるように命じてごらんなさい」。 4イエスは答えて言われた、「『人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである』と書いてある」。」
(マタイによる福音書4:3,4)
イエスが神の言葉に従ったとき、サタンは何もできず、立ち去りました。
だからこそ、日々聖書を読むことは大切ですね。
また、神に従うとは、自分の思いや判断よりも神の導きを優先することでもあります。
「心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。 6すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」
(箴言3:5,6)
自分の力で悪魔に抵抗するのではなく、へりくだって神に従っていく。
②神の武具を身につける
サタン(悪魔)への対処法二つ目は、神の武具を身につけることです。
神の武具とは、サタンとの霊的戦いを生き抜くための“神の装備”のことですね。
具体的に言うと、聖書にはこう書かれています。
「悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。 12わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。 13それだから、悪しき日にあたって、よく抵抗し、完全に勝ち抜いて、堅く立ちうるために、神の武具を身につけなさい。 14すなわち、立って真理の帯を腰にしめ、正義の胸当を胸につけ、 15平和の福音の備えを足にはき、 16その上に、信仰のたてを手に取りなさい。それをもって、悪しき者の放つ火の矢を消すことができるであろう。 17また、救のかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち、神の言を取りなさい。
(エペソ人への手紙6:11-17)
神の武具についてまとめると、以下の通りです。
- 真理の帯:神の真理に従い、誠実に生きる
- 正義の胸当て:キリストによって正しい者とされ、心を守る
- 平和の福音の備え:救いの希望を持って、どこへでも行く準備をする
- 信仰の盾:神を信頼し、サタンの疑いや恐れの矢を防ぐ
- 救いのかぶと:救われている確信を持ち、絶望から守られる
- 御霊の剣:神の言葉(聖書)の力でサタンの嘘を打ち破る
私たちが日々聖書を読んだり、真理に従ったりするとき、私たちは神の武具に包まれます。
神の武具を身につけているなら、どんな攻撃にも倒れることはありません。
③祈りや賛美をする
サタン(悪魔)への対処法三つ目は、祈りや賛美をすることです。
なぜなら、祈りと賛美は、私たちが悪魔の攻撃に立ち向かうために用いることができる”霊的武器”の一部だから。
まず祈りは神とのコミュニケーションであり、”霊的呼吸”のようなものです。
祈ることで神との関係が深まり、霊的に強められていきます。
先ほどの神の武具について書かれた聖句の終わりに、こう書かれています。
「絶えず祈と願いをし、どんな時でも御霊によって祈り、そのために目をさましてうむことがなく、すべての聖徒のために祈りつづけなさい。」
(エペソ人への手紙6:18)
祈りは単なるお願いではなく、神との交わりの中で力を受け取る行為なんですね。
また、賛美は神の臨在(神がそばにいること)を招く霊的な行為です。
「しかしイスラエルのさんびの上に座しておられるあなたは聖なるおかたです。」
(詩篇 22:3)
だから、賛美が満ちる場所にサタンは居づらいんですね。
④罪を悔い改める
サタン(悪魔)への対処法四つ目は、罪を悔い改めることです。
なぜなら、悔い改める者には、サタンがつけ入る隙がなくなるから。
サタンは私たちの罪を責め立て、罪悪感で心を縛ろうとします。
しかし、私たちが悔い改めて神の前に罪を告白するなら、その罪はゆるされ、サタンの攻撃は力を失うのです。
「もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる。」
(ヨハネの第一の手紙 1:9)
悔い改めとは、単なる反省ではなく、罪から離れて神のもとへ向き直ることです。
罪を認めるとき、神は責めるのではなく、ゆるしと回復を与えてくださいます。
ゆるされた心には平安があり、サタンはそこに立ち入ることができません。
逆に、罪を放置することは、サタンに隙を与えることになります。
⑤孤立しない
サタン(悪魔)への対処法五つ目は、孤立しないことです。
なぜなら、サタンは“孤立した人”を最も狙いやすいから。
これはライオンが、群れからはぐれた動物を狙うのと同じですね。
聖書もサタンをライオンに例えてこう語っています。
「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている。」
(ペテロの第一の手紙 5:8)
サタンは、私たちを神から、そして人から引き離そうとします。
一人で抱え込んで孤立してしまうのは、まさにサタンの思うつぼなんですね。
だからこそ、信頼できる仲間と助け合い、励まし合うことが大切です。
まとめ:イエスキリストを信じてサタンに立ち向かおう!
サタン(悪魔)は、いつも私たち人間を神から引き離し、滅ぼすために働いています。
そして、様々な策略や手口を巧みに使ってくるんですね。
そう聞くと怖く感じるかもしれませんが、サタンはイエスキリストの十字架での死と復活によって既に敗北しています。
なぜなら、イエスが十字架で死なれて復活されたことで、罪や死、悪の力を完全に打ち破られたからです。
そして、サタンは最終的な裁きを持っている状態であり、最終的に神によって永遠に滅ぼされると聖書で預言されています。
「そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである。」
(ヨハネの黙示録 20:10)
だからこそ、サタンは必死になってあがいているわけですね。
まだイエスキリストを信じていないなら、今こそ信じて受け入れ、サタンに立ち向かっていきましょう!
キリストの力の前には、サタンは逃げ出すしかないのですから。
キートンでした。
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